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すたーちす1周年記念のワンマンライブ開催決定!!配信者とアイドルの顔を持つ異色のユニット!ライブではこれまでのすたーちすを振り返るエモーショナルな企画をお披露目予定!
3人組アイドルユニットすたーちすが2022年8月8日に東京都渋谷区に位置するclub asiaにて、1周年を記念したワンマンライブを開催する。すたーちすはPocochaライバーによるアイドルユニット。Pocochaというライブ配信アプリで活動する配信者とアイドルの二つの顔を持つ異色ユニット。
ライブタイトルは『Time Loop』。メンバーたちは、すたーちすが歩んできたこの1年間を振り返る、集大成的ライブになると宣言。今回はライブタイトルにもなっている「Time Loop」への想いや、これまでの1年間を振り返った思い出を語ってもらった。
すたーちすが誕生したきっかけは……
――ライバーさんでアイドルをされているというのはなかなか他にない独自性ですよね。ライバーからアイドルになるきっかけはどんなものだったのでしょうか?
ゆうり アイドルになりたいという気持ちがありましたが、オーディションに受からなくてアイドルになることを諦めていました。配信を始めて最初の頃はPocochaの中でのアイドル的な存在になりたいと言い続けていましたが、あるときに友達の紹介で今の事務所を教えてもらって、オーディションに受からなかった経験から不安な気持ちはあったのですが、応援してくれるリスナーさんが背中を押してくれて、今の事務所でアイドル活動をやらせていただけることになりました。
――いつからアイドルに憧れられていたんでしょうか?
ゆうり 昔からテレビの向こうの世界に憧れて、ちっちゃいときからモー娘。とかAKBが好きでした。
――あこさんとみゃんさんのお二人を誘われた理由はなんだったのでしょうか?
あこ 世間がコロナ禍で外出制限のため外に出られずにいた時に、twitter上でオンラインで繋がれる企画を考えました。その企画に賛同して参加してくれたのがゆうりで、それから仲良くなりました。
ゆうり ちょうどそのときはアイドルの話をもらったばかりのときでした。二人で会ってお話ししたときに、あこも私と同じように自分の主催するライブをしたい!と言っていたので誘いました。
あこ 私はゆうりから誘われた時、ちょうど別な会社に就職が決まっていました。アイドルになる事は、ゆうりに誘われるまで選択肢になかったので最初は悩みましたが、1度しかない人生でやりたい事をやりたいな!と思い、アイドルになる事を決めました。
――かなりの一大決心でしたよね。内定を蹴ってアイドルになろうと思った理由はなんでしょうか。
あこ 当時、仕事を始めても何らかの形で配信は続けたいと思っていたのですが、決まってた職場が副業禁止でした。就職したらpocochaを辞めなきゃいけなくて、リスナーさんとコミュニケーションを取れなくなるのが嫌な自分がいました。元々、声優アイドルのラブライブが好きで自分もいつか「輝きたい!」と思っていました。自分がアイドルになる事はすごく素敵な選択肢だなぁと感じて、アイドルになることを決めました。
――みゃんさんがアイドルになることを決意したのはどんな理由でしょうか?
みゃん 前職ではコロナ解雇を受けまして、そのタイミングで転職活動をしていました。芸能界にも興味があり、知り合いからPocochaを勧められて配信を始めました。始めて約1週間経った時にゆうりの枠にたまたま入ったんです。そしたらリスナーさんから「ゆうりは友達がいないから遊んであげて~(笑)」と言われて。その後本当に遊びに行って、過去に別の事務所からアイドルデビューをする話があったことをゆうりに話したら、ゆうりからアイドルユニットのお誘いを受けたんです。
――本当にタイミングがよかったんですね。
みゃん あの時のリスナーさんからの言葉がなければ、そもそも会うこともなかった
し、アイドルにもなれていなかったと思います。私が今活動できているの
は、あの時のリスナーさんのおかげかもしれません。
――アイドルと配信者という職業、それぞれの共通点や違うところを皆さんはどう感じられますか?
ゆうり 似てるところは凄くいっぱいあると思います。アイドルも配信もファンの人と一緒に作り上げる空間なので、そこが一緒だなっていうのは、日々感じます。
みゃん リスナーさんと、会場に来てくださる方と、過ごしている時間は同じとは言えど、配信だと2~3時間話せるところ、ライブ会場だと90秒程度しかお話できないんです。配信上であれば時間を気にせず話せますが、ライブ会場では時間制限があるので、短時間でいかに思いを伝えるかがとても難しいなと感じています。
――あこさんはいかがですか?
あこ 私は元々アイドル枠ではなかったので、アニメや雑談系の配信をしていました。そのため、元々アイドルが好きなリスナーさんは少なかったのですが、アイドルを始めたら、ライバーの私を好きなファンもアイドルの私を好きなファンも配信を見てくれるようになりました。日々様々な話題が飛び交うので、できるだけみんな共通の話題で配信するようにしていますが、ライバートーク・アイドルトークに偏りが出てしまう時もあって、難しいなぁと感じています。
――配信者の方は配信枠の管理人という役割を担っていることもありますよね。管理の大変さが想像できます。
ゆうり アイドルをしているときは常に100%アイドルの状態でいたいと心がけています。配信ではステージでキラキラしているアイドルというよりは、人間らしくいたいなと思っているので、包み隠さず駄目な姿も見せるし、辛いことも悔しいことも話したりするので、アイドルとしての一面、ライバーとしての一面がそれぞれ見れるかなと思います。
――アイドル活動のときは、配信者とは違う意識を持って活動されてたんですね。あこさんがおっしゃってくださったように、アイドルとしての皆さんを見たい方と、もともとの配信の雰囲気を楽しみたいリスナーさんが同じ配信枠に同居されるときって大変ですよね。どんなふうに雰囲気を良くさせるよう工夫しているのでしょうか?
あこ 配信者それぞれやり方はあると思いますが、私の場合、配信内で設けているルールにみんな従って貰っています。身内ネタばかりにならないように気を配れるように話題を変えたり、会話に入れていない人の名前を呼んだりして工夫しています。アイドルの活動を通して配信に来てくれるファンも増えてきているので、これからも元々いるリスナーさんと新しく見つけてくれたリスナーさんが共存できる枠作りをしていきたいです!
――活躍の場を広げたことでリスナーさん同士のコミュニティも広がってるんですね。
一同 そうですね!
あこ 私がアイドルになる前より、リスナーさん同士のコミュニケーションがとれる場が増えたと思います!
――リスナーさんとしても友達の輪が広がって嬉しいですよね。けれど逆に仲良しのリスナーさん同士で会話ばかりしてしまうようなことが起きそうですが、どうでしょうか?
ゆうり リスナーさん同士が会話ばかりしてしまうようなことは、あまりないですね。
――配信者としての楽しみ方と、アイドルとしての楽しみ方の違い、もしくは共通点で思い浮かぶエピソードがあればおうかがいしたいです。
みゃん 私は2人よりもライバー歴が短く、アイドルを始めるまで実際に会えるようなオフ会も開いたことがなかった為、リスナーさんと面と向かって会えたのがアイドルになってからなんですよね。文字上でしか知らなかった方々と実際に会えて、温度感とか、配信とは違った関わり方ができているのでとても嬉しいです。毎日画面越しで会ってる人でも実際に会えたときの嬉しさは格別ですね。
――実際お会いしたときに直接応援コメントをいただくほうが嬉しいでしょうか?
みゃん 嬉しいですし、何よりお顔が見れることが嬉しいですね!この方はこんな雰囲気で、こんな表情をしたり、こう楽しんでいるんだ…と、相手のことをリアルで感じることができるのが、アイドルの魅力の一つかなと思います。リスナーさんで顔出しをしてる方は少ないので、みなさんどんな方か気になってますね。
ゆうり でも違和感は最初ありましたね。アザラシのアイコンだったリスナーさんのことをずっとアザラシだと思っていたり…。実際会ったら人間だったんだ!みたいな驚きがありました(笑)
あこ 案外、雰囲気でこの人○○さんだろうなって伝わってくることもあります。
――動きとか表情でわかるものなんですね
あこ 普段のSNSで頂くコメントと実際に会った時の口調が同じ方もいるので、結構分かります!
――リスナーさんから頂いたコメントで一番思い出に残っているものはありますか?
みゃん 表向きにはしていないけど気を付けていることとか、意識していることに気付いてもらえるととても嬉しいですね。ライブの後や配信内で、細かい所まで見てもらえてると分かるような言葉をいただけた時は、「気付いてくれる方いる…感動…」って。
――ちなみに気をつけてたことってどんなことだったんですか。
みゃん 本当に小さなことですが、指先を綺麗に見せるようにとか、目線の方向とか、歌への気持ちの入れ方とか…。褒めていただけると、「よっしゃ!」って思いますね(笑)
――そこまで見てくださる方もいらっしゃるんですね。あこさんはいかがですか?
あこ 私のファンの方は成長過程を見てくださっている事もあるので、「前よりうまくなったよ」って褒められるのが嬉しいです。廃止ライブでもコメントで褒めてくれたり、物販のときに、「今日のあこちゃんすごく良かった!」って褒めてもらえるのがとても嬉しいです!
――アイドルとして活動して成長されたとおっしゃっていましたが、これまでの活動で変化したことがあればおうかがいしたいです。
あこ 3人ともだし、私もそうですけど、歌もダンスも1年前より全然上手になったと思います。最初見てたときより全然上手になったって褒められることも多いです。
私とゆうりは2人でアイドルをすると決まった時点でボイトレの先生が歌を教えてくれてました。配信の裏で練習ずっとしてたんです!
――ゆうりさんはいかがですか?
ゆうり 何でも嬉しいんですけど、物販だとあんまりかわいいとか褒めてもらえないです。恥ずかしがり屋の人が多いので、直接褒められる経験はなくて、その分配信のコメントとか、Twitterのリプライとかでかわいかったとか、キラキラしてたとかっていうふうに言ってもらえることが多くて嬉しいです。元々リスナーさんなので、画面越しでコメントを打ってるので面と向かっていうのは恥ずかしくなっちゃうのかなって思いました。だからこそ、リプライで「よかったよ」「かわいかったよ」って言われるとすごい嬉しくなっちゃいますね。
――リスナーさんから成長や変化についてコメントをもらったりすることもありますか?
ゆうり あります!ボイトレに通い始めてから、配信での歌もライブでも歌上手くなったよねって褒めてくれたり、私がダンス苦手なことをリスナーさんを知ってくれてるので努力してることや、成長をいつも褒めてくれます。
――1周年のワンマンライブを行うということで、これまでの1年間、思い出に残ったことなどあればおうかがいしたいです。
あこ 私たちのデビュー前に同じ事務所の先輩がVeats Shibuya でワンマンライブを開催していて見学させて頂きました。その時メンバーと「いつかこのステージに立てたらいいね」って話していました。デビューから4ヶ月後にVeats Shibuyaでライブをする機会があって、私の中ではすごく大きな出来事でした。当日すごく緊張したのですが、Veats Shibuyaのステージの景色をみる事ができて、お客さんも盛り上がってくれてすごく嬉しかったです。いつかVeats Shibuyaでワンマンライブしたいですね(笑)
ゆうり 私たちは去年の8月8日にLiNCLEというグループでデビューして、LiNCLEがすたーちすになるお披露目ライブを今年の2月28日におこないました!その日が、「ここからまた新しい私たちを魅せていく」という再デビューの気持ちでいます。なのでデビュー日が二つある感覚なんです。LiNCLEのデビュー日の8月8日も凄く特別な日ですし、すたーちすのお披露目ライブをした2月28日も凄く特別な日です!
――再デビューとおっしゃいましたが、すたーちすに名前が変わったことで心境に変化はあったのでしょうか?
ゆうり この三人で頑張っていきたいという気持ちは変わっていませんが、コンセプトやメンバーカラーが変わって、私はメンバーカラーが水色からピンクになったので、アイドルグループのピンク担当の子って絶対的可愛い子!ってイメージがあったので、ピンクにふさわしいアイドルになるという覚悟を決めました(笑)
みゃん みゃんとあこの生誕ライブがそれぞれの誕生月に企画されていたのですが、コロナの濃厚接触者になってしまったり、自分たちがコロナにかかってしまったりして、どちらも延期になったんです。コロナ禍らしいアイドルだなと思いました(笑)
ゆうり 自分たちがコロナにかかってしまったときは、すたーちすのお披露目ライブの前で、新曲3曲を披露する予定で準備していました。コロナにかかっているなか、当日まで間に合うか不安になりながら、新曲を流して必死に覚えてました。
あこ みゃんの回復が私たちよりも遅くてすごく心配でした。Time Loopの振り入れにみゃんの回復が間に合わなくて2人で振り入れしたのですが、不安でした。振り付けの先生がみゃんパートを踊ってくれて動画みて練習しました。当日間に合って本当に良かったです!
――不安がいっぱいの新体制発表日だったんですね
ゆうり みゃんが戻ってくるまでは、めちゃくちゃ不安でした。みゃんとあこがいるからこそのすたーちすなんだなっていうのをすごい実感したし、メンバーの大切さをあらためて感じました。ずっと毎日一緒にいたのに急に会えなくなってめちゃくちゃ寂しくなって、私にとって凄く支えの存在で、出会えて良かったな、はやく会いたいな、とずっと泣いてました。
みゃん 本当にずっと泣いていたんですよ(笑)
――コロナ禍によってメンバーの絆がより強くなったんですね(笑)
すたーちすさんはさまざまな楽曲をパフォーマンスされてきたと思うんですが、中でも一番おすすめの楽曲を教えてほしいです。
あこ ワンマンライブには「Time Loop」というタイトルがついてます。「Time Loop」は私たちの持ち曲でとても思い出深い楽曲です。
ゆうり それこそコロナのときに急いで覚えなきゃいけないって一生懸命振り入れしてた楽曲が「Time Loop」なんです。歌詞が本当に良くて、「当たり前だと感じていた出来事さえ」っていうのでみゃんのことばっか考えてました。コロナの曲じゃないんですけどね(笑)切ない恋愛を描いた楽曲なんですけど、歌っているとつい涙ぐんでしまいます。
――思い入れが本当に強い曲なんですね。
みゃん そうですね、ライブでもよく披露しています。私は落ちサビを担当しているのですが、たまに本当に泣きそうになって、声が震えてしまいます。歌詞がとても良く、コロナ療養中のことを思い出して感情があふれることもありますね(笑)
――そんな思い出深い「Time Loop」の名前を冠したワンマンライブですが、今の時点でちょっとだけファンの方に教えてもいい企画などはありますか?
ゆうり セトリを自分たちで決めてます。
みゃん や私の要望はほとんど組み込んでいただけていて、この3人だから、私達だから
こそ見せられるワンマンライブになると思います。
ゆうり ライバーアイドルなので、普通のアイドルグループのワンマンライブではなく、ライバーアイドルならではのライブにするつもりです。配信者だからこそ、MCなどの部分をぜひ見ていってほしいです!
――トークはすたーちすさんの醍醐味といえますよね。
ゆうり MCの面白さは負けないです!自信があります!
みゃん 今までの私たちを知っている人は思い出を振り返って楽しめるし、過去の私たちを知らない人でも今までの軌跡を見れるような感じにはしたいと話を進めています。
あこ だから「Time Loop」なんだよね?
みゃん そう(笑)新規の方にも、以前からのファンの方にも楽しんでいただけるような空間にはしたいなと思ってます。
あこ ワンマンライブは配信チケットも販売しています!いつも地方から私たちのライブ配信を見てくださっている方も、画面越しでワンマンライブに参加出来るようになってます!
――新規の方にも、これまでの1年間を共に一緒に歩んでいけるような企画になってるということですね。
最後になりますが、ワンマンライブに向けての目標と、ファンのみなさんに向けてコメントをお一人ずつお願いいたします。
みゃん club asiaのsold outを目標にしてます。コロナ禍なので、club asiaのサイトに記載されてる人数が減るのですが、260人を集客したいなと思っています。ライブだけでなく渋谷駅前でのチラシ配りであったり、TikTokでのリレー配信であったり。出来ることは全てやろう!と頑張っています。
あこ 今回のワンマンでしか見れないアレンジもそれぞれの楽曲にあるので、準備の時点ですごい気合が入っています。当日はまばたきさせないぐらいの勢いで盛り上げるつもりなのでぜひ見に来てほしいです!
みゃん 今回のワンマンライブでしか見ることのできない演出やアレンジもあります!私達も準備の段階から気合いが入ってます!当日は来て下さる方に瞬きさせる暇もないくらい盛り上げるので是非見に来て欲しいです!
ゆうり 8月8日にデビューしてから、ライブの出演も少なかったのですが、今年に入ってからライブにたくさん出れるようになって。大変なことも沢山ありましたが、それでもずっと頑張って続けてこれたのは応援してくださるファンの方、スタッフさんたちのお陰だなと思っています。今回のワンマンライブはすたーちすの集大成として、今までの私たちの全部をぶつけられたらなって思ってます。
TEXT:高橋未瑠来
<インフォメーション>
すたーちす 『Time Loop』MV
https://www.youtube.com/watch?v=YibqIEs4Gn4
<ライブ情報>
すたーちす1周年ワンマンライブ
『Time Loop』
日時:8/8(月)
場所:club asia
OPEN 17:00/START 18:00(予定)
SNS
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