Speak emo
まちだガールズ・クワイア|ハモった時のこの気持ち良さは絶対誰しもが抱いたことのある感覚だと思うので、町ガの音楽は皆さんに寄り添えるものだと思います
いろんな人に笑顔になってもらえるような活動をもっともっとしていきたいな、って改めて思った一日でした(えりか)
ーー昨年4月13日には「町ガVS市民ホール」と題された単独ホールライブをやられました。僕は会場には行けなかったんですが、映像で拝見しました。「町田市民ホールでワンマンをやる」と聞いた時は、「町ガ勝負出てきたな」って感じがしたんですが、DVDを拝見すると、皆さんライブ前からすごくリラックスされてましたよね?
もえか: そっか。あれはメーキングがあったのか。
えりか: 直前までご飯食べてるやつですよね?
ーーはい。なんかあの本番前の映像を観ると、ほんとリラックスしていて、皆さん大物だなぁ、って。
一同: いえいえいえ(笑)。
ーー緊張はしてなかったですか?
もえか: いや、してたよね?
ひより: 私はめちゃくちゃ緊張してました。
もえか: うそ?
えりか: いつもと会場は違いますし、大きいし、すごく緊張はしてたんですけど、周りを固めてくださっていたスタッフの方々が、定期ライブをしている「まほろ座MACHIDA」のスタッフさんだったり、あと、メンバー7人ちゃんと揃っているっていうのがすごい安心感に繋がったとは思うんですけど、それでもやはり緊張はしていました。結構みんなフワフワしてたよね?
ひより: うん。
もえか: メンバーそれぞれだとは思うんですけど、7人とも共通していたのは、市民ホールのステージがすごい楽しみだったことです。多分「あの空気感を思い切り楽しもう」っていう気持ちが一番あったのかなって思います。
ーーあの会場でやるのは初めてだったわけですよね?
えりか: そうです。
ーーでもなんか、お客さんの温かさもあってか、“地元感”というか、そういった雰囲気があったように感じました。これも1人ずつお訊きしますが、ご自身にとってどんなライブだったんでしょうか?
ほのか: はい。老若男女、小さい方から大きい方まで、皆さんすごく楽しんでくださって、ライブ前は緊張してたんですけど、もう出た瞬間皆さん優しく「イェイ!」って感じで盛り上がってくれたので、緊張したんですけど、すごい楽しめました。
ーーほのかさんは「スターパレード」で“引継ぎ”を行なったんですよね? それまではもえかさんと2019年1月に卒団されたあやねさんとのデュエットで披露されてきたこの曲で、あやねさんがステージに現れ、ワンコーラス歌われて、その後ほのかさんに“バトンタッチ”したんですよね?
ほのか: はい。
ーーあれは、昔から見てきたファンにとってはとても感動的な、そして大きな意味を持つ演出だったと思います。
ほのか: そうですね。「引き継ぐ」ってことになって最初はびっくりしたんですけど、私になって「なんか違うな」と思われないように、託されたからにはしっかりやろうって思いました。
ーーしっかり引き継がれたわけですね。
ほのか: 頑張ってます。
ーー続きまして、のぞみさん。
のぞみ: なんだろう…。いつも町田市民ホール行く時は観る側だったんですよ。観客として観て「わーっ」ってなってたんですけど、いざ自分がステージに立つ側になると、やはり緊張して「失敗したらどうしよう」みたいな不安がありました。でも、やはりこの7人だからこそ、そんな不安も楽しさに変えられて、ほんとにあっという間の時間でした。
ーーあの日はソールドアウトしたんですか?
のぞみ: 満員御礼でした。でも、本番間近に舞台袖にいた時は、みんな「誰もいなかったらどうしよう」みたいなことを言ってたんですよ。でも、ステージに出ていった瞬間皆さんのすごい声援が来て、「あ、これは夢じゃないんだ」みたいな。「みんな来てくれたんだ」って安心しました。
ーーそうだったんですね。続きまして、さきこさん。
さきこ: はい。幕が開いて出ていったら、ほんとに広い会場で、「わーっ」って焦って緊張したんですけど、ライブの中盤に舞台から客席に下りてみんなで歌って踊る曲があって、それでちゃんとお客さんの顔を見て緊張が解けて、すごい一体感のあるライブができたかなって思います。
ーー中盤でようやく緊張が解けたということですね。続きまして…
あいね: はい、あいねです。緊張よりもあの日は小さい“気になりごと”がいっぱいあって…。
ーーほう。なんでしょうか?
あいね: 例えば靴がすごく滑るとか。
もえか: あれ、最大の危機だったよね。
ひより: みんなして顔真っ青になったもん。
あいね: やばいこれ踊れないじゃん、みたいな。
もえか: ステージの床と靴の底の相性が悪くて、“フローリングの犬”みたいな感じになったんですよ。
一同: (笑)。
あいね: で、なんか濡れた雑巾を持ってきた人がいて、濡れた雑巾の上でこうやって拭いてから行けば「あ、大丈夫」って思ったんですけど、効果が5分ぐらいしか続かないんです。
ひより: あ、ダメだってなって。
あいね: で、「うわーっ」って言って結構長い時間悩んだ後に、マネージャーさんだったかな?
ひより: うん、そう。
あいね: 「裏にガムテープ貼ればいいじゃん」って。
ひより: 「何やってんの?」みたいな。「当たり前でしょ」みたいな。
あいね: 秒で解決しました。
ーー靴の裏にガムテープを貼ったんですね。
あいね: 貼ってました。
ーーそれで大丈夫だったんですか? 逆に動ききくくなったりすることはなく?
ひより: 完璧でした。
もえか: むしろ踊りやすかったです。
ーーさすがマネージャーさんですね。
あいね: あとは、その日に、11月7日のマウントレーニアホールでのワンマンの発表もしたんです。
ーーDVD上では、あいねさんがすごく唐突に発表したみたいな感じでしたが(笑)。
あいね: そうなんです。唐突に発表したんですけど。実はマウントレーニアホール公演もあの当日に決まったんです。
ーーそうなんですね。
あいね: もう直前まで「どうする?どうする?」って話してて、ちゃんとこのライブで発表できるのかっていうものギリギリまで決まらなかったので、それも結構気にしてて…。なので、そういったことがライブ直前に全部クリアになって、靴も滑らないし発表もできるっていうので、もう浮かれてました(笑)。
ーーアハハハ(笑)。そういう意味でも、直前まで緊張感があったわけですね。では続きまして…
ひより: はい、ひよりです。私はそれこそメーキングの時はそれほど緊張してなかったんです。でも曲が始まった瞬間に緊張しました。まちだガールズ・クワイアとして初のホールワンマンライブだったので。ライブハウスでワンマンライブは一度やったことはあったんですが、あの大きなホールのステージに立って、しかもあの日は皆さんまちだガールズ・クワイアを見に来てくれていたわけじゃないですか。なので“視聴率100%”のあの人の“圧”に最初は負けてしまって、最初3曲ぐらいテンパっちゃって…。自分の処理能力が追い付かなくて、「あ、どうしよう、どうしよう」って焦っていたんですが、ちょうどお客さんを指差す曲があったんです。その曲で指を差した時に見えた顔が、いつもどおりライブを楽しんでくれているファンの皆さんの顔だったんですよ。それで「あ、大丈夫、みんな観てくれてるし、みんな味方だ」って思ったら、どんどん調子を戻すことができて、最後には楽しかったなって思えました。あと、新曲「銀河ステーション」を披露する前に、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』の朗読をしたんです。『銀河鉄道の夜』が題材の曲なんですが、その朗読のシーンの台本というか構成を作らせてもらったんです。
ーーそうなんですね。
ひより: そこは私たちが衣装替えをするタイミングだったんですが、何か皆さんを飽きさせないように何かしよう、と。それで朗読することにしたんですが、上手く「銀河ステーション」に繋がって、お客さんをその世界観に引き込めるか、が不安でした。
ーー衣装替えの間に、ということは、生でナレーションしていたのではなくて、録音されてたんですね?
ひより: そうです。録ったものを流したんですけど、ただ「着替えてきます」っていうよりは、何か演出として皆さんに楽しんでもらえる時間にしたいっていうのがあって…。しかも「銀河ステーション」は、これからの私たちにとってキーになる曲だって確信していたので、お客さんに何か印象を残したいなと思って、メンバーで話し合ってあのシーンを演出させていただきました。
ーーでは続きまして、もえかさん。
もえか: はい。町田市民ホールはキャパが800ちょっとの今までで一番大きなホールだったので、まずその人数を集められるかっていうのが不安でした。地元の誰もが知ってる大きなホールでやるっていうことで、一番のテーマとしては、今まで応援してきてくださった方に観てもらいたいのはもちろんですが、地元の人にどれだけ観てもらって応援してもらえるか、っていうのも大きなテーマだったんです。ライブまでの間、「ポスター貼らせてください」って地元の飲食店や商店街を自分たちで回ったり、いろんな所に顔を出してチケットを買っていただいたりしたんですが、そういった地元の皆さんの応援があって会場が埋まったんです。なので、初めて私たちを観る地元の方もすごくたくさんいて、「あ、こんなグループが地元にいるんだ」っていう期待の眼差しを感じましたし、あと、前方の100席ぐらいが特典付きのスペシャルシートになっていて、そこに座っているコアなファンの方々はほんとに私たちのことを思いながら、楽しんでいたり、泣いていたりしてくれていて…。そういうのが入り混じった客席だったんですね。地元の人たちの期待を裏切らないようにこれからも頑張らなきゃいけないなっていうのと、ここまで応援してきてくださった皆さんに今の等身大の私たちを見せるだけじゃなくて、この先にもまだ何かあるよ、っていうのを見せなきゃいけないなって気持ちにさせられたワンマンライブでした。なので、マウントレーニアの発表もそこでどうしてもしたかったんです。それができたのはすごくうれしかったですし、またこの先を見せられたらいいなって思った日でした。
ーーよくまとめていただいた、いい答えをありがとうございます。では、えりかさん。
えりか: このライブをやるにあたって「4年目の私たちの集大成を見せます」っていうのをアピールポイントとして言っていたので、自分たちで言ったその言葉から受けるプレッシャーもすごく大きかったんですよね。これまでで最高のものを見せなきゃっていう気持ちがすごく強かったのと、あとは今のもえかの話にもあったんですが、やはり町田にどれだけ根付いたかっていうのを示さなきゃいけないな、と。それは、プロデューサーから与えられた試練みたいな感じで、成果を発表する場所という部分もあったので…。コンサートの雰囲気もすごいアイドルが好きな人が見るものというより、地域の方も楽しんでいただけるようなある種ファミリーコンサートみたいな感じのテイストで、明るく賑やかなイメージのものにしました。あと、私はとにかく緊張しました。
もえか: えりかは当日まで声が出なかったんだよね?
えりか: 声が出なくって、当日どうなるかなみたいな。で、リハーサルまで声出すなって言われていたので、ほんとに1週間何も喋らずにいたんですけど、リハーサルで声が出て「あーっ、声出た良かった」ってなりました。ちょっとハスキーな声だったんですけど。
ーーそれは映像を観ても少し感じられました。喉の調子が悪かったのかなって。でも、1週間も安静にしなきゃいけないほど大変だったんですね。
えりか: そうです。病院に行っても原因がよくわからなくて…。なので、声が出た安心感でホッとしたのもあったんですけど、完璧なものを見せたかったっていうのもありました…。でもやはり、皆さんが笑顔になってくれてたのがすごい力になりましたね。「4年間支えていただいてありがとうございます!私たち今こんなパフォーマンスをしてます!」みたいな感じを出していたはずだったんですが、逆に皆さんの声援や笑顔に支えられてしまって…。緊張を全部吹き飛ばしてくれたのもお客さんの笑顔でしたね。これからもっとこういう笑顔を作っていきたいな、いろんな人に笑顔になってもらえるような活動をもっともっとしていきたいな、って改めて思った一日でした。
まちだガールズ・クワイア 商品情報
「Moon base」(c/w「Bohemian Rhapsody」)
■発売日:2020年4月19日
■品番:SAT-028
■販売価格:1,000円(税別)
■レーベル:Scudelia Audio Terminal
まちだガールズ・クワイア ライブ情報
●2020年6月27日(土)
『Perspective! SP ツーマン・プレイベントライブ』
START/15:00
チケット/2,000円
<出演>
XOXO EXTREME
まちだガールズ・クワイア
http://bit.ly/2YJQ2qN
2020年7月19日(日)
MACHIDA SONIC 配信イベント
詳細未定
●2020年8月2日(日)
『ao studio presents 天神祭』
@月見ル君想フ
Op17:30/St18:00
前売3000円+1D
※前売り完売御礼/同時配信予定
●2020年9月21日(月祝)
『まちだガールズ・クワイア5周年記念ワンマンライブ(仮)』
@町田市民ホール
詳細未定