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2021.03.27
STELLABEATS

STELLABEATS「宮園奈那・石原花鈴・竹内さら 卒業公演」最後に一番見たい景色が見られて幸せでした!

2021年3月20日、STELLABEATSのホームグラウンドでもある方南町Mboxxに、宮園奈那、石原花鈴、中山みなみ、竹内さらの現4人体制より、宮園、石原、竹内の卒業公演を見届けようと多くのファンが詰めかけ。感染症対策をとりつつも多くのファンが詰めかけ、チケットはソールドアウトとなった。2019年8月より、宮園、石原を含む3人体制で始まったステラビの新章はひとつ結びをつける。

ステラビ

まずは「Straight Lines」からライブがスタート。爽やかなメロディに乗せて登場した4人は、いつも通りの満面の笑みで歌い踊る。最後の最後までステージを楽しもう。そんな気持ちが伝わってくる。その気持ちを感じてか、客席からは大きなクラップで応える。続く「heavenly slumber」でさらにボルテージを上げ、会場の熱気がさらに増す。いつも以上に大きく手を振り上げ、振り回す姿は、ここまでの過ごした時間を全て出し切ろうと気概を感じる。

 

ステラビ

 

「CHEDDER CHEESE MELT」「Butterfly in the cage」と新章が始まってからの思い出も多い楽曲が続く、今日の4人は、いつも以上にアイコンタクトが多い。何度も見てきたこの4人での景色を忘れないようにするために。STELLABEATSの代表曲の一つ「Fantastic Traveller」へつなげると、客席はおのおのの楽しみ方でライブを盛り上げ、サイリウムが色とりどりに揺れる。うまく見せることに長けているSTELLABEATSだが今日はよりライブ感を強調するように自由度が増したパフォーマンスだ。そして前半ラストは「SHOTGUN SALINGER」で締めくくられた。

 

ステラビ

 

換気時間を経て、4人は衣装をチェック基調の最新衣装に着替え登場。歌うは「ぼくはキミにどう恋すればいい」から最新ナンバー「Sodapop Shower」へとつなぐ。懐かしさも感じるミディアムポップなラブソングに、ホッと一息つくように会場の空気を和らげるように、リズムに乗った4人はキュートに弾ける。

MCでは、石原が念願だったという会場中が自分のメンバーカラーに染まることをやりたいと、メンバーそれぞれの色のサイリウムで染まり、素敵な景色が広がると、ここからはラストスパート「星空シンフォニー」からライブが再開。この約1年半、リーダーとしてグループを引っ張ってきた宮園は、今日もパフォーマンスの中心的ポジションを変わらずこなす。いつも通りの笑顔を振りまきながら。これが彼女スタイルなのであろう。うちに秘めたものもあるだろうが、アイドルとまっとうし続ける。出会った時から一番変化を感じる石原は、1年半で進化した。ステージ上で見せるポテンシャルはとても高かったものの、それを活かしきれていなかったデビュー当時、今は表情や歌声に自信と実力がともない持てるものを最大限発揮している、彼女らしいアイドルになったということだろう。竹内は、加入した当時から素晴らしかったダンス、今日もクールに難なくこなす姿がカッコイイ。そして彼女がいたことで、他の3人へいい刺激になり常に影響を与え続けているように思えた。竹内がいたからこそ、4人の輝きは増したのかも知れない。中山は、いつも以上に弾けていて、そして自由だ。今日のステージは今ここにしかない、4人で踊れるのも最後だと、目の前にいるファンにその姿を焼き付けてもらおうと、彼女の想いを吐露するように歌い踊る。

「初恋Mayfly」から「雪のカケラ」へとエモーショナルなナンバーへ。ドラマチックに展開されるサウンドに、さっきまでとは違う静かな盛り上がりを見せる。切なく健気に恋する女性の重なる想いを表現するように力強く踊る姿に、心を奪われていく。

 

 

ここで卒業する3人からメッセージを伝えてくれた。

 

「STELLABEATSに入ってから今まで応援してくれてありがとうございました。私はこの新体制の初期メンでしたが、メンバーがコロコロ変わる時期があって、正直、もう無理かもしれないと思う時期もあったんですけど、この2人(中山と竹内)が入ってきてくれて、色々あった時期はこの2人に出会うためだったんだなと。そう思うと、花鈴と2人の時期も頑張ってきてよかったなと思いました。STELLABEATSに入れたから、皆さんに出会えました。だからSTELLABEATSに入れて、本当によかったです。ありがとうございました。」(宮園奈那)

 

「私の人生に、もともとアイドルはありませんでした。可愛らしい衣装を着たこともなかったし、可愛らしい歌も歌ったこともなかった。アイドルは、今は大好きなんですけど、最初は抵抗があって、曲を聞くのも恥ずかったです。でも、やっていくうちにファンのみんなが褒めてくれて、それでもっと頑張ろうと思えました。ステージに立つことが私の幸せでした。

こんな、ポンコツピンクでしたけど、今まで応援してくれて本当にありがとうございました。アイドルになりSTELLABEATSメンバーとファンのみんながいてくれて、人生が大きく変わりました。ありがとうございました。」(竹内さら)

 

「1年半活動してきましたが、辛い事や辞めたい、くじけそうになったことがたくさんありました。でもずっと応援して成長を見守ってくれるファンのことを思って、まだ諦めちゃいけない意地もあり、ここまで続けられることができました。このメンバーに出会うために、花鈴 自身が成長するための辛いことだったんだなと思います。このメンバーで約9ヶ月間 活動できて、メンバーに支えられ自分の成長を感じることをできる期間でした。1年半の間、本当にありがとうございました。」(石原花鈴)

 

そして見送る中山から3人へ向けた手紙を披露「大好きなSTELLABEATSを守っていきます!」と力強い言葉が印象的だった

 

本編ラストは「Sparkle Stories」これからの4人の進む未来が、明るく輝くようにさわやかに歌いきった。

 

ステラビ

 

4人がステージを降りるとすぐにアンコールのクラップが始まる。それに促されるように再びステージに登場、青い暗闇からイントロが流れ出すと、まばゆい4色のサイリウムの輝きとともに客席は総立ちとなる。今は共に同じステージで、もう思い残すことはないというほどに朗らかに歌う、今日までの思い出を宝物にして明日の輝きにするために、そしてさらに客席を煽りそれにのせられたファンたちに中山は「ありがとう」と叫ぶ。会場はひとつになる。それぞれのStoryへ歩み出すために。そしてこの日、最後の曲「ARIA〜未来への地図」、この日一番の客席とステージの一体感を見せて、宮園奈那、石原花鈴、中山みなみ、竹内さら、この4人でのSTELLABEATSは終わりを告げた。光り輝く未来へ飛び出していくように。

 

写真・取材・文:もりたはぢめ

<セットリスト>

01.Straight Lines
02.heavenly slumber
03.CHEDDER CHEESE MELT
04.Butterfly in the cage
05.Fantastic Traveller
06.SHOTGUN SALINGER
07.ぼくはキミにどう恋すればいい
08.Sodapop Shower
09.星空シンフォニー
10.初恋Mayfly
11.雪のカケラ
12.Sparkle Stories
-アンコール-
En1.さぁ共に!
En2.ARIA〜未来への地図

<インフォメーション>

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