サンダルテレフォン｜楽曲のことばかり言っていますが、メンバーの歌声も楽しみつつ聴いて欲しいなって思います

 

 

「meganeさん天才か！」と思いました（小町）

 

 

ーー続きまして3rdシングルとなりました「Follow You Follow Me」です。

 

夏芽：「Follow You Follow　Me」は、ダンスに注目して欲しいですね。今までは「みんなで真似しやすい」とか「みんなで踊ろう」みたいな曲が多かったんですが、「Follow You Follow Me」は観てて楽しい振り付けなんですよ。「パッパッパ」はみんなでやって欲しいんですが、サビのところは歌詞に合わせて携帯の画面を作ったりとか、ホームボタンを押したりする振りがあるので、そういうところは観て楽しめると思います。そういう新たな一面がダンスに表れている曲かなって。

 

小町：3rdシングルの時にコロナの自粛時期と重なって…。「画面越しなんかじゃほら／伝えきれないレベルなっちゃってるから」という歌詞があるんですが、リリースイベントも画面を通してやっていたので、でも、やはりそれだけじゃ伝えきれないものもあるので、早くそれを皆さんに直接伝えたいっていう気持ちが入ってると思います。

 

西脇：「Follow You Follow Me」は、それまでに披露していた4曲と比べると、ライブで披露した時に一番評判が良かったっていうか…。振りも含めて初見でもすごく自然に乗れる曲だった、みたいなことをファンの方々に言っていただいた曲で、個人的にもすごい歌いやすいですし、ラップみたいなのも入ってますし…。

 

ーーラップやってますね。

 

西脇：そこでも一人一人の声がしっかり聴けるのもいいなって思います。

 

藤井：「Follow You Follow Me」のラップ部分ですが、徐々にテンションが上がっていくんですよ。その歌い方でそれぞれの性格がわかるのかなって思います。

 

ーーそこに性格が出てるわけですね。

 

藤井：「レコーディング最高！」みたいな感じでやっていたので、夏芽さんとか、めっちゃアゲアゲな感じでやってます。そういう曲かなって。

 

ーーでは、あと3曲いきましょう。「Sleeping Beauty」です。

 

藤井：「Sleeping Beauty」は、個人的に一番好きな曲です。2ndシングルの「Magic All Night」と「Sleeping Beauty」が好きなんですが、どこが好きと言われたらわかんないんですけど、初めに音源が送られてきた時にとても刺さったというか…。だからやってて一番楽しい曲なので、みんなにもっと広まって欲しいです。

 

西脇：2ndシングル収録の２曲はどちらも踊れる曲なんですが、特に「Sleeping Beauty」で「サンダルテレフォン踊れるんだ」みたいな印象を持ってもらったというか、「こういうカッコいい感じもこなすんだね」みたいなことを言っていただいたので、そういうカッコよさが詰まってる曲だと思います。

 

小町：サンダルテレフォンって結構アイドルのキラキラ感みたいな曲が多いと思うんですが、「Sleeping Beauty」のデモが送られてきた時に、作曲はmeganeさんなんですが、「meganeさん天才か！」と思いました。レコーディングの時にも本人に「meganeさん天才ですね」って言ってしまったぐらいサウンドもメロディもすごく良くて…。サンダルテレフォンは結成時には「あまり踊らないから」って言われてたんですけど、「Sleeping Beauty」で「ちゃんと踊れるじゃん」と思って（笑）。ダンスにも力が入ってる曲だと思います。

 

夏芽：この「Sleeping Beauty」は、爽やかな曲をやってきたサンダルテレフォンとはちょっとまた曲調が違っていて、ロックが好きな人とかが聴いたら「いいね」って言ってくれるような曲だと思います。サビは意外とそこまでガーっていくわけじゃないんですけど、結構癖になるというか何回も聴きたくなるような曲で、個人的には間奏のみんなでダンスするところがあるんでが、そのダンスパートのベース音がすごい好きなんですよ。全体的にベースの音がすごくカッコいいので、みんなにも音を聴いて楽しんでもらいたいなって思います。

 

ーーmeganeさんってベーシストでもあるんですよね？

 

夏芽：そうですね。だからベースの音がすごい好きです。

 

ーーお次は「ワンダーランド」いきましょう。

 

夏芽：「ワンダーランド」もなんですが、イントロのベースの音が好きなんですよね。

 

ーーこのベースもカッコいいですよね。

 

夏芽：ワクワクするっていうか…。私はその音を聴いた瞬間に「うわ、勝ったな」って思ったんですよ。この曲はそこが特にお気に入りなんですけど、あと世界観が作り込まれてる曲で、今まで踊ってきた中でも一番世界観に入り込みやすい曲なので、そういうところも楽しいなって思います。みんなもその世界観に入り込んで聴いてもらいたいですね。

 

小町：これこそイントロで掴まれるんじゃないかなって思っていて…。これも「meganeさん天才かよ!」ですね。これは、槙田紗子さん（編注：元PASSPO☆）が振り付けをしてくださって、表情も最初は笑わず最後はみんな笑顔で頑張ろう、みたいな振り付けになっているので、一体感を大事にしてパフォーマンスしています。

 

ーーそういう表現力も発揮できる曲なんですね。

 

小町：踊ってて楽しいなって思います。

 

西脇：二人も言ってましたが、イントロがすごいいいなって思うのと、やはり世界観があるので、ぐっと引き込まれる人が多いんじゃないですかね。個人的には「ワンダーランド」が一番聴いてる曲だと思います。「ワンダーランド」をライブでやってくれるとうれしい、っていうファンの方も結構いるんですよ。聴けば聴くほどいろんな良さが見えてくるんじゃないかなと思います。いろんな音が入っているのもポイントかなと思います。

 

藤井：ベースの音もそうなんですけど、私はピアノの音が好きで、この曲は絶対イヤホンで聴くのをおすすめします。イヤホンで聴くと色んな音が聴こえてきて、すごく身体が動きますね、私は。なので、みんなにもぜひイヤホンで聴いて欲しいです。

 

ーーピアノだったり、ベースだったり、ドラムスだったり、いろんな音が絡み合ってる感じがあるので、そこをイヤホンやヘッドホンで聴いて欲しいということですね。ではラスト「Shape the Future」いきましょう。

 

藤井：初めこの歌詞が送られてきた時、ワンマンができないっていう状況で、すごく悩んでいた時期でもあったので、詞にグサっときて、感動して…。その気持ちでレコーディングをしたので、一番自分の感情がそのまま歌になってる曲ですね。歌詞も自分に当てはまる部分が結構あって、私が歌ってるパートは「輝く姿見てると 焦る気持ちで」っていう部分なんですが、私、結構焦っちゃうタイプなんですよ。そういう気持ちを歌に載せてます。

 

ーー焦らないで「Step by Step」っていうことですね。

 

藤井：はい（笑）。

 

西脇：歌詞にみんなの気持ちがすごい入ってる曲だと思います。これは１周年のワンマンで披露する予定だったんですよ。ほんとに集大成のような曲なので、その一年にあったことを振り返りながら歌ったりしたら泣いちゃうんじゃないかって思います。それぐらい今までの悩みとか色々あったことが詰まってる曲なので、これはみんなも過去と照らし合わせて聴いて欲しいと思いますね。

 

小町：一番感情を込めて歌ってます。先日もライブした時にこの曲を歌ったんですが、久々にステージ上で泣きそうになって、私。いろんな人がサンダルテレフォンを観に来てくれて、みんな笑顔で観てくれてるなと思って…。「Shape the Future」のリリックビデオも公開されていて…。うん。えっと、なんて言えばいいんだろう…。上手くまとまらない！

 

ーーいえいえ、伝わってますよ。

 

小町：そんな曲だと思います（笑）。

 

夏芽：私も結構歌詞オタクで、もちろんこの歌詞もいいんですが、「ナーナーナーナー」っていうフレーズがあって、そこにサンダルテレフォンの“これから”が示されているんじゃないかと思っていて…。今までは結構ノリで「イェイ！」みたいな感じだったんですけど、これはサンダルテレフォンが一歩大人になったような曲だと思うんですよ。そういったことが「ナーナーナーナー」でちょっと感じられるかなって。「ナーナーナーナー」は三回繰り返されるんですが、その最後で音程が上がるんです。そこがちょっと未来に向かってる感じがして、そういうところが好きですね。

 

ーー（小町が手を上げる）どうぞ。

 

小町：初めてみんなで振り付けをしました。

 

ーー皆さんだけでやったということですか？

 

小町：そうです。みんなで振り付けしたんですけど、これまでの曲の振り付けをちょいちょい入れたりしているので、楽しみながら振り付けを考えました。そこが見どころじゃないかなと思ってます。

 

ーーなるほど。詞では皆さんの歴史が歌われつつ、未来みたいなものも示唆されている感がありますし、加えて振り付けにもそういうモチーフが入ってるわけですね。

 

夏芽：はい。歴史が刻まれてます。

 

ーーでは最後にお一人ずつ、このミニアルバム『Step by Step』の聴きどころを言っていただいて終わりにしたいと思います。

 

夏芽：これはサンダルテレフォンのこれまでの歴史を知ることができるアルバムになってると思うので、まずサンダルテレフォンを「これから応援するぞ」「好きになるぞ」っていう人は、このアルバムでおさらいができると思います。みんなこのアルバムを聴いてサンダルテレフォンのオタクになって欲しいですね。

 

小町：1stから3rdまでの表題曲とカップリングのどちらも入ってますし、新たに2曲を加えた素敵なミニアルバムとなっていて、これ一枚持っていれば今までのサンダルテレフォンを完璧に知ることができるので、ぜひ一枚は持っていて欲しいです。そんな素敵なアルバムになってます。

 

西脇：先ほど言っていただいたみたいに、サンダルテレフォンの“名刺”みたいなアルバムだなって思います。１曲目から発売順ではなくてバラバラに入ってるんですが、１曲目から順番に聴いていただきたいアルバムで、それぞれの曲にその良さがあると思います。

 

藤井：東京だけじゃなくて全国リリースということなので、私たちも色んな県に行ってみたいです。そして、この初めてのミニアルバムで私たち自身ももっと大きくなっていきたいなって思います。