FEATURE
「Bitter & Sweet 11th Anniversary LIVE 2024〜」公演レポート!!
Bitter & Sweetが結成11周年のお祝いも兼ねた2024年を締めくくるワンマンライブ「Bitter & Sweet 11th Anniversary LIVE 2024〜」を、12月31日に原宿RUIDOで1日2公演行った。ガルポ取材班は、第1部となる昼公演へ潜入。当日の模様を、ここにお届けします。
心を優しく揺らす穏やかなSEが流れだす。やがて楽曲が弾むのに合わせ、場内から熱いクラップが鳴りだした。次第に音が上がるSEに乗せ、メンバーが登場。そして‥。11周年記念ライブの幕開けを飾ったのが、デビューシングルに収録していた『インストール』。華やかな衣裳姿の2人に視線が奪われつつも、観客たちは最初から力強く声を上げ、手拍子をし、彼女たちに向けて熱い想いをぶつけていた。それを感じたのか、2人の歌声も、曲が進むにつれ熱を上げてゆく。2人が力強く振り上げる手の動きに合わせ、フロア中の人たちも高く手を振り上げる。終盤には、場内中に「Oi!Oi!」と熱い声の飛び交う景色が生まれていた。
この日は結成記念日であり、お披露目ライブを行った日。気付いたら11周年。「夢のようにふわふわしている感じがしています」と語ったのは、田﨑あさひ。「結成記念日ライブを10回はやってきたわけじゃないですか。前回が10周年。今回は、また新たに始まる気持ちがしています」と長谷川萌美が述べた言葉へ向け、田﨑あさひが「新しい私をインストールね」と、さりげなく言葉を重ねていたのも印象的だった。
続く『ハレルヤ』でも、心地好く跳ねた演奏に乗せ、2人が晴れた歌声を重ねあえば、場内中の人たちも熱い手拍子を鳴らし、ときに声を上げ、2人に熱い想いを届けていた。サビになったとたん、観客たちの手拍子の力が増してゆく。2人も、気持ちと歌声を軽やかに弾ませ、この場に心踊る景色を作りだしていた。互いの気持ちが重なりあい、幸せな空間を共に作りだす。だから、笑顔を浮かべて2人を見つめていたのかも知れない。終盤、みんなで「Sha-La-La-La-La~」と一緒にシンガロングできたことも、本当に楽しかった。
2人は衣裳について,「愛でたい紅白の色」と語っていた。この日の衣裳は、それぞれがBirthday Liveで 一度だけ袖を通したのみ。とてもレアな姿を見れたのも、ファンには嬉しいプレゼントになっていた。
次に歌ったのが、最新シングルの『29歳』。2人ともひと言ひと言に想いを深く込め、それぞれの言葉に込めた想いを噛みしめるように歌っていた。温かさを覚える、でも、中から強い意志も伝わる声だ。だから、2人の歌声を胸の内でしっかりと抱きしめていたかった。2人が、自身の気持ちと重ねて歌うその声に、同じように想いを重ねながらじっくりと浸っていたかった。ほんと、心からありがとうという気持ちだ。
MCでは、2024年に行った3回の全国ツアーを振り返っての想いを述べていた。ここで、Bitter & Sweetから「今年の1枚」ということで、先に、田﨑あさひが1人で広島旅行をしたときの写真を披露。アニメ好きの田﨑あさひらしく、彼女は映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』の応援上映のため。広島まで足を運んだと語っていた。他の地域ではコスプレ姿の観客たちが多かったのを見て、自分もその仲間になろうとコスプレをして参加することを決意。広島の応援上映会の会場にコスプレ姿で向かったが、会場でコスプレをしていたのが田﨑あさひのみだったというエピソードを報告。「今年、わたしが一番浮いた瞬間の写真」とも述べていた。
長谷川萌美は、岡山でのイベント後の翌日、田﨑あさひと一緒に香川へ移動し、1泊2日でプライベート旅行を楽しんだ。そのときの、高松空港の写真を披露。この写真をSNSへ載せたところ、高松空港の方から「ぜひ、歌いにきてください」と嬉しい言葉をもらった思い出を語っていた。その誘い、早く実現してほしい。
次のブロックは、最新シングルのもう一曲、2人で作詞を手がけた『重ねた道』を歌唱。この日は11周年公演という理由もあり、10年間の歩みを詰め込んだこの曲を、2人とも凛々しい声で、歌詞に込めた想いへより説得力を増す形で歌っていた。その姿に向けて場内から手拍子が起きれば、「この声よ導け」の力強い声を合図に、フロア中から熱い声が響き渡る。とても強い意志を持った声だ。だから、その歌へ惹かれてゆく。
『HANABI』が流れ出したとたん、場内中の人たちがさらに気持ちのアクセルを力強く踏み、拳を振り上げ、熱情した声を上げだした。2人も、高ぶる気持ちへさらに熱を加え、一緒に熱い景色を作り上げようと力強い声で誘っていた。2人の歌へ、観客たちが熱情した声と手拍子で掛け合う、その様に気持ちが熱くなる。「いくよ」の声を合図に、場内中の人たちがさらに感情のギアをグッと上げて熱情していく様も、とても印象深く見えていた。
次のブロックでは、田﨑あさひがピアノを、長谷川萌美がアコギを手にしてと、2人がアコースティックなスタイルで演奏。田﨑あさひが弾き語りスタイルでしっとりと歌いだしたのが、『目指したのは』。その声を受け止めて長谷川萌美が歌えば、ふたたび田﨑あさひが歌いながらと、思いをリレーしてゆく。途中からは互いに澄み渡る歌声を掛け合い、重ねあう場面も登場。エレピとアコギというシンプルな演奏を背景にしているからこそ、2人の歌声の美しさや揺れ動く声の色、さらに2つの声が溶け合うことで彩りを持つ様をたっぷり味わえた。田﨑あさひの歌声に、長谷川萌美が繊細で美しい歌声を乗せてゆく。その上で2人の歌声が綺麗に重なりあったとき、胸がグッと揺れた。
続いて、エレピの演奏に乗せて歌ったのが、『私が飛行機を嫌いな理由』。田﨑あさひが故郷の長崎の家族へ想いを馳せて作った楽曲だ。この曲を、田﨑あさひの弾き語りで。そこへ、長谷川萌美が美しいコーラスを重ねてきた。とてもシンプルなスタイルで、しかもテンポを落としたバラードスタイルで届けたことで、より、田﨑あさひの繊細に揺れ動く歌声と、優しくそっと寄り添う長谷川萌美の歌声の色を味わえたのは、本当に素敵なことだった。
ライブも後半へ。日頃から支えてくれるみんなへ感謝の想いを届けようと歌ったのが、『君に届け』。軽やかに弾む楽曲に乗せ、2人と観客たちが次々と歌を掛け合えば、巧みに合いの手の声を入れながら、この場に楽しい空気を作りあげていた。「幸せなんです」の声に向けて「俺もー」と声を掛け合う場面に胸が熱くなれば、「ありがとう」「CHU」と声を一つに重ねあう関係にも胸がキュッとした。そこには、2人と観客たちが歌声の会話をしながら一緒にはしゃぐ様が生まれていた。後半には、メンバーと観客たちが絶妙な掛け合いを早口で行うなど、互いに信頼しあった関係がしっかりと見えてきた。「幸せなんです」「俺もー」と声を掛け合うたびに、胸が熱くなる。最後の「ありがとう」「CHU」の掛け合いも、最高だ。
高まった勢いと楽しさへ、さらに心弾む楽しさを描き加えようと、2人は『恋愛WARS』をプレゼント。わちゃわちゃとしたカラフルな楽曲に乗せ、2人が気持ちを弾ませて歌う。その声に、場内中の人たちが熱い手拍子と掛け声をぶつけだす。2人が観客たちに向けて「カレのハートは」と手を伸ばして歌う姿に向け、フロア中からもたくさんの手が伸びていた。曲が進むにつれ2人の歌声が強く弾めば、観客たちの声も熱を持って上がりだす。
心地好く胸を弾ませる『スーパーガール』では、これまで以上に力強さと晴れた表情をミックスした2人の歌声が場内中に大きく響き渡っていた。この曲では、長谷川萌美がアコギを手にして歌唱。彼女たち自身が、気持ちをスーパーガールに染め上げ、この場に素敵な、胸弾む開放的な景色を描きだしていた。弾む楽曲の上で、2人のいろんな輝きを放つ晴れた歌声を楽しめたのも嬉しかった。
「いくよー!!」の声を合図に始まった、2人が情熱的な声で歌った『泣いて泣いて恋してる』では、観客たちが最初から熱い声を張り上げて想いをぶつければ、2人も、より情熱を増した声を伝えてきた。張り裂けそうな思いを投げつけるように??それくらい、気持ちの揺れがしっかりと伝わる歌声だ。だから、もどかしさをぶつけるその姿に、熱い手拍子や叫ぶ声を励ましのエールにして届けたかった。間奏で生まれた観客たちによる「Oi!Oi!」の声、感情を振り乱して歌う2人の姿に、熱い声をぶつけずにいれなかった。
2人はこの勢いへもっともっと煌めいた輝きを降り注ぐよう、最後も元気いっぱいに『Rolling Days B & S edition』を歌っていた。サビで2人がくるくると腕を振り回せば、フロアにいる人たちも手にしたタオルやペンライトをくるくると振り回す。この場にいるみんなで、最高に胸を躍らせる熱狂の景色を描こうと。何処よりも楽しい場を作ろうと、一緒に熱情した想いを重ねていた。さぁ、もっともっと気持ちをも腕もくるくるとまわしながら、最高のパーティーを作りだそうじゃないか。そう、力強く声を上げながら‥。
アンコールの演奏前、「ここだけ亜熱帯みたい」と語るほど、熱気が支配したこの空間に、2人とも興奮と喜びも覚えていた。2人は2024年の歩みを振り返りながら、充実していた1年間の日々を語りあっていた。「来年も楽しい時間を作りたいと思います」の言葉も嬉しい。
最後に届けたのが、Bitter & Sweetの始まりを告げた『Bitter & Sweet』。軽やかに弾むリズムに乗せ、同じく歌い語るように言葉を軽やかに届ける2人。その姿を、温かい手拍子の音が盛り立てる。とてもハートフルな景色が、この場に生まれていた。サビでは、2人が左右に振る手の動きに合わせ、場内中の人たちも掲げた手を左右に振り、気持ちを一つに溶け合わせていた。ここでは、ビターなスパイスをグッと抑え目に、ずっと甘いひとときを2人と過ごせていた。後半には「Are You Bitter & Sweet」と共に歌声を重ねあう場面も登場。暖かな時間を最後まで作りあげ、胸の中を温かさで満タンにしながらライブの幕を閉じていった。
Text:長澤智典
セットリスト
『インストール』
<MC>
『ハレルヤ』
<MC>
『29歳』
<MC>
『重ねた道』
『HANABI』
<MC>
『目指したのは』
『私が飛行機を嫌いな理由』
<MC>
『君に届け』
『恋愛WARS』
『スーパーガール』
『泣いて泣いて恋してる』
<MC>
『Rolling Days B & S edition』
-ENCORE-
<MC>
『Bitter & Sweet』
★ライブ情報
2月15日(土) ①14時~ ②17時~
「Bitter & Sweet LIVE あなたに贈るバレンタイン」
会場:代々木LODGE
詳細は後日Bitter & Sweet ホームページまで
★サブスク
https://nex-tone.lnk.to/bittersweet
★オフィシャルFC
https://fanicon.net/fancommunities/5182
★SNS情報
Bitter & Sweet オフィシャルホームページ http://bittersweet-official.com/
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