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イケてるハーツ 夜公演ライブレポート
イケてるハーツに3人の新メンバーが誕生。7ヶ月連続ワンマン「7 TRIGGERs to the Destiny」夜公演の模様をレポート!
昼公演のレポートはこちら!
2021年2月より、7ヶ月連続でワンマン公演「7 TRIGGERs to the Destiny」を行ない続けてきたイケてるハーツ。そのファイナル公演となる「イケてるハーツ 7ヶ月連続・ワンマンライブ〜7 TRIGGERs to the Destiny〜連続ワンマンファイナル公演」が、8月14日(土)に新宿ReNYで昼夜2公演行なわれた。ここでは、第二部の公演の模様をお届けしよう。
7ヶ月連続で行なわれたイケてるハーツのワンマン公演。最後の引き金を引いた公演の冒頭を飾ったのが、キュートなメンバーたちの姿をたっぷり楽しめる「GIRL, Me❤」。メンバーたち自身がガールズトークするような仕種も交え、笑顔で歌いかける。そのチャーミングな笑みと歌声に触れ、急に胸がドキドキし始めた。ライブが始まったとたん、いつも感じる想い。だけど今日は、いつも以上に鼓動が早く鳴っているのは、これから起きるドラマへ期待しているから?!いやいや、6人の真っ直ぐな笑顔が、ハートを無性に熱く騒がせたからだ!!
ここからは、メドレーコーナーへ。力強く流れだしたのが、「カルマストライプ」だ。躍動したエレクトロでダンサブルなビートの上で、メンバーたちが挑発するようにせまりだす。いつも愛らしい表情だからこそ、凛々しい姿で歌い躍る姿にも視線が強く惹きつけられる。彼女たちと目があうたびに気持ちが熱くなる。強い想いを込めて歌うその声が、見ている側の気持ちにも情熱を注いでゆく。だから心が熱くなるし、この熱さを止められなくなる。
表情を塗り替えるように、イケてるハーツは「ロゼッタ・ストーン」を歌いながら、観客たちをマジカルな空間へ連れ出した。少し甘えた仕種で愛らしく歌いかけるメンバーたち。謎と好奇心うごめくロマンチックな世界へ飛び込んだ気持ちを胸に、夢あふれる世界で、彼女たちと一緒にこのまま無邪気にはしゃいでいたい。
無性に気持ちがドキドキしてくるときって、きっと誰もが一度や二度は経験したことがあると思う。「Dreaming love」に触れている間、彼女たちと一緒に青春という風景の中で過ごすように心が少年少女に戻っていた。不安よりも、ときめきやドキドキのほうが勝っていた、あの頃のわくわくとした気持ちを胸に感じながら、メンバーたちと一緒に手拍子をしたり、高く拳やサイリウムを突き上げずにいれなかった。終盤で、メンバーらが互いの腰に手を当て歌う姿も眩しく見えていた。
メンバーたちの熱い煽りを受け、楽曲は華やかな香りを振りまきながら躍動する「Distance love」へ。一人一人が口々にラップを通して恋する想いを伝えれば、サビでは沸きだす気持ちをすべてぶつけるように、想いを一つに愛らしく、高らかに歌っていた。間奏でのシャープなダンスも魅力的だ。恋にときめいた乙女心は、どんどん熱を持って膨らんでゆく。
心の内側に秘めていた想いをぶつけるように、イケてるハーツは「Never stop love」を通し「好きだ!!」と熱い気持ちを伝えてゆく。感情を騒がせる楽曲に乗せ、熱情した想いをぶつけるメンバーたち。6人の力強く凛々しい歌声からほとばしる熱を覚えるからこそ、「好きだ」という言葉を真正面から受け止め、言葉に出来ない想いでぶつけ返したくなる。
メドレーコーナーの最後を飾ったのが、「ルミカジェーン」。感情を熱く騒がせた曲たちの最後に,手にしたサイリウムを大きく振りかざし、気持ちを熱く開放できる楽曲を届けてくれたのが嬉しい。アガりっぱなしの気持ちが、どんどん熱してゆく。落ちサビで、暗転の風景の中、数多くのサイリウムの光の波が大きく揺れ動く光景が、なんて綺麗で興奮を導く景色だったことか。最後は、メンバーもオレンジのサイリウムを手にして、一緒に光の波を描き出していた。
MCでは、7ヶ月連続公演をメンバーたちが振り返る。ここでは、「新曲を含め、このシリーズを通して育ててきた曲たちをもっと届けていきたい」(城木玲亜)、「1年延期になった公演を通して、改めてライブができたり、遠征を通して各地のファンに会いにいけたことが嬉しかった」(橘莉衣)とメンバーたちが語っていた。柚木菜花は、遠征先で、新メンバー候補生たちの部屋へ乱入し、配信していたメンバーたちを驚かせたことを反省?する場面と、それを笑顔で受け止めてくれた新メンバー候補生たちに温かさを感じたことも語っていた。
ここで、新メンバー候補生の3人が舞台へ(佐咲芙香は欠席)。新メンバー候補生としてライブでパフォーマンスするのは、この日が最後。しかも夜公演ということで、これが正真正銘最後のライブ。3人が届けたのが、恋する女の子の気持ちが大きく膨らむ様を歌った青春模様満載の「オトメゴコロ」。まだ何色にも染まってない彼女たちには、真っ直ぐな乙女心を歌った楽曲がとても似合う。3人も、恋したときに抱くドキドキした気持ちを、不安さえ忘れ、わくわくだけに包まれた気持ちで、愛らしく歌ってくれた。
ここからは、新メンバー候補生も交え、総勢9人のライブへ。「君が好きで好きで愛しくて」と「好きだよSunshine」を9人が声を一つに歌いだした瞬間に、気持ちが一気に高まった。9人は、気持ちを一つに大好きな人へ向かって真っ直ぐに想いを届けてきた。舞台の上で戯れるように歌う姿は、みんなでガールズトークしながら、告白したい人の背中をグッと押してくような姿にも見えていた。9人に「好き」という胸の内を真っ直ぐにぶつけられ続けたら、見ている側の気持ちのほうがドキドキしすぎて爆発しそうだ。
続いて披露したのが、11月にシングル発売が決定した「SING・LA・BANG・SHOW!」。このブロックでは、シリーズ中に披露した新曲を立て続けに歌唱。この曲でも9人が、ノリ良く明るく弾けた和装チップチューンに乗せ笑顔で、でも力強い声で見ている人たちを挑発。そのノリに触発され、フロア中の人たちも一緒に振り真似ながら、心の中でわちゃわちゃ騒いでいた。
9人でのライブは、まだまだ続く。今の彼女たちには、真っ直ぐな恋心を歌う楽曲が良く似合う。無邪気な表情と仕種で「MARIA」をはしゃぐように歌う姿が、とても眩しい。彼女たち自身が歌のヒロインになり、思いきり恋する乙女の妄想心を楽しんでいた。見ている側も、ウブな仕種で想いを告白する彼女たちの姿に、愛しさを覚えずにいれなかった。一緒に振りを真似ながら、共に青春の景色の中へ溶け込んでいたかった。
愛に満ちた想いを、愛しい相手に優しく語りかけるように、イケてるハーツは「LOVE♡LOVE♡LOVE」を歌唱。9人のメンバーが気持ちを一つに恋する想いを届ける姿が眩しい。温かみを覚えるのに、触れたら火傷しそうなほどの情熱を持って歌うその声を、しっかり心に焼き付けたい。
昼公演も、夜公演でも「10人で」と語っていたように、この日は9人で舞台に立っていたが、気持ちは休んだ佐咲芙香も含めた10人として歌い続けていたことを、メンバーたちは事あるごとに伝えていたことも報告しておこう。
ライブも終盤戦へ。ここからは、ふたたび6人のライブへ。この日のライブ以降は新メンバーを加えてのイケてるハーツになるように、今の6人で披露するライブもこのブロックが最後。見ている人たちにその姿を熱く焼き付けるように、イケてるハーツが歌ったのが、華やかで情熱的、しかもスケールあふれるドラマチックな「天武の舞、暁の門」。6人は凛々しさも歌声に込めながら、物語を伝える語り部となり、熱情した想いをぶつけていた。一人一人が凛々しい姿となって歌う様も、惚れ惚れするくらいに格好いい。
イケてるハーツは、この日のライブを終えると同時に、新しい姿となり未来へ歩み続ける。そんな未来へ希望を馳せるように、キラキラした輝きを撒き散らすポップチューンの「Sparkle☆Power」を、彼女たちは満面の笑みを浮かべながら歌っていた。この舞台上で歌い躍ることを、6人は本気で楽しんでいた。無邪気に戯れる姿を見ていると、これから素敵な未来を彼女たちと一緒に味わえそうな気持ちになってゆく。
「歌い続けるよ 踊り続けるよ そこに夢がある限り」。最後は、希望をたくさん詰め込んだ「KAKERA」だ。最後のブロックへ、未来や希望という、これからのイケてるハーツへ期待を込めた曲たちを並べながら、彼女たちは、まだまだ進化成長し続ける姿勢を示してきた。「走り続けるよ 叫び続けるよ 光が見える日まで」の歌詞のように、彼女たちは強い自信を胸に、凛々しい表情で「KAKERA」を歌っていた。その声や姿に触れながら、これからも未来の景色を一緒に作りたいし、イケてるハーツが指し示す未来の姿を見たい気持ちに包まれていった。
最後に、メンバー一人一人がこの日の感想を述べだした。
「わたしはアイドルの経験がまったくなくて、ゼロからのスタートだったんですけど。2ndTRIGGERからファイナルまで、この半年間ライブをできた経験が、とてもとても大切な宝物になりました。わたしが今ここにこうして立っていられるのは、応援してくれるみんなのおかげです。本当にありがとうございました」(南いちご)
「わたしも候補生としてのこの半年の間、イケてるハーツのみなさんとご一緒させていただいて。しかも候補生だけのライブの時間も設けていただけて、すごく恵まれた環境だったと思います。自分自身もたくさん成長できる期間になりました。みなさん、たくさん力をくださってありがとうございました」(加山三稀)
「候補生として発表されたのは2月だったんですど。そこからイケてるハーツ候補生としてSHOWROOM配信をしたり、たくさんライブをさせてもらったり、一緒に遠征もさせてもらって、本当に本当にたくさんのチャンスをいただいて、たくさんの方と新しく出会うことができました。そして、今日ここに立っていられることが嬉しくて、楽しくて、本当に幸せでした」(熊本美和)
「7ヶ月連続ワンマンライブ、このメンバーでぶじにファイナルを迎えられたことでとても嬉しい気持ちでいっぱいです。ライブの楽しさや、イケてるハーツとしての想いがさらに強くなった7ヶ月でした。これからの新体制となるイケてるハーツも、ぜひよろしくお願いします。もっともっと上を目指していきたいです」(柚木菜花)
「2021年はイケてるハーツ改革の年って聞いたときに、どんなことがあるんだろうって受動的にワクワクしてたんですけど。この7ヶ月連続ワンマンライブを通してみんながライブに足を運んでくれたり、twitterでいいねしてくれたりとか、そういう応援もすごい支えになったし、メンバーとスタッフさんとの絆も強まり、積極的にイケてるハーツを改革していこうって心構えに変わりました。とても成長できたライブでした」(藤咲雫)
「去年はなかなか思うようにライブができなかったりとちょっと寂しい時期があったので、こうやって毎月みなさんの前でライブができて。そして、みなさんがライブに来てくれてということをすごく大切に、幸せに感じました。このメンバーで毎月ワンマンをするということで、毎日のようにレッスンをしながら顔を合わせていたんですけど。そこでもっともっと絆が深まっていけば、もっともっとこの仲間たちと上を目指していきたいなと思いました。これからも頑張るので応援よろしくお願いします」(城木玲亜)
「7ヶ月メンバーのいいところもたくさん知ることが出来て、そして何より、ライブが出来ることのありがたみ、大切さを改めて実感した7ヶ月でした。イベントがたくさんある中で、こうして連続ワンマンに全部来てくださった方もいると思うんですけど。今日も含めて、たくさんあるイベントの中でイケてるハーツのライブに行くことを選んでくださってありがとうございます。9月もワンマンライブが決まったし、CDのリリースも決まったので、これからも楽しい時間をたくさんたくさん過ごせていけたらと思っています」(小泉椎香)
「7ヶ月連続ワンマンライブは、本当に始まった1回目からメンバーの卒業があったり…。ずっと一緒に活動してきた仲間なので。メンバーの卒業があると寂しくなります。ライブ自体は毎回本当に楽しかったんですけど、その準備期間とか苦労することも多くて。後輩がいることで、もっとしっかりしなきゃという気持ちが強くなっていく中、気持ちのバランスが取れなくなってしまうときもたくさんあったんですけど。そんなときも、いつでもライブに来て、応援してくれるみんなの気持ちや存在に、本当にたくさん支えられたなと思った7ヶ月間でした」(橘莉衣)
「わたしは怪我で休んでたぶん、久し振りにライブ復帰できたのが1stTRIGGERからで、最初のうちは出れる曲数も抑えていたように、7カ月を全部完走したとは自信を持って言えないんですけど。メンバーの卒業もあったけど、候補生としてオーディションを通して入ってくれたみんなとの出会いとか、ファンのみなさんとか、新しく知ってくださったファンの方との出会いもあった中、本当にいろいろ感じたし、自分の中でもいろんな悩みや葛藤のあった7ヶ月でした。
この6人になって、みんなでもっと良くするためにはと悩んだ時期がすごくあったし、わたしだけじゃなく、ここまで一緒にやってきたメンバー一人一人が、本当に一つ一つの楽しいライブをみなさんにお届けするためにいろいろ頑張ってきたからこそ、こうやって私たちの7ヶ月を無事にみなさんにお届けすることができて。そしてみなさんと一緒に楽しいライブを作りあげることができて、本当に楽しかったです。イケてるハーツは改革の年のように、これから先も楽しみなことがたくさん詰まってるので、これからのイケてるハーツをみなさんよろしくお願いします」(宇咲美まどか)
最後に新イケてるハーツの新メンバーが発表になった。選ばれたのが、加山三稀・南いちご・熊本美和の3人。メンバーみんなとプロデューサーで話しあった中、この3人と一緒に歩むことを決めた。これも、メンバー自身が候補生の覚悟に直接触れてきた中で出した結論。新たに9人編成になったイケてるハーツ。その未来を、これから見ていこうじゃないか。
最後に、新メンバー3人が舞台上で語った言葉を記したい。
「ここまでいろいろあったんですけど……(胸が詰まって語れず)…ありがとうございました」(加山三稀)
「わたしも上手く言えないんですけど。これからイケてるハーツの正規メンバーとして活動できるのが本当に嬉しいです。これからも頑張っていくので、よろしくお願いします」(南いちご)
「候補生の期間、正規メンバーさんの姿をたくさん見てきた中、メンバーさんのライブに対する想いは、もちろん。イケてるハーツというグループに入りたいと思ってオーディションを受けて本当に良かったなと、ずっといろんな場面で思ってました。正規メンバーさんがこんなにも候補生のことを考えて選んでくれたことが本当に嬉しくて。受け入れてもらえるのかなとか、たくさん不安もあったんですけど。こうして明日からは9人で活動できるって決まったからには、さらにさらにイケてるハーツを楽しく、可愛く、素晴らしいグループにできる一員として、もっともっと自分自身成長ししていけるように頑張りたいと思います」(熊本美和)
TEXT:長澤智典
photo by 黒澤奨平
セットリスト
「GIRL, Me❤」
「カルマストライプ」
「ロゼッタ・ストーン」
「Dreaming love」
「Distance love」
「Never stop love」
「ルミカジェーン」
「オトメゴコロ」
「好きだよSunshine」
「SING・LA・BANG・SHOW!」
「MARIA」
「LOVE♡LOVE♡LOVE」
「天武の舞、暁の門」
「Sparkle☆Power」
「KAKERA」
photo by 黒澤奨平
※ライブ写真は下記ギャラリーに掲載していますので、こちらもぜひご覧ください。
<インフォメーション>
イケてるハーツ・ワンマンライブ〜7周年記念ライブ
日程:2021年9月11日(土)
会場:品川インターシティーホール
時間:開場17:00/開演17:30
出演:イケてるハーツ
チケット:
チェキ付き優先入場券:4,500円
チェキ付き入場券:3,500円
前売券:2,500円
ピクチャーチケット:1,000円
当日券:3,500円
入場順(チェキ付き優先入場券 → チェキ付き入場券 → 前売券 → 当日券 → ピクチャーチケット)
※別途、ドリンク代が必要となります。
※配信も行います。
【券売URL】https://standup.zaiko.io/_item/341792
イケてるハーツ Web
http://stand-up-project.jp/iketeruhearts/
イケてるハーツ twitter
https://twitter.com/iketeru_hearts