FEATURE
新学期にRealRomanticがZepp Shinjukuに描いた、熱狂の始まりの景色!!

RealRomanticが、1stEP『BLOOMING』の発売日になる4月16日に、Zepp Shinjukuで初のワンマン公演「RealRomantic 1st LIVE "A New Semester"」を行った。この日は、RealRomanticの新機軸を成す新曲を数多く披露。当日の模様を、ここにお伝えしよう。
ライブは、「起承転結」を成した物語の「起」となる映像を投影して始まった。映し出されたのは、新学期の始まりを告げる映像。そこは魔法の国??その中でひと際美しく輝く真紅の薔薇。それはRealRomanticのテーマカラーである「ロマンティック・レッド」の制服に包まれたメンバーたちの姿??そして‥。
躍動する華やかでダンサブルな音色に乗せ、一人一人がステージへ登場し、ダンスパフォーマンスを披露。メンバーらが踊るたびに上がる熱い歓声。嬉しいのが、一人一人がダンスを魅せるだけではなく、メンバーが増えるごとに先のパフォーマンスへ加わり、ステージ上の華やかさが増してゆくこと。その様は、楽園に次々と真紅の薔薇が咲き誇ってゆくよう。彼女たちに誘われて「高まる気持ち」。その心情を煽るように、RealRomanticはライブの冒頭へ配信リリースになったばかりの最新曲『ROMANTIC SEVEN』を持ってきた。彼女たちは胸を弾ませ、こう歌っていた、「ロマンティック ロマンティック "ROMANTIC SEVEN"」と。『ROMANTIC SEVEN』は、この日から新しい物語を始める7人に相応しいテーマ曲??彼女たちに「ロマンティック ロマンティック 踊ろう」と誘われるたび、気持ちが華やぎだす。一度、このときめきを感じたら、もう後戻りできない。いや、素直にメンバーたちが描くアッパーでカラフルな世界へ飛び込み、一緒に身体を揺さぶり、自分たちもROMANTIC SEVENの一員として、7本の薔薇のまわりで、共に素敵な景色を描きたい。巧みに凛々しいラップも繰り出し、ロマンティックをまとう7人のメンバーが、この会場に色鮮やかな7つの大輪の花を咲かせていた。この曲のラップパートにはメンバー紹介のフレーズも綴られている。ぜひ、歌詞も合わせてチェックしてもらいたい。
2曲目、彼女たちは『Uncupid』を通し、さらに一体化したパフォーマンスをで観客たちを魅了していた。「真っ直ぐに~射止めて」の言葉に、心が射抜かれた気分。「痛いのは 最初だけ」など、可憐な世界観にすっかり釘付けになっていた。
歌い終え、フロア中から上がる歓声。女性の声が多いのもRealRomanticの特徴だ。訪れた人たちの年齢も幅広かったように、RealRomanticの歌やパフォーマンスの数々は、世代や性別を超え、訪れた一人一人の心に、日常を消し去る素敵な刺激を与えてゆく。デビュー日という新学期を。新しい物語の始まりを、7人と笑顔で迎えられたのが嬉しい。
新しい学期の始まりに相応しく、この日はRealRomanticの新しい顔になる新曲をたくさん用意。回るレコード盤の上に置かれた針がチリチリとノイズを鳴らしだす。流れだしたのが、新曲の『Diamond』だ。彼女たちは、言葉のひと言ひと言に想いを深く込めて歌い踊っていた。次第に躍動するビートに気持ちを重ねあわせ、少しずつ心の扉を開き、7人は胸の内に秘めた思いを、美しくも軽やかなパフォーマンスに乗せ、目の前にいる一人一人の胸に優しく届けてきた。「輝くDiamond」の歌詞のように、歌に込めた7人の思いが胸の内で響くたびに、心が輝きだす。「君はDiamond」「心の何処かでわかっているの 輝き続けるDiamond」と歌いかけられるたび、彼女たちと一緒に自分の心にも磨きをかけたくなる。ミュージカルのいろんな場面を演じるようなパフォーマンスを魅せるメンバーたちの姿にも、視線と心がずっと惹かれていた。
「承」となる映像では、新たなる時代が幕開けることを示唆。少女たちの冒険の扉が、今、目の前で開かれる…。
力強く躍動したビートが流れだした。この曲に魅了されてRealRomanticのファンになった人たちも多いだろう。RealRomanticの始まりの曲、『BLOOMING』だ。ステージの上で弾ける彼女たちに向け、フロア中から熱い声コールが飛び交いだす。いいよね、メンバーと観客たちが無邪気に声を掛け合う様が。7人も自信に満ちたキラキラした眩しい笑顔で、躍動したダンスパフォーマンスを魅せ、この場を華やかに彩っていた。
ここからは、カバーコーナーへ。最初に披露したのが、彼女たちのプロデューサー中村彼方が作詞を手掛けた、少女時代の『GENIE』。メンバーたちが、高いリスペクト心を持った歌唱&ダンスパフォーマンスを見せていた一つ一つの動きから目を離せない
IVEのカバー『ELEVEN』では、HIP HOPな曲調とアタックの強いリズムの上で凛々しく魅せるRIKKI・YUI・HINA・NANA・SORAの5人。たくさんのしゃぼん玉が飛び交うフロアを前に、切れ味鋭くクールなパフォーマンスを魅せ、観客たちを興奮へと熱く熱く導いていった。
桜が似合う季節にあわせて届けたのが、 中島美嘉のバラート曲『桜色舞うころ』。この歌を、KARINとRINが担当。思いを深く込めて歌った声をもう一人が受け止め、さらに思いを重ねあわせてゆく。そのやりとりを続けながら、2人は、淡い情景を目の前に次々と映し出していた。この曲を通し、改めてRealRomanticが歌唱力の高いグループであることを実感。互いに顔を見合わせ、歌声を交わし、重ねあう様に向け、フロア中の人たちも手やペンライトを振りながらも、2人の描き出す美しい声の景色を愛で、酔いしれていた。KARINとRINが互いの顔を見て美しいハーモニーを作るたび、心がキュッと震えていた。その様へ、一瞬一瞬の時を謳歌する桜のような儚い美しさも感じていた。
「転」となる映像では、宇宙へ羽ばたきだした蝶の姿が映し出されていた、大きな扉の開いた先に広がった、美しい無数の花々が咲き誇る景色。そして…。
黒を基調としたモノトーンの新衣装に着替えたメンバーたちが、ふたたびステージへ。披露したのが、新曲の『AURA』。色鮮やかなオーラを身体中から発しながら、7人が力強く大堂々と魅せる。とても迫力あるダイナミックなダンスパフォーマンスだ。彼女たちが力強くパフォーマンスを繰り広げるたびに、その様へ興奮を覚えた観客たちの中からたくさんの黄色い歓声が上がり続けていた。動きの一つ一つに、漲る"生"を感じる。パワフルに、バチバチに攻める姿に圧倒されながらも、「感じてこのAURA」の言葉のように、その強い色彩(オーラ)を放つ7人の心に手を伸ばしたい衝動をずっと覚えていた。
続いて流れたのが、1st show case ”HELLO”でもお馴染みの『Sleepless Lullaby』。「勘違いだよ 思い詰めてることだいたい 教えてあげる」と、彼女たちはこの曲を通して、繊細さと力強さが共存する魅力を届けてくれた。やわらかなファルセットと、しなやかなダンスで魅せるパート、そしてキレのある表現で引き込むパートが交差するステージに、観客たちも心を奪われていく。途中、感情のこもったラップが胸に響いたかと思えば、ふっと力を抜いたような儚い歌声が会場に優しく広がる。1曲の中でいろんな魅力を放つ様もRealRomanticらしい。
MCでは、新衣裳や新曲についてアピールする彼女たちの姿があった。中でも、次に披露する新曲の『Candy Days』は、メンバーが振り付けを担当した楽曲だとも伝えてきた。そのうえで、ライブは終盤戦へ。
キラキラ煌めくカラフルなサウンドも印象的。『Candy Days』は、RealRomanticの持つ甘くガーリーな魅力をたっぷり詰め込んだ楽曲。ステージの真ん中で円陣を組み、声を上げる様からスタートしたのが格好いい。シュガーたっぷりのキャンディーのように、とびきりキュートに観ている人たちの心と溶かしてゆく。この曲、メンバーどうして身体を寄せ合い、じゃれあう振りが多いのもポイントだ。途中、「あっち向いて、ほい」をする遊び心も登場。メンバーどうしが日々楽しく過ごすスウィーティーな毎日が見えてくる。前の人の肩に手を乗せ、まるで電車のような様になってパフォーマンスしてゆく姿も、とってもキュート。これからのライブの中、フロアでも彼女たちを真似て、一緒に楽しむ人たちが増えそうだ。
最後にRealRomanticが届けたのが、こちらもお馴染みの『スパハニ』だ。曲に触れたとたん、どきどきしたハートビートがひと際大きく鳴り出した。7人は、ステージの上で元気いっぱいに弾けながら「My super スパハニ」と歌い、パフォーマンスを見せ、フロアにいる人たちと一緒にカラフルな音の光が飛び交う熱狂したパーティーを作りだしていった。
「結」となる映像では、ROMANTIC SEVENの誕生する様が映し出されていた。
アンコールの最初にRealRomanticが歌ったのが、夏にリリースの決定した、RealRomantic初の夏曲『ice cream LOVE』。とても華やかで爽やかな、まさに青春の息吹を感じる、ガーリーでポップな楽曲だ。力強く大胆に躍動するダンスビートの上で、バキバキにせまるパワフルでダイナミックな姿もRealRomanticの魅力だが、女の子らしいキュートでガーリーな面を全面に出し、ステージの上で弾けるように青春を謳歌してゆく様にも、同じように興奮を覚えずにいれない。
ここで、メンバーたちがこの日の感想を述べてくれた。ここでは7人の言葉を、ポイントを絞ってお届けしたい。
「RealRomanticのデビュー。しかも、1stライブという記念すべき日をみなさんと迎えられて本当に嬉しく思いますし、幸せです。こうして幸せをもらっているぶん、私たちからも幸せをみなさんに届けられたらなと思っています。今日の景色は一生の宝物です」(SORA)
「私たちはRealRomanticということで、夢を現実にする存在だと思うんですけど。今日、私たちがこのステージから見ている景色は、まさに私たちの夢が現実になった瞬間だと思うので、みなさんもこれからも私たちと一緒に夢を育んでくれたらなと思います」(NANA)
「ちょっとおかしいけど、面白くて頼りになるKARINさん。心が優しすぎる、わたしを包み込んでくれるRIKKIちゃん。いつもわたしを笑わせてくれるYUIちゃん。夫婦のようにわたしにとってかけがえのない存在のHINA。すっごい心が優しくて、いつもわたしを心配して声をかけてくれるNANAちゃん。隣にいるだけでわたしを笑顔にしてくれるSORAちゃん。みんなが、家族のように毎日ずーっと隣にいてくれるので、わたしは今も腐らずに生きています。これからもずっとずっとまだ見ぬ景色を、ロジック(RealRomanticファン)のみなさまと、この最強のメンバーと、大好きなスタッフさんや家族と一緒に、大きなステージに立てるまで、私たちを信じてついてきてください」(RIN)
「私たちRealRomanticの物語はここから始まったばかりですので、みなさんついてきてくださると嬉しいです。ほんとにありがとう、大好き!!」(HINA)
「デビュー日にこうしてみなさんと1stライブを迎えられて本当に夢のようですし、すごく幸せです。わたしは今まで自分に自信がなくて、歌声もコンプレックスに生きてきたんですけど。ロジックのみなさんやメンバーのみんなが「YUIちゃんの歌声がすごい好きだよ」と言ってくださることで自信に変わって、今日も堂々とステージができました。この気持ちをみなさんに返していけるように頑張りたいです。まだまだたくさん成長していくので、応援していただけると嬉しいです」(YUI)
「私たち、これから活動の幅を広げさせていただけるかも知しれないですけど。今、目の前にいてくださるみなさんのことを一生大切にするって約束しますし、私たちのことを遠い存在に感じさせないよう努力すると約束します。私たちがみなさんを見て頑張れるように、みなさんにとって、私たちが毎日を頑張る糧になれていたら嬉しいです。これからもずっとずっと一緒にいてください」(RIKKI)
「わたしは昔からアイドルを観るのがすごく好きで、いつかアイドルとしてステージに立ちたい思いはあったんですけど。歌手になって、一回就職して社会人として働いていたことがあります。それでも夢をあきらめたくなくて、そこからオーディションを受け始めました。なかなか上手くいかなくて挫けそうになったときもありましたけど。SNSで、「もう一度ステージに立つ姿を待ってるよ」「アイドルとして輝いているKARINちゃんを見たいよ」とずっと言ってくださるみなさんがいたからこそ、わたしは腐らずにここまでこれたと思います。「今ではこんな素敵なメンバーと、スタッフさんや家族に支えられて、こんな素敵なステージに立てているよ」と、働いていたときの自分に伝えたいですし、想像できなかった景色を今見れてるなと本当に思います。一人一人、ここに立っているみなさんのことは絶対に忘れないですし、いつか私たちが大きくなったとしても、「わたしは、こんな素敵なファンの方々に囲まれてデビューしたんだ」と、デビュー日の景色を思い返しては、けっして忘れることなく活動をしていきます。RealRomanticを見つけてくれて、好きになってくれて、本当にありがとうございました。これからもRealRomanticをたくさん愛してください」(KARIN)
7人は、新学期という新たな始まりの景色を熱く締めくくろうと、ふたたび『BLOOMING』を熱唱。「みんな大好きだよ」と叫んだメンバーの声も嬉しい。7人は、身体中からあふれ出す「大好き」の気持ちをパッションに変えて、大胆に、熱くパワフルに歌い踊っていた。「キミを守りたい」の言葉も嬉しい。観客たちも、彼女たちと一緒に声を張り上げ、一緒にこの場に熱狂の花を咲かせていた。途中、メンバーどうしでじゃれあう様も見せれば、みんなで「弾けて Blooming」と歌声を交わす場面も登場。7つの大輪となったメンバーたちは、たくさんの熱狂の声と思いを養分に、この場へ最高に煌めいた花を咲かせていた。
彼女たちが、これからどんな景色を描き出していくのか。とても楽しみになる始まりの物語だった。
PHOTO: ヨシモリユウナ
TEXT:長澤智典
©POPROD PRODUCTION ©2025 BUSHIROAD MUSIC INC. ©APDREAM
■公演概要
公演名:RealRomantic 1st LIVE “A New Semester”
日時:2025年4月16日(水)
開場 18:00 / 開演 19:00
会場:Zepp Shinjuku (TOKYO)
出演:RealRomantic
詳細:https://realromantic-official.com/schedule/realromantic_1st_live_a_new_semester/
■セットリスト
M1. ROMANTIC SEVEN/RealRomantic
M2. Uncupid/RealRomantic
M3. Diamond/RealRomantic
M4. BLOOMING/RealRomantic
M5. GENIE (Cover)/RealRomantic
M6. ELEVEN (Cover)/RealRomantic
M7. 桜色舞うころ(Cover)/RealRomantic
M8. AURA/RealRomantic
M9. Sleepless Lullaby/RealRomantic
M10. Candy Days/RealRomantic
M11. スパハニ/RealRomantic
EN1. ice cream LOVE/RealRomantic
EN2. BLOOMING/RealRomantic
<インフォメーション>
RealRomantic 「BLOOMING」 Music Video
https://www.youtube.com/watch?v=a2XZ5OVmdPg
■New Single「ice cream LOVE」2025年夏発売決定!
■1st Fan Meeting「lily of the valley」開催決定!
詳細はこちら:https://realromantic-official.com/schedule/1st-fan-meeting-lily-of-the-valley/
■1st EP収録「Uncupid」が日本テレビ『DayDay.』5月度エンディングテーマに決定!
■RealRomantic 1st EP <BLOOMING> 4月16日(水)発売!
詳細はこちら:https://realromantic-official.com/discography/realromantic-1st-ep-blooming/
■RealRomantic Profile
いつか誰かが夢に描いたもの
そして誰かが実現したもの
空想の地続きに現実はあって
その先にまた空想がある
私たちは実在する
夢で終わらせない
RealRomantic
少女時代「Gee(Japanese Ver.) 」やPRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS「LEAP HIGH! 〜明日へ、めいっぱい〜」、TVアニメ「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」全楽曲作詞など数多くのアイドルや作品の作詞を手掛け、ヒット曲を世に送り出してきた作詞家・中村彼方をプロデューサーに迎えた7人組女性アイドルグループ「RealRomantic(リアルロマンティック)」。
Member:
KARIN(田邊果凜)2003年1月23日生まれ
RIKKI(秋本里綺)2003年9月30日生まれ
YUI (北原釉衣)2005年2月17日生まれ
HINA (髙橋妃那)2008年1月16日生まれ
RIN (内山 凜) 2008年2月3日生まれ
NANA (泉 なな) 2008年7月20日生まれ
SORA (鈴木空来) 2008年10月16日生まれ
■RealRomantic Official SNS
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