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2024.05.19
anew

これから月夜なぎがanewにどんな新しい色を加えていくのかが楽しみだ。 anew新メンバー月夜なぎ、東京お披露目公演レポート!!!!

 活動から1年4ヶ月、姫ここなが4月に卒業。メンバーへ月夜なぎを迎え、新たなスタートを切ったanew。新体制のお披露目公演を、5月17日に地元の山形で実施。18日には、anewが定期的に主催しているイベント「CHIKAKARA」の東京編「CHIKAKARA 大東京帝国編」を新高円寺LOFT Xで開催。ゲストに、エレクトリックリボン feat. CUBΣLIC/惑星通信社/Noreco/MEWCATUNEを迎えて、東京でのお披露目公演を行った。ここでは、anewのライブの模様をお伝えしたい。

 

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 NON SE STYLEが信条のanewらしく、『デキルカナ?』のイントロで流れるノイズ音に乗せて3人が舞台へ駆けだした。彼女たちは最初から感情のアクセルを思いきり踏み込み、「ウキウキちゃん」や「モキモキじゃん」など、ぶっ飛んだ歌詞の『デキルカナ?』を歌いながら観客たちを煽りだす。たとえ3人体制だろうと、進化を止めないところがanewらしさ。どんな状況下へ置かれようと、どんな試練が目の前に立ちはだかろうが、彼女たちはけっして後退することはない。欠けたピースを埋めるどころか、新たに積み重ね、さらに凸凹な姿へパワーアップしてゆくところに、中あまね ・桃兎まいみ・紬祇りこの成長とanewへの愛を感じた。3人とも、「ドキドキじゃん」と、観客たちの目の前に顔を突き出して歌っていた。その気迫こそが。いや、当たり前にそうしてしまうところが、何時だって天然で自然体=気持ちが動くままに行動や発言をしてゆく彼女たちらしい。

 

  激しく甲高いピアノの音色が爆走しだす。『位置情報なし』のイントロに触れ、観客たちが一斉に声を張り上げだす。 3人は元気いっぱいにモンキーダンスへ興じながら、 この場に、一人一人の心へ、消せない思いを刻むように歌っていた。今の自分たちには輝く未来しか待っていない。それをわかっているからこそ、この3人で生きるanewが存在した証を刻もうと観客たちへ挑みかかる勢いで。いや、今にもフロアへ飛び込まんばかりの姿で歌い躍っていた。

 

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  中あまねの「みなさんいけますか!」の声を合図に飛びだしたのが、最近MVも公開になった『ぼくたちに明日はない』。とてもエモい、一緒にシンガロングしたくなるアッパーなダンスロックチューンだ。フロアでも、3人に向けて野太い声が次々と沸き上がる。桃兎まいみに至ってはお立ち台の上に立ち、今にもフロアへ飛び込まんばかりの勢いで観客たちに顔を突き出して熱唱。彼女たちは躍動するビートにあわせて身体を揺らせば、跳ねたリズムに乗せて奇天烈なダンスを見せてゆく。落ちサビでは、中あまね がお立ち台に乗って観客たちにアピール。舞台の上で激しく髭ダンスをするその様に触れ、一緒に熱を上げずにいれなかった。理性なんて言葉は、頭の中からとっくに消えていたよ。

 

  これぞまさに、異常な日常だ。ライブが始まったときから、そう。anewはこの空間に、現実を消し去り、一人一人を祭り人に染め上げて騒がせる宴の様を描きだしていた。『異日常』でも3人は、エモい歌声をハモらせ、せまりゆく。この曲では、紬祇りこがお立ち台に乗ってアピール。それぞれが強烈な色を放ちながら、ときに大きく手を振り、この場を、室温の上昇が止まらないサウナのような空間にしてゆく。それは言い過ぎか。でも、それくらいメンバーも観客たちも汗ほとばしる熱を求めあっていた。この異常な熱狂こそが、anewにとっての日常。お立ち台の上で落ちサビを歌う紬祇りこに向け、場内中の人たちがケチャをしてゆく様も胸アツだ。さぁ、もっともっと現実を消し去ってくれ。

 

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 ここからは、赤髪の新メンバー月夜なぎを舞台へ呼び入れる準備へ。フロアでは、彼女の担当カラーにあわせて赤いペンライトが輝きだす。新体制anewのライブの冒頭に持ってきたのが、anewの始まりを告げた『ソコとココ』なのが嬉しい。歪みを上げたギターの音が駆け出すのにあわせ、月夜なぎが舞台へ登場。ふたたび4人編成のanewの誕生だ。「黙れ 黙れ もどかしくなる」と、低音の効いた歌声で観客たちを攻める月夜なぎ。anewに気迫漲る低音ヴォイスを魅力にしたメンバーが加入。エモくパンキッシュなスタイルを示すanewへ、新たな暴風が加わった。月夜なぎにとってこの日が、山形公演に続いて人生2回目のステージ。でも、初心者が加わったとは思えない一体化した姿を見せれば…と言いたいところだが、まだ遠慮ぎみな姿が初々しい。でも、自分の歌うパートになれば、前に出てしっかりアピールしてゆくところも頼もしい。 場内中の人たちも、4人に向かって野太い声を次々とぶつけだす。ときに月夜なぎをフロントに押し出すなど、3人は期待のポープを観客たちへしっかりとアピール。パワフルでエモいパンクナンバーの『ソコとココ』だけに、いい感じで勢いづいた様が、この会場に生まれていた。

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  立て続けに披露したのが、活動初期にはラストナンバーとして歌うことの多かった『NAME』。この曲でも月夜なぎは、低音を活かした歌声でアピール。4人が「呼んで」と手を高く掲げ、声を揃えて歌う様は、何時だって心を一つにしてこの曲を歌っていたanewらしい姿だ。今はまだ、けっして完成形ではない。でも嬉しいかったのが、月夜なぎをサポートするように歌うのではなく、すでに4人が同じ地平に立って歌っていたことだ。彼女たちが「呼んで…NAME」と歌う声に向けて、場内中からも数多くの手が突き上がる。落ちサビでは、4人それぞれが歌声をアピール。ぶっちゃけ、この曲で一番歌声が響いてきたのが月夜なぎだったことが嬉しい衝撃だった。スケール大きくエモいこの曲を、新生anewは、すでに以前と同じレベルまで引き上げるどころか、新たな色を加えて濃く染め上げていた。手を伸ばしても届かなかった自分の存在を、今のanewはたくさんの人たちの胸の中に刻んでいた。「呼んで…NAME」と、4人が高く手を振り上げて歌うたびに、フロア中からもたくさんの輝く手が上がり続けていた。

 

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「何気なく始まったTODAY それがあなたのデビューDAY wow wow wow」と、最後にanewが歌ったのが、ノリアキのカバー曲『Debut!』。月夜なぎの東京でのデビュー公演日の最後に、この曲を持ってくるところが粋じゃない。歌いながら、桃兎まいみと月夜なぎが舞台の上でじゃれあうなど、4人の心のハーモニーもしっかり揃っている。何より嬉しいのが、みんなの笑顔だ。途中、紬祇りこが月夜なぎへ向けて「素敵なアイドル人生を~」とアドリブでエールを送れば、「だから君の輝き歌うよ」と、一緒に歩み始めた新たな仲間へ、3人が歌声でエールやハグを交わしあっていた。ソロパートで、がなるように歌う月夜なぎの姿も嬉しいインパクトだった。きっとここに集った人たちは、新加入したメンバーにエールを送りに来たんだと思う。でも、目の前にはいつものanewらしい姿があったからこそ、大勢の人たちが、いつも通りに無我夢中ではしゃいでいた。それこそが、anewらしいじゃない。一度舞台に上がったら、気負うことなく、いつも通りの素の自分たちになれる。染まれないし、変わらない、いつだって純朴な紅花のままでいるから、anewなんだと思う。最後に生まれた「なぎ、デビューおめでとう」「ありがとう」のやりとりも素敵な光景だった。

 

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  最後に、このタイミングで自己紹介。先に3人の先輩が、「後輩のために超かわいい挨拶を」‥と言いつつ、エロかわな自己紹介をする中あまね。少し甘い声を出しながらも、いつも通りのらしさを見せた桃兎まいみ。高音域の声を使って、エロ漫画に出てくる主人公のようにかわいさをアピールした紬祇りこの姿が、そこにはあった。そのうえで、3人の「誰ですか?」の問いかけに、「なぎです。月からやってきたストロベリーレッド担当の、月夜なぎです」と月夜なぎが挨拶していた。これから月夜なぎが、anewにどんな新しい色を加えていくのかが楽しみだ。

 

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PHOTO: kamiya gaito
TEXT:長澤智典


インフォメーション

7/28、9/14も新高円寺loft xで「CHIKAKARA「開催決定!


SNS

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X:  https://x.com/anew_idol

中あまね  https://x.com/amane_anew
紬祇りこ  https://x.com/rico_anew
桃兎まいみ  https://x.com/maimi_anew
月夜なぎ  https://x.com/nagi_anew


セットリスト 
『デキルカナ?』
https://www.youtube.com/watch?v=qN9i-i6bgds
『位置情報なし』
https://www.youtube.com/watch?v=TPfda4J691s
『ぼくたちに明日はない』
https://www.youtube.com/watch?v=-Fh7vbRnR0E
『異日常』
https://www.youtube.com/watch?v=9JjC3jlYlqU
MC
『ソコとココ』
https://www.youtube.com/watch?v=eLRMJsDtybo
『NAME』
https://www.youtube.com/watch?v=3U9O7nvTgcY
『Debut』
https://www.youtube.com/watch?v=XMWE-XJ-BSU


 

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