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2022.08.21
CALL MY NAME

あなたにとってのCALL MY NAMEとは…。  CALL MY NAME インタビュー1

 「心が叫びたくなる瞬間を、きみに。心躍る日々を、ともに」をコンセプトに活動中のCALL MY NAME。彼女たちが,8月23日に初のシングル『CALL MY NAME』を発売する。CALL MY NAMEとはどんな魅力を持ったグループなのか、ここにお伝えしたい。


松永梨加:なんか、人間という生き物しているな」という実感を、より強く持つようになりました。

アー写

――CALL MY NAMEは、2021年9月5日に始動。間もなく1年を迎えます。それぞれ、この約1年間を振り返りながら自分がどのように変化や成長したのか、そこから聞かせてください。最初は、梨加さんからお願いします。

松永梨加 この1年間は、一瞬でしたね。一瞬だったんですけど、新メンバーの3人(絢野かの・有栖里咲・鈴木まりや)が入ってからはグループ内での意識がちょっと変わったというか、先輩という立場になったことで、3人を親目線で見るようになってきました。
   3人が加入するまでは、可愛がってもらえるというか、年上の方々に甘える立場でいましたけど。3人が加入して以降、「先輩になるんだから、もっとしっかりしなきゃ」と気持ちに変化が出たのは大きなことでした。

――新メンバーの加入は、梨加さんの意識を大きく成長へ導いたことだったんですね。

松永梨加  昨年9月にスタートしたときは、メンバーみんな同じスタートラインでしたけど。新メンバーが入り、「自分も先輩にならなきゃいけないんだ」という気持ちになったら、意識はぜんぜん変わりました。せっかくCALL MY NAMEに入ってくれたんだから、3人も大きなステージに立たせてあげたい気持ちが強くなりだしたことから、そのためにも先輩であるわたしがしっかりしなきゃと思ったし、その反面、不安から心も弱くなったり。「なんか、人間という生き物しているな」という実感を、より強く持つようになりました。


絢野かの:大学に通いながらアイドル活動を始めたことで、生活はだいぶ変わりました。

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――続いては、かのさんお願いします。

絢野かの  わたしは、今年5月に加入した新メンバーのうちの一人で、現在は大学生です。大学に通いながらアイドル活動を始めたことで、生活はだいぶ変わりました。急に忙しくなったのもそうだけど。CALL MY NAMEの新メンバーとして加入した以上は、少しでもグループの力になれるように実力を身につけなきゃと思いながらも、先輩方の活動を見るたびに、今も「まだまだだな」と感じさせられています。そこに関しては、先輩方や他のいろんなアイドルさんたちを見ながら、いろいろと学んでいけたらと思っています。

――加入の時点では、CALL MY NAMEは8ヶ月ほどの経験を重ねていましたよね。そこへ追いつくのは、やはり大変でした?

絢野かの  たくさんの曲を覚えなきゃいけなかったら、正直大変でした。あの頃は、泣きながら練習もしていました。それくらい、乗り越えなきゃいけないハードルがとても高かったんですね。あの当時は、激しいパフォーマンスや歌の上手さなど、先輩方へ追いつかなきゃいけない使命感をいろいろと感じていました。

――確かに、あの熱量の高いパフォーマンスを身につけるとなると、なかなかのレベルの高さを感じますよね。

松永梨加  CALL MY NAMEのライブは、かなり疲れます(笑)。30分6曲をノンストップでやり終えたときには、体力がまいっちゃいますからね。

絢野かの  それは、すごく感じてます。

――かのさんは今、大学生活とアイドル活動を両立しているわけだ。

絢野かの  そうです。最近もそうでしたが、リリイベの忙しい時期に大学で課題をたくさん出されてしまうと「うわーっ!!」となっちゃいますけど(笑)。そこは、頑張っています。


水谷潤:ママ2みたいな(笑)。うちには、ママ1となる存在がいて、その子の補佐的な役割を担っています。

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――次は、潤さんお願いします。

水谷潤  この1年間、CALL MY NAMEのメンバーとして活動をしてきて思ったのが、メンバーそれぞれにストロングポイントがあるなということ。最初のメンバーが集まり、それぞれの個性となるストロングポイントを知ったとき、「自分、このままじゃ駄目だな」と感じました。そのときから、みんなの良いところや魅力を少しずつ参考にしてはいろいろと吸収するようになれば、メンバーそれぞれがお互いを認め合い、互いに高めあってレッスンやライブ活動を続けてきたように、自分を磨き続けてきた1年間になったなと思っています。

――潤さんのストロングポイントも教えてください。

水谷潤  わたしは身長が高いから、そこを活かしたダイナミックなダンスパフォーマンスかなと自分では思っています。その魅力へ気づけたことも、自分を成長させるうえで大きかったなと思います。

――1年間の活動の中、みずからの心を成長させる経験もいろいろとありました?

水谷潤  CALL MY NAMEは人数の多いグループ。だからこそ、「自分はこの中で、どういう役割でいたら良いのかな」とすごく考えましたし、「わたしの存在が、少しでもグループに貢献できてたらいいな」とも思っていました。

――その役割も気になります。

水谷潤  ママ2みたいな(笑)。うちには、ママ1となる存在がいて、その子の補佐的な役割を担っています。

松永梨加  いわゆる、副リーダー的な存在だよね。


椿あい子: 今は、"職業アイドル"としての自覚を強く持つようになりました。

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――続いては、あい子さんかな。

椿あい子  わたしも初期メンバーの一人ですが、初期メンバーの中では一番最後の加入になりました。わたしの場合、ライブデビューが近い時期にメンバーへの参加が決まったこともあって、プレデビューとして活動していた頃、1曲しかステージに立てない時期もあれば、あの当時はまわりへ追いつくのに必死でした。
  しかもその頃は、以前とは過ごす環境もガラッと変えることになり、引っ越しもすれば、その年の春に大学を卒業したのも重なって、本当にいろんな面で変わり目の時期になっていました。

――まさに、生活環境がガラッと変わった時期だったんですね。

椿あい子  そうなんです。あのときから1年たった今はいろんな面で慣れてきたのか、自分のペースをつかめるようにもなれました。それは、精神面でもそう。まわりの友達はみんな、すっかり社会人になっています。わたし自身、昔から自立心はあるほうでしたけど。「自分のやることに責任を持たなきゃいけない」意識が、アイドル活動を始めたことで今まで以上に強くなったことから、今は、"職業アイドル"としての自覚を強く持つようになりました。そこが、わたしの中の大きな成長だと思います。

――"職業アイドル"と自信を持って言えるのが、いいですよね。

椿あい子  自分が理想とするアイドル像にはまだまだ届いてないように、早くその言葉に相応しくなりたいとも思っていますけど。職業アイドル"という自覚も持っています。そう言いながらも、自分はまだまだ甘ちゃんだから、理想に向かって精一杯頑張り続けます。


水上涼菜:今は、神経が図太くなったのか、「今も出来ないけど、図太くいくぞ!!」という、ちょっと面倒くさい女になってきました(笑)。

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――次は、涼菜さんお願いします。

水上涼菜  わたしはこの1年間、つねに記憶がないです(笑)。昨日のことも覚えてない毎日を、この1年間繰繰り返してるんですけど(笑)。残っている記憶を振り返ってみますね。

――ぜひ、お願いします。

水上涼菜  わたしは、CALL MY NAMEへ加入するまではアイドルという存在にはまったく触れずにいました。CALL MY NAMEのメンバーになったのも、わたしの意志というよりも誘われての加入でした。
  わたしはけっこう人に流されがちだし、自己主張もけっして強くはない。しかも、自分に自信のない性格でした。CALL MY NAMEのメンバーはみんな、歌もダンスも上手だし、アイドル経験者もいれば、未経験でも、アイドルをやりたい思いを強く持っている人たちばかり。その中へ、まったく未経験のわたしが加入することになって、正直自信はありませんでした。
  あの当時は、わたしが一番年下ということからはよく可愛がられていましたけど。実際にライブ活動を始め、たくさんのライブ本数を重ねていく中で、自分に足りてないものがいろいろと見えてきて、「ここにいていいのかなぁ」と思い悩みだした時期も正直ありました。だけど、確実にファンの方々が増えれば、メンバーとも仲良さもどんどん深まるにつれて、だんだんわたしの中の意識も変わりだしました。

――どんな風に変わりだしました?

水上涼菜  以前は、「自分に自信がない」「何も出来ない」という意識でいたんですけど。今は、神経が図太くなったのか、「今も出来ないけど、図太くいくぞ!!」という、ちょっと面倒くさい女になってきました(笑)。今は、すごく前向きな気持ちでいれば、そういう風に自分を強くしてくれたのがCALL MY NAMEという場。今じゃ、心臓に生えてた毛が、どんどん濃くなっています。

――もともと心臓には毛が生えて映たんだ。

水上涼菜  もともと生えていたけど、その毛がさらに濃くなりましたね。どんどん図太い女になれば、図太く生きていこうっていう感じです。

――この1年間のCALL MY NAMEでの活動を通して、涼菜さんも"職業アイドル"になれました?

水上涼菜  とにかく、「めげない・負けない・(心が)折れない」。それが、わたしがアイドル活動をしている中で身につけた意識です。ファンの方々の楽しんでいる姿を見ていると、「自分の生き甲斐を見つけられた」とも思えるように、ファンの方々にも感謝の気持ちでいっぱいです。


石原千尋:活動を始めた頃は、あまり自信を持ってその歌詞を歌えなかったけど。この約1年間の活動を通して、自信を持って歌い、パフォーマンス出来るようになりました。

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――続いては、千尋さんお願いします。

石原千尋  リーダー兼、ママ1になります。シングル盤の表題曲にもなった『CALL MY NAME』の歌詞に、「出逢った日から 成長してるか ほら答えて」という言葉が出てきます。その言葉をファンのみなさんや、スタッフさんに問いかけても「YES」と言ってくださるだろうし、メンバー一人一人成長しているなという実感もすごく感じています。活動を始めた頃は、あまり自信を持ってその歌詞を歌えなかったけど。この約1年間の活動を通して、自信を持って歌い、パフォーマンス出来るようになりました。そこが、わたしにとっての大きな成長かなと思っています。
  わたし自身、常日頃から「パフォーマンスも、歌も、ダンスも、全部しっかりと出来るオールランウダーでありたい」と思っています。わたしは、グループの中でリーダーを担っていますし、個々のレベルのバラツキを調整しながら、グループ全体のレベルを保つバランスをしっかり取りながら前へと進めてゆくバランサーでいなきゃという意識も持っています。だけど、この1年間活動をしてきた中、そんな肩肘張ることなく、いい感じで力を抜いて全体を見渡せるようにもなってきたなとも感じています。

――それだけ、個々の意識やスキルもアップしてきたということだ。

石原千尋  最初の頃は「ちゃんとしなきゃ」「頑張らなきゃ」という意識がすごくありましたけど。今は、それぞれのメンバーに対しても、「自由に伸び伸びやりなさい。最終的な責任は全部わたしが持ちますから」という気持ちで出来るようになりました。

7人  ママー!!

石原千尋  そうやって頼られたり、誰かのために頑張ろうという意識を強く持っているからなんでしょうね。「ママー」と言われても「そうだよー」となっちゃいます(笑)。

――さっき、歌詞の捉え方が変わってくるという発言をしていましたよね。自分やグループの成長に合わせ、歌詞の捉え方や受け止め方にも変化が出てくるものなのでしょうか。

石原千尋  それは感じています。同じく『CALL MY NAME』の歌詞の中へ、「ひとりじゃダメなときこそ 叫んで CALL MY NAME」と書いてあるんですけど。以前は、CALL MY NAMEのお客さんが一人もいない平日のライブも経験してきました。そういう心がめげそうなときに自分たちを励ます意味で響いていた言葉が、たくさんの人たちに応援の声をかけてもらえることで意味も変わってきました。そうやって、自分たちを取り巻く環境次第で歌詞の意味が変わっていくのは、日々実感することです。


美郷まりあ:「これまでずっと可愛いを追求してきたんだから、そこへ格好いいも加わったら最強じゃね?!」と言われたことがきっかけでした。

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――続いては、まりあさんかな。

美郷まりあ 自分は新加入のメンバーになります。以前にもアイドル経験があれば、いわゆる可愛い系のアイドルグループのメンバーとして活動をしていました。でもCALL MY NAMEは、可愛いよりも格好いいが中心のグループ。同じアイドルでも、歌やダンス面も、これまでとはぜんぜん異なるから、今もそこは習得中です。

――まりやさん自身は、CALL MY NAMEの音楽性をわかったうえで加入したわけですよね。

美郷まりあ 可愛い系のアイドルグループで活動していたときは、歌詞に合わせて表情を作れば、このときにファンの人にレスをしようなど、いろいろ考えながらやっていました。でもCALL MY NAMEは、ファンの方にレスをするよりも、歌やダンスでしっかり思いを届けるグループ。もちろん、それをわかったうえで加入をしました。そうしたのも、ファンの方々に「これまでずっと可愛いを追求してきたんだから、そこへ格好いいも加わったら最強じゃね?!」と言われたことがきっかけでした。その言葉を聞いて「確かに!!」と思い、加入のきっかけをいただけたことから入りました。

――最強の自分には近づいています?

美郷まりあ  CALL MY NAMEのメンバーとして活動を始めて間もないように、まだまだスタートラインから2-3歩進めたくらい。ゴールはまだまだ先だから、これからもっともっと頑張ります。


有栖里咲:今は、本当に怒濤の日々ですけど。この経験が、自分たちの描いた大きな夢に少しずつだけど近づいているんだなと思えると、とても嬉しい気持ちになれます。

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――最後は、里咲さんですね。

有栖里咲  わたしも、新加入のメンバーになります。加入してからの、ここまでの約3ヶ月強はあっという間でした。しかも:ここまでの日々の中、今が一番バタバタとした毎日を過ごしています。

――日々、止まることなく動いていますもんね。

有栖里咲  そうなんです。たくさんリリースイベントをさせていただけているのもすごくいい経験になっていますし、その合間にも、いろんな対バンイベントへ出演し続けています。今は、本当に怒濤の日々ですけど。この経験が、自分たちの描いた大きな夢に少しずつだけど近づいているんだなと思えると、とても嬉しい気持ちになれます。初めてのMV制作や、新衣装の制作、ラジオ出演やこういう取材なども含め、いろんな新しい経験を毎日のように積み重ねていけることが、今はすごく刺激的です。

――新メンバーは同期が3人います。それも心強いことですか?

有栖里咲  心強いですね。すでに活動をしているグループに入るのはすごく勇気がいること。正直、加入を前にしたときは、「わたしが入ることで、このグループの良さが消えてしまわないだろうか」「わたしが入ることを、ファンの人たちはどう思うんだろう」など、いろんな不安も覚えていました。だけど、わたし自身「このグループのために」という思いを持って加入をすれば、その気持ちを胸にずっと走り続けています。ただ、最近、ふたたび悩むことも出てきました。それが、「グループために、グループのために」と頑張っていく中、だんだん自分自身の個性や自分の色がなんなのかが、よくわからなくなってしまっている自分がいることなんです。
  グループとして成長していくのは、もちろん大事なこと。そのうえで、「どうやったらグループの中での自分らしさを表現できるんだろう」と考えながら、今は、自分のストロングポイントとなる面をいかに伸ばしていくかも考えながら活動をしています。

(2回目へ続く)


TEXT:長澤智典


 

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