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expiece インタビュー<2>伊藤ゆいとDJ HINA、全開の話を掘り下げれば、今の活動について語る!!
現在、毎週金曜日にSHOWROOMで。毎週日曜日には、expieceYouTube公式チャンネルを通して無観客有料生ライブ配信「expiece Studio LIVE生配信!!」(アーカイブ放送も有り)を行っているexpiece。グループとして活動を初めて6年。現在のヴォーカル&DJ STYLEになって1年。そんなexpieceの変遷について、伊藤ゆいとDJ HINAに、2回に分けていろんな話を伺った。
2回目は、DJ HINAの引き籠もり話と、現在のexpieceの活動状況を語っていただきました。
今、ようやく形になりだしているので、わたしとしてはガッツポーズです!!
――HINAちゃん、すっかり引き籠もりを克服したんじゃない?
DJ HINA:まだ人見知りが激しいから、まだまだリハビリ中です。
伊藤ゆい:HINAは、何年くらい引き籠もってたんだっけ?
DJ HINA:3年くらいかな??
伊藤ゆい:それは、何処までのレベルだった?
DJ HINA:中学校3年間、学校には行ってなくて、外に出るのは、お母さんと近所のスーパーへ一緒に買い物に行くのと、弟や妹の学校の運動会などの行事にお母さんと一緒に出かけるくらいで、遊びに行ったりはぜんぜんなかった…出来なかった。だから、何時も部屋で猫と遊んでいるか、ネットで遊びながら引き籠もってました。
――部屋を出るきっかけが、expieceのスタッフとしてのお手伝いだったわけだ。
DJ HINA:はい。中学校を卒業して、「これからどうしようかな」と思っていたときに、ゆいお姉ちゃんに声をかけられたのと、妹のこころが「はなここ」としてアイドル活動を始めたのに刺激を受けて、「わたしは表舞台には立てないけど、裏方としてなら少しはお手伝いが出来るかな?」と思ったのと、それをやることで「人と接することのリハビリになる」と思ったから、お手伝いをするようになりました。
――姉と妹の存在は、とても大きかったんですね。
DJ HINA:大きかったです。二人が頑張ってるから、自分も頑張れたし、今も頑張れてます!!
――二人がいなかったら…。
DJ HINA:今も、部屋で猫と遊んでると思う(笑)
伊藤ゆい:芸能のお仕事って、ちょっと変わっている子のほうが才能を活かせられるじゃないですか。それをわたし自身も活動をしながら実感していたし、HINAはただ人見知りで引っ込み思案なだけで面白い子というのは知ってたから、いつか表舞台にも上げたいなと思ってました。それが今、ようやく形になりだしているので、わたしとしてはガッツポーズです!! HINAは今、expieceのデザインなども手がけているように、メンバーとしてだけじゃなく、expieceにとって重要な役割を担う人になっているからね。
DJ HINA:引き籠もっていた頃からデザインや動画の編集などをやっていたから、自分の好きなことが今こうやって役立っているのが嬉しいし、人に求められてるのを感じるたびに、「わたし、生きてるんだなぁ」と実感するようになりました。
――それまでは、生きがいを見出せなかったんだ。
DJ HINA:引き籠もっていた頃は生きがいがなかったし、なんのために自分は生活をしているかわからなかったんですけど。expieceのメンバーとして活動を始めてからは、人と話す楽しさがわかったし、今は直接会えなくてもtwitterやSHOWROOM、生配信ライブなどを通して接していられるように、expieceの活動を通して人と関わる楽しさを知れました。だから今は、だいぶ生きるのが楽しくなりました。
――expiece内での役割も増え出しているよね。
伊藤ゆい:そうなんです。気を抜いてたらHINAに逆転されちゃいそうだから、わたしも日々頑張らなきゃと刺激になっていますからね。
――ちなみに、マスクはずっとトレードマークにしていくのでしょうか?
DJ HINA:一生取りません。
伊藤ゆい:家族の前でも取らないんですよ。取るのは、ご飯を食べるときとお風呂に入るときくらい。家族間でも、ずっとマスクをしている印象だから、それが普通になっちゃってます(笑)。
DJ HINA:マスクをしている姿がDJ HINAの本体だから。マスクを取ると裸になるみたいで、すごく恥ずかしい…。
expieceの曲の歌詞は、自分も共感できる内容が多いように、聴いた人たちも曲の主人公を自分に当てはめやすいと思う。
――expieceの楽曲の作詞は、すべてゆいさんが担当しています。
伊藤ゆい:結成以来、すべての楽曲の作詞を担当し続けています。
――その作詞スタイルにも、変化が現れだしたと伺いました。
伊藤ゆい:作詞を始めたばかりの頃は、自分の中にある"言葉に出来ない想い"を歌詞にしていたんですけど。expieceとして路上ライブをやり始めた頃から、曖昧な表現を使った言葉よりも、ストレートにわかりやすく歌詞を書いた歌のほうが人に伝わりやすいことを感じ始めました。それ以降は、あえてわかりやすい表現を中心に構成しながら、深みを持った抽象的な表現はDメロや、たまにBメロに加える形を取るようになりました。実際、そのほうが想いも伝わりやすければ、自分の中にある深い意志を読み解いてもらえようにもなったので、そのスタイルにしたのは正解だったなと思ってます。
DJ HINA:expieceの曲の歌詞は、自分も共感できる内容が多いように、聴いた人たちも、曲の主人公を自分に当てはめやすいと思う。expieceのファンって、曲を好きになって支持してくれる楽曲派が多いのも、そういう理由があるからかも知れない。とくに、expieceのファンはバラード好きが多いです。
伊藤ゆい:昔からバラードを聴いてファンになってくれる人たちが多かったからね。昔だったらそれが「Dear…」で、今は「スイセン」かな?!
以前は、ライブでもアップテンポの曲を中心にと構成していましたけど。今は、あえて1曲目にバラードを歌って聞き入らせるなどもやっています。そうすることで、ライブで騒ぎたい人はロビーに出て行くけど、曲を味わいたい人たちは真剣に聴いてくれれば、それでファンになってくれる人たちも多いように、むしろ好き嫌いがはっきりして良いのかなと思います。それに、ヴォーカル&DJ STYLEという形を取ることで、他のグループとの差別化にもなっているので、そこでも好き嫌いがはっきり出るぶん、それを強みにしていこうとexpieceは思ってます。
ライブと動画では、お互いのキャラクターが間逆!!
――expieceの公式YouTubeチャンネルには、お二人の個人動画もアップされています。この映像、それぞれ自分で撮影と編集をしているそうですね。
伊藤ゆい:そのスタイルでやっています。HINAは、もともと動画編集は得意だったもんね。
DJ HINA:ずっとお家にいた時代に趣味で動画編集を勉強していたから、それが今はだいぶ活かされてるなって感じです。
――動画編集をやり始めたきっかけが気になります。
DJ HINA:応援している好きなアイドルさんや女優さんがいて、そのファンの人たちとネット上で関わっている時期があって。そのとき、みんなが好きなアイドルさんの歌詞動画などを作ってコミュニケーションもしていたから、自分もそこに参加したくなって動画編集を覚えて、好きなアイドルさんの歌詞動画をアップしてました。そしたら、グループの人たちから「動画作るの上手だね」と言ってくれる人たちが出てきたことから嬉しくなって。それで、いろいろスキルを身につけていくうちに今のようになりました。あのときに覚えたことが、今、こうやって活かされて良かったなと自分でも思います。
伊藤ゆい:最初は、わたしの動画も全部HINAにお願いしようかと思ってたけど。自分で動画をアップしたほうが、YouTubeに上げる効率も上がるなと思い、わからないことはHINAに聴きながら、何時しか…というか、YouTubeチャンネルを始めるようになってからは、わたしも動画編集をやるようになりました。
――お互いの動画を、どのように見ています?
伊藤ゆい:HINAは、「知育菓子動画」や「猫の動画」、HINAが大好きな「土屋太鳳ちゃんの動画」などいろんなタイプの動画をアップしています。わたしも、HINAのアップしている「知育菓子動画」を見て「作ってみよう」と思えば、普段以上に口数多く土屋太鳳ちゃんについて語っている動画を見ながら、HINAは本当に好きなんだなと感じれば、「猫動画」に癒されたり。HINAの場合は、マイナスイオンみたいな感じで癒される動画が多いですね。
DJ HINA:わたしもステージに上がるようになり、メイクを覚えだしたんですけど。そういうときに参考にしているのがYouTube上にあるメイク動画。今はゆいお姉ちゃんも「メンク動画」をアップしているから、そういうのを参考にしています。困ったら聞けばいいだけですけど(笑)。でも、参考にして見ています。
伊藤ゆい:動画を観ながら感じていたのが、ライブと動画では、お互いのキャラクターが間逆ってことなんです。DJ HINAはMCでは尖ってるけど、動画でのDJ HINAは癒し系。わたしは、そのまったく逆。そこのギャップも楽しんでください(笑)。
「デモCDを200枚売ったら、ミニアルバムの制作を開始します」企画とは…。
――今は、まだまだリアルなライブ活動は難しい時期。expieceも、今はオンライン上での活動がメインなんですよね。
伊藤ゆい:今は、金曜日と日曜日にスタジオ生配信を行えば、YouTubeチャンネル上に自分たちの日常を映した動画をアップしているのが主な活動です。加えて、4年前の赤坂BLITZ(現マイナビBLITZ赤坂)公演のときに約束しながら、メンバーチェンジやら何やらでずっと延期になっていたミニアルバムの制作へ向けたチャレンジも始めました。それが「デモCDを200枚売ったら、ミニアルバムの制作を開始します」企画です。DJ HINAのtwitterには、その売上を記録したソールドアウトメーターがアップされているので、それを見ると、今、何枚売れているのかがわかります。
DJ HINA:早く200枚を達成させて、ミニアルバムの制作に入りたいなと思ってる。
伊藤ゆい:あと、毎週日曜日の夜に行っている有料無観客生配信ライブですが、そこはHINAが説明してっ!!
DJ HINA:5月から、新しい試みとしてZOOMを使ってスタジオにお客さんたちの姿を映し、その姿を観ながらライブをやっています。MCでは、ZOOM観戦をしている人たちとお話をすれば、一緒にゲームをやったりと、ZOOM観戦だからこその楽しみ方も始めています。もちろん、普通に公式サイトからも観れますけど。ライブに直接参加したい方は、ZOOM観戦が面白いと思います。
あと、バイノーラルマイクという、その場にいるような感覚になる臨場感あふれたマイクを使ったコーナーもあります。ここのコーナーではイヤフォンやヘッドフォンで聴くと、その場にいるような感覚になれるから、ぜひそれも楽しんでください。
伊藤ゆい:無観客生配信ライブへの参加も、ぜひお待ちしています!!
TEXT:長澤智典
<インフォメーション>
毎週金曜日と日曜日にスタジオライブ生配信!!
▶︎毎週金曜日 20:30〜21:00
SHOWROOMにてスタジオライブ無料配信!!
https://www.showroom-live.com/expiece
▶︎毎週日曜日 19:00〜20:30
Expiece公式サイトにて、90分ステージのスタジオライブ生配信!!
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