Speak emo

2020.06.21
まちだガールズ・クワイア

まちだガールズ・クワイア|ハモった時のこの気持ち良さは絶対誰しもが抱いたことのある感覚だと思うので、町ガの音楽は皆さんに寄り添えるものだと思います

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ショーキチとのバチバチのバトルの末、無事やることができたライブです(あいね)

 

ーー“その次を見せる”ということで、これは僕も拝見したライブなんですが、『銀河進出への道、エピソード1渋谷編』というのを渋谷のマウントレーニアホールでやられました。これはあいねさんが“ごり押し”で「やりたい」って言ってやることになったとのことですが(笑)。

 

あいね: (笑)。そうですね。ショーキチとのバチバチのバトルの末、無事やることができたライブです。

 

 

ーーショーキチ…あ、僕がショーキチって言っちゃだめですね。ショーキチさんはある種反対というか「まだ」って感じで、でも、あいねさんは「やりたい」って言ったという感じですか?

 

あいね: そうです。ショーキチは「町田にもっと根付いてからのほうがいいんじゃないか」「まだ都内でワンマンをやるのは早いんじゃないか」っていう意見だったんですけど、やっぱり市民ホールっていうのは私たちが4年間やってきた中で一番大きいステージだったので、その日に次の姿っていうか、次どうなっていくんだろうっていうのを見せれなかったら意味ないんじゃないかなって思っちゃって、進出するなら今じゃないかなって、私はすごい思ったので。宇宙に…。

 

 

一同: (笑)。

 

 

ーー宇宙に、ね(笑)。でも当日ライブを観て思ったのが、「地元に愛される、老若男女に愛されるグループ」っていうのを市民ホールで打ち出しながら、それをただ東京に持って行ったんじゃなくて、宇宙へ進出、と。「地元の合唱団が宇宙へワープした」みたいな感じでした。

 

あいね: そうですね。

 

 

ーーその発想はどこから出てきたんですか?

 

あいね: 市民ホールの少し後ぐらいから、「銀河ステーション」が出たあたりぐらいからですかね、町ガのコンセプトに宇宙っていう壮大なテーマが浮かび上がってきたんですが、私たちの目指しているものというか、なんだろ? メンバー内でも目線が合ってきたように思ったんです。

 

 

ーー“目線”というのは“宇宙への目線”ということですか???

 

あいね: 宇宙への目線です(笑)。今までは町ガのカラーや方向性があまり一つにまとまっていなくって、結構バラバラしていたものを一つのコンセプト、「銀河」とか「宇宙」とかそういったものに大きく括ったことによって、向いていく方向が決まっていったかなって思います。

 

 

ーーなるほど、いろんなタイプの曲をいろんな人に向けてやっていくというのも一つのやり方であり魅力であると思うんですけど、一つのイメージを全体で作り上げる、ある種“演じる”という魅力もあると思います。そういう意味では、マウントレーニアでは皆さんお芝居もやられていましたよね?

 

一同: アハハ(笑)。

 

 

もえか: はい。

 

 

あいね: 小芝居(笑)

 

 

ひより: ほぼコントみたいなヤツ(笑)。

 

 

ーーほぼコント(笑)。でも「皆さんを宇宙に連れて行く」っていうような感じでしたもんね?

 

あいね: はい。

 

 

ーー例えば、先程あいねさんもおっしゃいましたが、いろんな要素がありながらも今回“宇宙”というイメージを打ち出した、と。僕が感じる町ガの魅力って、そこに象徴されているようにも思います。例えば、音楽的にも、活動内容も、メンバーの個性もそうだと思うんですが、いい意味で様々なものが混沌としているというか。先ほど皆さんの町ガの様々な特徴をおっしゃっていただきましたが、今度は“音楽的な特徴や魅力”を改めておっしゃっていただけますか? これもお一人ずつ行きましょうか。

 

ほのか: はい、ほのかです。魅力。やはりハーモニーを大事にして歌っているというのが特徴だと思います。よく「元気をもらって」と言われることがあるんですが、聴いていて心地好い綺麗なコーラスというだけではなくて、元気を与えられるようなそういう魅力もあるんじゃないかなって思います。

 

 

ーー美しいコーラスっていうだけではなくて、心躍るビートが施されること多々ありますから、それもある種のミスマッチだと思うんですが、そういう面白さみたいなのもある、と。

 

ほのか: はい、そうです。

 

 

ーーのぞみさん、いかがですか?

 

のぞみ: はい。町ガの音楽的な魅力は、いろんな場所に適している音楽が全部ある、レパートリーが多いということだと思います。ライブハウスなどではそれこそ「Moon base」とかもそうですが、ガンガン行くようなカッコいい曲があって盛り上がれますし、高齢者施設や福祉施設などであれば童謡とか皆さんが楽しめるような歌を届けられる、といったように、バラエティー豊かな音楽が詰まっているのも一つの魅力だと思いました。

 

 

ーーでは、さきこさん。

 

さきこ: はい。曲だと、ただ歌詞をハモるとかではなくて、曲の中でのコーラスの展開がすごいなって思っていて…。伝わるかどうかわからないんですけど、なんだろう?う~ん…。なんというか…コーラスの展開がすごいです…。

 

 

ーーおっしゃりたいことと合ってるかどうかわからないんですが、僕もそれをすごく感じていて。合唱って、どちらかと言えば理論的に正しい清澄なハーモニーを聴かせるものじゃないですか。でも石田さんの曲は不協和音が入った複雑なテンションコードがあったり、クラシック系にはない和音の起伏があったり、とまた別の心地好さがあって…。そういった楽曲を合唱でやる面白さをすごい感じるんです。美しさだけじゃなくて、危うさやちょっとした毒のようなものを美しいハーモニーで聴かせる、というか…。

 

さきこ: そうです!そうです! ありがとうございます。

 

 

ーーでは、続いていきましょう。

 

あいね: 私自身、最初はコーラスって言うと幅が狭められちゃうんじゃないかって感じていたんですよ。合唱曲みたいな。綺麗なバラードみたいな、そういうものしか歌えないんじゃないかなって。でも、実際いろんな曲にチャレンジするようになって……ロックだったり王道のアイドルポップだったり「銀河ステーション」のようなプログレチックな感じとか…。コーラスっていろんなジャンルの曲で用いることができるんだっていうのを今すごく感じていて、そういう幅とかを、幅を聴かすというか…。

 

 

ーー幅を利かす?

 

あいね: 幅を聴かせたい?です(笑)。

 

 

ーーなるほど、幅の広い音楽を聴かせるわけですね。そして、それによって音楽界で幅を利かせる、と(笑)。

 

あいね: あ、いや、はい(笑)。

 

 

ーーはい、続きまして。

 

ひより: はい。町ガの曲はストレートに親しみやすいと思います。合唱って、誰もが一度は学校の音楽の授業などで通る道じゃないですか。私たちは「そんな皆さんと同じことをやってるんだよ」っていうか…。皆さんが今までやってきた音楽には「また別のこんな面があるんだよ」「こういう音楽の力もあるんだよ」っていうのを伝えていけるのが町ガの音楽の魅力なんじゃないかなって思います。なので、ハモれた時のこの気持ち良さは、絶対誰しもが抱いたことのある感覚だと思うので、町ガの音楽は皆さんに寄り添えるものだと思います。

 

 

ーーでは、もえかさんいきましょう。

 

もえか: はい。町ガの音楽はもちろん幅もあるんですけど、唯一無二だなって思う所もあるんです。それこそ“石田ショーキチ節”のコード感をハーモニーで綴るっていうのは、聴いていて「あ、なんか面白いな」って思ってもらえるような個性があって、その一方で、「一緒にやってみたい」「一緒に歌ってみたい」っていう気持ちになるような音楽性がすごい魅力だなって思っています。それでいて、ガッツリ踊って歌うっていう所はやはり町ガならではなので、そんな楽しさが一番伝えられているのかなって思いますね。

 

 

ーーいろんな楽しみがあるわけですね。では、えりかさん、

 

えりか: まちだガールズ・クワイアの曲は石田ショーキチがプロデュースしていることもあって、スルメ系の曲、聴けば聴くほど病みつきになるような曲が多いいと思っていて…。のぞみも言っていましたが、ほんとにジャンルが幅広くて、オリジナル曲もいろいろとあるので、アイドルポップ系から入ったけど、「あれ?意外とこのバラードっぽい曲もいいな」とか、いろんな味を味わっていただけるのがまちだガールズ・クワイアの音楽の魅力だと思います。

 

 

 

取材・文
石川真男

まちだガールズ・クワイア 商品情報

町ガジャケット

「Moon base」(c/w「Bohemian Rhapsody」)

■発売日:2020年4月19日
■品番:SAT-028
■販売価格:1,000円(税別)
■レーベル:Scudelia Audio Terminal

まちだガールズ・クワイア ライブ情報

●2020年6月27日(土)
『Perspective! SP ツーマン・プレイベントライブ』
START/15:00
チケット/2,000円 
<出演>
XOXO EXTREME
まちだガールズ・クワイア
http://bit.ly/2YJQ2qN


2020年7月19日(日)
MACHIDA SONIC 配信イベント
詳細未定


●2020年8月2日(日)
『ao studio presents 天神祭』
@月見ル君想フ
Op17:30/St18:00
前売3000円+1D

※前売り完売御礼/同時配信予定


●2020年9月21日(月祝)
『まちだガールズ・クワイア5周年記念ワンマンライブ(仮)』
@町田市民ホール
詳細未定

 

 

PROFILE

PROFILE
まちだガールズ・クワイア

2015年結成。
東京町田市を拠点に活動するガールズコーラスグループ。
アイドルPOPと合唱を融合した、皆で歌いたくなる3部編成のハーモニーと、ハイクオリティなオリジナル楽曲が人気。
グループ名に「まちだ」の名前を持ち、地元・町田での地道な活動を続けながらも、ラジオのオープニング曲の採用や、ラジオレギュラー番組が5年/250回を超えるなど、ラジオをきっかけに全国にファンを持つのも特徴。各地にその名が広まりつつある。
メンバー内にリーダー、会計担当、出演交渉係の三役を設け、メンバー内自治を行ったり、社会貢献の一環として、高齢者施設、福祉施設、保育園などへの訪問ライブも積極的に行い、まさに音楽のボーイスカウト的なグループでもある。
また、NHK Eテレの子ども番組「オトッペ」のエンディング曲をはじめ、日本ハム、伊藤園などの企業CMの歌唱やナレーション、様々なアーティストのコーラスを担当するなど、メンバーのソロ活動も活発。
現在までに6枚のシングルと3枚のアルバム、1枚のライブDVDをリリース。2019年には町田市民ホール、渋谷 PLEASURE PLEASUREの単独ライブを完売満員にて成功させ、2020年は結成5周年を迎える。2020年9月21日には再び地元町田の町田市民ホールにて5周年記念ワンマンコンサートが決定している。
プロデューサーは、石田ショーキチ(SPIRAL LIFE, SCUDERIA ELECTRO, MOTORWORKS)、佐々木良(キンモクセイ)が手掛ける。

●「まちだガールズ・クワイアの水曜日はWednesday‼︎」
毎月第2水曜日@まほろ座MACHIDA 開催

●「まちだガールズ・クワイアのMGCるたいむず」
毎週火曜日22:30~
エフエムおだわらにてオンエア

●「劇団マチダックスとまちだガールズ・クワイアの1,2,3,4 !!」
毎週木曜日21:00~22:00
FM HOT 839(エフエムさがみ)にて生放送
まちだガールズ・クワイアは第2木曜日を担当

●明治安田生命J2リーグ FC町田ゼルビア「ゼルビーランドPRマネージャー」就任
毎ホームゲームにて、総合司会と会場レポートを担当

●相模原町田経済新聞「OLえりかの★アイドル激走マニュアル」
コラム不定期掲載

えりか

まちだガールズ・クワイアの長女。2代目リーダー。
好きなものは「乗馬」と「馬刺し」という、馬好き。
ステージ上でアクロバットな振りを披露したり、被り物も率先して身につけるお笑い担当の面も…。
町田経済新聞にて不定期でコラムを執筆したり、3rdアルバム「MGC CLASSICS vol.2」に収録の『Be my Baby』(ロネッツのカバー)では訳詞を担当するなど、語学力も時々発揮する。
グループ内の問題解決や悩み相談に乗ってくれる、メンバーに頼られる心優しきお姉さんである。

もえか

まちだガールズ・クワイアの次女。お会計担当。
ライブ収入などのお金の管理を全て任される、メンバーからもスタッフからも信頼度一番。
グループ内では主にメインパートを担当することが多く、各種CM曲の歌唱やナレーション、NHKEテレの子ども番組「オトッペ」のエンディングの歌唱、はたまた「ソレイユ」や「木根尚登」のコンサートにコーラスで参加するなど、まさに町ガのエース的存在!
 

ひより

まちだガールズ・クワイアの三女。山梨出身。
得意のお裁縫で衣装を直したり、リメイクしたりなど、衣装全般を担当する。
ディズニー、ミュージカル、カメラ、などなど多趣味。
雑学知識にも長け、メンバーの小さな疑問や困り事などに瞬時に答えていく。
どんな場面でも笑顔で包み込む存在感で、メンバーから「お母さん」と呼ばれる。
ふんわりした雰囲気に反して、意志の強さはグループ一番。

あいね

まちだガールズ・クワイアの四女。ブッキング担当。
グループ内の振り付けのほとんどを手がける。
抜群の頭の回転の良さと、その回転に間に合わない語彙力で、不思議空間を生み出す。
いつも問題を提起するか問題を起こす、台風の目。グループの核心。

さきこ

まちだガールズ・クワイアの五女。おっとりお嬢様キャラ。
グループ内の音楽的司令塔。
寝起きの悪いメンバーを起こす「モーニングコール係」や、ラジオ番組のスケジュール管理、はたまた怠けがちなメンバーのためにフィットネスメニューを考案してレクチャーするなど、無口なしっかり者。
まだまだ見せていない深層部分を隠し持つ、ミステリアスな雰囲気が魅力。

のぞみ

まちだガールズ・クワイアの六女。苺とプリンが大好き。
笑い出したら止まらない笑い上戸。
小さな身体でステージ中を飛び回る、町ガの元気娘!
得意なイラストを活かして、配信やイベントなどではよくタイトルバックを担当する。
どんな試練でも笑顔で切り抜ける、グループ一番の頑張り屋。
 

ほのか

まちだガールズ・クワイアの末っ子。
バスケやダンスで培われた運動能力を発揮するグループ最年少の高校生。
大好きなヘアメイクでメンバーのヘアアレンジを買って出たり、レッスンのためのスケジュール調整を担当するなど、グループのために甲斐甲斐しく働く。
誰からも愛される、皆んなの妹。

公式サイト: https://mgc-office.jp/