FEATURE

2024.01.27
太陽と踊れ月夜に唄え

アニメのオープニングテーマとして『オトワ』がアニメ映像と一緒に流れてきたときに、「これで『オトワ』の世界が完成した」と思えました。 太陽と踊れ月夜に唄え インタビュー(月夜に唄え編)2   

 1月31日(水)に1stシングル『オトワ』を発売する太陽と踊れ月夜に唄え。この楽曲は、TVアニメ「愚かな天使は悪魔と踊る」のオープニングテーマとして放送中。
 今回、1stシングル『オトワ』の魅力と、太陽と踊れ/月夜に唄え、それぞれに伺った。こちらでは、月夜に唄えのインタビューをお届けします。

(前編は、こちらから) 


月夜に唄えの場合、けっこうクールでドラマチックな楽曲など格好いい系が中心なので、底抜けに明るい『オトワ』は逆に新鮮でした。


──現在、太陽と踊れ月夜に唄えとして歌っている『オトワ』が、アニメ「愚かな天使は悪魔と踊る」のオープニングテーマとして流れています。それぞれ、この楽曲の魅力についても教えてください。

夕綺友里杏  最初に楽曲を聞かせていただいたときから、すごくアップテンポで明るい印象を受けました。月夜に唄えの場合、けっこうクールでドラマチックな楽曲など格好いい系が中心なので、こういう底抜けに明るい曲は逆に新鮮でした。
  個人的な感想になりますが、アニメの第1話を視聴した際にオープニングテーマとして『オトワ』がアニメ映像と一緒に流れてきたときに、「あっ、これで『オトワ』の世界が完成した」と思えました。というのも、『オトワ』の歌詞自体が、やはり漫画やアニメの内容とリンクしていて、物語の中心になる天使と悪魔、2人の軽快なやりとりの雰囲気が楽曲や『オトワ』のMV、そしてアニメのオープニング映像にしっかり表現されていたからです。2人の関係性や恋のもどかしさが描きだされた歌詞が耳や胸にすっと入ってくる、思わず一緒に歌いたくなる楽曲です。

──『オトワ』のMVには、9人が天使メンバーと悪魔メンバーに分かれて登場します。友里杏さんは??

夕綺友里杏  私は天使チームです。月夜に唄えでは、しづくちゃんが悪魔チームで、他3人は天使チームになりました。白が好きなので天使チームになれて嬉しかったです。。

──続いては、海緒さんお願いします。

三葉海緒 アニメの内容と重なる歌詞や、お洒落で癖になるロック調の音楽、MVの構成やメンバーの表情、ヘドバンしたくなるようなところなど、大好きがいっぱい詰まった楽曲です。

──海緒さん、天使側についての印象も聞かせてください。

三葉海緒  最初は悪魔側の予定だったのですが、振り入れの時に私の構成が天使だった為、ダンスの先生が天使へと提案してくださいました。月夜に唄えで歌った『リアルモンスター』でわたしが悪魔を演じていたことから、2回連続で悪魔役になるよりも天使がいいのでは?と太陽と踊れのひーちゃん(凪楽ひより)が考えてくれていました。
ひーちゃんも太陽と踊れの曲「はなうらNIGHT!」で天使っぽい衣装を着用しているということで、お互い色んな面を見せることができたかと思います。

夕綺友里杏  海緒ちゃん、どっちを演じてもしっくり来るよね。

──あんりさんの、『オトワ』への印象も聞かせてください。

榎宮あんり  『オトワ』はロック調でかっこいい曲でありながら、でも、歌詞にはすごくかわいい表情も書いてある、まさに天使と悪魔が同居している楽曲です。メンバーも、天使と悪魔に分かれて対決すれば、ダンスでも天使と悪魔を表現する動きがたくさんあるので、アニメの世界観にもぴったりハマる楽曲になっています。
  個人的なお話になりますが、アニメのオープニング映像として『オトワ』が流れてきた瞬間、わたし、すごく嬉しくなって鳥肌が立っちゃいました。それも嬉しい思い出になっています。

──天使側になったことについての印象も聞かせてください。

榎宮あんり  最初は、悪魔側かな?と思っていたら、「天使側でお願いします」と言われ、「あー、そういう印象なんや」と思いました。

雨島詩月  絶対に天使側だと思ってたよ。

夕綺友里杏  アニメ作品にも繋がる小悪魔的なかわいい天使姿は、まさに、あんりちゃんに似合うからね。

──詩月さんは、月夜に唄えの中、唯一の悪魔側になりました。

雨島詩月  自分でも「悪魔側だろう」というのは予測がついていたので、そこは納得でした。

──予測がついていたと…。

雨島詩月  はい。わたし、もともと黒が好きで、私服も全部黒系で、今回の衣装も、一人だけ上下黒服姿。それに、天使と悪魔を色で例えるなら、白と黒になるじゃないですか。となると、黒好きの私としては、やっぱり悪魔側だろうなというのは予想していました。性格的にも、天使よりは悪魔側だろうなという印象なので、何も異論がないどころか、本当に納得でした。

──詩月さん、『オトワ』の魅力もお願いします。

雨島詩月  『オトワ』はロック調の楽曲ですが、その中からポップな要素が見えるなど、いろんな音楽的な要素を混ぜた楽曲です。いろんな方向へ尖った曲なので、1曲の中でも、ドキドキやワクワクなど、いろんな感情を味わえるのが好きなところです。


ライブでやっていた『だれかさんがころんだ』の音源をアレンジし、だいぶ音数を増やしています。なので、ライブで聴く音源以上の華やかさを、CDの音源では感じられると思います。


──C/Wにも、太陽と踊れ月夜に唄えの楽曲を収録。まずは、『だれかさんがころんだ』の魅力から聞かせてください。

雨島詩月  『だれかさんがころんだ』は、もう1曲収録した『スプらっしゃい!』と同じように、ライブでずっと披露し続けてきた曲。それを今回音源化することから、ライブでやっていた音源をアレンジし、だいぶ音数を増やしています。なので、ライブで聴く音源以上の華やかさを、CDの音源では感じられると思います。『だれかさんがころんだ』はとくに、サビが華やかなぶん、ABメロは逆に重低音を効かせていますけど。そこのめりはりが、より格好良さを強調しているので、すごくいい音源になりました。ライブで聴いている方々も、ぜひCDを通しての『だれかさんがころんだ』をチェックしてください。

榎宮あんり  『だれかさんがころんだ』は、『スプらっしゃい!』に続く、太陽と踊れ月夜に唄えの2曲目として完成した歌でした。『スプらっしゃい!』がわちゃわちゃとした感じなら、『だれかさんがころんだ』はダンスがメインの、しかもK-POP寄りの楽曲です。ソロパートでは、しーちゃんのダンスがあれば、『だれかさんがころんだ』ではメンバー一人一人がソロで歌うパートもあるので、それぞれの個性をたくさん味わえる楽曲だと思います。ぜひ、一人一人の歌い方はもちろん。ライブで歌っているときの個々の表情や、ダンスなど、そういうところにも注目してください。きっと、9人それぞれの新しい一面を発見できると思います。

三葉海緒  『だれかさんがころんだ』のサビの歌詞は、「だるまさんがころんだ」の韓国語の歌詞の空耳を日本語にしています。そこにも注目してほしいのと、いつもの太陽と踊れ月夜に唄えとは異なるK-POP寄りの雰囲気を出した格好良さにも注目してもらえたら嬉しいです。


『スプらっしゃい!』は、夏フェスデビューに向け、夏フェスで盛り上がれる楽曲という理由から誕生しています。


──続いては、『スプらっしゃい!』になりますね。

三葉海緒  太陽と踊れ月夜に唄え、初めての9人曲が『スプらっしゃい!』でした。ライブでは、セットリストの最後になることが多い曲です。歌詞に「終わらないで」とあることで、楽しい時間には終わりがきてしまう切なさを感じつつも最高に盛り上がる曲です。

夕綺友里杏  太陽と踊れ月夜に唄えのプレデビューライブは、野外ステージで行われた夏フェスの「SPARK」の場でした。『スプらっしゃい!』は、夏フェスデビューに向け、夏フェスで盛り上がれる楽曲として作ってくださったそうです。みおちも言ってたように、ライブの最後に歌うことが多い曲。そしてライブでは、太陽と踊れ・月夜に唄えと、それぞれがグループの世界観を展開して、ステージを温めたところで歌わさせていただくことが多いのですが、この曲を歌うことで会場全体に一体感が生まれて、ファンの方々も一緒に踊ってくださったり声援を送ってくださったりします。
  ライブでは、高揚感が高まり、その波に乗ったまま歌っていますが、レコーディングでは各々静かなブースで歌詞の意味を噛み締めながら歌っていたので、より歌声に深みが増してライブとは表現の印象も異なって聴こえると思います。

──そこは、ポイントですね。

夕綺友里杏  そうなりました。ただ楽しいだけじゃなく、曲の後半は夏が終わってしまう寂しさも覚えつつ、でも、また夏が来たら、この輝く日々を思い出すんだなという、ちょっとセンチメンタルで切ない思いも歌詞を通して表現しています。
  ライブでも、そういう思いも踏まえた上で歌っているのですが、やっぱり楽しさが勝ちますよね。もちろんこれからも、それぞれのライブごと、歌詞に込めた思いを大切に歌っていきますので、夏の眩しさと切なさ2つの美しさを1曲で味わえる『スプらっしゃい!』をライブではその場の空気を楽しみながら、そしてお家でCDなどの音源を聴くときは歌詞の意味を中心に聴いていただけたら嬉しいです。


月夜に唄えはメンバー自身の気持ちに繋がる素直な心模様を歌にして表現しているからこそ、そのスタイルをこれからも変えることなく、ファンの方々としっかり共有し続けていけたらなと思っています。


──最後に、今年の太陽と踊れ月夜に唄え・月夜に唄えについてメッセージをいただけますか?

雨島詩月  今回、太陽と踊れ月夜に唄えとしてアニメのタイアップをいただくことが出来ました。このチャンスをしっかりと生かし、アニメファンの方々はもちろん、たくさんの人たちに、これまでに歌ってきた曲たちを含め、太陽と踊れ月夜に唄え・太陽と踊れ・月夜に唄えの曲たちを届けていきたいと思っています。
  月夜に唄えは、これからもメンバー個々の個性を大事にしていきます。楽曲の面でも、メンバー自身の気持ちに繋がる素直な心模様を歌にして表現しているからこそ、そのスタイルをこれからも変えることなく、ファンの方々としっかり共有し続けていけたらなと思っています。

TEXT:長澤智典 
 

<インフォメーション>


JKT

1stシンクル『オトワ』 
2024年1月31日(水)発売

https://taiyotsukiyo.com/discography/taiyotsukiyo/otowa/

TVアニメ『愚かな天使は悪魔と踊る』オープニングテーマ収録
太陽と踊れ月夜に唄え「オトワ」Music Video

https://www.youtube.com/watch?v=hwtPXwI3VS8

<初回限定盤特典>
・フルカラーブックレット(12P)
・特典Blu-ray Disc
「オトワ」「あっちむいてベイベー!」「幾望」「あした天気にならないで」
「リアルモンスター」「はなうらNIGHT!」「集団ヒステリック」ミュージックビデオ収録
<CD収録内容>
01.オトワ作詞・作曲:渡辺翔編曲:eba
02.だれかさんがころんだ作詞:菊池諒作曲編曲:yuigot
03.スプらっしゃい!作詞・作曲編曲:林直大 04.オトワ(Instrumental)
05.だれかさんがころんだ(Instrumental) 06.スプらっしゃい!(Instrumental)

 2024年1月8日(月)からテレビ東京・テレビ大阪 BSテレ東・AT-Xほかにて順次放送開始
https://kanaten-anime.com

"A&G ARTIST ZONE太陽と踊れ月夜に唄えのTHE CATCH"毎週木曜18:00~放送
https://www.joqr.co.jp/ag/article/110661


アー写
PROFILE
2023年7月ポニーキャニオンより2組同時デビュー。「太陽と踊れ」はPOPな楽曲で「遊び」をテーマに、「月夜に唄え」はEMOTIONな楽曲で「少女の日記」をテーマに活動していき、時には2ユニットが混ざつて楽曲を発表することも。時には仲間、時にはライバル。
相反ではなく切磋琢磨する関係で物語を作っていく。
https://taiyotsukiyo.com/profile/


PONY CANYON IDOL PROJECT『太陽と踊れ月夜に眼え』
音楽配信サービス:https://taiyotsukiyo.lnk.to/zenkyoku_matome
公式HP: https://taiyotsukiyo.com/
X: https://twitter.com/taiyototsukiyo
YouTube: https://www.youtube.com/@taiyotsukiyo
TikTok: https://www.tiktok.com/@taiyototsukiyo
Instagram: https://www.instagram.com/taiyototsukiyo/

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