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2022.04.18
CANDY GO! GO!

CANDY GO! GO! インタビュー 最新シングルの「IN THE GAME/Brave Venus」は、1曲ごとにリードシンガーも変われば、曲調も異なるように、メンバーそれぞれの個性を感じれる作品に仕上がりました。

 4月13日(水)、CANDY GO! GO!は最新両A面シングル「IN THE GAME/Brave Venus」をA/B-TYPE発売する。同作品の魅力について、メンバーにでしっくりと語っていただいた(杉本莉愛は、当時、舞台出演のために欠席)。 


自分の限界に挑戦している人たちが一つにまとまると最強じゃないですか。「その気持ちでやりきるんだ」という意志も、「I N THE GAME」には込めています。


――2021年の秋に、CANDY GO! GO!はバンドを従えた形では初になる全国ワンマンツアー「Brave Venus Tour」を行いました。その頃から、最新シングルに収録した「Brave Venus」はライブで披露していましたよね。

永瀬りか  あのときのツアーから「Brave Venus」の演奏を始めれば、そのツアーを終えて以降から、新曲として「Jealous Tomorrow」もライブで歌い始めています。

なぎさりん  最新シングル「N THE GAME/Brave Venus」に収録した曲たちの土台は、あのツアーのときにはできていました。そこから時間をかけ、CANDY GO! GO!のライブを支え続けているバンドメンバーの方々と楽曲のアレンジを続け、ようやく納得のいく形へ辿り着くことができました。

磯野未来  今のバンドメンバーと楽曲アレンジを一緒にやるようにになって、もう何年も歳月が経過。それが、今のCANDY GO! GO!の制作スタイルですからね。

――ここからは、収録した4曲の魅力を伺いたいと思います。メイン曲になる「IN THE GAME」の中、作詞を担当したりんさんは、サビ歌へ「It's my life, now or never. GO!」と記しました。それこそが…。

なぎさりん  今のわたし自身の気持ちですし、「これがわたしの人生、今やるしかないんだから、行け!!」という思いはずーっと持ち続けています。わたし自身が、「今、やれることがあるなら、それを全力でやる」という生き方なので。それは、メンバーみんなにも言えること。自分の限界に挑戦している人たちが一つにまとまると最強じゃないですか。「その気持ちでやりきるんだ」という意志も、「I N THE GAME」には込めています。
  とにかく、熱いメッセージ性を持った言葉を書きたかったんですね。中でも一番言いたかったのは、「私たちは何もあきらめてなんかいないぞ」ということ。中には、CANDY GO! GO!に対してネガティブな意見をいろいろ投げたり、何時まで続けられるのかみたいるグループ自体の存在をマイナスに捉えていく人もいるけど。私たちメンバーは、そんなことは一切思ってない。むしろ、その勝手な印象を覆してやろうと思っています。

――どんな逆境にも負けない不屈の闘志は、ずっと持ち続け続けてきたものですからね。

なぎさりん  「IN THE GAME」の最後に書いた「世界は美談語りたいから 他人の不幸 敏感になる」「同情して白旗を待つ そこに泥塗りドンデン返し」という一節は、私たちがあきらめ白旗を上げると勝手に思っている人たちへ向けギャフンといわせてやるという、私たちからのちょっと意地悪なメッセージです。「IN THE GAME」の落ちサビには、今の私たちの熱い思いを書いたから、しっかりと歌詞を受け止めてください。

菜月アイル  「IN THE GAME」のサビ歌で「It's my life, now or never. GO!」という言葉を何度も繰り返して歌っているのも、とくに伝えたい思いだからこそなので。

――他のメンバーも、みんな気持ちは一緒だ。

磯野未来  一緒です。「IN THE GAME」は、すごくキャッチーでノリ良い曲調だから、みんなも1回聴けば、頭の中へ曲の印象がズーッと残っていくんじゃないかな。しかもライブで聴くと、ノリ良い楽しさが先にきちゃうから、みんなも一緒に騒いでくんだけど。歌詞をじっくり読んでもらえたら、すごく熱いことを言ってるのもわかってもらえるはず。「諦められるわけがないでしょ?返しきれてないばかりじゃさ」の一節、わたしは大好きです。

――そこには、ファンの人たちへの想いを記していますよね。

磯野未来  そう。CANDY GO! GO!のファンはみんな良い人たちが多いから、つい甘えてしまうし、ここへ至るまでにもずっと支え続けてもらってきている。だからこそ、そのぶんしっかり恩返しをしたいと常々思いながら活動をしています。

永瀬りか  わたし、「新しいモノ好きな世界で ほこりまみれで それでも笑おう」の歌詞が好きです。新しいアイドルさんや、若いアイドルの子たちが次々と生まれてゆく中、正直、負けてられない気持ちはとても強く持っています。その続けてゆく意志をりんさんらしく記したこの一節が、わたしは好きなんですよね。

――CANDY GO! GO!は、支えてくれるファンたちへの思いを歌にしてゆくことも多いですよね。

菜月アイル うちのメンバーみんな歌詞を書くんですけど。全員に共通しているのが、身近な人たちを題材にしていること。中でも,一番身近にいるファンの人たちは一番題材にしたいこと。メンバーやCANDY GO! GO!自体についても、そう。だから、自然にそういう題材の歌詞が増えていくんだと思う。今回収録した4曲とも、メンバーが作詞を担当。 自分たちの思いをみんなへリアルに伝えていけるって、すごくいいなと思っています。

夏井さら  CANDY GO! GO!の場合、ゴリゴリなロック調の曲たちが中心だから、歌詞も強い女性の姿を打ち出すことも多いんですけど。「Brave Venus」に莉愛さんが、そうじゃな面を書いてくれたのも嬉しいんです。


「Brave Venus」でリードヴォーカルを取る杉本自身の歌声が優しくて柔らかいから、幻想的な曲調も含め、彼女の歌声が生きる優しくて温かい歌になったなとも感じてる。


――続いては、「Brave Venus」ですね。

磯野未来  「Brave Venus」でリードヴォーカルを取る杉本自身の歌声が優しくて柔らかいから、幻想的な曲調も含め、彼女の歌声が生きる優しくて温かい歌になったなとも感じてる。たとえ同じ歌詞だとしても、わたしが歌ったら、きっと怒りを含んだ歌声になっちゃうからね(笑)。

なぎさりん  その曲調に似合うメンバーがリードを担ったり、歌詞を書いてるのもCANDY GO! GO!の特色なんですよ。もし、わたしが「Brave Venus」の曲調で歌詞を書いてたら、人が死んでます…というか、亡くなった人のことを思い浮かべながら、「でもわたしは頑張るよ」と歌う歌詞になってそうな気がするように、杉本の書いたような優しい歌詞や歌にはなっていなかったんだろうなと想像しますからね。

夏井さら  莉愛さんは、いつも幸せな歌詞を書いてく人だから。

宇野みずき  キラキラとしたドラマや漫画のようなね。そのハッピーな感じも、わたしは好きです。

夏井さら  怒りも闇もない、すごく穏やかで幸せで、平和な歌詞を書くのが莉愛さんなので。

宇野みずき  普段は曲調に合わせ、ゴリゴリなダンスが中心だけど。「Brave Venus」ではしなやかなダンスを見せているから、ライブでは、いつもと違ったCANDY GO! GO!の姿を見れると思います。


今まで若造(笑)と思っていた夏井からCANDY GO! GO!らしい表現が出てきたときは、「夏井もCANDY GO! GO!らしい格好いい大人に染まってきたな」と感じて嬉しくなりました。


――TYPE-Aに収録したのが、さらさんが作詞をした「Jealous Tomorrow」。親には、「安定した職につきなさい」と言われているのでしょうか?

夏井さら  あっ、その通りです(笑)。わたし、昨年3月に大学を卒業したんですけど。そのときに言われたのが、「大学まで出たんだから、せめて安定した仕事についてくれ」ということ。確かにこの業界は、少し先の未来がどうなるのか、そのときのわたし自身もどうなっていくのか見えない世界。だから両親は「就職してくれよ」と言ってきたと思うんですけど。歌詞にも「10年後の未来なんて 神にだって 分からないだろうさあ」と書いたように、10年後どころか、1年後の自分だってどうなっているのかわからないのがこの世界。だったら明日なんか気にせず、今を全力で楽しみたいし、そうしていくべきじゃないですか。「Jealous Tomorrow」は、「今を頑張ろう」という、今のわたし自身の気持ちを書いた歌になりました。ちょっと暗めだけど格好いい曲調の歌を、わたしがリードヴォーカルとして歌うことが今までなかったら、ファンの方々からは「新たなさらちゃんが見えたね」ともよく言われてます。

磯野未来  わたしも、大学時代に就活を一切することなくライブ活動を続ければ、就活という人生の中の大きな壁を経験することなく進んだから、夏井が親に言われた言葉や、そのときに感じていた複雑な思いもすごくわかります。夏井の書いた「今日の僕を楽しめずに 明日の僕を幸せになんてできない」の歌詞がめちゃめちゃ好きなんですけど。改めて、「夏井、すげぇいいこと言うなぁ」と思ったし、いつか夏井も、今のような決断をして良かったと思える日がくるといいなと思っています。

宇野みずき  わたしも、さらちゃんも負けず嫌い。だから「人の幸せを喜ぶ余裕さえないから」の歌詞は、わたしも「めっちゃわかるー!!」となってましたし、その一節がすごく好きです。

永瀬りか  「どんな努力でも超えられない壁があって」「人の幸せを喜ぶ余裕さえないから」とさらちゃんは書いてるけど、人一倍の努力家だし、頑張っている姿をいつも身近で見ているからこそ、「その気持ちわかるよ」とも言ってあげたいんですよね。
  「Jealous Tomorrow」は、プロデューサーいわく「一世風靡セピアが曲中で「ソイヤ!!」って叫ぶイメージで曲を作った」そうだから、その意味がわかる人は、そこにも注目して聴いてください。この曲の振りも、「ソイヤ!!」みたいになってるからね。

菜月アイル  夏井といえば、キラキラ明るい子という印象だけど。こういう歌詞が夏井から出てくるようになったのも、嬉しい驚きなんですよ。ほんと、大人の表現者としてどんどん成長しているなって感じてる。りんさん、「明日(あす)の土産Jealous Tomorrow」の歌詞が好きなんでしょ。

なぎさりん  夏井って、異世界壮大アニメのエンディングテーマが似合う歌声なんですけど。今まで若造(笑)と思っていた夏井から、「明日の土産」という格好いい、CANDY GO! GO!らしい表現が出てきたのを感じたときは、「夏井もCANDY GO! GO!らしい格好いい大人に染まってきたな」と感じて嬉しくなりました。


卒業や別れって寂しいイメージがあるけど、ここには「また笑顔で会いたいから、楽しい気持ちでバイバイしよう」という思いを、みんなへお手紙を届けるように書きました。


――TYPE-BのC/Wには、「bye-bye」を収録。「新たな旅立ち終わらない始まりだ」の歌詞が強く印象に残ります。

菜月アイル  この歌詞を書くうえでプロデューサーからいただいた要望が、「卒業や別れ、新たな出会いをテーマに書いてほしい」「ライブの一番最後に相応しい歌詞にしたい」ということでした。いつもそう、ライブが終わったときって寂しくなるし、またみんなに会いたい気持ちになるんですね。しかも曲調が、最初はしっとり始まりながらも、思いきり弾けて終わるスタイル。卒業や別れって寂しいイメージがあるけど、ここには「また笑顔で会いたいから、楽しい気持ちでバイバイしよう」という思いを、みんなへお手紙を届けるように書きました。この曲、全体で3分ないようにあっと言う間に終わっちゃうから、あまり悲しみに浸るって感じでもないしね。

永瀬りか  最初はしんみりと卒業式が始まるんだけど。式が終わったら、みんなとクラスの中でわいわい明るく話をしながら、でも、短い時間でスパッと終わって家路に着く。そんな卒業式の日を濃縮したイメージを、わたしは「bye-bye」に持ちました。

宇野みずき  「bye-bye」という題名だけでイメージを膨らませている人たちからは、「誰か卒業するのか」とか 「悲しそうな曲という印象を受ける」と言われるけど。誰も卒御しないし、悲しくもないように、みなさんが思っている印象とはまったく違う曲です。今、ライブでも歌い始めたように、ライブを見てくれたら、そんな印象はバッと吹き飛ばされると思います。

なぎさりん  曲の展開だけで語るなら、THE BLUE HEARTSの「リンダ リンダ」みたいだからね。

夏井さら  曲が短いから、すごく爽快さを覚えるというか。バーンと始まって、バーンと終わる曲です。

――最後に、ひと言メッセージをいただけますか?

なぎさりん  先に願望を述べるなら、今年もバンドと一緒に全国ワンマンツアーをやりたいです。せめて、年に1回は定期的にやりたいですし、地方公演はもっと積極的にやりたい。やっぱし、自分から会いに行き続けないと、お互いの関係性を深くはしていけないですからね。
  最新シングルの「IN THE GAME/Brave Venus」は、1曲ごとにリードシンガーも変われば、曲調も異なるように、メンバーそれぞれの個性を感じれる作品に仕上がりました。その嬉しい意外性を感じてください。同じくダンスも、「この曲調に、こういうダンスを??」という意外性を持った組み合わせでも見せているから、ライブでは、そこにも注目してください。今回の作品はとくに、ライブとCD音源それぞれに異なる魅力も見せているので、ぜひ両方で4つの曲たちを味わってもらえたら嬉しいです。 


TEXT:長澤智典


 

<インフォメーション>


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JKT

「IN THE GAME/ Brave Venus」
<2タイプ> 

1)TYPE-A
M1、IN THE GAME
M2、Brave Venus
M3、Jealous Tomorrow

2)TYPE-B
M1、IN THE GAME
M2、Brave Venus
M3、Jealous Tomorrow

販売&配信元:エイベックス・エンタテインメント株式会社
発売元:VORTex Records


「IN THE GAME」MV
https://www.youtube.com/watch?v=dzn_Z5hXjus

「Brave Venus」LIVE MV
https://www.youtube.com/watch?v=M2dBXeVLhHA


【出演LIVE情報】
CANDY GO!GO!主催公演
2022年4月25日(月)
会場:Spotify O-NEST (渋谷)
OPEN18:00 START18:30
予約2500円 当日3000円 各1D代別

出演:CANDYGO!GO! with Band 他


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