上月せれな・小泉花恋と言えば、互いにソロとして活動しているアイドル。このたび2人が手を組み、ソロ活動と平行し、SEiRëëNとしてもユニット活動をスタートした。
  SEiRëëNは、6月28日に1stシングル『Poppin' Fantasy』を3-TYPEリリース。2人の魅力に3回に渡り、せまった!!

（1回目は、こちらから）
（2回目は、こちらから）

最初に「Nice to meet you!」(ナイスチューミーチュー)って歌いながら始まるんですけど。あそこ、すごくいいよね。

――1stシングル『Poppin’ Fantasy』の表題歌、『Poppin’ Fantasy』のファンの方々の反応は、どうですか??

上月せれな  みんな「可愛い歌だね」と言ってくれてるよね。『Poppin' Fantasy』の最後のほうで、二人でおっきなハートを手で作るんですけど。ライブでは、ファンの方々も一緒にやってくれるんですね。その姿も、舞台の上から、毎回「可愛いなぁ」と思いながら見ています。

小泉花恋  二人でけっこう大きなハートをライブで作れば、『Poppin' Fantasy』のMVでも二人でおっきなハートを作っているから、そこも見てください。

――『New Stage』の歌詞は、せれなさんが書いたんですね。

上月せれな  そうです。具体的にいうと、何時も一緒に作詞をしてくださる方との共作になっています。作詞をするうえで、わたしが先に作詞家さんへ「こういう想いでユニットが生まれて、SEiRëëNはこういうユニットにしていきたいです」「花恋ちゃんは、わたしが思うにこういう人で」などいろんなことを伝え、まずは土台を作っていきました。そのうえで、「ここはこういう表現にしたい」など、いろいろとブラッシュアップしながら作りました。
  『New Stage』は、SEiRëëNとして一番最初に作った歌。SEiRëëNの始まりの歌だからこそ、その"始まり感"も出したくて、れんれん(小泉花恋)のこともいろいろ思い浮かべながら書きました。

小泉花恋  ありがとう!!

――その言葉を受けての感想もください。

小泉花恋  ほんと、いい歌詞だなぁと思います。最初に「Nice to meet you!」(ナイスチューミーチュー)って歌いながら始まるんですけど。あそこ、すごくいいよね。

上月せれな  「Nice to meet you!」と書きながら「ナイスチューミーチュー」と歌うと、SEiRëëNらしさでもある"可愛いらしさ"が出るなぁと思って。

――『Poppin' Fantasy』も『New Stage』も、冒頭からつかみを持って始まる歌ですよね。

小泉花恋  そうなりましたね。SEiRëëNの曲の特徴が、最初からつかみを持った歌というところ。これからもそういう曲が多くなるのかはまだわからないけど(笑)。

上月せれな  でも、そういう歌を増やしたいよね。

お互いの印象を聞いたところ…。

――せっかくですから、お互いの最近の印象についても聞かせてください。

小泉花恋  せれちゅ(上月せれな)はですね。こっちがライブを見ながら倒れてしまいそうになるくらい、とにかくスタミナがすごすぎる人。5時間70曲とかワンマンでやっちゃうくらい本当に熱量のあるライブをやっているから、そこは本当にすごいなと思って見ています。同じ世代の、同じ背格好の子が。こんなにも頑張っている姿を見ていたら、「わたしも頑張らなきゃ!!」と自然になっちゃいます。あの体力は本当にすごいよね。 

上月せれな  とくに体力作りをしているわけではないけど。セトリが決まると、「絶対にやりきるぞ!!」という気持ちになるから出来るのかな??わたしも、ライブをやりながら体力の限界を感じることきは正直あります。そこで「限界を越えてでもステージの上から歌い続ける!!」という熱量を持った気持ちを発することで、その熱意がファンの人たちにも伝わるのか、ファンの方々も限界を越える気持ちでぶつかってきてくれるんですね。自分の中で息切れを感じ、立てなくなりそうになっても、ファンの人たちの「オーッ!!」と沸き上がる姿を見ていると、また元気をもらえて頑張れる。だから、あのライブが出来ているんだと思う。
   れんれん(小泉花恋)は、ザ・アイドルしているように、わたしとはまったくタイプの違うアイドル。ずっとニコニコしているなぁと見ていたら、歌に合わせていろいろ声の表情を変えていくように、その姿を観るたび、わたしは「可愛いなぁ」ってなっています。

わたし、ソロでこんな可愛らしい格好をしたことがなかったから、衣装が完成したときは「わーっ!!」となりました。

――1stシングル『Poppin' Fantasy』は、3-TYPE発売になります。今回は、それぞれのソロジャケットバージョンがあれば、中に、それぞれのソロ曲も収録になりました。

小泉花恋  ユニットのシングル作品に、互いのソロ曲を収録するってなかなか無いパターンだから、ソロ活動もやっている私たちにとっては嬉しい形になりました。むしろ、ユニットも、ソロとしても活動しているからこそ作れた形態だとも思っています。あと、ジャケットもすっごく可愛いんです。

上月せれな  お互いに可愛らしさが出てるよね。わたし、ソロでこんな可愛らしい格好をしたことがなかったから、衣装が完成したときは「わーっ!!」となりました。こんな可愛らしい衣装、ソロ活動では着ることがないからこそ、わたしは新鮮です。

小泉花恋  わたしも、ここまで可愛い感じに普段はしてないから、こういう可愛らしい要素を際立たせたキュンキュンする格好も、なんかいいですね。

――お互い、SEiRëëNを始めたことで、いろいろ新しい発見も多いんじゃないですか。

小泉花恋  多いです!!

上月せれな  わたし、ソロ活動しているときのイメージカラーが赤じゃないですか。最近は、たまに白も着ますけど。水色というファンシーな色をイメージカラーに、こんなにもフリフリの可愛い衣装を着れること自体が新鮮でした。

――お互いのカラーはすんなり決まった形でした??

上月せれな  れんれんのピンクはすぐに決まって。わたしは、自分のイメージカラーが赤だから、赤で…と思ったんですけど。ピンクと赤が並ぶと目がチカチカするなぁとなって、最初、青に決めました。でも、実際に布を選ぶ段階でね…。

小泉花恋  わたしが衣装のデザインを担当していることから、衣装さんと一緒に布などの素材選びをしにお店に行きました。そこで、ピンクと青系の布を並べたときに、水色のほうが映えるなと思ったことから、その場でせれちゅに「カラーを水色に変えていい?」と伝えて。

上月せれな  「いいよ」って返事をして。

小泉花恋  水色に落ち着きました。わたしがSEiRëëNをやっていて新たに発見というか、力になったのが、ライブでの煽りなんです。

――煽りですか。

小泉花恋  はい。SEiRëëNを始める前までのわたしは、ライブで煽ることは一度も経験ありませんでした。でも、せれちゅは煽るのが上手じゃないですか。その姿を横で「すごい!!」と思って見ながら、それを自分でも吸収。自分のライブでも煽れる場面を作ることができたように、そこはSEiRëëNを通して自分の中へ新たに吸収できたことでした。あと、もっと学びたいなと思っているのがMCのトーク力。せれちゅは、「ここで、これを言う」というトークの運び方がすごく上手いから、そこも、横で「すごいなぁ」と関心しながら勉強させていただいてます。

――むしろ花恋さんのほうが、せれなさんよりもしゃべる方ですよね。

小泉花恋  しゃべるんですけど(笑)。わたしの場合、どーでもいいお話を延々続けるのは出来ます。だけど、「MC時間は1分間しかありません。その中で上手く情報を伝えてください」となると、どう大事な情報を簡潔に伝えて良いのかがわからなくなって、いつも困ってしまいます。でもせれちゅは、わたしのように「ここで告知します」と前置きなどすることなく、大切な情報など、お伝えしなきゃいけないことを短い会話の時間の中へ自然に交ぜてしゃべるんですね。あれは、すごいです!!

上月せれな  そうなの??そんな意識せずにしゃべってるけど(笑)。

小泉花恋  みんなの欲しい情報を自然体で伝えられるって、すごいことじゃないですか。わたし、そういう面も、横にいながら学んでます。

この日は、ゲストとしてSEiRëëNも出るから、ぜひ両方を楽しみに観に来てください。

――それぞれ、ソロでのワンマン公演も控えています。その内容についても教えてください。

小泉花恋  6月25日(土)、渋谷CLUB CAMELOTを舞台に、わたしのソロ再始動半年記念公演として「小泉花恋 再始動半年記念ワンマンライブ『Colorful party』」を行います。この日は、ゲストとしてSEiRëëNも出るから、ぜひ両方を楽しみに観に来てください。

上月せれな  わたしは7月3日(日)、渋谷SOUND MUSEUM VISIONさんを舞台に、わたしの23歳の誕生日を祝う「上月せれな 23歳の生誕ワンマンライブ『GRATEFUL -BIRTH and VISION-』」を開催します。渋谷SOUND MUSEUM VISIONさんは、生誕祭なども含め、ワンマン公演の場としてよく使わせていただいてきた会場ですけど。残念ながら今夏で閉店することになりました。渋谷SOUND MUSEUM VISIONさんを舞台にした上月せれなとしての生誕祭は、今回が最後になります。だからこそ、渋谷SOUND MUSEUM VISIONさんへの感謝を込めたライブにしていきます。この日が、SEiRëëNのリリイベの最後の日。この日の公演にもSEiRëëNが登場します。

――SEiRëëNは続くとはいえ、リリイベ期間を終えると、今のように頻繁に会う機会が減ってしまうから、寂しくなるんじゃない??

上月せれな  それ、寂しいです。寂しくなるから、なんかいろいろやろうか??

小泉花恋  やろうよ!!

――今後のSEiRëëNは、どんな風に進化していくのか。最後に、それぞれSEiRëëNへ向けての展望も聞かせてもらえますか??

小泉花恋  今のSEiRëëNは可愛い楽曲が中心だから、これからは格好いい曲もやってみたいなと、今、個人的に思いました。

上月せれな  ラブリーロックみたいなの、なんかいいよね。

小泉花恋  せっかくSEiRëëNとして活動を始めたことですし、定期的に作品もリリースしながら、少しずつ形も増やしていきたいです。わたしたちのアイドル人生は、まだまだ続いていくからこそソロ活動をベースにしながらも、SEiRëëNとしても一緒に歩んでいけたらなと思います。

上月せれな  ほんと、そうだよね。実際にSEiRëëNとして活動を始めたことで、お互いのソロ活動にも、SEiRëëNとしての活動にも、いろんなプラスの影響をたくさんもらっています。だからこそ、これからもSEiRëëNを続けていくので、先の展開を楽しみにしていてください。私たちも楽しみにしています。でも、その前に。

小泉花恋  6月28日に、SEiRëëNの1stシングル『Poppin' Fantasy』が3-TYPE発売になるので、ぜひ手にとってください。

二人  お願いしまーす!!

TEXT:長澤智典