FEATURE

2021.11.04
イケてるハーツ

円陣のときって、誰がこの日のひと言を言うのか、その場の判断で突然決まるんですね。だからみんな、そのときに直感で出てきた言葉が多いんです。そこで、名言や迷言をけっこう言ってくれるのが、四期生たちなんですよ。 イケてるハーツ インタビュー・前編!

 イケてるハーツ、約2年ぶりのシングル『SING・LA・BANG・SHOW!』を11月9日に発売。今回、新体制になっての今の気持ちや、最新作について9人に話を伺いました。


一期生、宇咲美まどかと橘莉衣の、今のイケてるハーツについての想い。


――新メンバーが加わったことで、今のイケてるハーツはどのように進化してきたのか。メンバー自身の気持ちにはどのような変化が生まれたのか。まずは、そこから聞かせてください。

宇咲美まどか 新メンバーとして入った3人(加山三稀・熊本美和・南いちご)は、今年2月よりイケてるハーツが行い続けてきた7ヶ月連続公演の途中から候補生として加入、一緒にライブでのコラボもやってきました。ただし、正式にメンバーが決定するまでの間は基本的にレッスンも別々だったので、そこまで深く関わる形ではなかったんですね。だから、8月のライブで3人の正規メンバーへの昇格が発表になってからが、本当の意味で深く接し始めた時期になりました。
  一緒に過ごす時間も多かった理由もあるけど。3人ともイケてるハーツに入りたくて候補生時代から頑張っていたので、短期間で一気に仲が深まったなという実感があります。新メンバーの3人は、とにかく個性が豊か。そこにも惹かれています。9人体制のイケてるハーツとしては、9月11日に行った周年公演からがスタート。期間的にはまだ短いけど、今や3人とも「すっかりメンバーだなぁ」と感じるほど打ち解けてるし、9人編成のイケてるハーツが当たり前のような感覚で、みんな日々を過ごしています。
 

――候補生時代に一緒にライブで共演していたときとは、明らかに距離感が違っているんですね。

宇咲美まどか  ぜんぜん違います。候補生時代は、ライブ共演をするときのレッスンでとか、本当に接する機会が少なかったけど。一緒に活動を共にするようになったことで3人のいろんな持ち味が見えてきたのは、互いの距離を縮めるうえでも大きかったです。
  イケてるハーツは、よくリリイベやライブで人前に出る直前に円陣を組んで、メンバーの誰かがひと言気合を入れるんですけど。3人とも、そのときに言う言葉がすごくユニーク。本番前の緊張が、笑いで解けてゆくことも多いからね。

橘莉衣  ほんと、そう。9人体制になる前は、6人体制のイケてるハーツとして活動をしてきました。そのときも6人で楽しくやっていたんですけど。当たり前ですが、メンバーの人数が変わることでフォーメーションもいろいろ変わっていくじゃないですか。今回、3人が加わり一気に人数が増えたことで、ステージ上で表現出来る幅が一気に広がったのも大きいですよね。舞台上の見栄えがさらに良くなれば、お客さんたちの反応もいろいろ増えたことに刺激を受け、私たち自身のテンションもさらにアガって、四期生の子たちがより可能性を広げてくれたなぁと嬉しさを感じてます。
  3人が入ったことで、私たち自身も、それまで挑戦していなかったことへも挑戦しようとなるなど、気持ちを新たにするきっかけにも繋がりました。それくらい3人の存在が、今のイケてるハーツにとても刺激を与えてくれています。
 

――まどかさんと莉衣さんは、これまでにもいろんなフォーメーションを経験してきましたよね。

橘莉衣   いろいろやってきたね。

宇咲美まどか  2人とも一期生なので、一期生時代、二期生が加わって、さらに三期生が加わり、今の四期生も入ってなど、すべてのフォーメーションを経験してきました。編成が変わるたびに歌割もダンスパフォーマンスにも変化が出るじゃないですか。それって、その時代毎の良さもあると私たちは受け止めています。触れた時期は様々でも、いろんな時期から変遷を見続けている人たちも、その時期ごとのイケてるハーツの良さを知ってくださっていれば、その時期ごとの思い出もあると思います。これまでの歩みを振り返れる人たちは、過去の姿と重ね合わせ、今のイケてるハーツを楽しんでもらうのも一つの楽しみ方かも知れませんよね。

橘莉衣  確かに。


二期生、城木玲亜・小泉椎香の、今のイケてるハーツについての想い。


城木玲亜 新メンバーの加入が決まったのが、8月14日の7ヶ月連続ワンマン公演の最終日のこと。その後すぐに、TIFの出演権を賭け何組かで争う配信イベントへイケてるハーツは挑戦しました。結果、優勝を手にすることができ、新体制のイケてるハーツとして良いスタートを切ることができました。その後、9月11日には、イケてるハーツ史上一番大きな会場で周年公演を行えば、そこにもたくさんの方々が来てくださり、成功を収められました。まさに、グループとしても変わり目の時期にメンバー一丸となって良い成果を残せたことが、結果的に私たちの自信にも繋がったなと思います。今は、まさにリリイベ期間中。この追い風に乗って、もっともっと成長していきたいです。

小泉椎香  わたし、けっこう繊細な性格なんですね。候補生のみんなが合格するわけではなく、去ってしまう人がいるのもわかっていたからこそ、深く感情が入り込みすぎると、その人を失ったときに心が傷ついてしまうなと思い、候補生としてみんなが活動をしている頃はあえて深入りをしないように心がけていました。だから、正規メンバーが決まってからなんです、3人と積極的に話をするようになったのは。
 と言っても、もともと美和ちゃんとはプライベートでも一緒に会っていた関係だったし、いちごちゃんは同じお店のキャストだから知ってはいたんですけど…。三稀ちゃんはそれまで接点がなかったからまったく未知数の子で、正規メンバーになってから知るようになりました。でも、最近はレッスン後に一緒に帰るなど仲を深めています。
  3人とも、候補生時代からいろいろ覚えることも多かったので、ここへ至るまでにも大変だったと思うんですけど。候補生時代も含め、正規メンバーとして活動を始めて以降のライブの模様を撮った映像を見ていても、みんな本当に歌い躍るのを楽しんでいるんですね。そのキラキラした姿を見ていると私まで嬉しくなれば、もっともっと頑張ろうという気持ちにもなりました。何より今は、先輩よりも後輩の人数のほうが増えているから、よりしっかりしてかなきゃと思っています。


三期生、柚木菜花と藤咲雫の、今のイケてるハーツについての想い。


――菜花さん、ついに後輩が出来ましたね。

柚木菜花  新メンバーの3人が入ったことで、初めて先輩という立場になりました。候補生として活動していた頃から「もうすぐ私は先輩になるんだ」というのはわかっていたんですけど、正直、あまり実感が沸かなかったんですよ。でも、実際に四期生の3人が加入して9人体制になり、わたしも3人にいろいろ教えることが出てきたときに、ようやく「先輩の立場なんだ」と感じました。同時に、3人に教えることで、私自身を見直す機会も増えたことから、「先輩方はこういう気持ちで教えてくれていたんだ」と、改めて先輩たちに感謝することも増えました。
 

――後輩へ教えることが、自分の更なる成長へも繋がっているんだね。

柚木菜花  成長かぁ…。うーん、うーん、成長という面では、あまり変わってないです(笑)。今も、変わらずに自分らしくいる感じがしていますし、それが私らしさなのかなとも思ってます(笑)。

藤咲雫   確かに、そこが菜花らしさだからね。6人で活動をしていた頃も、長く活動を続けるほど、それぞれの考え方や持っている意志、個性なども深掘りしていけるようになり、どんどん互いの関係を深めながらイケてるハーツを成長させてたなと私は感じてました。今回、新たに3人が入り、それぞれの個性や持ち味、考え方を知ることで、早くも今のイケてるハーツに新しい風が吹いてきているなと感じています。まだまだ接している期間は短いので、これから3人のことを知れば知るほど、その魅力や持ち味。それを感じた私たちの想いなども加わり、よりイケてるハーツが面白くなっていくんだろうなと思います。
 実際に3人と接していても、「早く、今のメンバーに追いつこう」と努力している姿や想いを感じます。だから私たちも、後輩のために何か出来ることがあるならと頑張りたくなれば、私自身も、自分のことだけじゃなく他のメンバーのこともいろいろ考えながら行動して、私自身も3人に成長させてもらえています。


四期生、加山三稀・南いちご・熊本美和の、今のイケてるハーツについての想い。


――候補生時代と、イケてるハーツの正規メンバーへ昇格してからでは、気持ちの面でもいろんな変化が生まれているのかなと想像します。

加山三稀  イケてるハーツの候補生として発表になったのが、今年2月だったんですけど。それから半年くらい実際に候補生としての活動を行ってきました。あの当時は、「絶対にメンバーになるぞ!!」という我武者羅な気持ちだけで頑張っていたのを覚えていますし、あっと言う間に日々が駆け抜けていったなと感じています。
  候補生時代も一瞬のようでしたけど、正規メンバーに昇格してからの2ヶ月半の日々がそれ以上に濃いんですね。加入して間もなくリリイベもスタートしましたし、新作のレコーディングやジャケット撮影に、MVの撮影など、いろんなことを次々経験してきて、ここへ至るまでにも本当に目まぐるしい毎日を送り続けていれば、今も送っています。でも、そういう経験をすぐにさせていただけているのもありがたいことですよね。
   候補生時代は、曲数もある程度絞った数で覚えていましたけど。正規メンバーになってからは覚える曲数も一気に増えたぶん、そこは今も必死です。しかも、候補生時代には意識がまわりきらなかったのもあり、今になって、振りの一つ一つに対しても細かい手の動きや角度を。それこそ、手をパーにするのかグーにするのかなど本当に細部まで意識を向けながら精度を上げなきゃと頑張っています。ただ、ライブで披露するたびにイケてるハーツのメンバーとして活動している実感が高まれば、楽しくライブも出来ています。

橘莉衣 3人ともそうですけど、三稀ちゃんは、みんなで円陣を組んだときに言うひと言がすごく面白いんです。しかもその発言を、本人は大まじめに言ってくるんですね。笑わせるなんて感覚は一切なく本心で言ってくるからこそ、その発言がさらに面白く感じてしまいます。

加山三稀  私、何が面白いのかの感覚がぜんぜんわかんないし、自分で、何を言ってたのか覚えてなかったりもします。

柚木菜花  「えっ?」と思う言葉が、急に降ってくるから面白さを感じちゃうんだろうね。

宇咲美まどか  3人ともそうですけど、突然「えっ、それを言う?」とか、可愛い言い間違いが面白かったりなど、そういう個性が見えるたびに私たちも3人に惹かれてしまいます (笑)。

南いちご  わたし、これまでアイドル経験がなかったから、候補生時代から曲覚えに対して「わーっ」となっていたんですけど。正規メンバーになってからは、さらに短期間でたくさんの楽曲を覚えなきゃいけなくて、ますます「わーっ」となってました。正直、「ちゃんとできるかな?」と不安でしたけど、先輩方が「こうだよ」とすごく優しく教えてくだされば、ファンの方々も「正規メンバーになれて良かったね」という声を届けてくれることで、ここまで頑張れる自分になれました。
  正直今も、覚えることが多すぎて、移動中や隙間の時間があるたびに振りの動画を見ながら覚えるなど「24時間じゃ足りなーい!! 」となるときもありますけど。でも、すごく充実しています。
  
宇咲美まどか  円陣を組んだときも、カラコンのことで笑わせてくれたりね。

南いちご  笑わせようとしたわけではなかったんですけど…。その日、二部制のリリイベがあって、一部の本番前のリハーサルのときに、付けてたカラコンの一個がどこかへ飛んでしまったんですね。だから、一部と二部の間にカラコンを買いに行こうと思えば、一部はカラコンを片方だけ付けて出たんですけど。

熊本美和  その日の楽屋割が四期生のみだけで、その話を私たちは聞いてたけど、でも「これは言わないでおこう」という話をしていたはずなのに、円陣を組んだときに、いきなり「今日はカラコン片方だけ飛んでって目の大きさ違うし、カラコンが外れるハプニングもあるかも知れないけど、頑張りましょう!!」と言い出して…。

宇咲美まどか  そこで初めて知った他のメンバーは「えっ??なんのこと??」状態ですよ。

藤咲雫  他にも、「怒りというのは、一番パワーを発揮する感情です」と、いきなり円陣を組んだときに言い出したりね。

橘莉衣  円陣のときって、誰がこの日のひと言を言うのか、その場の判断で突然決まるんですね。だからみんな、そのときに直感で出てきた言葉が多いんです。そこで、名言や迷言をけっこう言ってくれるのが、四期生たちなんですよ。

熊本美和  だから、自分でも予想もしてない言葉が出ちゃうんでしょうね。元々わたしは、イケてるハーツさんと関係の近い姉妹グループ(バクステ外神田一丁目)で活動をしていました。イケてるハーツさんとも、何度もライブ共演をしていれば、当時からライブを見るたびに憧れとして見ていたんですね。だから、「イケてるハーツが新メンバーを募集する」と聞いたときに、「このチャンスを逃したくない」と思って応募したのが、ここへ至るきっかけでした。ただし、アイドル経験があると言っても、グループが違えば表現の仕方も異なるように、挑戦していくうえでのハードルは高かったんですけど。「絶対にメンバーになりたい」気持ちでここまできました。
  確かに3人(加山三稀・南いちご・熊本美和)は新規メンバーですけど。イケてるハーツのことを知らない人が見たら、加入時期など関係なく、9人みんな同じメンバーとして見るわけじゃないですか。だからこそ、初めて見た人たちにも「なんか微妙なメンバーがいる」と思われないようにと3人とも必死に頑張ってきましたし、今も頑張っています。
 

――美和さんは、アイドル経験者だけあって、意識レベルが最初からとても高いですよね。

熊本美和  これまでの経験はしっかり活かしたいなと思っていますし、いろんな経験を重ねる毎にメンタル面が強くなっているなと自分でも感じています。
 

――こういった活動をしていると、自然にメンタル面は強くなりますよね。

熊本美和  中には、いろんな出会いや別れを繰り返していく中で弱くなる人だっているかも知れないから、「そうです」とは断言できないですけど。私に関しては、いろんな出会いや別れによって精神が鍛えられてきた面は確かにあるなと感じます。


――イケてるハーツは、最新シングル『SING・LA・BANG・SHOW!』を発売します。ここからは、収録曲の魅力を伺いたいなと思っています。まずは、表題歌の『SING・LA・BANG・SHOW!』の魅力や聞きどころから教えてください。

小泉椎香  『SING・LA・BANG・SHOW!』はですね…。

(2回目へ続く)


TEXT:長澤智典

 

<インフォメーション>


■CD情報
アーティスト:イケてるハーツ
タイトル:SING・LA・BANG・SHOW!
発売日:2021年11月9日(火)
発売元:Stand-Up! Records
販売元:MAGES.


【収録情報】
■DVD 付盤(CD+DVD)¥2,000(税込)
<CD>
1. SING・LA・BANG・SHOW!
2. 好きだよ Sunshine
3. In the name of love~愛という名のもとに
4. NOIR STEP
5. SING・LA・BANG・SHOW!(Off Vocal)
6. 好きだよ Sunshine (Off Vocal)
7. In the name of love~愛という名のもとに (Off Vocal)
8. NOIR STEP (Off Vocal)

<DVD>※エンハンスド DVD 仕様
1.SING・LA・BANG・SHOW! Music Clip
2.オフショット
※エンハンスドデータ領域
・SING・LA・BANG・SHOW! Mp4
・アーティスト写真
・壁紙

 

JKT
■通常盤 A(CD)¥1,300 ジャケット[南いちご・小泉椎香・藤咲雫] 
1. SING・LA・BANG・SHOW!
2. 好きだよ Sunshine
3. SING・LA・BANG・SHOW!(INST) 

 

JKT
■通常盤 B(CD)¥1,300 ジャケット[柚木菜花・宇咲美まどか・加山三稀] 
1. SING・LA・BANG・SHOW!
2. In the name of love〜愛という名のもとに
3. SING・LA・BANG・SHOW!(INST) 

 

JKT
■通常盤 C(CD)¥1,300 ジャケット[城木玲亜・熊本美和・橘莉衣]
1. SING・LA・BANG・SHOW!
2. NOIR STEP
3. SING・LA・BANG・SHOW!(INST) 

 

JKT
■コラボ盤(CD)¥1,300
ジャケット[描き下ろしジャケット]
1. SING・LA・BANG・SHOW!
2. 好きだよ Sunshine
3. In the name of love~愛という名のもとに
4. NOIR STEP

 

<<イケてるハーツ『SING・LA・BANG・SHOW!』 Music Clip Full Ver.>> 
https://www.youtube.com/watch?v=wgbxzPOhjqs


【レギュラー番組概要】
▼ラジオ▼
イケてるハーツのTAKE UR HEARTs http://shibuyacrossfm.jp
【放送局】ShibuyaCross-FM  FM 88.5MHz
【放送日時】毎週木曜17:00-17:50

▼テレビ▼
MIRAI系アイドルTV 〜未来に活躍するアイドルを創造・発掘・育成する新型未来系バラエティ番組〜
【番組オフィシャルHP】https://future-idol.tv/
【放送局、放送日】
<テレ玉> 毎週水曜25:30~26:00
<TOKYO MX> 毎週水曜26:05〜26:35 (TOKYO MXが最速放送となります)
<サンテレビ> 毎週金曜23:30~24:00
【配信】
<U-NEXT>
<Video Market>

MC:品川祐、庄司智春(品川庄司) 
出演:純情のアフィリア エラバレシ イケてるハーツ ピュアリーモンスター Pretty Ash Stand-Up!Next! バクステ外神田一丁目 ほか
【Stand-Up! Records 公式サイト】http://stand-up-project.jp
【MIRAI系アイドルNEWSポータルサイト】https://news.future-idol.tv/


イケてるハーツ Web
http://stand-up-project.jp/iketeruhearts/

イケてるハーツ twitter
https://twitter.com/iketeru_hearts

 

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