Speak emo
私たちの中には「いい作品を作ろう」しかないんですよ
いつも泣きながら帰っていて…(RUUNA)
――「Only for now」です。これ、セルフライナーノーツのRUUNAさんのコメントを見るだけで泣きそうになるんですけど(笑)。
RUUNA:あぁ、いえいえいえ、そんなそんな(笑)。
――いろいろと大変ですね(笑)。
RUUNA:本当に自分の気持ちを書いたのがこの曲で、「step by step」などでご一緒させていただいているRyotaさんと初めて本格的にタッグを組んだものです。今までは、制作のスタッフさんに歌詞を投げてたんですが…。私が書いて、MIMORIに一度投げて、ハモリとか響きをチェックしてもらって、そこから制作のスタッフさんに行って、また私に「もっとこうした方がいい」という指示があったりしたんですけど、今回はRyotaさんと直接キャッチボールをやらせてもらったんです。
――おぉ、そうなんですね。
RUUNA:Ryotaさんは自分の中にはない言葉をたくさんくれましたね。この曲は…私、仕事からの帰り道、一日を振り返ることが多いんですね。例えば、そういう気持ちで言われたわけじゃないとは思うんですが、自分の中でぐさりと刺さった言葉とか、ちょっと傷付く言葉とかもあったりするじゃないですか。もちろん悪気はなくて、みんなそれぞれいろんな価値観の中で生きていて…。自分ももっとこういうふうに言えば良かったとか振り返るんです。で、いつも泣きながら帰っていて…。
――いつもなんですか???
RUUNA:まあ、いつもというわけではないんですけど(笑)。自分の中で思うことがあったりすると…なんですが、次の日には笑顔を作って頑張っている自分がいるという、その境目というか、その間にいる自分の心情、曖昧な状態の心情というのをこの詞に込めました。この曲はテーマ替えが3回あって、最初はもっと違うテーマで書いていて、でもやっぱり違うということで替えて…。ベッドの中に入って、なかなか眠れない日があるじゃないですか。全然眠りにつけない日。そんな時間でバーっと書いたのが今の歌詞なんですよ。もともと締め切りまでにコツコツ書いていくタイプだったんですが、初めて一気に2コーラスまで書いたんですよ。ありのままの自分を初めて出した作品かなと思っています。きっとみんなにもこういう気持ちになる時があると思います。
――ホントに素直な言葉なんですね。「Why not me」のPVみたいな感じで悩まれていたんですね?
RUUNA:そうですね~。普段は時系列なども重視して書くんですが、この曲に関しては自分の中で出てきた言葉や気持ちをそのまま乗せたという感じですね。これまでは、自分の書いた歌詞は出来上がった時には好きじゃなくなってるんですよ。仕上がるまでに何度も書き直してるので…。
MIMORI:飽きてるんですよ(笑)。
RUUNA:飽きちゃってて。あとは書いていた日々のことを思い出すとその世界観に入り込めない、ということがずっとあったんですよね。でも「Only for now」はアルバムを通して何度も聴いた時に「いい曲に仕上がったな」と自分で思うことができました。あと、今回初めてアレンジがRyotaさん名義になっているんですよ。チームとして一緒に進んできたことを改めて感じさせる一曲になりましたね。
――続いて「Today’s」。これもいいですね~。
RUUNA:初めて外部のプロデューサーの方と制作をしたので、とても刺激がありました。今までも外部の方と一緒にやってみようという気持ちはあったんですが、躊躇する部分もあって…。今回制作のスタッフさんとRumbさんに「もうどこに行っても大丈夫だよ」「3人ならどこに行っても大丈夫」という言葉をいただいて、背中を押してもらったんです。今回は、ヴォーカル・ディレクションも初めてみもが務めていて…。
MIMORI:この曲は、チョコホリさんが楽曲プロデュースということもあって、自分たちの中でも「女の子にもっと聴いてもらいたい」という気持ちで作りました。昨年のプレイリストアルバム『Please callme! -20152018-』でChocoholicさんと一緒にやらせていただき、その際にChocoholicさんの音源をいろいろ聴かせていただいたんですが、女の子が好きそうな音使いといいますか、“ガールズ可愛い”という感じのサウンドだったので、「この要素をkolmeにも取り入れたいね」「Chocoholicさんの要素と私たちの要素をうまく溶け合わせることができないかな」と思って…。で、私たちをイメージしていただきながら、チョコホリさんにデモを出していただいたんです。2つ出していただいたんですが、1つ目のデモがこれで。チョコホリさんと一緒にスタジオに入ってサウンドを固めていきました。英語が似合うメロディだったので、今回はこうみんをAメロにして、でも、るうなさんの声も入れたいと思ったので、メロのアイデアを出してラップ部分もいろいろやり取りさせていただいて作っていきました。今回Chocoholicさんからたくさんのことを学ばせてもらいましたね。
――サウンドは、レトロファンクというかダンスクラシックを新しい感覚で再構築したような感じですよね。LAのファンクバンド、ヴルフペック辺りを彷彿とさせるような…。Chocoholicさんって、オーストラリアで音楽制作を学ばれたじゃないですか。なので、いわゆる「閉じた日本の市場でやってきた人」という感じではなくて、開放感があるというか、グローバルにやっていけるようなイメージがあります。そういう人って、今日本からもたくさん出てきていますよね。海外で生まれ育ってそこで音楽活動をする日本人もいれば、日本から飛び出して海外を拠点にする人もいれば、日本にいながら海外に発信する人もいて…。皆さんもそうなるんじゃないですか?
一同:アハハ(笑)。
――実際そう思ってらっしゃるんじゃないですか?
RUUNA:そうですね。今回それまでの自分たちの世界から飛び出してやってみて得るものがすごくあったので、今後もいろんな方とコラボをして、いろんなことを学びたいと思っています。「それを自分たちの中でどう調理するか」というのも、楽しさもある反面苦しさもあって…。自分たちの今までのやり方とは違うやり方でやるという中で、自分たちが理想の着地点を見出せるか、ということの難しさも今回すごく感じられて、それだけ勉強になっているというか…。今後もいっぱい挑戦していきたいなと思いました。
――スタッフの方もおっしゃっていたみたいですが、皆さんが強くないと外へ打って出られないというところもあると思うので、ある意味「そういう段階まで来た」ということなんしょうね。
RUUNA:いやぁ、もっと頑張りたいと思いました。
kolme ライブ情報
「kolme Live Tour 2019」
3月2日(土) 岡山IMAGE
3月3日(日) 福岡Early Believers
3月16日(土) 名古屋RADHALL
3月17日(日) 大阪阿倍野ROCKTOWN
3月23日(土) 仙台MACANA
3月30日(土) 東京WWWX
※岡山・福岡は対バン有り
※東京、大阪、名古屋、仙台は単独公演
kolme 商品情報
3rd Album 『Hello kolme』
2019/01/30 Release
【Type-A CD+DVD】
AVCD-96000/B ¥5,000 (税込)【CD】
01. The liar 02. Tie me down 03. Hello No Buddy 04. Why not me 05. You don’t know me 06. Only for now 07. Today’s 08. Interlude 09. No need to rush 10. Say good bye 11. One time 12. My everything
【DVD】
・Music Video
(The liar、Tie me down、Why not me)
・kolme OFFSHOT MOVIE -Japan ver.-
【Type-B CD+DVD】
AVCD-96001/B ¥5,000 (税込)【CD】
01. The liar 02. Tie me down 03. Hello No Buddy 04. Why not me 05. You don’t know me 06. Only for now 07. Today’s 08. Interlude 09. No need to rush 10. Say good bye 11. One time 12. My everything
【DVD】
・Music Video
(The liar、Tie me down、Why not me)
・kolme OFFSHOT MOVIE – France ver.-
【Type-C CD】
AVCD-96002 ¥2,700 (税込)【CD】
01. The liar 02. Tie me down 03. Hello No Buddy 04. Why not me 05. You don’t know me 06. Only for now 07. Today’s 08. Interlude 09. No need to rush 10. Say good bye 11. One time 12. My everything
kolmeの代表曲となった「Hello No Buddy」のオリジナル曲2曲(日本語、英語バージョン)と5人の気鋭のクリエイターによってリミックスされた5曲を含む計7曲を収録
『Hello No Buddy Remix』
2019/03/01 Release
※配信・会場限定盤
AVC1-96223 ¥1,500 (税込)
01 Hello No Buddy 02 Hello No Buddy -Aiobahn remix- 03 Hello No Buddy (DE DE MOUSE remix) 04 Hello No Buddy (Yunomi remix) 05 Hello No Buddy (English Ver.) 06 Hello No Buddy -MATZ remix- 07 Hello No Buddy -Kotaro Saito remix-