私たち自身が、みんなからの愛とときめきで出来ています!!

　9月29日に、超ときめき♡宣伝部がミニアルバム「すきすきすきすきすきすきっ!」を発売します。中には、聴いた人の心をときめかせる"すき"にあふれた楽曲を満載中。この作品の魅力を、6人がたっぷり語ってくれました。このインタビューの模様を2回に分けて、掲載。前編は、新曲の「ラヴなのっ♡」と「超ステップアップ」についての彼女たちの言葉をお届けします。

ファンの方に「「ラヴなのっ♡」と言ってほしい」とよく言われます!!

――ミニアルバム「すきすきすきすきすきすきっ!」には、「すき」をテーマにした魅力的な楽曲が6曲詰め込まれています。収録した楽曲それぞれの魅力を今回は紐解きたいなと思います。新曲の「ラヴなのっ♡」は、SILENT SIRENのすぅさんが作詞を担当。歌詞の一節に「涙は乙女の武器NE?」と記されています。やはり、女性にとって涙は武器になるのでしょうか?

全員  わかんなーい!!!!!!

菅田愛貴  でも、小っちゃい子って泣き真似や、本気で泣いたりすることもよくあるじゃないですか。そういう子たちの姿を見ていると「可愛いなぁ」と思えるように、「女の子の涙って武器になるのかなぁ」ってちょっとだけ思ったりもします。
 

――愛貴さんも、昔、泣き真似をした経験はありました?

菅田愛貴  泣き真似ではなく、本気だったんですけど(笑)。幼少の頃、公園で遊んでいたらすっごく楽しくなっていたらしく、親に「帰るよ」と言われても、「やだやだー」と泣きながら寝っ転がって騒いでいたという話を親から聞きました(笑)。わたしは、まったく覚えてないんですけど…。
 

――(笑)。ちなみに、メンバーのみなさん涙もろかったりします?

坂井仁香  どうなんだろう。でも、メンバーの誰かが泣き始めると、つられて一緒に泣き始めるメンバーばかりのように、涙もろいのかも知れません。とくにライブとかではね。

吉川ひより  涙が伝染しちゃうから。

坂井仁香  ライブの最後に、一人ずつライブの感想を述べるんですね。いつも、感想はかなみん(辻野かなみ)からしゃべり出すんですけど。かなみんが泣き始めたら、そこからどんどんうつっていって、みんな涙を流しながらしゃべっちゃうからね。

――そうか、最初にしゃべる人が、みんなの涙を誘うか、誘わないかの肝になるんだ。

辻野かなみ  そうみたいです。ただ、大体泣きだすのは、二番目に語るジュリアからだけどね(笑)。

坂井仁香  そう!!そこから、どんどん涙がうつっていくよね。

杏ジュリア  わたし、その日のライブを振り返りながら、いろんな思いが強くなると、自然と涙を流してしまいます。確かに、昔と比べたら涙腺が弱くなったのか、YouTubeの動画を見ながら泣いていることもよくあります(笑)。
 

――気がついたら涙腺が弱くなっていたんだ。

杏ジュリア  そうみたいです。小学生の頃はぜんぜん泣かない子でした。当時、よく友達と一緒に映画を観にいっていたんですけど。その子が涙もろいのか、観ながらすぐに泣きだすんですよ。その涙が素敵だなぁと思っていたから、わたしも涙を流したくて、その子と一緒に感動ものと言われる映画も観に行ってたんですけど。その子は泣いているのに、なぜかわたしは涙が流れることがなくて…。だから、「いつか映画を観て涙したい」と思っていたら、今じゃ、いろんなことですぐに涙しちゃいます。
 

――話を聴いていて乙女だなぁと思いました。乙女と言えば、「ラヴなのっ♡」には、恋する女の子の乙女心をたっぷり詰め込んでいません?

坂井仁香  「ラヴなのっ♡」には、女の子の「恋する可愛い心模様」がたくさん詰まっています。たとえば、付き合っている男の子と女の子がいるとしますよね。わたしがもし彼氏の立場だったら、女の子には「ラヴなのっ♡」に書いているような気持ちをずっと持っていてほしいなと思います。「誰からのメール?教えてくれる?」とすねちゃうところとか、可愛らしいじゃないですか。わたしも、こんな可愛らしい女の子になってみたいなと思うように、「ラヴなのっ♡」には理想的な恋する女の子が描かれているなとわたしは感じていました。
 

――男性側の視点から見ても、「女の子って、いつもこういう気持ちで恋しているのかなぁ」と想像を巡らせてしまいます。同性として、「ラヴなのっ♡」に描かれた想いにはやはり共感を覚えます?

坂井仁香  「ラヴなのっ♡」には可愛い言葉もたくさん詰まっているんです。「ラブラブってピースしたい」や「君がふにゅって笑う」「この気持ちどうしよう」とか、普段は言葉にして言えない心に秘めている言葉が、いろいろ歌詞になっているのも共感するポイントです。

菅田愛貴  恋している女の子が、頭の中でふわふわーと理想の姿を妄想してゆくところも素敵だなぁと思います。

吉川ひより  言葉にしたらちょっと大げさに聞こえそうだけど。でも、女の子の頭の中って、いつもこういう感じなんですね。だから気になる男の子がいる女の子は、この歌詞をそのまま男の子に伝えたら気持ちが伝わるかも…と思いました。
 

――「ふにゅっ」って笑顔がいいですよね。

菅田愛貴  なんか目が細くなって、溶けちゃうような。そんな「ふにゅっ」とした表情って、いいですよね。

小泉遥香   なんか、優しい表情って感じじゃない?

菅田愛貴  確かに!!「ふにゅっ」は、包み込むような笑顔って感じがする。

坂井仁香  恋してる人が「ラヴなのっ♡」を聴いたら、「君がふにゅって笑う」の言葉から、聴いてる人自身が「すき」と思っている相手の笑顔が浮かんでくると思います。
 

――「ラヴなのっ♡」は、本当に可愛らしい歌ですよね。

坂井仁香  こういう可愛い曲が超ときめき♡宣伝部の中に増えると、これまで私たちが歌を通して表現できていなかった面を新たに見てもらえるようにもなるから、可愛らしい歌が増えていくのはとても嬉しいです。

辻野かなみ  イベントでファンの方とお話をしていると、「「ラヴなのっ♡」が好き!!」という人が多いんです。「こういう可愛い曲を超ときめき♡宣伝部には歌い続けてほしい」と言われることが増えたように、「こういう可愛らしい楽曲って、超ときめき♡宣伝部に似合った表情なんだ」と改めて自分たちでも気付かされました。

吉川ひより  わたし、ファンの方に「「ラヴなのっ♡」と言ってほしい」とよく言われます!!

全員  言われたー!!

坂井仁香  ファンの方にイベントで「○○さん、「ラヴなのっ♡」」と言ってくださいって言われるから、わたし、言ってます!

吉川ひより  わたしも、言ってる。その言葉って、きっと男性のみなさんが女の子に言ってもらいたい言葉なのかも知れないですよね。

 
――その言葉を言うとき、恥ずかしくないですか?

吉川ひより  もう、恥ずかしくはないです。

小泉遥香  それよりも、その言葉を言ってみんなが喜んでくれるから、私たちもハッピーな気持ちになれます。

吉川ひより  言って喜んでくれるのなら全力でやるよね。

小泉遥香  全力の可愛く、その言葉を言っちゃいます!!
 

――ちなみに、「好き」と「ラヴなのっ♡」では気持ちの込め方や入り方も違うものなの?

吉川ひより  同じニュアンスではあるけど、言うときの言葉の響きも含め、気持ちの込め方も自然に変わります。「すき」も歌以外で言う機会はないけど(笑)、「ラヴなのっ♡」って言葉自体、普通言わないじゃないですか。でも、歌を通して言うと、本当に可愛く相手に思いを伝えられるんですね。だから私たちは、新しい思いの伝え方として、「ラヴなのっ♡」と歌の中で言ってます。この言葉、普通に流行って、恋するときに言うようになったら素敵だよね。

坂井仁香  ぜひ世の中に流行って、流行語大賞に選ばれてほしいです。
 

――「ラヴなのっ♡」という言葉、みなさんのような可愛い子たちが言うから似合うけど、さすがに口にできないもんなぁ。

小泉遥香  いえ!絶対にそんなことはないですよ!!

身体中から出てくるオーラの色も、全部ハートマークで出来てます。

――新曲の「超ステップアップ」は、かなり表情が目まぐるしく変わる楽曲じゃないですか?

菅田愛貴　「超ステップアップ」はすごく勢いのある曲で、メロディーもちょっと変わっているように、聴いていて本当に楽しく、面白くもなれる楽曲です。私たち自身も歌うたびに楽しくなるし、宣伝部員(ファン)さんたちにも、この歌が流れるたびにワクワクっていうのかな、「おーっ!!くるぞー!!」というドキドキ感をお届けできる。そんな楽曲だとわたしは感じています。
 

――楽曲の展開が目まぐるしいですからね。

菅田愛貴  ころころと表情が変わっていく曲ですよね。

辻野かなみ  中へ「アイドルって楽しいーーー!!」とひよりんが歌っている歌詞が出てくるんですけど。その歌詞って、実際にひよりんがライブで言った…心から自然と出た言葉なんです。そういうところも含め、「超ステップアップ」は私たちのいろんな想いを込めた歌になりました。

吉川ひより  もし、わたしが「アイドルって楽しいーーー!!」ってライブ中に言わなかったら、ここにどんな歌詞が入ってたんだろうね。

辻野かなみ  何になっていたのか、気になるよね。

吉川ひより  そのセリフを言ってなかったらぜんぜん違う歌詞になっていたのかも知れない。もし、今と同じ歌詞が書いてあったとしても、共感はしていたと思うんですけど。それでも、自分の本心から出た言葉が歌詞になっているように、わたしはそこに意味を感じています。
 

――その歌詞を歌うときには、自然と感情も籠もってしまうからね。

吉川ひより  そうなんです。おかげで、ライブで歌っていると気持ちが入り込みすぎて、たまーに歌声がひっくり返っちゃったりもします(笑)。だからそうならないようにと、ちゃんと熱量を伝えながらも冷静さも忘れないように、ギリギリのラインで戦いながら想いを伝えるように毎回歌っています。
 

――そうか、気持ちは熱くなるけど。でも、しっかり歌を届けるためには冷静さも必要になるわけだ。

吉川ひより  そこが難しいんですよぉ。ライブでは、そこの部分をわたしがしっかり歌いきれるかどうかを楽しみにしてもらうのも、「超ステップアップ」の楽しみ方の一つだと思います。

菅田愛貴  ひよりんが「アイドルって楽しいーーー!!」と歌うときは、メンバーみんなもひよりんの姿を見てるからね。

吉川ひより  みんな、ちょっとヒヤヒヤしながらね(笑)。

坂井仁香  「今日は大丈夫かな?……よっしゃー成功ー!!」と、見ながら内心思ってる(笑)。

吉川ひより  あそこを歌うときは、本当にメンバーと目が合います。しかも、そのときのみんなの表情も「いけたね!!」と「やっちゃったね」と、その日によって変わるからね。
 

――「やっちゃったね」も含めたうえで、そこをライブでは楽しんでもらいたいわけだからね。

坂井仁香  そうなんです。「超ステップアップ」は、本当に今の私たちらしさの詰まった歌。しかもライブでは、「手をたたけ」の部分を、宣伝部員さんと一緒に手を叩きながら楽しんだり。いろいろコール&レスポンスできる面も多い楽曲だから、私たちと宣伝部員さんが一つに繋がって楽しめる内容になっています。宣伝部員さんたちも、「聴けば聴くほど楽しくなっていく」と言ってくださるように、これからもっともっとこの歌をライブで成長させながら、代表曲の一つにしていけたらなと思います。あと、愛貴ちゃんが歌っている「テンションぽめらにあんワン」の部分も、聴いてて可愛いから胸がキュンキュンします。

菅田愛貴  ありがとー!!
 

――「アイドルって楽しいーーー!!」の言葉のように、みなさんもアイドルを楽しんでいますよね。

全員  楽しんでいます!!!!!!

坂井仁香  こうやってアイドル活動ができていることに、本当に感謝だよね。スタッフさんにも、宣伝部員さんたちにも、本当に感謝しかないです。私たちは、ライブをやっている瞬間が何よりも一番好きだし、一番楽しいなと思っています。今回の衣装にだって、スタッフさんたちの愛がたくさん詰まっているし。終わってしまいましたけど、夏ツアーの中にも、スタッフさんたちが、いろんな愛を詰め込んだ演出をしてくださっていたように、本当に感謝しっぱなしでした。

辻野かなみ  この衣装、たくさんのハートマークの入った柄の生地で作ってあるんです。

坂井仁香  みなさんからの愛を縫いつけて生まれたような衣装です。

辻野かなみ  宣伝部員さんたちも含めたみなさんの愛が、ハート柄の衣装に込められています。

坂井仁香  何百個のハートが一着の衣装の中にあるのか数えられないくらい!!

吉川ひより  あと、身体中から出てくるオーラの色も、全部ハートマークで出来てます。
 

――もう、愛があふれまくってるじゃないですか!! 

小泉遥香  だって、私たち自身が、みんなからの愛とときめきで出来ていますから!!

杏ジュリア  嬉しかったのが、今回のZEPP TOURの照明がハートマークになっていたことなんです。ハート型に切り抜かれたライトが当たる光景も、見ていて素敵でした。

辻野かなみ  ステージもハートが基調になったセットだったように、ハートに囲まれたライブだったからね。

坂井仁香  セットや演出はもちろん。私たちの愛に、宣伝部員さんたちの愛と、全部がハートだらけ。そういう光景を味わえるのってけっして当たり前じゃないから、本当に幸せでした。
 

――改めて、「超ステップアップ」の魅力も語っていただけますか?

小泉遥香  「超ステップアップ」は、本当にメンバーの等身大の姿が記された歌詞になっています。ファンのみなさんも「超ステップアップ」を聴いた感想の声として「この曲の展開がすごい」「聴くたびにハマるね」と言ってくださっています。サビ前の、どんどん忙しくなっていくリズムのところは、最初に聴いたときは「歌うのが難しそう」と心配していたんですけど。歌ってくうちにどんどん楽しくなり、今じゃすっかりはまっています。振り付けも、これまでの超ときめき♡宣伝部にはなかった感じで、ファンのみなさんも新鮮に振りを受け止め、楽しんでくださっています。この曲のイントロにはパレードが始まるようなワクワク感を覚えるように、聴いた人たちにも、これからの未来に向けてわくわくとした気持ちが膨らむような…。そんな風に「超ステップアップ」を受け止めてもらえたら嬉しいです。

（後編へ続く）

TEXT:長澤智典