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まちだガールズ・クワイア|ハモった時のこの気持ち良さは絶対誰しもが抱いたことのある感覚だと思うので、町ガの音楽は皆さんに寄り添えるものだと思います
ショーキチとのバチバチのバトルの末、無事やることができたライブです(あいね)
ーー“その次を見せる”ということで、これは僕も拝見したライブなんですが、『銀河進出への道、エピソード1渋谷編』というのを渋谷のマウントレーニアホールでやられました。これはあいねさんが“ごり押し”で「やりたい」って言ってやることになったとのことですが(笑)。
あいね: (笑)。そうですね。ショーキチとのバチバチのバトルの末、無事やることができたライブです。
ーーショーキチ…あ、僕がショーキチって言っちゃだめですね。ショーキチさんはある種反対というか「まだ」って感じで、でも、あいねさんは「やりたい」って言ったという感じですか?
あいね: そうです。ショーキチは「町田にもっと根付いてからのほうがいいんじゃないか」「まだ都内でワンマンをやるのは早いんじゃないか」っていう意見だったんですけど、やっぱり市民ホールっていうのは私たちが4年間やってきた中で一番大きいステージだったので、その日に次の姿っていうか、次どうなっていくんだろうっていうのを見せれなかったら意味ないんじゃないかなって思っちゃって、進出するなら今じゃないかなって、私はすごい思ったので。宇宙に…。
一同: (笑)。
ーー宇宙に、ね(笑)。でも当日ライブを観て思ったのが、「地元に愛される、老若男女に愛されるグループ」っていうのを市民ホールで打ち出しながら、それをただ東京に持って行ったんじゃなくて、宇宙へ進出、と。「地元の合唱団が宇宙へワープした」みたいな感じでした。
あいね: そうですね。
ーーその発想はどこから出てきたんですか?
あいね: 市民ホールの少し後ぐらいから、「銀河ステーション」が出たあたりぐらいからですかね、町ガのコンセプトに宇宙っていう壮大なテーマが浮かび上がってきたんですが、私たちの目指しているものというか、なんだろ? メンバー内でも目線が合ってきたように思ったんです。
ーー“目線”というのは“宇宙への目線”ということですか???
あいね: 宇宙への目線です(笑)。今までは町ガのカラーや方向性があまり一つにまとまっていなくって、結構バラバラしていたものを一つのコンセプト、「銀河」とか「宇宙」とかそういったものに大きく括ったことによって、向いていく方向が決まっていったかなって思います。
ーーなるほど、いろんなタイプの曲をいろんな人に向けてやっていくというのも一つのやり方であり魅力であると思うんですけど、一つのイメージを全体で作り上げる、ある種“演じる”という魅力もあると思います。そういう意味では、マウントレーニアでは皆さんお芝居もやられていましたよね?
一同: アハハ(笑)。
もえか: はい。
あいね: 小芝居(笑)
ひより: ほぼコントみたいなヤツ(笑)。
ーーほぼコント(笑)。でも「皆さんを宇宙に連れて行く」っていうような感じでしたもんね?
あいね: はい。
ーー例えば、先程あいねさんもおっしゃいましたが、いろんな要素がありながらも今回“宇宙”というイメージを打ち出した、と。僕が感じる町ガの魅力って、そこに象徴されているようにも思います。例えば、音楽的にも、活動内容も、メンバーの個性もそうだと思うんですが、いい意味で様々なものが混沌としているというか。先ほど皆さんの町ガの様々な特徴をおっしゃっていただきましたが、今度は“音楽的な特徴や魅力”を改めておっしゃっていただけますか? これもお一人ずつ行きましょうか。
ほのか: はい、ほのかです。魅力。やはりハーモニーを大事にして歌っているというのが特徴だと思います。よく「元気をもらって」と言われることがあるんですが、聴いていて心地好い綺麗なコーラスというだけではなくて、元気を与えられるようなそういう魅力もあるんじゃないかなって思います。
ーー美しいコーラスっていうだけではなくて、心躍るビートが施されること多々ありますから、それもある種のミスマッチだと思うんですが、そういう面白さみたいなのもある、と。
ほのか: はい、そうです。
ーーのぞみさん、いかがですか?
のぞみ: はい。町ガの音楽的な魅力は、いろんな場所に適している音楽が全部ある、レパートリーが多いということだと思います。ライブハウスなどではそれこそ「Moon base」とかもそうですが、ガンガン行くようなカッコいい曲があって盛り上がれますし、高齢者施設や福祉施設などであれば童謡とか皆さんが楽しめるような歌を届けられる、といったように、バラエティー豊かな音楽が詰まっているのも一つの魅力だと思いました。
ーーでは、さきこさん。
さきこ: はい。曲だと、ただ歌詞をハモるとかではなくて、曲の中でのコーラスの展開がすごいなって思っていて…。伝わるかどうかわからないんですけど、なんだろう?う~ん…。なんというか…コーラスの展開がすごいです…。
ーーおっしゃりたいことと合ってるかどうかわからないんですが、僕もそれをすごく感じていて。合唱って、どちらかと言えば理論的に正しい清澄なハーモニーを聴かせるものじゃないですか。でも石田さんの曲は不協和音が入った複雑なテンションコードがあったり、クラシック系にはない和音の起伏があったり、とまた別の心地好さがあって…。そういった楽曲を合唱でやる面白さをすごい感じるんです。美しさだけじゃなくて、危うさやちょっとした毒のようなものを美しいハーモニーで聴かせる、というか…。
さきこ: そうです!そうです! ありがとうございます。
ーーでは、続いていきましょう。
あいね: 私自身、最初はコーラスって言うと幅が狭められちゃうんじゃないかって感じていたんですよ。合唱曲みたいな。綺麗なバラードみたいな、そういうものしか歌えないんじゃないかなって。でも、実際いろんな曲にチャレンジするようになって……ロックだったり王道のアイドルポップだったり「銀河ステーション」のようなプログレチックな感じとか…。コーラスっていろんなジャンルの曲で用いることができるんだっていうのを今すごく感じていて、そういう幅とかを、幅を聴かすというか…。
ーー幅を利かす?
あいね: 幅を聴かせたい?です(笑)。
ーーなるほど、幅の広い音楽を聴かせるわけですね。そして、それによって音楽界で幅を利かせる、と(笑)。
あいね: あ、いや、はい(笑)。
ーーはい、続きまして。
ひより: はい。町ガの曲はストレートに親しみやすいと思います。合唱って、誰もが一度は学校の音楽の授業などで通る道じゃないですか。私たちは「そんな皆さんと同じことをやってるんだよ」っていうか…。皆さんが今までやってきた音楽には「また別のこんな面があるんだよ」「こういう音楽の力もあるんだよ」っていうのを伝えていけるのが町ガの音楽の魅力なんじゃないかなって思います。なので、ハモれた時のこの気持ち良さは、絶対誰しもが抱いたことのある感覚だと思うので、町ガの音楽は皆さんに寄り添えるものだと思います。
ーーでは、もえかさんいきましょう。
もえか: はい。町ガの音楽はもちろん幅もあるんですけど、唯一無二だなって思う所もあるんです。それこそ“石田ショーキチ節”のコード感をハーモニーで綴るっていうのは、聴いていて「あ、なんか面白いな」って思ってもらえるような個性があって、その一方で、「一緒にやってみたい」「一緒に歌ってみたい」っていう気持ちになるような音楽性がすごい魅力だなって思っています。それでいて、ガッツリ踊って歌うっていう所はやはり町ガならではなので、そんな楽しさが一番伝えられているのかなって思いますね。
ーーいろんな楽しみがあるわけですね。では、えりかさん、
えりか: まちだガールズ・クワイアの曲は石田ショーキチがプロデュースしていることもあって、スルメ系の曲、聴けば聴くほど病みつきになるような曲が多いいと思っていて…。のぞみも言っていましたが、ほんとにジャンルが幅広くて、オリジナル曲もいろいろとあるので、アイドルポップ系から入ったけど、「あれ?意外とこのバラードっぽい曲もいいな」とか、いろんな味を味わっていただけるのがまちだガールズ・クワイアの音楽の魅力だと思います。
まちだガールズ・クワイア 商品情報
「Moon base」(c/w「Bohemian Rhapsody」)
■発売日:2020年4月19日
■品番:SAT-028
■販売価格:1,000円(税別)
■レーベル:Scudelia Audio Terminal
まちだガールズ・クワイア ライブ情報
●2020年6月27日(土)
『Perspective! SP ツーマン・プレイベントライブ』
START/15:00
チケット/2,000円
<出演>
XOXO EXTREME
まちだガールズ・クワイア
http://bit.ly/2YJQ2qN
2020年7月19日(日)
MACHIDA SONIC 配信イベント
詳細未定
●2020年8月2日(日)
『ao studio presents 天神祭』
@月見ル君想フ
Op17:30/St18:00
前売3000円+1D
※前売り完売御礼/同時配信予定
●2020年9月21日(月祝)
『まちだガールズ・クワイア5周年記念ワンマンライブ(仮)』
@町田市民ホール
詳細未定