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2022.10.27
日曜日のアプレミディ

1周年ワンマン公演より、日曜日のアプレミディに新メンバーが加入。その先に輝く夢の景色、一緒に観に行かないか!!!!!! 「日曜日のアプレミディ 1st.Anniversary Live -Orange- @Spotify O-Crest」公演レポート

 あの日からちょうど1年後になる2022年10月23日に、日曜日のアプレミディはSpotify O-Crestを舞台に「日曜日のアプレミディ 1st.Anniversary Live -Orange- @Spotify O-Crest」公演を行った。この日は、「新曲お披露目」「新衣装お披露目」に加え、なんと「新メンバー」の発表も行われた。ゲストに作曲家の「みきちゅ」さんも参加。当日の模様を、ここにお伝えしたい。


 「Overture」に乗せ、一人一人が舞台へ登場。5人がクラップをしながら軽やかにステップを踏む。その姿に合わせ、フロア中の人たちもクラップしてゆく。その様を味わいながら、互いに気持ちをシンクロしてゆく感覚を覚えていた。
 
 ライブは、「リアンドスピカまでもっともっともっと」「あなたと進む世界は美しい」とメンバーたちが歌う『リアンドスピカ』から幕を開けた。一人一人がしっかりと言葉を届けようと歌う姿も印象的だ。5人が軽やかに腕を振りながら心を一つに歌う声に触れたとき、胸に爽やかな風が吹き抜けた。気持ちが嬉しくそよぐライブだ。でも、爽やかな姿の中から、熱を抱いた強い歌声も感じていた。愛らしい姿の中からでさえ、5人がこのライブに込めた想いが確かな熱を持って伝わってきた。「瞬きを合図にして さあ行こう」と彼女たちは歌っていた。この日のライブ、素敵な物語を1周年というページに綴ってくれそうだ。

  彼女たちはこの空間に、『真夏のメランコリー』を通し心地好い陽差し降り注ぐ夏の景色と、その景色に似合う、胸を騒がせるドキドキした夏の物語を連れてきた。灼熱とは違う、爽やかな夏風を覚えるところが日曜日のアプレミディらしい。と思っていたところ、タオルを振りまわし歌ったサビのパートでは、熱く盛り上がる夏のライブらしい騒ぐ景色をしっかりと描きだしていた。メンバーらがタオルを振りまわす姿に合わせ、フロアでもタオルやペンライト、腕をくるくる振りまわす光景が広がる。熱い夏の景色を呼び入れた楽曲を通し一緒にクラップをしながら高まり、わちゃわちゃとはしゃぎながらも、どこかスカッとした感覚を覚えていた。それはきっと、彼女たちが眩しい青春という物語の中でキラキラと輝く姿を見せていたからだ。日だまりように温かい5人の歌声が、ジメッとする汗や景色を吹き飛ばし爽やかに塗りかえてゆく。

「本日は何もかも忘れて、楽しむ心だけを持ってみんなで楽しめたらと思います」(恋白みゆり)の言葉が、胸をわくわくさせる。

 「格好悪くてもいい、私たちはがむしゃらに夢を叫び続けます」と、消えない夢を追いかける気持ちを。胸に抱いた決意の光をもっともっと輝かせようと、5人は『ユメモノガタリ』を歌いだした。愛らしい姿なのに、その歌声からは強い意志がしっかりと伝わってきた。彼女たちが歌い踊る姿に合わせ、フロアのあちこちで飛び跳ねる人たちも登場。5人の晴れた歌声やキラキラと輝きを放つパフォーマンス姿を追いかけていると、ときめきを覚え、胸がキュンと鳴る。一緒に未来を追いかけたい気持ちに染まり、共に胸を熱くしてゆく。そう感じていたのは、彼女たちの歌声に強い意志と決意がたくさん詰まっているからだ。一人一人が、5人みんなで、気持ちを一つに夢を追いかける思いを、キミに向かって真っ直ぐに届ける。その想いに触れ、心が嬉しく奮い立つからこそ、嬉しくて飛び跳ねてしまう。5人の純粋に夢を追いかける姿を胸に受け止めるたび、心が夢で膨らんでいく。
  
  『ふたりすまいる』で5人は、キラキラの笑顔で「いつも傍で輝いてるから」と歌いながら、自分たちを支えてくれる大切な"キミ"へ向け、笑顔の花を咲かせるための温かいエナジーを心に注いでくれた。彼女たち自身が、笑顔の花を咲かせるのに必要な太陽のような存在。その眩しいときめきを受けとめるたび、自然と頬がにやけてゆく。キラキラと輝くロマンチックでポップな、でも爽やかさをしっかりと携えた楽曲を通し、5人は、会場に足を運んだ一人一人の心に笑顔の花を次々と咲かせてくれた。

 ここからは、ゲストに作曲家のみきちゅさんを迎え、彼女が作った曲たちを、みきちゅさんの弾くエレピの演奏に乗せ、アコースティックなスタイルで披露。華やかで爽やかなオリジナル曲を、彼女たちはエレピと5人の歌声を通して色を変えてゆく。先に届けたのが、しっとりとした蒼い色に塗りかえた『ゆめいろリアリティ(Acoustic ver.)』。一人一人が歌詞の一節一節を歌い繋ぐ場面では、想いを深く込めしっとりと歌うたびに、一人一人の個性を持った声の色を感じていた。でも、5人の掛け合いやハーモニーが明るい表情を持っているからか、演奏が進むごと、メンバーらの歌声が楽曲に暖色系の彩りを与えていたのも印象的だった。5人の歌声が一つに重なることで、自然と声に花が咲くのも、日曜日のアプレミディとしての持ち味だと、アコースティッックなスタイルで楽曲に触れたことで再確認できた。みきちゅさんの奏でるエレピの音色も、次第に弾みだしていたのは、メンバーらの明るい歌声に引き寄せられたから?!
 続く『リアンドスピカ(Acoustic ver.)』でも、アコースティックバージョンで届けたからこそ、メンバー5人の美しいハーモニーはもちろん。一人一人の気持ちが高まるがゆえのピッチの揺れも含め、メンバーたちの揺れ動く歌声の表情をしっかり味わえたのが嬉しかった。この曲でも、メンバー一人一人が歌を繋ぎ、時に美しいハモリを描いでゆく。楽曲に込めた想いをより深く声に浸しながら、彼女たちは観ている一人一人の心へしっかりと歌を染み渡らせていった。最後の「歌うよー」の美しく伸びのあの声に触れ、胸がキュンとなった。

  ライブも後半へ。ここからは、ふたたび輝いた世界へ観客たちを連れ出そうと、彼女たちはアップチューンをラインナップ。『いつの日か歌が届くとき』に触れた瞬間から、キラキラした世界へ心と視線が吸い込まれた。舞台の上で見せた、女の子たちがわちゃわちゃとはしゃぐように楽しむ姿も印象的。彼女たちは、自分たち自身を輝かせ、想いを届けることで、この空間が華やぎ、カラフルに色づくことを知っている。だからこそ、メンバー一人一人がこの会場を彩る熱狂のコンダクターとなり、真っ直ぐに、夢を抱く想いを届けていた。その姿に刺激を受け、フロアのあちこちで飛び跳ねる人たちがいた様も印象深く見えていた。
  先にアコースティックなスタイルで届けた『ゆめいろリアリティ』を、今度はオリジナルの姿で歌唱。冒頭の「パッパッパラッパ」のハーモニーに触れた瞬間から、彼女たちと一緒に眩しいきらめきの中へ飛び込みたい気持ちに染まっていた。5人の爽やかな。でも、エモーショナルさを持った歌声や愛らしいパフォーマンスに触れ、どんどん心が華やぎだす。彼女たちがかけた魔法は、一人一人を何時までだって夢を追いかける資格を持った少年や少女に変えてゆく。気がついたら、温かく爽やかな歌声や爽やかな景色に触れながら、一緒に眩しい青春を感じていた。
  最後に日曜日のアプレミディは、『はじまりの合図』を披露。初ライブのときも、彼女たちの物語はこの歌から始まった。いろんなライブの場で、この歌が、応援してくれるキミとを繋ぐ新しい"はじまりの合図"になり続けてきた。彼女たちがきらめく夢を追い続ける限り、この歌を止めることはない。その歌に惚れた僕らも、彼女たちの夢を彩る一つ一つの絵の具となり、未来や夢というカンバスに欠かせない色として一緒に物語を彩り続けていたい。少なくとも、この日の物語に欠かせない色の一つになり、胸のときめく物語の一部に染まれていたことが嬉しかった。

  突然の新メンバーの発表映像。それを受け、17歳の新メンバーの奏星凛を加えた6人が、新「Overture」に乗せ、 舞台に姿を現した。披露したのが、新曲であり、未来へ導く希望の歌として作りあげた『オレンジ』。爽やかさの中にも、少し大人びた声色や音色を感じる楽曲だ。もちろん、日曜日のアプレミディらしい爽やかさや、温かな歌声と愛らしい表情、未来に馳せる思いを感じる歌なのも、胸を揺さぶる嬉しいポイントだ。サビで歌った「ここから始まる軌跡を 君とずっと紡いで」の言葉に触れながら、新しい姿に生まれ変わった"第二章・日曜日のアプレミディ"が、どんな胸をドキソワさせる物語を描いていくのか。そんなことを想像しながら、「夢見るだけじゃもったいない ぼくらが奏でる旋律を」の言葉に共感を覚えつつ、彼女たちの歌に合わせ、心地好く身体を揺らしていた。フロアには、すでにマサイしている人たちもあちこちに誕生していたことも伝えておこう。

  「好きな食べ物は、たらことラーメンです。チャームポイントは、えくぼです」と自己紹介していたのは、新メンバーの奏星凛。ここからさらにいろんな景色を観に行くため、日曜日のアプレミディは1周年を新たな旅立ちの日に新しい仲間を迎え入れ、よりパワーアップした姿で走り出した。

  「わたしたちに出会ってくれてありがとうございます。1年あっと言う間で、今日から2年目になりますけど。1年間頑張ってきたことをこれからも活かして、2周年ももっとたくさんのアプレミーズのみんなと、もっと大きな会場でお祝いできるように私たちも頑張るので、みなさんこれからも応援していてください」(藤乃ルリ)

  「1年間本当に誰一人欠けることもなく活動できたように、本当に素敵なグループです。そこへ、新たに一人加わってくれたことで、これからもっともっと大きいステージを、みなさんと一緒に観に行きたいです」(水月愛菜)

  「最初、日曜日のアプレミディに入ることが決まったときに、踊りながら歌うことが初めてだったから何も出来なかったんですけど。まわりのみんなが教えてくれて、こうやってお披露目できたことにすごく感謝しています。つらいこともあったんですけど。ここに立てて嬉しいです。でも、ここが始まりなので、気を引き締めて、これからも精一杯頑張ります」(奏星凛)

  「わたしは、アイドルをやることがずっと夢だったんですけど。なかなか言うことが出来なくて。でも、今日、ずっと夢だったワンマンが出来ました。わたしがアイドルを出来ているのはみんながいるからなので、わたしをアイドルにさせてくださってありがとうございます。今日、最高の時間をみんなと共有できて本当に幸せでしたけど。まだ現状に満足しないで、これからも進化していきたいです」(恋白みゆり)

  「大きな会場でワンマンが出来たのはみんなのおかげなので、本当にありがとうございます。1年間やってきた中、いろんなつらいこともあったんですけど。この1年でたくさんの人に出会えたし、アプレミーズのみんなを大きな舞台へ連れていきたいので、これからもみなさんついてきてもらえると嬉しいです」(花咲ここあ)

  「中学生なので、アイドル活動をやるかすごく迷った時期があって。そんな中、家族が推してくれて、わたしはここに立つことが出来ています。まずお母さんに感謝だし。ここまで1年間ついてきてくれたみんなに感謝しきれないくらい、言葉じゃ現せないくらい感謝しています。本当にまだまだ未熟なわたしですけど、これから6人になったアプレミちゃんで一生懸命頑張っていきます。つらいときや悲しいときに、みんなが一緒にいてくれるだけでホントに支えになるので、これからもよろしくお願いします」(朱雀井かりん)

 最後の曲を前にして、メンバーが語りだした。

水月愛菜  2021年10月23日、日曜日のアプレミディは初めてのステージに立ちました。

恋白みゆり  たくさんの希望と、たくさんの不安が入り混じったお披露目ライブでした。

藤乃ルリ  一生懸命走りました。たくさん失敗もしました。その中で新たな仲間を得ることもできました。   

奏星凛  オレンジの光が差す方へ

花咲ここあ 私たちは全力で走り続けます。

朱雀井かりん  すべてはこの曲から始まりましたみなさんの力を借りて、心のままに歌います。聞いてください、『はじまりの合図』。

  メンバー6人がアプレミーズ(ファン)のみんなへの感謝の思いを込め、最後に歌ったのが『はじまりの合図』。「はじまりの合図が響いてる 光揺れるこの場所で 踏み出す一歩 描くのは 君との夢」。その歌詞に込めた思いが消えない限り、彼女たちは、ふわりふわりと羽ばたきながら、このまま高く高く舞い上がり続けてゆく。その先に見えるのがどんな輝きなのかは、まだ正直わからない。でも、伸ばした手のその先には、小さな輝きが確かに待っている。だから、その輝きをこの手につかむまで、6人は小さな翼をはためかせながら、アプリミーズという大切な仲間たちと一緒に飛び続けてゆく。その先に輝く夢の景色、これからで構わない、一緒に観に行かないか!!!!!!


PHOTO:佐藤達郎
TEXT:長澤智典

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セットリスト

『リアンドスピカ』
『真夏のメランコリー』
『ユメモノガタリ』
『ふたりすまいる』
『ゆめいろリアリティ(Acoustic ver.)』
『リアンドスピカ(Acoustic ver.)』
『いつの日か歌が届くとき』
『ゆめいろリアリティ』
『はじまりの合図』
-ENCORE-
『オレンジ』(初披露新曲)
『はじまりの合図』

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