Speak emo
サンダルテレフォン|楽曲のことばかり言っていますが、メンバーの歌声も楽しみつつ聴いて欲しいなって思います
難しい楽曲だからこそ自分も成長できたなって感じます(夏芽)
ーーところで、サンダルテレフォンの前身グループって終演後物販だったんですよね?
夏芽:はい、そうです。
ーー僕、2017年のアイドル横丁夏まつりで終演後物販の初ステージを観たんですが、その時には皆さんいらっしゃらなかったんですよね? その後、終演後物販に「卍」が付いて……でもあの「卍」は読まないんでしたっけ?
夏芽:読まないです。
ーー読まないんですよね。で、「卍」が付いてメンバーも新しくなって、その時に夏芽さんと小町さんが加入されたと。
夏芽:はい。そこから入りました。
ーー僕も、サンダルテレフォンが気になって調べていたら、終演後物販が前身だったと知ってめちゃくちゃ驚いたんですが…。随分と変わりましたよね?
夏芽:終演後物販から知ってる人たちからは「随分変わったね」ってよく言われます。「前身の名残りがないね」って。
ーー終演後物販あるいは終演後物販卍の時にはパンクとかメロコアみたいなサウンドでした。「蛍の光」のパンクバージョンとかやられてましたよね?
夏芽:はい。
ーーそこから今の洗練されたグルービーなダンスミュージックに変わったわけですが、夏芽さん、小町さんはその変化をどう捉えていましたか?
夏芽:ずっと終演後物販卍の歌を歌っていたので、最初サンダルテレフォンの楽曲を歌い始めた時はまだ慣れてなくて、初めはすごい歌いにくかったんですよ。終演後物販は結構ガチャガチャしてる音なので声を張ればなんとかなったんですが、サンダルテレフォンの曲は繊細に歌わなきゃいけないので、そういう部分では難しいなって。でも、難しい楽曲だからこそ自分も成長できたなって感じます。
小町:私は、終演後物販卍の曲が今も好きなので、最初は「終演後の曲はもうやらないんだ」とかちょっと思ってたんですが、サンダルテレフォンになって楽曲をいっぱい聴いていくと「なんていい曲なんだ」と思いました。
ーー小町さんは個人的にロック系も好きだったりするんですか?
小町:そうですね。ロックとか聴きます。
ーーじゃあ終演後物販卍の音楽も自分的にはしっくり来てたという感じなんですね。
小町:はい、好きでした。歌ってて楽しかったです。
ーーで、サンダルテレフォンは2019年4月に結成となっています。そこで西脇さん藤井さんのお二人が加入されたと。
一同:はい。
ーーどういう経緯で入られたんですか?
西脇:経緯としては、終演後物販卍でオーディションをやるっていうことで、メンバー募集があったんですよ。2人ともそれを受けて、合格して加入しました。
ーーじゃあ、その時には「サンダルテレフォン」ではなく「終演後物販卍」のオーディションだったんですね?
西脇:そうです。
ーー藤井さんはいかがですか?
藤井:私は「終演後物販卍のオーディション」って知らなかったんです。「アイドルのオーディション」っていうことだけ聞いてて…。アイドルになりたくて初めは別の事務所にいたんですよ。私と西脇は。その事務所に入って最初に受けたオーディションだったんですが、それに合格したって感じです。なので、どういう曲調とか、どういうものをやるかと全然かわからなくて。とりあえず私はステージに立ちたいと思っていたので受けました。
ーーちなみに、新しいお二人はそれまでアイドル活動はやられてたんですか?
藤井:私は何もやってなかったです。
西脇:私も何もやってなかったです。
ーーサンダルテレフォンが初めてのアイドルだと。
西脇・藤井:はい。そうです。
ーーで、初ライブを4月にやられたんですか?
西脇:4月21日にライブをしました。新宿のSAMURAIで。
ーー初ステージはいかがでしたか?
夏芽:余裕を持って準備して「さあ行くぞ!」みたいな感じじゃなくて、ほんとにタイトなスケジュールで当日を迎えたんですよ。2日前ぐらいまで終演後物販卍でライブをしてたので…。
藤井:1日前。
夏芽:そうか。1日前か。
ーー前日まで終演後物販卍だったんですね。
夏芽:はい。前日に終演後物販卍が終了して、次の日からサンダルテレフォンになったので、心の準備をしている暇がなくて、結構ガーって来た感じだったので、もう流れに身を任せました(笑)。
ーーそうだったんですね。他の方はいかがですか?
小町:私は「早く新しい2人と一緒にサンダルテレフォンで活動したい」ってずっと言ってたので、タイトなスケジュールだったんですけど、ライブは楽しかったです。「これからだな」と思ってうれしかったです。
西脇:終戦後物販卍だった2人が私たち新しい2人のことをすごく前向きに迎え入れてくれたのがうれしかったです。なので、ライブもすごく楽しくて。沢山の人が見ている前でステージに立ったのは初めてだったので、その日のことはすごく鮮明に憶えています。今までダンスも歌も未経験だったので、その時は全然上手く出来なかったんですが、すごい希望に満ち溢れてたなって思います。その時はサンダルテレフォンとしての曲がまだなくて、やったのは全て終演後物販卍の曲で、お客さんもみんな終演後物販卍のファンの方ばかりだったと思うんですが、これから変わっていく姿を見て欲しいなと思ってやってました。
藤井:私は、みんなと違って当日のことを全然憶えてなくて(笑)。でも、練習はとにかく詰め詰めで、終演後の曲を一気に覚えたので、私たちダンスも歌もレッスンとかしたことなかったので、もうやばくて、頭がパンクしそうになって…。なので、私はライブが終わった後「あ、アイドル向いてないかも」って思っちゃったんですが、ファンの方々も優しくて、この2人(夏芽、小町)もすごく優しく迎えてくれたので……すごい優しかったんですよ…。なので、一緒に頑張ってこうって思いました。
ーー「アイドル向いてるな」と思うようになったのはどれぐらいからなんですか?
藤井:ライブを積み重ねていってファンの方々と話していくうちに、やって良かったなって思うようになりました。結構時間掛かりましたけど…。
ーー最初のライブは終演後物販卍の楽曲ばかりをやられたということで、ある意味「メンバーと名前が変わっただけ」ということになりますよね? その時点では、路線が今のように変わっていくってことは聞いてたんですか? それとも終演後物販卍の路線で名前だけ変えてそのままいくみたいな感じだったんですか?
西脇:私は、オーディションの最後に「もうメロコアじゃなくて別の方向でやっていこうと思ってる」みたいな話を聞きました。どう変わっていくかは聞いてなかったんですが、希望は持ってました。
ーーでは、そういうコンセプトとか方向性が変わるということは一応聞いてて、でも、まだ曲がないからとりあえず終演後物販卍の曲をやってたわけですね。その時のお客さんの反応はいかがでしたか? お客さん側から見れば「名前が変わっただけ」じゃないですか。
夏芽:卍が付く前から応援してくれてる方も沢山観にきてくれてたんですが、前のメンバーが結構大人っぽい感じで、新しい二人のビジュアルが幼めなので、ファンの方々からは「アイドルっぽくなったね」みたいなことをすごい言われました。
ーーなるほど。ビジュアルが強くなったわけですね?
小町:(黙ってうなずく)
夏芽:そうですね。アイドルっぽくなりました(笑)。
サンダルテレフォン ライブ情報
1st one-man live
「ありきたりで、特別な女の子が、大人になる前に」
9/20(日) 六本木morph tokyo 18:00/19:00
サンダルテレフォン 商品情報
A盤 SDTP-4
【収録内容】
1.コーリング
2.Magic All Night
3.Step by Step
4.真夏の匂い
5.Follow You Follow Me
6.Sleeping Beauty
7.ワンダーランド
8.Shape the Future
B盤 SDTP-5
【収録内容 】
1.コーリング
2.Magic All Night
3.Step by Step
4.真夏の匂い
5.Follow You Follow Me
6.Sleeping Beauty
7.ワンダーランド
8.Shape the Future
9.コーリング (Instrumental)
10.Magic All Night (Instrumental)
11.Step by Step (Instrumental)
12.真夏の匂い (Instrumental)
13.Follow You Follow Me (Instrumental)
14.Sleeping Beauty (Instrumental)
15.ワンダーランド (Instrumental)
16.Shape the Future (Instrumental)
C盤 SDTP-6
【収録内容 】
1.コーリング
2.Magic All Night
3.Step by Step
4.真夏の匂い
5.Follow You Follow Me
6.Sleeping Beauty
7.ワンダーランド
8.Shape the Future