受注生産での販売となるA応P初のドラマCD「LOOK at ME!!!｣と、TVアニメ 『おそ松さん』 第3期 オープニングテーマ「nice to NEET you！」の発売と、新体制となってもまだまだ勢いが止まらないA応P。今回はメンバーを代表して、旭 優奈（あさひゆうな）、工藤ひなき（くどうひなき）のお二人にお話を伺ってきた。

 

 

ーー「LOOK at ME!!!」ドラマCDについてお聞かせいただきたいのですが？

 

工藤：昨年2019年秋から開催されたツアー「A応P 4th LIVE TOUR 2019-2020 LOOK at ME!!!」の演技企画を再編、加筆してドラマCDにしたものです

当時８人のメンバー内でユニットを結成したんです。ユニットは小嶋凛、堤雪菜、広瀬ゆうきのaimai soleil、旭優奈、春咲暖、星希成奏のOVERWHELM、巴奎依と工藤ひなきによるPriiry♡の３組なのですが、それぞれの世界観を基に私たちを二次元化して、物語がつくられました。

 

ーーツアー中、お客さんの目の前で演じていた時はどうでしたか

 

工藤：当時は公演ごとに台本を頂いていたんです。

 

旭：私たちもどういう結末になるかファイナル公演まで知らなかったので、ある意味お客さんと同じ気持ちでいました。

 

工藤：この二人（旭・工藤）は、朗読が初めてだったんです。

 

旭：台本の持ち方も見よう見まねで、声優経験のあるメンバーに色々教えてもらいながらやりました。

 

工藤：最初は、噛まないかとか読み間違えないかドッキドキでした。だけど公演を重ねるごとに慣れて行きましたね。

 

旭：残念ながらドラマCDには収録されていないのですが、ツアー後半に向けてアドリブが増えていって、それも楽しい思い出です。

 

 

 

ーーそれぞれが演じたキャラクターをお教えいただけますか？

 

旭：私が演じた“YUNA”は、ウェルム王国騎士団というバトル系の世界観のキャラクターなんです。割と私に近い性格で、私が言いそうなセリフがたくさんありました。でも設定はお姉さん的存在って書いてあって、私も身長が高いので、結構大人っぽく見られがちなんですけど、全然そんなことないんですよ(笑)。実際、ストーリーの中でもそこまでお姉さんか？とも感じましたし、なんかそういうところが共通点なのかなって思ってましたね。

 

工藤：私は喫茶店を営んでいる、魔女っ子の世界観のキャラクターです。二人の姉妹のお姉さん役で“HINAKI”と言います。私がこう見えてもお姉さん気質であることを加味してキャラクターを作ってくださったんですけど、結局、話す調子とか声的にあんまりお姉さんしてないような感覚です。

他には、aimai soleilのソレイユ学園という設定があって、日常系アニメみたいな世界観でした。

 

旭：その三つの別々の世界のキャラクターたちが出逢って。

 

工藤：主人公（あなた）と元の世界に戻る方法を探していくストーリーです。

 

 

 

 

ーー話の内容自体は、ツアーの時とドラマCDで違いはあるのですか？

 

旭：ストーリーは再編集をしていて、ツアーの時と多少順番が変わってお話がわかりやすくなっていますので、１度ツアー会場で聞いた人たちも楽しめるようになっています。

 

 

ーーそして特典が豪華な内容なんですよね。

 

工藤：そうなんです！シチュエーションミニドラマが特典で付くんです。ダミーヘッドマイクという特殊なマイクで収録しましたが、マイクが人のカタチをしていて、びっくりしました（笑）

 

旭：写真でしか見たことがなくて、意外と大きくて等身大なんですよ！

 

 

ーー収録はいかがでしたか？

 

旭：位置の指定があって、「正面から」や「マイクから離れたところから叫ぶ」のように指示があり、普通の収録ではなく面白かったです。

 

 

ーー動きながらお芝居はどうでしたか？

 

旭：私は、自分でマイクと距離を置けるのがやりやすかったです。

 

工藤：私も想像しやすくてやりすかったです。ただ、足音も拾いやすいみたいで、それが大変で、のそのそ歩いて移動してました（笑）

 

旭：私は、春咲暖（はるさきのん）と星希成奏（ほしきせえな）の3人メンバーで収録したのですが、この二人が面白くて収録中に謎のツボにはまってしまい、笑いが止まらなくて、スタッフさんには申し訳ない事をしたな・・・と。

 

 

ーー特典のダミーヘッドマイクの収録は全員同時に収録だったんですか

 

旭：特典のダミーヘッドマイクの時は、ユニットごとで収録し、ドラマCD本編は全員で集まって一緒に録りました（※編集注：収録はコロナ禍前に収録されました）

 

 

 

ーー本編の聞き所やポイントを教えてください。

 

旭：私はやっぱりバトルシーン。魔物が出てきて戦うシーンがあるので、そこをぜひ聴いて欲しいです。声だけで戦う表現をするのは難しかったです。

 

工藤：もうとにかく巴（奎依）さんのキャラクターが本当に可愛くて、魔法を使った後に「余計な事しちゃったよ」って泣くところが可愛いのでそこを聞いてほしい。あと私のセリフの1/3くらいが「KEIちゃん」なんです。「KEIちゃん」で感情を表現しているので、いろんな「KEIちゃん」を楽しんでください。そして私のキャラクターが元の世界に帰るための重要なポジションになっているので、そこに注目してください。

 

 

 

ーーそして新曲「nice to NEET you！」がリリースされましたが、このタイトルの読み方って・・・。

 

工藤：「ないす とぅー にー ちゅー」ですね！

 

旭：『おそ松さん』第３期のオープニングテーマで、働きたくない、ダラダラしてたい歌詞になっています。働きすぎている、頑張りすぎている人達に、少しでも力をもっと抜いていいんだよっていう応援ができたらという曲です。

 

工藤：ニートのためのニートを応援する歌です！

 

 

ーー曲の展開が面白いですね。

 

工藤：サビが"追いかけ"の歌詞になっているので、最初聞いた時にどこを歌うんだ？ってなりました。セリフもこんなに多いのは初めてかもしれないです。

 

ーー色々なバリエーションでセリフ言ってますよね

 

工藤：セリフは、全員が全パートを録ったんですけど、私は収録が最初の方だったので自由に演じさせてもらいました。

 

旭：小嶋凛（こじまりん）ちゃんがサビの台詞で片言になっていて面白いです。私は、大衆に向かって言う感じになってます。

 

 

ーーダンスも特徴的ですね。

 

工藤：名付けて「ニートダンス」です。片足を上げて踊ってますが、全然ニートじゃなく、エクササイズですね（笑）

 

旭：私は、寝転がって足を上げてますが、前後のフォーメーションがバタバタしがちなので、疲れるというよりはハードな印象です。

 

工藤：私は、立っているニートダンスをしてますが、あれは棒立ちに見えるけど足を上げる前に体を少し斜めにするんです。その状態のまま足を上げるのが、腹筋や体幹を使います。私はサビ前で、端から端に猛ダッシュして、ふらふらになっている感じでした（笑）

 

旭：四股を踏んだり、ヘドバンしたり、最後は、やけくそになってくるんですよ。

 

工藤：それがA応Pならでは、だと思います。

 

 

ーー同時収録の楽曲(nice to NEET you！(with you Version))がちょっと変わってますね。

 

工藤：これは、一般公募をしたんです！『集えよ同胞！NEET応援プロジェクト！』という企画を実施して、400名以上の方が参加してくれました。

 

旭：私たちの声と、『おそ松さん』ファンの皆さんの声が一緒になってCDに収録されています。

 

工藤：CDにファンの皆様の名前がクレジットされているので、ぜひCDを手に取って確かめて欲しいです。

 

 

ーー最後にファンの皆様に向けて一言メッセージを

 

旭：ドラマCDや特典のシチュエーションミニドラマをダミーヘッドマイクで収録したり、ファンの方から歌声を募って収録したりという新しい試みに挑戦させてもらい、とても楽しかったです。これからもいろんなことに挑戦していきたいと思いますので、ぜひ注目していただけると嬉しいです。

 

工藤：この記事やおそ松さんの楽曲をきっかけにA応Pをもっと知ってもらえたら嬉しいです。A応Pはいろんなことに挑戦しています。アニメが好きな人なら、とても楽しいグループですし、アイドルが好きな方には可愛い曲がたくさんあるので、色々聞いてもらいたいです。今回のドラマCDは、二次元キャラクターを描いていただき、設定もしっかりしていて、A応Pということを抜きにしても楽しいドラマCDになっているので、お手にとって頂けたら嬉しいです。

 

A応P「nice to NEET you！」MVフル Ver.