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2022.10.12
elsy (エルシー)

アイドルの夏曲と言えばelsyの『ハレルヤ!』」と言われるくらいにまで、この曲を浸透させたいです。 elsy インタビュー・2


 「emotional×sympathyを結合した儚くエモい感情を多くの人と共感すること」をコンセプトに活動中のelsy。彼女たちが、10月18日に1st両A面シングル『ハレルヤ!/ポルカドットロマンス』を発売する。同作品の聞きどころを中心に、今のelsyの魅力をメンバーに伺った。

(1回目はこちら)


ライブ中に見ている人たちを指さすたび、指された人たちが喜んでくれるから、みんなもそこの部分はライブ中の嬉しい見どころになっているなと思います。


――間もなく、1st両A面シングル『ハレルヤ!/ポルカドットロマンス』が発売になります。それぞれの楽曲の魅力を、まずは語っていただいて良いでしょうか。椎夏さんからお願いします。

新井椎夏  『ハレルヤ!』の一節に出てくる、「キミは誰と恋する?」の歌詞がわたしは好きな部分。『ハレルヤ!』のMVを見ていただけるとわかると思いますが、みんな可愛い姿でわちゃわちゃはしゃいでいるシーンが、ここにはたくさん映し出されています。そこへ、elsyのメンバーの仲良い関係が映し出されているのも見どころですけど。「あなたは、このメンバーの誰に恋をして誰推しになる??」というところも、この曲の聞きどころやMVの見どころにもなっているなとわたしは感じています。
  『ハレルヤ!』は夏が舞台のように、いわゆる"夏曲"です。elsyには他にも夏曲はありますけど、また色の違った夏曲が生まれたのも嬉しかったですし、『ハレルヤ!』にはみんなで一緒に踊れる振りもけっこうあるから、ライブでもみなさん振りを真似て踊ってくださいます。まさに『ハレルヤ!』は、ライブで一緒になって盛り上がれる楽曲です。 
  『ポルカドットロマンス』ですが、わたし、優しいイントロの音色から始まり、一気に弾けてゆく展開がすごく好きなんですね。そこの部分だけを何度も何度も聞いてしまうくらい、すっかりハマッています。それに『ポルカドットロマンス』を聞いていると、心が浄化されるようなというか、不思議と気持ちがすっきりするんですね。そこにも、わたしは魅力を感じています。

――続いては、せいなさんお願いします。

橋本せいな  『ハレルヤ!』には「コバルトブルー」や「トロピカルマハラジャ」など、わたしには意味がわからなかったけど、とにかくインパクトの強いワードがたくさん出てきます。そこが印象的だったのと、何よりキャッチーな歌という印象を強く覚えます。だからこそ、「アイドルの夏曲と言えば、elsyの『ハレルヤ!』」と言われるくらいにまで、この曲を浸透させたいです。

――せいなさん世代には、コバルトブルーやマハラジャという言葉などは、新鮮なワードに映るんですね。

橋本せいな  わたし、「どこからそういう言葉が出てきたの??」とずっと思っていました。『ハレルヤ!』では、「夏がサマー」「はじけるアワー」など韻を踏んだ表現から、「わたしのこと見つめて」などの決めセリフもいろいろ出てくるから、そういうところも印象深くて好きです。
  『ポルカドットロマンス』は、まさにメジャーなアイドルさんが歌っているような楽曲。イントロからどんどん転調を続けていくように、展開がとてもドラマチック。「えっ、ここで終わるの?」と思わせながら、また表情がドラマチックになるなど、本当に聞き飽きない展開がいいですよね。サビの歌詞も、一度聞いたら耳から離れなかったくらい、とても印象的です。可愛い要素も多いけど、中へ「emotional×sympathy」というelsyらしさもしっかり反映されているように、『ポルカドットロマンス』は"らしさ"と"新しさ"がいい感じで混じり合った楽曲。だから、はまってしまうんだと思います。

――まいさんは、どんな印象でした?

白羽まい  『ハレルヤ!』は、ライブ中、サビのダンスの途中に「わ・た・し」と、見ている人たちを指差しながら踊る場面があります。ライブ中に、見ている人たちを指さすたびに指された人たちが喜んでくれるから、みんなもそこの部分がライブ中の嬉しい見どころになっているなという印象をわたしは覚えています。

――まいさんも、いろんな人たちを指差してきたわけですね。

白羽まい  はい(笑)。いろんなお客さんを指差すたびに、みなさん反応してくれます。それを見るたびに嬉しくなるから、『ハレルヤ!』を歌うたび、そこの部分をとくに楽しみながら踊っています。そこが、ライブに於ける『ハレルヤ!』の嬉しい見どころだとわたしは受け止めています。
  『ポルカドットロマンス』は、最初に聞いたときから爽やかな青春ソングという印象を持っていました。とくにお勧めなのが、落ちサビにelsyらしい儚さが出ていること。『ポルカドットロマンス』はとくに、落ちサビに注目して聴いてください。

――ちえさんは、この2曲にどんな印象を覚えています?

愛森ちえ 『ハレルヤ!』は、これまでに歌ってきたelsyの曲の中でも一番スーッと胸に入ってきた楽曲でした。久しぶりに落ちサビを歌わせていただけた曲だから、それも印象強く残っている要因にもなっています。elsyは、今年たくさんの夏フェスに出させていただければ、そのたびに『ハレルヤ!』を歌いました。夏フェスではelsy初見の方にも多く出会いましたけど。初めてライブに触れる方でも『ハレルヤ!』を通して一緒に盛り上がってくれたように、ライブですごく支持の高い楽曲という印象をわたしは受け続けてきました。アイドルにとって"夏曲"はとても重要じゃないですか。elsyの『ハレルヤ!』を、アイドルファンたちの中で支持を得続けてゆく夏を彩る楽曲にしていきたいし、来年の夏フェスは、この曲で制覇したい気持ちにもなりました。
  『ポルカドットロマンス』は、イントロのメロディーが本当に綺麗で、わたし、この部分だけを何度もリピートして聞いてしまうくらいハマりました。しかも、そこからの転調もすごく格好いいんです。他にも、一番のAメロに「自転車のベル」という歌詞が出てきます。そこを歌っている背景で自転車のベルの音がリンリンと鳴っています。わたし、初めてそれを聴いたとき「わっ、凄っ!!」となったくらい、そこも好きなポイントです。(取材時点では)まだライブでお披露目していないから、ライブで『ポルカドットロマンス』を披露したとき、みんながどんな反応を返してくれるのかとても楽しみだし、elsyファンなら好きになりそうな楽曲だから、elsyの代表曲の一つにまで浸透させたいです。

――最後は響子さんですね。

塩野響子 『ハレルヤ!』は、野外の夏フマスなどで披露することが多かったし、夏の野外が似合う楽曲ですけど。じつはライブハウスで見ると、また違った映える魅力を感じさせる楽曲という印象をわたしは持っています。とくにお勧めなのは『ハレルヤ!』の間奏の部分。そこで、格好いい曲調にガラッと変わるんですけど。そのタイミングで、照明の方々もいろんな風に照明の色を変えてくれます。そこが嬉しい見どころになっているなとわたしは感じています。
  『ポルカドットロマンス』は、タイトルを聞いた瞬間"ポルカドット"という言葉が気になれば、「どんな意味だろう」とまずは調べたように、すごく印象に残るワードだと思います。しかも"ポルカドット"という言葉が何度も歌われるように、一度聞いただけで強く印象に残る言葉だとも感じました。曲調の面でも、次々と転調していくところに最新モードの楽曲らしさを覚えます。歌謡曲調の歌も印象的のように、いろんな世代の人たちに親しまれる楽曲という印象も、わたしは『ポルカドットロマンス』に覚えました。


また作詞のチャンスをいただけたら、やっぱり重い歌詞を書いてしまいそうです(笑)。


――続いては、C/Wに収録した楽曲の中からお勧めの歌の紹介をお願いします。ふたたび響子さんからお願いしても良いですか。

塩野響子 わたしは『be with YOU』が好きです。音がすごく綺麗なので、そこがお気に入りなのと、バラード調の楽曲ながら、振り付けやフォーメーションが加わることで見せ場の多い楽曲にもなる。そこも気に入っていれば、ライブ中にパフォーマンスしている姿もみなさんから好評を得ています。

――ちえさんの、お勧めC/W曲はどれになります?

愛森ちえ 『今から君に恋をする』が、わたしは好きです。この曲は、わたしの生誕祭のときに初めて披露した楽曲で、わたしが歌いだしと落ちサビも担当しています。曲調も、これまでのelsyにはなかったザ・アイドルソング。普段のelsyっぽさとは異なるめちゃめちゃ可愛い曲ですけど。間奏のギターソロが激しくて、そこも格好良さのポイントになっています。

――まいさんのお勧めC/W曲は、どれですか。

白羽まい  わたしはですね、『切なさ恋魔法』です。わたし、elsyへ加入する前から、この曲がずっと好きでした。とくに歌詞がお気に入りです。中でも、せいなさんが口にする「愛してたよ」のセリフが大好きです。ファンの方々に「elsyのどの曲が好き??」と聴くと、『切なさの恋魔法』を上げてくれる人が多い印象も、わたしは持っています。

――せいなさんのお気に入りナンバーはどれですか?

橋本せいな 『まわるフラッシュバック』が好きです。わたし、重めな曲が好きなんですよ。まいちゃんが「好き」と言ってくれた『切なさ恋魔法』はわたしが作詞をしました。『切なさ恋魔法』の歌詞もそうですが、『まわるフラッシュバック』は歌詞も曲調も両方とも重め。わたし自身が、元気になる歌よりも、心がちょっととんよりするくらいの重めの恋愛ソングが好きだからこそ、めちゃめちゃ重めの『まわるフラッシュバック』が好きです。

――せいなさん、作詞も担当しているんですね。

橋本せいな まだ『切なさ恋魔法』と『#はぴちゅ』の2曲だけですけど、作詞は楽しいですね。わたし自身がハッピーな楽曲よりも、重い花恋ソングに惹かれれば、歌詞のインスピレーションの元になる映画やドラマでも重めの内容が好きなのも、その理由としてあると思います。また作詞のチャンスをいただけたら、やっぱり重い歌詞を書いてしまいそうです(笑)。

――最後は、椎夏さんですね。

新井椎夏  わたしも、『切なさ恋魔法』です。この楽曲は、elsyのオリジナル曲としては6曲目になります。それまでのelsyの持つ曲調とは異なる印象だったから、聴いた当初嬉しい衝撃を受けたのを覚えていますし、せいなちゃんが作詞をしたのも嬉しいインパクトになりました。じつは、この曲のアレンジにもせいなちゃんのアイデアがいろいろ反映しています。まさに『切なさ恋魔法』は、elsyの持つ「emotional×sympathy」の魅力へ、また新たな色を加えた楽曲になりました。この曲ではスカートを巧みに使った振りもあるなど、ダンスパフォーマンスの面でも印象深い内容に仕上がっているから、そこにも注目してください。


応援してくれるみんなへ3年間の歩みを伝えつつ、4年目へ向けた進化した面も見せながら、いい姿で4年目へ向けた一歩を踏み出せたらと思っています。


――elsyは、2023年2月24日には、2ndワンマン公演をEX THEATER ROPPONGIで行うことを発表しました。確か、1stワンマン公演を行ったのが…。

愛森ちえ 新宿BLAZEです。本当なら、今年1月に2ndワンマン公演をSpotify O-EASTで行う予定でしたが、残念ながら中止に。なので、結果的に2ndワンマン公演の場が、一気に新宿BLAZEのキャパシティの数倍の場所になりました。elsyの周年記念としてのワンマン公演も、1周年目を代アニライブステーションで。2周年目の公演をO-WESTで。そして3周年目の公演を10月20日に白金高輪 SELENE b2.で行うのですが、その場所と比べてもEX THEATER ROPPONGIは一気にキャパシティが広がるから、正直プレッシャーは感じています。それでも今の私たちには、気持ちを引き締めてゆく大きな目標の場にもなっています。

生誕祭  何より、ファンの方々がその発表を喜んでくれたのが嬉しかったし、それがメンバーやファンの人たちのテンションを上げてゆくきっかけにもなれたように、その目標を活動のパワーにしていけたらとも思っています。ただ、その前に、10月20日に白金高輪 SELENE b2.で行う3周年公演を成功させなきゃね。

愛森ちえ  そうだね。この日は1stシングルの曲たちの披露はもちろん。新たに2つの新曲も発表します。どんな楽曲を披露するのか、こちらも楽しみにしていてください。

――これからの展開も楽しみにしています。最後に、ひと言メッセージをお願いしても良いでしょうか。

橋本せいな  10月20日で、elsyは結成3周年を迎えます。しかもこの日は、オリジナルメンバーの2人(新井椎夏・愛森ちえ)にとっても、デビューから数えて3周年という記念日にもなります。この日は、白金高輪 SELENE b2.を舞台に周年公演を行います。当日は、オリメンの2人に感謝の気持ちも伝えつつ。ここからelsyは4年目へ踏み出すように、応援してくれるみんなへ3年間の歩みを伝えつつ、4年目へ向けた進化した面も見せながら、いい姿で4年目へ向けた一歩を踏み出していけたらなと思っています。
  2ndワンマン公演となるEX THEATER ROPPONGIでの公演ですが、来年の2月24日と少し先とはいえ、あっという間にその日を迎えるんだろうなというのは、過去の経験上私たちも感じていること。気を抜くことなく2ndワンマン公演へ向かう気持ちでいるのはもちろん。elsy史上最大規模の会場への挑戦だけに、もちろん満員にする気持ちで頑張りますけど。まずは1000人という目標を掲げているように、最低でも1000人は動員しなきゃと思っています。
  正直、今のelsyにはEX THEATER ROPPONGIを埋めることは大きな挑戦です。だけど今の私たちには、もっと大きな叶えたい夢があります。EX THEATER ROPPONGIでのワンマン公演も、そのための過程の一つ。その夢をどんどん現実化してゆくためにも、elsyは4年目もさらに飛躍の年にしたいし、みんなが胸に抱いている夢をいろいろ叶えたい。そんなelsyの4年目にしていきたいです。


TEXT:長澤智典

 

<インフォメーション>

『ハレルヤ!』 (Music Video)
https://www.youtube.com/watch?v=Nb0WhySikfI

emotional × sympathy
elsy
『ハレルヤ! 』
2022.10.18 On Sale
<価格>各¥1,200(税込) 
<品番> QARF-60141〜3
販売元:コロムビア・マーケティング株式会社
発売元:株式会社ロックフィールド

【PROFILE】
「emotional × sympathyを結合した儚くエモい感情を多くの人と共
感すること」をコンセプトに活動している5人組アイドルグループ。

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