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2023.11.29
PinkySpice

これこそがPinkySpiceの底力。ということは‥。6年目のPinkySpice、かなりヤバいんじゃね????!!!!「PinkySpice 5th Anniversary Special LIVE@TOKYO」公演レポート!

  PinkySpiceが、結成5周年を記念し、11月23日(木・祝)に神田明神ホールを舞台に「PinkySpice 5th Anniversary Special LIVE @TOKYO」を行った。場内の後ろまでたくさんの人たちが詰めかけた当日の公演の模様を、ここにお伝えしよう。


 メンバー紹介の映像が流れだすのにあわせ、フロア中から上がりだす歓声。「ARE YOU READY?」の文字に続いて流れ出したSE。舞台の上では、躍動する楽曲に乗せて8人のメンバーの躍る姿が‥。場内中からあふれだす歓声も大きさを増す。そして…。

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  PinkySpiceのライブは、フロア中から沸き上がった大きな大きなMIXの声も熱狂の要素に加える形で、『SPICY COLOR』を歌いながらスタート。舞台の上のメンバーらの躍動する姿が、とても眩しい。彼女たちは凛々しい声を響かせ、スタイリッシュなのにパワフルなパフォーマンスを魅力に、フロア中に熱を持った歌声の風を吹かせだす。舞台の上から注がれる8つの眩しくもスパイシーな刺激に触れて身体や気持ちは騒ぎだすが、2つの眼(まなこ)は、ずっとその姿を追いかけていたい気分だ。

 

  「まだまだ盛り上がっていくぞ」の声を合図に、『EXIT』がスタート。舞台の上に、巨大なCo2の柱が幾つも吹きあがる。メンバーらはかなり攻めた姿勢で、でも、鉄壁なパフォーマンスで視線を捉える姿を魅力に、観客たちに熱い熱い刺激を注ぎ込む。場内中から熱した声が飛び交うのも納得だ。激しく躍動する楽曲の上で、ミュージカルの一場面のような見目鮮やかな姿を見せる彼女たち。序盤から、気持ちと身体を嬉しく騒がせるライブがそこには生まれていた。

 

  爆裂した音と、メンバーらの熱情した煽りを合図に『Labyrinth』が飛びだした。8人の凛々しい姿と、挑むような熱情した歌声と気迫に煽られ、フロア中の人たちも拳を掲げ、気持ちを奮い立てる。「心を燃やせ 闇を切り裂け」の歌詞のように8人が心を燃やしながら、沸き立つ感情を次々とぶつけだす。その思いを全力で受け止め、熱情した思いとして8人にぶつけ返したい。

 

  「もっと声だして!!」。『DREAMR』にあわせ、フロア中に生まれたMIX。この曲でも彼女たちは夢見る思いを胸に、希望で心を満たすように歌っていた。開放感を持った楽曲という理由もあり、彼女たちの明るい笑顔とパワフルなパフォーマンスに触れ、気持ちがどん晴れ渡る。力強さと躍動感、女の子らしいか弱い心模様もチラチラと見せながら。でも、掲げた手で未来を照らす光をギュッとつかみ、その輝きをパワーに、8人は触れた人たちの背中を、その歌声とパフォーマンスで強く押し続けていた。なんてパワフルな姿だ。その迫力に刺激を受け、観客たちもずっと熱い声を上げ続ける。一緒に熱を生み出せば、その熱を大きく膨らませてゆく。その暑苦しい関係性こそが、気持ちを騒がせる。これが丸5年間最前線を駆け続けてきたパワーと存在感というものか‥。ほんと、強烈でスパイシーだ!!!!!!!!

 

  前半部のPinkySpiceは、格好いい姿を次々と提示。歌始まりの『Relight』でも彼女たちは、エレクトロでカラフルなダンスロックに乗せ、チャーミングな仕種や表情も混ぜながら観客たちに刺激を与えてゆく。甘さの中にも、気持ちをピリッとさせるスパイシーな要素を加えてゆくからこそ、彼女たちの姿にデレッとしながらも、キリリとスタイリッシュにせまる姿へ触れるたびに、気持ちが奮い立つ。彼女たちはファルセットした声も魅力に、躍動したビートに乗せて右に左へと移動しながら、甘辛い刺激を通して観客たちの気持ちを騒がせ続けていった。

 

  『愛だらけの世界』では、妖艶な素振りも見せながら、観客たちにピリッとしたセクシーな刺激を与えていた。この曲で彼女たちは、舞台の上で妖艶な踊り子となり、観客たちを誘い続ける。その甘い挑発で、もっともっとメロメロに酔わせてくれ。落ちサビで生まれたケチャの景色。そこから未来へ向かって駆けだす姿を通して、彼女たちに素敵な夢を見せてもらえた気分だ。

 

 止まることなく『THE GAME』へ。ファンキーでタンサブルな跳ねた音楽の上で、8人は甘く挑発した姿を見せる。どの曲でもそうだが、切れ味鋭くも綺麗に揃ったダンスパフォーマンスの数々に触れていると、その動きから目を逸らしたくなくなる。まして、妖しく艶やかに挑発した様も加えてせまるとなれば、興奮を覚えながらも、その姿をずっと追いかけてしまう。なんて胸をドキドキさせる姿だ。さぁさぁ、もっともっと華やかな色にこの場を染め上げ、魅惑の宴の中で一緒にはしゃぎまくろうか。

 

 熱いMIX声を合図に、派手で、華やかな、でも、嬉しく気持ちを挑発する歌の刺激を8人は届けてきた。『Fighter』では、メンバーと観客たちが共に拳と突き上げ、一緒に「Woo Oh!」と声を張り上げながら、この空間を、熱いバトルフィールドへ染め上げていった。どこへ目を向けるではなく、みんなに視線を向けたくなるくらい、一瞬たりともその姿を見逃したくない様が目の前に広がっていた。ファンたちの口上も胸を熱く騒がせる。

 

  メンバーと観客たちが高く右手を突き上げ、「Oh!Oh!Oh!」と高らかに歌いだす。『落陽に惑う』でも、メンバーと観客たちが互いを強く求め愛(あい)、この場で膨らみ続ける熱い空気へ、さらに熱情した空気を注ぎ込む。この曲で見せたメンバーたちの感情的な歌声にも、ずっと心が惹かれていた。歌心で気持ちを嬉しく揺さぶり、激しくも華やかな楽曲で身体の奮えを止めない。終盤には、ふたたび「Oh!Oh!Oh~」とシンガロングしてゆく光景も誕生。本当に、胸が熱く熱く騒ぎ続ける。

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  メンバー個々からのメッセージ動画を上映。その後、5周年用の新衣装に着替えたメンバーらが舞台へ姿を現した。

 

  ここからは、チャーミングな、キラキラとしたPinkySpic eの姿を提示。その始まりの鐘を鳴らしたのが、『恋する君を想う』。一人一人がキュンとした笑顔を浮かべ、甘くとろけそうな声で「好き好きて隙だらけで」とせまってきた。フロア中の人たちも、抑えられない感情を絶叫にしてメンバーらへぶつけていた。愛らしい仕種をたっぷりに、みんなで大小たくさんのハートを描きながら、8人は愛おしい愛情を舞台の上から降りそそぐ。観客たちの胸の中で、彼女たちに恋した気持ちが膨らみ続ける。もっともっと破裂するくらいまでときめかせてほしい。フロア中の人たちが、最後に8人に向けて叫んだ「愛してる」の声も印象的だ。

 

  やばい、彼女たちが掛けた無邪気なアイドルパワーというキュートな魔法に、どっぷり落ちてしまいそうだ。いや、『StealHeart』を聴きながら、8人のかけた"ときめきとドキドキの魔法"に魅了され、フロア中の人たちが、止まることなく絶叫した声を張り上げ続けていた。「あなたのハートはわたしに頂戴されてしまいました」の歌詞ではないが、ピンキー色に染まったこの熱い熱いハートを受け止め、胸の上でギュッと抱きしめてほしい。もう、そんな気分だよ。「ドキドキ止まらなくなったなら」の歌通り、ドキドキが止まらない‥ではなく、ドキドキ をズッと止めたくない!! 

 

  次に歌った『PRISM』は、東京公演で初披露となった楽曲。初見にも関わらず、メンバーらの歌へ巧みに声を返してゆくところは、さすが百戦錬磨の観客たち。この曲では、メンバーみんなで声を重ねあわせ、弱い気持ちを乗り越えたうえで、前向きな思いで輝く未来へ向かう姿を歌にしていた。いろんな苦難の道や壁を乗り越えた上でつかんだ、今。これまでの歩みや思いを改めて噛みしめつつ、その気持ちを胸に抱きながら、しっかりと未来を見据えて歌う。彼女たちのその姿が、とても眩しく見えていた。

 

 ここからは、芸人のヲタルさんを司会に迎えた「企画コーナー「PinkySpiceに何でも聞いちゃいましょう~」を開催。最初に出た質問が、「5年前、または加入したときの自分にひと言」。それぞれの答えは、以下の通り。

「緑のペンラントが増えたよー」(蒼以みるか)
「えりのこと、憧れだって言ってくれる人に出会えたよー」(綿雲えり)
「アイドルらしくなったよー」(紫月ひかり)
「人生が変わったよー」(美波かのん)
「アイドルが職業になりました」(音咲あやね)
「素敵な未来が待ってるよ」(花村かれん
「毎日が充実してるよー」(織本杏実)
「ファンが増えまーす」(大塚れな)

 

  続いての質問が、オリジナルメンバーに向けた「今までずっと活動してこれた原動力は?」。

「メンバーの絆だと思います」(音咲あやね)
「PinkySpiceという名前・楽曲・パフォーマンス、メンバーのみんながかれんの好みだから続けられました」(花村かれん)
「性格の不一致。8人が8通りの性格や見た目、キャラのかぶらないところ」(綿雲えり)
「メンバーもファンの人もずっと優しい」(蒼以みるか)
「休まない」(大塚れな)

 

  最後の質問へ新メンバーが答えたのが、「PinkySpiceでよかったと思った瞬間」。

「メンバーがみんないい人です」(織本杏実)
「単独や生誕祭のときにメンバーの作る一体感がすごく好き」(紫月ひかり)
「アイドルになって、今までファンとして見ていた大きなステージに立てたことが嬉しかった」(美波かのん)

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 ライブも終盤へ。飛びだしたのが『この指とまれ!』。爆裂したファンキーな楽曲の上で、メンバーたちが思わせぶりな妖しい姿も見せながら、一人一人がせまりだす。サビでみんなが気持ちを一つに晴れたファルセット声を可憐に響かせる。その様に向け、フロア中から熱いエールが飛び交う。舞台の上で、跳ねるようにステップを踏みながら「ほら、この指とまれ!」と歌うたびに、突き出した指をつかみたくなる。

 

 メンバー全員で甘い歌声を重ねあわせ、『SweetPinkyChocolate』を歌唱。フロアからは「萌え萌えキュン」の声も飛び交う。誰もが気持ちを萌えに燃えたて、一緒に甘い甘い世界の中で一つに溶け合っていた。8人の甘く熱した魅惑的な刺激に触れ、ハートがとろけてしまいそう。これもPinkySpiceの掛けた魔法??だとしたら、このままずっとずっととろけ続けていたい。こんな気持ちにしたのも、全部キミたちのせいだから。

 

 PinkySpice は最後に『キミのせい』を歌いながら、この空間を張り裂けんばかりの絶叫飛び交う場に染め上げた。8人は、思いきり愛らしいアイドルした姿で、笑顔と幸せと楽しいが支配する眩しい世界へ招き入れていた。甘い甘い刺激の一線を超えたときに、ここにいた人たちはどんな景色を見て、どんな風に感じていたのだろうか。8人の激甘な声で「来て来て来て」と歌う触れながら、本気で熱狂し続けていた。

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  めちゃめちゃ大きなアンコールの声を受けて、メンバーらがふたたび舞台へ。歌ったのが、『Sun&Flower』。フロア中から飛び交う熱い熱いMIXの声。彼女たちは熱狂したファンたちの声を受け止めつつも、チャーミングな仕種も混ぜながら、胸をキュンと揺さぶる歌を伝えてきた。彼女たちの姿は、甘い蜜を求めて花々を巡るように飛び交い戯れる蜜蜂たちのよう。彼女たち自身が甘い甘い刺激を、歌声に乗せて次々と降りそそぐ。チャーミングな8つの輝きが眩しい。気持ちが、ふたたび華やぎだす。その甘い刺激がたまらない。

 

 「Woo oh oh oh oh」と8人が高らかに声を上げて、歌いだす。PinkySpiceは『Can't stop the feeling』を.歌い踊り、はしゃぎながら、この空間を、真夏の野外フェス会場のような熱情した景色に染め上げる。彼女たちと一緒に限界を越す勢いで飛び跳ね、声を張り上げ、騒ぎ続けたい。その楽しさを、ここに生まれた華やかなパーティーの幕を閉じてたまるか。とにかく今は楽しみまくりたい。8人と一緒に声を張り上げ、共に飛び跳ね、騒いでいたい。華麗なステップを共に踏みながら歌い踊る彼女たちにあわせ、一緒に大きく手を振り上げ、くしゃくしゃの笑顔で楽しみ続けていたい。ただそれだけなんだ!!

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  最後の最後にPinkySpiceは、ふたたび『Fighter』を熱唱。メンバーと観客たちが"楽しさを求める戦士"となり、互いに力いっぱい踊り、声を張り上げる。高ぶる感情をぶつけてもぶつけても、後から後から沸きあがる。限界??そんな言葉はとっくに忘れたよ。今は8人に向かって「Oh!Oh!Oh!」と声を張り上げ、限界を飛び越える勢いで燃え滾り続けたい。最後の最後まで魂を燃やし尽くす勢いのライブを描きだしたPinkySpice。観客たちも、高く上げたその手を下ろすことなく、ずっとずっと一緒に爆裂し続けていた。これこそがPinkySpiceの底力。ということは‥。6年目のPinkySpice、かなりヤバいんじゃね????!!!!限界を超える勢いではなく、何度も何度も楽しいのレベルを上げてきたからこそ生まれた熱狂が、この空間を支配していた。

 

 今後のPinkySpiceだが、2024年2月20日にメジャーシングルとして『WAKE UP』を発売。2024年3月より、名古屋・大阪・北海道・福岡・東京を舞台に全国ツアーも行うことを発表。6年目のPinkySpiceは、さらに加速してゆく。

 

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PHOTO : ミヤタショウタ 
TEXT:長澤智典 

 

セットリスト
『SPICY COLOR』
『EXIT』
『Labyrinth』
『DREAMR』
MC
『Relight』
『愛だらけの世界』
『THE GAME』
『Fighter』
『落陽に惑う』
動画
『恋する君を想う』
『StealHeart』
MC
『PRISM』
企画コーナー
『この指とまれ!』
『SweetPinkyChocolate』
『キミのせい』
-ENCORE-
『Sun&Flower』
『Can't stop the feeling』
『Fighter』


SNS

https://twitter.com/Pinky_Spice_
https://www.pinkyspice.com
 

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