Speak emo
何があってもアイドルで!
いろんなバージョンの“ゆっふぃー”を持ってたいなとは思っています
―― 寺嶋さんといえば“ゆるキャラの総元締め”としても有名ですよね。
寺嶋:ゆるキャラの総元締め(笑)。いやいや~。
――先日取材させていただいたRYUTistも“ゆるキャラ紹介”などに勤しんでいますが、寺嶋さんの域にはまだまだ…。
寺嶋:いやいや、RYUTistちゃん偉いですよ。自分達の自己紹介よりゆるキャラの紹介が長いじゃないですか!
――そうなんですよ…。
寺嶋:ホントに偉いなと思って。
――僕が初めてステージを見た時、10分ぐらいのステージで3分ぐらいゆるキャラ紹介してましたから。びっくりしました(笑)。
寺嶋:そうなんですよね。いやでも、ご当時アイドルとしてのあるべき姿だなって思いました。地元を盛り上げるって大事ですから。
――ゆるキャラに関してはもう全国を押さえてますよね。
寺嶋:日々増えているので、会ったことないキャラさんもいっぱいいるんですけど…。ただ「ゆるキャラグランプリ」と「世界キャラクターさみっと」っていう、二大ゆるキャライベントが毎年秋にあって、どちらも毎年行かせていただいます。
――それは司会とか、ご意見番って感じですか?
寺嶋:「ゆるキャラグランプリ」は最後の結果発表の司会をさせていただいています。「世界キャラクターさみっと」の方はライブ出演とか、あとゆるキャラさんに混じってブースを出させていただいて、物販をさせていただいたりもしています。そういうイベントだと1日で何百体って会えるんですよ! なので結構そこでお友達を増やしてます。
――例えば「ゆるキャラクイズ大会」みたいなのあればもう優勝出来ますよね?
寺嶋:かなり頑張れると思います。
――アイドル界じゃ無敵でしょ。
寺嶋:アイドル界では…たぶん…。
――で、あれですよ。Twitterの“広告塔”ですよ。
寺嶋:はーい! ありがとうございます!
――すごいですね。
寺嶋:いや、ほんとに運が良いです。ありがたい!
――寺嶋さんは“ツイ廃”として有名ですよね。
寺嶋:はい。お陰さまで。ただTwitterはホントに好きですし、ツイ廃も自称してますし、皆さんからも言ってもらってますけど、だからといって、すごくフォロワーが多いわけではないので。私今4万2千人ぐらいなんですけど、もっと何十万もいる方もいらっしゃるし、Youtuberの方だと何百万人とかフォロワーがいますし…。そんな中で選んでいただいたので、すごいありがたいなって思います。フォロワーをもっと増やしたいと思ってます。
――でもどうですか、Twitterの広告キャラクターになり、ご自身もツイ廃ということですが、ツイ廃っていうのは、必ずしも良いことではないかもしれないですよね。
寺嶋:そうですよね。
――この問題に関してはいかがですか?
寺嶋:いや、ホント空き時間があるとずっとTwitterしてるので…。でも外の空気はゆるキャラで吸いに行ってるので、良いかなとも思いつつ…。Twitterが好きなのって、もちろん自分の情報発信のツールとしても使っているんですけど、誰かが書いた文章を読むのも好きなんですよね。Twitterが登場する前は、空き時間にずっと本を読んでるタイプの人間だったので、Twitterのお陰でだいぶ読書量は減ってしまったとは思うんですけど。
――僕もそうです。
寺嶋:ただその分、リアルタイムで、プロじゃない人達、ホントに普通の人達が書いてる文章を読めるのがいいんですよね。普段からアイドルさんとかアイドルヲタクに限らずいろんな人のツイートをタイムラインで見てるんですが、ホントにいろんな人がいて、いろんなこと考えてて、文章に人柄が出るじゃないですか。なので、自分のヲタク達のツイートを見ると、「この人はこういう文体だな」みたいな感じでその人の文体の癖みたいなのまで気になっちゃって、そういうのを読むのがすごい好きです。
――今までは本という形で文字や文章を読まれていたのが、今ではTwitterで読まれている、と。すごく現代的ですよね。それはまあ、悪い面もあれば、もちろん良い面もあります。いわば即時的な表現でもあると思うので、“素直な言葉”と言えるかもしれないですよね。そこに人柄が出ると。でも一方では、必ずしも本心ではない言葉で飾り立てたりすることもありますよね。付き合い方が難しい側面もあると思います。
寺嶋:まあ私の場合は、エゴサーチとかもすごくするんですけど、SNSのせいで悩んじゃうことは自分ではあんまりないので、それは良かったなと思ってます。たとえば、心ないことを書く人がいたとしても、「ゆっふぃー」か「寺嶋由芙」で検索しているので、名前を呼んでくれる人って私のこと嫌いじゃない人が多いんですよ。「黒髪ロングの古き良き時代から来たダメなアイドル」みたいなワードで検索したら“誹謗中傷”も出てくるかもしれないですけど(笑)。名前とかで検索すると大抵はプラスのことを書いてくれているツイートが出てくるので、むしろ励みになってます。
――結構すぐ悩んじゃうアイドルさんもいるじゃないですか。あんまりそういうタイプじゃないですか?
寺嶋:わりとポジティブな気はします。図星をつかれて「あちゃちゃ」って思う時ももちろんあるんですけど、みんなが指摘してくれたことを「私も直さなきゃいけないな」って思っているので、落ち込んじゃうのとは違いますね。
――なるほどね。でも寺嶋さんのことを悪く言う人、見たことない気がします。
寺嶋:そう信じたいです。ありがたい。でも、もっと一大アンチ勢力が付くぐらい売れなきゃいけないのかもしれないですね(笑)。
――アハハ。あと、今度「まぐろ屋明神丸」の1日店長をされるんですよね?
寺嶋:そうです。また1日店長を務めさせていただきます。
――また胃袋。今度は魚で押さえました!
寺嶋:はい!魚で(笑)。
――肉と魚両方で。
寺嶋:そうです!串カツと魚もどっちもいけます! 明神丸さんは、宮城県女川町のお魚屋さんなんですけど、女川町はずっとお世話になっていて、これまでも女川の笹かま屋さんやイクラ丼のお店で1日店長させていただきました。ただ1日店長をする度に、何かと理由をつけられてクビになってるんですよ、私(笑)。笹かま屋さんの時は、試食でいただいた笹かまを「おいしいから食べなよ」って言われてウキウキ食べてたら、「店長なのにつまみ食いしてる」って言ってクビになって。ひどいですよね! 2回目のイクラ丼さんの時は、みんなに喜んで欲しくて、イクラを山盛り乗せてたんです。そしたら「採算に合わない」って言われてクビになって…。なので、今回のまぐろ屋さんはすごく気を引き締めていこうと思ってます!
――「今回は何でクビになるか」っていうのがヲタクの皆さんの楽しみなわけですよね。
寺嶋:ずっと店長でいられるように頑張ります!(編注:9月29日に行われた今回の一日店長イベントでは「ヲタクのみなさんがおかわりをしなかった」という理由で見事“クビ”になりました)
――これだけ“手広く”やられている寺嶋さんですが、他に何かやってみたいことってありますか?
寺嶋:やってみたいことは…。肩書きとはちょっと違うんですけど、撮影系を…。今回のTwitter広告さんとか、あと今回CDのジャケット写真もすごくオシャレに撮っていただいたんですけど、そういう作品撮りというか、ファッション系の撮影みたいな仕事とかも増えると良いなと思っていて。私、この夏に『Rocket』っていう雑誌で表紙を初めてやらせていただいたんですけど、その時すごくいろんなお洋服着せていただいて、いろんなシチュエーションで撮ってもらって、とても楽しかったですし、そういうのを見て喜んでくれる人がすごく多かったので。もう結構ギリギリですけど(笑)、少しでも若いうちにそういう仕事をいっぱいやっておいた方が良いかなと思ってます。
――まだまだイケるじゃないですか! 今日の服装もオシャレでいらっしゃいますけど、以前は“そうじゃないこと”を逆手に取ったアピールをしていたわけじゃないですか。でも今ではファッションについても意識が高いんですね。
寺嶋:そうです。ちょっとはちゃんとしなきゃっていう(笑)。まあ、自分ではまだまだ全然なんですけど、そういう仕事を増やしたら、女の子がもっと気づいてくれるんじゃないかなと思っていて。ライブハウスでライブをやったり、インストアイベントをやったりするのも音楽を届けるのにはすごく大事なんですけど、そういう場に、自分より年下の女の子達ってあんまりいないんですよね。「一人で来るのが怖い」とかももちろんあるでしょうし…。なので、そういう層にアピールしていくには、ビジュアルを磨いて、SNSだったりメディアで見てもらうっていうのがすごい大事なのかなって思っていますね。
――今回取材するにあたって最新の寺嶋さんを見ておこうと思い、先日インストアイベントを拝見さていただいたんですけど、その時に、まあ、決して多くはなかったですけど、女性の方も結構いらしてましたよね。
寺嶋:そう、来てくれるようになって…。
――若くて可愛らしい女性もいましたよ。
寺嶋:そうなんです、みんな可愛いんですよ!
――思ったんですけど、寺嶋さんのファン層って大人の方もいれば若い方もいらっしゃって……まあ、どちらかと言えば大人の方が多い感じですが……寺嶋さんの懐が深いので、どんな方でも受け入れてくれそうな感じがあるんですよね。で、そんな慈愛に満ちた姿を見ていると、女性も憧れると思うんですよ。なので、このままいっても女性ファンは増えるとは思うんですけど、もちろんそういう戦略があるとさらに増えますよね。
寺嶋:はい。増やしたいです!
――ライブとかでは女性の割合はまだまだ少ないと思われますか?
寺嶋:少ないと思います。7対3ぐらいですかねぇ~。2割か3割っていう感じですね。
――でも、今のアイドルのライブで3割っていうと、多い方じゃないですか?
寺嶋:ソロアイドルの中では多い方だと思います。ソロアイドル仲間でよく話したりするんですけど、皆さん男性の方が…“お父さん”のように優しく応援してくれるっていう人が多いので(笑)。そんな中では「由芙ちゃんのファンは女の子多いね」って言われます。でもグループさんとか見ると、同性にすごく支持されているアイドルさんはいっぱいいるし、そういうところも目指していきたいですね。半々になれば良いなって思います。男女関係なく応援してくれて、年齢も関係なく応援してもらえると良いなと。私は、お陰さまでゆるキャラのイベントとかにも出してもらえるので、そういうところでは小さなお子さんたちが見に来てくれたりもしていて…。そういう場では親子連れの方々にも楽しんでもらえるし、ライブハウスに行けばもうすごい“ヲタク”っていう感じの人達が発散できるみたいな雰囲気があって…。いろんなバージョンの“ゆっふぃー”を持ってたいなとは思っています。
寺嶋由芙 商品情報
「君にトロピタイナ」 2018.10 .17(WED)RELEASE
■初回限定盤A
TECI-636(TEBI-16535)/定価 1,500円+税(税込 1,620円)
[CD]
1.君にトロピタイナ
2.彼氏ができたの
[DVD]
1.「君にトロピタイナ」Music Video
2.「君にトロピタイナ」Making Video
■初回限定盤B
TECI-637 /定価 1,500円+税(税込 1,620円)
1.君にトロピタイナ
2.彼氏ができたの
3.コンプレックスにさよなら Live音源
from レッツぐる~ヴでハッピーバースデー!@東京キネマ倶楽部
4.天使のテレパシー Live音源
from レッツぐる~ヴでハッピーバースデー!@東京キネマ倶楽部
■通常盤
TECI-638 /定価 1,167円+税(税込 1,260円)
1.君にトロピタイナ
2.彼氏ができたの
3.君にトロピタイナ –Off Vocal-
4.彼氏ができたの –Off Vocal-
寺嶋由芙 ワンマンライブ情報
Yufu Terashima 5th Anniversary Live
~以前よく見たあの人も 通い続けるこの人も~ supported by japanぐる~ヴ(BS朝日)
▼日程:10/21(日)開場 17:30 / 開演 18:30
▼会場:渋谷ストリームホール(〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-21-3)
▼料金:スタンディング 4860円
※整理番号付き、※入場時、別途1ドリンク代必要、※未就学児入場不可
▼チケット一般発売中
・ローソンチケット【Lコード:74498】
http://l-tike.com/order/?gLcode=74498
・ぴあ【Pコード:126-721】
https://t.pia.jp/sns/?p=e1839280_ft
・イープラス
http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010163P0108P002169019P0050001P006001P0030008