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2024.06.12
ROSARIO+CROSS

静岡市に新しいライブハウスMagical RiverがOPEN!! ROSARIO+CROSS「Magical River完成記念ワンマン」第2部公演レポート!

 静岡をベースに活動中のROSARIO+CROSS。彼女たちが、地元の静岡に新しく生まれたライブハウス「Magical River」が新たな拠点にもなることから、この会場の始まりに花を添えようと、6月1日に2部制のワンマン公演、その名も「Magical River完成記念ワンマン」を行った。2部ともにチケットはソールドアウト。ここでは、第2部の模様をお伝えしたい。

 

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  暗くなった場内へ『Overture』が流れだすのに合わせて、フロア中から鳴りだした熱いクラップ。メンバーらの登場に合わせて飛び交う熱い声・声・声。ライブは、1部と同じように『七転八倒の向こう側』からスタート。ここまで山あり谷あり、ときには回り道をし、七転八倒の日々を重ねながらも着実に自分たちの道を築きあげたROSARIO+CROSSに似合う歌だ。いや、昔から歌っていた楽曲だが、今はより説得力を増して胸に届いていた。同時に、加入から1年近く経つとはいえ、10代の若手メンバーも増えていることからか、どんな苦難でも楽しんで乗り越えちゃえという気概さえ覚える。これからも彼女たちは「やるときはやるよ」の姿勢を胸に、虹の先に広がる景色に向かって笑顔で走り続けていくに違いない。


 
  未来や夢へ向かって駆けだす気持ちのアクセルを踏み込むように、ROSARIO+CROSSは力強く、元気いっぱいに『ラン!ラン!ラン!』を歌いだした。若手メンバーらのパワーも輝く力にしている今のROSARIO+CROSSに、とても似合う表情だ。7人の眩しい笑顔も最高だ。生まれたてのポップコーンのようにステージの上で弾ける彼女たちへ向けて、フロア中からも熱い声が飛び交い続ける。メンバーと観客たちが一緒に走るポーズをしてゆく様や、「大好き」の歌声に「俺もー!!」と声を交わす様も、その場にいると胸を熱くする。終盤には,「Oi!Oi!」と熱いやりとりも誕生していた。

 

 さらに彼女たちは『Winning Run』を歌い、"Run"ナンバーを立て続けに披露。目の前へどんな困難が立ち塞がろうと、胸に抱いた夢を力に変えて駆け続ける、その強い姿勢と意志を、7人はこのブロックを通して笑顔で伝えてきた。 

 

2

 

 MCでは、「お前ら声だせー」と白嵜美夢が煽れば、星野れなが、「お前らまだまだ声出だせんだろ」と。咲間えりも、「てめぇらもっと声だせー」と。鳴宮綸花は、「お前らもっと水飲めー」と煽っていた。

 

 続く『カサナール』では、メンバーたちが華やかなパフォーマンスを見せながら、今まで以上に感情の揺れの見える歌声で、心動くままに思いを響かせていた。哀切な表情を匂わせながらも、しっかりと気持ちは前を向いている。だから、彼女たちの歌声へ導かれるままに、ファンたちも心を熱く燃やしていた。7人の華麗なパフォーマンスや、全員の歌声を重ねあわせたときの華やかさにも心が惹かれてゆく。

 

  その華やかさへカラフルな音の色を塗り重ねるように、彼女たちは胸を弾ませて『自分ジャッジ』を歌唱。今の7人には迷いが無い‥とは言い切らないが、全員が、明日へ向かう上での揺るがない意志を胸に抱いている。自分自身はもちろん、ROSARIO+CROSSとして描きたい未来への明確な道をジャッジしている。だから彼女たちが「夢のために生きていく」と歌う『自分ジャッジ』が、揺るぎない力を持って胸に突き刺さった。強さと自信と輝きを持った歌声は、触れた人たちの気持ちも同じ思いの色に染めあげる。だから彼女たちの歌を、ライブを求めたくなる。 

 

  少し表情を塗り替えるように、ROSARIO+CROSSはミディアムメロウな『どうしてこんなに好きになっちゃったんだろう』を歌唱。一人一人がマイクをリレーし歌うたびに、場内中の人たちがメンバーらへ熱い視線を向け、その歌声や心の行方を追いかけていた。「どうしてこんなに好きになっちゃったんだろう」と、愛しい人と会いたい思いを、彼女たちは真っ直ぐな心と声で歌っていた。だから、言葉のひと言ひと言や思いを一つにした7人のハーモニーが、胸の中に滲む色を落としていった。背景に映し出された手持ち花火の映像も、胸をキュッと締めつけた。

 

 ふたたび眩しい輝きを降り注ぐように、彼女たちは『虹色シャウト』を、元気のアクセルを思いきり踏み込みながら晴れた明るい声で歌っていた。虹(7)色の歌声の一つ一つが、眩しいほどに煌めいている。だから、その眩しさを、フロアにいる人たちもクラップをし、身体を揺らし、手を振りながらつかもうとしていた。終盤に野太い声が上がっていた景色も胸アツだった。

 

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 ここからは、1部と同じように最新シングルに収録した曲たちを次々と披露。ピコピコとした音色も印象的な『楽観イズム』が始まったとたん、場内中からファンたちの熱いMIXが飛び交いだす。舞台の上の彼女たちは、とてもチャーミングな表情で観客たちへかわいく元気にアプローチ。その姿に刺激を受けたファンたちが激熱なMIXをぶつける。『楽観イズム』、メンバーらと一緒に楽しくわちゃわちゃとはしゃげる、ライブに華やかな景色を描きだす盛り上がり曲だ。

 

 「夢じゃなくたって君じゃなくたって僕じゃなくたってね~時間は容赦なく過ぎるんだ 行こうぜ」と歌うメンバーたちの声から幕を開けたのが『Reboon』。この曲でも、メンバーたちがステージの上で華やかな姿を見せてはしゃぐのはもちろん。彼女たちと一緒に高く拳を突き上げ「Oh!Oh!Oh!」とシンガロングしたくなる。いや、実際にみんな歌っていた。まさに、ライブで気持ちを熱く滾らせ、思いきり声を張り上げ、高く高く拳を突き上げる最高の感情アップチューンだ。終盤には,メンバーとファンたちが一緒に振り上げた手を左右に振り、高く拳を突き上げ、熱い声を上げて歌っていた。

 

 最後を飾ったのが、最新シングルの表題曲『DASH‼』。一人一人が歌声をリレーするたびに場内中かち飛び交う熱情したメンバーコールや「お前が一番」コール。サビでは、7人と観客たちが一緒に踊りながら、この会場にでっかいお祭りの景色を作りあげていった。興奮したファンたちが「ダッシュで行こうぜ!」の声に向けて飛び跳ねる様や、ガチ恋口上をぶち嚙ます姿も、胸を熱く騒がせた。メンバーらのかわいい振り付けにも、ライブではぜひ注目してほしい。

 

4


 「ROSARIO」「CROSS」の声を受け、メンバーらがふたたび舞台へ登場。この場に生まれた熱狂を大どんでん返しにするのではなく、さらに色濃く塗り重ねるように、7人は元気いっぱいに『大どんでん返し』を歌唱。触れた人たちの気持ちをわちゃわちゃと騒がせる盛り上がり曲の登場に、観客たちも「大どんでん返し」と歌う彼女たちの声へ熱情した思いを重ねるように「大どん」と声をぶつければ、彼女たちが歌っている間中も、ずっとオーイングし、一緒にこの会場の熱をぐんぐんと上げ続けていた。間奏では、場内中から熱い熱いガチ恋口上が飛び交いだす。メンバーたちがステージの上でくるくるまわりながら「大どんでん返し」と歌うたびに、会場中が祭り上がる様もとても印象的だった。

 

TEXT:長澤智典

 

ライブスケジュール

6/29 タイ遠征(対バンイベント)
6/30 タイ遠征(ワンマンライブ)
7/5 麻倉ゆわソロライブ『YOUR SONG 2』@Magical River
7/21 追加公演ワンマンライブ@Magical River
7/21 夏嶋優羽 生誕祭

毎月マークイズ静岡にて無料の定期公演開催中


2部セットリスト
『Overture』
『七転八倒の向こう側』
『ラン!ラン!ラン!』
『Winning Run』
〔MC〕
『カサナール』
『自分ジャッジ』
『どうしてこんなに好きになっちゃったんだろう』
『虹色シャウト』
〔MC〕
『楽観イズム』
『Reboon』
『DASH‼』
-ENCORE-
『大どんでん返し』

1部セットリスト
『Overture』
『七転八倒の向こう側』
『ショートヘア』
『希望フレーバー』
『カサナール』
『自分ジャッジ』
『書きかけのペーパーバッグ』
『そうさ、僕らは共犯者』
『楽観イズム』
『Reboon』
『DASH‼』
-ENCORE-
『最初はGOOD‼』

SNS

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X: https://twitter.com/rosario_cross6
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https://magical-river.com/ 
https://x.com/Magical_River
 

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