Speak emo
一色萌|すごい人たちがこのために尽力してくださっているのを感じているので、そういう方たちの期待を裏切らないように頑張ろうって思っています
「自分が歌うために録ってもらったトラックだ」って思ったらちょっと背筋が伸びましたね
ーー続きまして「TAXI」です。これは"問題作"ですね!
一色:そうですか???
ーーデフ・スクールをカバーする。なおかつ本人たちが演奏してるわけです。既に各所で話題になってると思いますが、いろいろと声は聞こえてきていますか?
一色:そうですね。「デフ・スクールさんご本人たちが演奏してくれるよ」って聞いた時は、「どういうこと?」っていう感じで、「すごいことが起こってるぞ」とは思ったんですけど、その時点ではデフ・スクールさん好きの人たちの声がまだ私には届いてなかったので、すごいことだとは理解しつつもまだそんなに実感がなかったんですよ。でも、情報解禁されると、今まで見たことないアカウントの人たちがすごい反応してるのを見て、アイドルファンだけじゃなくてデフ・スクールさんを前から好きだった方、ずっと好きな方たちにも「デフ・スクール新録」っていうのが一大事なんだ、ということがわかって…。皆さんの反応で「すごいことだ」っていう実感が湧いてきたみたいな感じでした。
ーーその時はもうヴォーカルは録り終わってたわけですよね?
一色:情報解禁された時には録り終わってました。
ーーデフ・スクール好きの人たちの反応を見て、「一大事だぞ」と思いながらヴォーカルを録ったわけではないですよね?
一色:ではないですね。
ーーそれこそ、今回ジャケットのイラストを描かれたスージー甘金さんなどは、僕世代にはすごく馴染みがある方なんですが、デフ・スクールのファンクラブ主宰者の一人だったっていうのは今回初めて知りました。
一色:そうなんですか? すごい!
ーーすごくお好きなようで。あと布袋寅泰さんもデフ・スクール大好きで、3枚目のアルバム『English Boys / Working Girls』のライナーノーツを書かれてるんですよね。なので、布袋さんとの共演に一歩近づいたんじゃないですか?(笑)。
一色:近づきましたか!(笑)
ーーはい。デフ・スクールがもし来日して一緒にやるとかとなったら。
一色:そうですね(笑)。なんか、トラックのレコーディングもデフ・スクールさんと頻繁にやり取りしながらやってた感じだったんですよ。時差があるにもかかわらず…。デフ・スクールさんって、ヴォーカルに女性もいますし男性もいますから、それをソロで1人で歌うとなった時に、「あれ?どの音域でどこからどこまでを歌ったらいいんだ?」ってなって、1回テストみたいな感じでさらっとマイクで録って、「こんなのいかがでしょう?」って感じで確認してもらったんです。で、そのレスポンスがすごく早かったんですよ。メールにすごい感想を書いてくれるんですよね。そんな感じで、ある意味時差を感じないというか。今回のことに関してデフ・スクールさんがすごく前向きに受け止めてくださっていて、すごく協力してくださって、本番のレコーディングしたものもこちらがすぐに送ったら、それに対する感想もすぐにくださったんですよ。
大嶋プロデューサー:デフ・スクール側も「(TAXIには)ヴォーカルが3人いるのに、萌はそれを一人で歌うなんてファンタスティックだね」って言ってくださって…。
ーーなるほど。「海外の伝説的バンドが新たにトラックを録った」ってなると、録ったものをただ送ってきて、「じゃあ歌入れ」みたいな感じなのかなと思ったら、結構綿密にやり取りをされたんですね。
一色:そうですね。バックトラックに関しても、平澤さんがダメ元で「オケの音源が欲しい」って言ったら「新たに録るよ」って言われたみたいで、それで「えっ?」ってなったんですよね。
大嶋プロデューサー:そもそも公認カバーの許諾をいただいたんです。で、いざバックトラックを作るとなった時に、ひょっとしたらデフ・スクールがオリジナル・ヴァージョンのカラオケを持ってるかもしれないってなって…。
ーーオリジナル盤のバックトラックということですよね?
大嶋プロデューサー:そうです。で、「オリジナルのオケはもうないから、録り直そう」ってことになって。すごくフレンドリーにやってくださったようで。
ーーつまりは、「TAXI」のオリジナル音源の歌なしのものをもらおうとしたら、それがなくて、と。
大嶋プロデューサー:そうですね。
ーーじゃあ、新たに録ろう、と。
一色:録り直すってなって、上がってきたのを聴いて、平澤さんが「まじか!」ってなってました(笑)。「ストリングスが入ってるのがびっくり」みたいなこと言ってましたよね。
大嶋プロデューサー:ストリングスが生で録音されてて、こちらから言わずにやってくれてたみたいで。
ーーすごく豪華なトラックになってますよね。基本的にはオリジナル盤と同じアレンジですが、ストリングスがやっぱりゴージャスに聴こえます。多分原曲にもストリングスのフレーズが入ってますけど、あれはもしかしたら本物の弦じゃなくてシンセなんじゃないですかね。
大嶋プロデューサー:結構オフになっているので、聴いた感じだとわかりづらいですよね。
ーーうっすらと入ってる感じでしたけど、この新録の方はそれとわかるストリングスが入ってます。
一色:カッコいいですよね。
ーークライヴ・ランガーもギュンギュンにギター弾いてますよね。
一色:ホント、普通にカッコいいトラックで。
ーー萌さん的には新録のトラックを聴いた時にどう思いました?
一色:原曲をサブスクとかYouTubeに上がってるライブ映像とかで聴いてはいたんですが、「自分が歌うために録ってもらったトラックだ」って思ったらちょっと背筋が伸びましたね。
ーーでもそうですよね。「布袋さんも大好きな伝説のグループが萌さんのために新録をしてくれた」って考えたらすごいことですよ。
一色:いや本当に。しかも、楽曲のクレジットに「MOE Feat. DEAF SCHOOL」って表記されていて。それも「デフ・スクールさん側が最初からそれで送ってきた」って平澤さんが言ってて、「おー、じゃあこのままブックレットに載せよう」みたいな。
ーーそうだったんですね。
大嶋プロデューサー:今回サックスのイアン・リッチーがどうしてもスケジュールが合わなくて、「日本で誰か吹いてくれる人はいないか?」って言われて、「じゃあ、知り合いで一番すごい人に頼んでみよう」ってなって、本間将人さんに「やってもらえませんか?」って連絡したら「いいですよ」って。
ーーサックスは日本で録ったということですね。
一色:はい。日本で。
ーーいやぁ、本当にすごいトラックができましたよ。
一色:そうなんですよ。すごいんです。
一色萌 リリース情報
一色萌(ひいろもえ)
デビュー7インチ・シングル
「Hammer & Bikkle / TAXI」
アーティスト:一色萌(ひいろもえ)
タイトル:Hammer & Bikkle / TAXI
仕様:7インチ
価格:1,500円+税
レーベル:なりすレコード
品番:NRSP-789
発売日:2020年11月3日《レコードの日》
収録曲:
A面:Hammer & Bikkle
作詞・作曲・編曲:佐藤優介
B面:TAXI
歌と演奏:MOE Feat. DEAF SCHOOL
日本語詞/ナレーション:一色進(ジャック達)
プログレ・アイドル「XOXO EXTREME」の一色萌が両A面7インチで待望のソロ・デビュー!
2020年代のパブロック/パワーポップ/モダンポップを追求するNEWアイドルの誕生!
佐藤優介(カメラ=万年筆)プロデュースによる、あの某パブロックヒーローの代表曲を果てしなく連想させる「Hammer & Bikkle」、カップリングには、80年代の英国音楽シーンを代表するプロデューサー クライヴ・ランガーが在籍していたことでも知られる伝説のバンド“デフ・スクール”のヒット曲「TAXI」を日本語詞でカバー。何と本家デフ・スクールが本プロジェクトのためにバック・トラックを新録音した奇跡の日英コラボが実現した豪華ダブルサイダー・シングル。
一色萌 ライブ情報
・11/3〈レコードの日〉開催記念【なりすレコード プチインストア祭】
会場:HMVrecordshop新宿ALTA
日時:11月3日(火/祝) 19:30~ 一色萌
詳細
https://www.hmv.co.jp/news/article/2010311027/
・なりすレコードPresents 天野なつ 1stアルバム「Across The Great Divide」アナログ盤発売記念ライヴ
会場:渋谷La.mama
日時:11月7日(土)開場11時半 開演12時
◆会場チケット:2500円+D代
◆配信チケット:1500円
〈出演〉
天野なつ
広瀬愛菜
一色萌(Front Act)
ご予約はこちらから!
https://tiget.net/events/107872
・一色萌「Hammer & Bikkle / TAXI」&SAKA-SAMA「空耳かもしれない」発売記念合同インストアイベント@タワーレコード池袋店
会場:タワーレコード池袋店
日時:11月7日(土) 18:00~
〈出演〉SAKA-SAMA/一色萌
詳細
https://tower.jp/store/event/2020/11/014012
「The Trick Is Under The Table」ジャック達ワンマン・ライブ
日時:11月14日(土)open 18:30/start 19:00
会場:吉祥寺MANDA-LA2
¥4000+drink 限定30名
〈出演〉
ジャック達(一色進/宙GGPキハラ/夏秋文尚/大田譲fromカーネーション/鈴木さえ子)
ゲスト:一色萌
詳細
https://www.mandala.gr.jp/mandala2/
・XOXO EXTREME 3rd ワンマンライブ ~Re:UNION~
プログレッシヴ・ロックをテーマとしたアイドル、XOXO EXTREME待望の3rdワンマン!
前回から1年半の時を経て、渋谷クラブクアトロにRe:UNION!
バックバンドには Alsciaukat と Silent Of Nose Mischief という、
キャラクターの違う2バンドが同時にステージに常駐し、プログレッシヴの世界を描きます!
会場:渋谷クラブクアトロ
日時:11月27日 (金) 18:00 OPEN/19:00 START
来場4,000円(+1D)
配信2,000円
Tシャツ付配信4,500円(サイズ S,M,L,XL)
※配信視聴可能期間:11月27日(金) 19:00 ~ 12月4(金) 23:59迄
※Tシャツ付配信チケット受付は11月12日(木)23:59迄
詳細はこちら!
https://upluslive.udo.jp/schedule/20201127.html