11月24日(水)に最新シングル「新・奇天烈物語」を3-TYPE発売するFES☆TIVE。このたび、メンバーを代表し土光瑠璃子と髙木ゆりあがインタビューに答えてくれた。2人の熱い語りを、全部で2回に分けてお届けします。
  第1回目は、「表題曲の「新・奇天烈物語」の魅力」について2人が語ってくれました。

えっ、ちょっと待ってくださいよ。図々しいというその解釈は…。

――最新ナンバーの「新・奇天烈物語」、かなりぶっ飛んでいません??!!

土光瑠璃子  本当にぶっ飛んでいますよね。"奇天烈"という言葉の意味が"奇妙"などそっち系寄りの意味のように、タイトルからしてぶっ飛んでいますからね。５人の個性も「新・奇天烈物語」を通すことでより活かせれば、FES☆TIVEらしさもすごく出た楽曲になったと思います。

髙木ゆりあ  タイトルに「新」と付いてるところが自分的にはポイントかなと思ってて。この曲には、"今まで"のFES☆TIVEの歴史もあれば、"これから"のFES☆TIVEとしての思いやメッセージも込められているなぁと感じました。
 

――今年加入のゆりあさんも、FES☆TIVEに"新"となる要素をもたらしている存在ですからね。

髙木ゆりあ  わたし、入ってまだ1年経ってないのに、ファンの方々からは「FES☆TIVE歴2年くらいの貫祿だね」と言われたりするんで、そうなっていたらいいですよね。

土光瑠璃子  この子は、会ったときからすでにFES☆TIVEに馴染んでましたから(笑)。

髙木ゆりあ  入ってすぐに、「FES☆TIVEだね」ってメンバーに言われたときは嬉しかったです。それくらい、すぐに馴染めてました。
 

――それは、かなり図々しいってこと??

髙木ゆりあ  えっ、ちょっと待ってくださいよ、その解釈は…。

土光瑠璃子  割と、そうですね(笑)。

髙木ゆりあ  えっ??まぁ、悪く言えばそういう感じですけど…。

土光瑠璃子  良く言っても、そういう感じ(笑)。

髙木ゆりあ  そうみたいです(笑)。

えええっっ!!  新の奇天烈な方って……。メンバーみんな奇天烈ですよね。その中でも、とくになんですか?!?!

――本当に濃いトャラクターが、FES☆TIVEに加わったわけですね。

土光瑠璃子  逆に、図々しいくらいのほうが助かります。FES☆TIVEのメンバーって、みんなわちゃわちゃしてるから、それに合った、「新」に奇天烈な方だから(笑)。

髙木ゆりあ   えええっっ!!新の奇天烈な方って……。メンバーみんな奇天烈ですよね。その中でも、とくになんですか?!?!

土光瑠璃子  確かに、メンバーみんな奇天烈だね。

髙木ゆりあ  みんなぶっ飛んでてヤバいんですよ。

土光瑠璃子  本当に、メンバー全員変わってます。他のアイドルさんたちと比べても、全員かなりぶっ飛んでます!!

髙木ゆりあ  その中でも-、瑠璃ちゃんはまともなほうだよね。みんな個性豊かすぎるから、瑠璃ちゃんみたいにまとめる人がいないとヤバいと思う。

土光瑠璃子  わたし、まとめてあげられてる??

髙木ゆりあ  まとめてますよ。FES☆TIVEの中で、すっごく大事なポジションの人だから。
 

――ライブのMCを聞いてても、土光さんがみんなの会話を上手く進行すれば、まとめあげていますよね。

土光瑠璃子  そうしないとMCがまとまらないし、終わらない(笑)。だから、わたしが無理やり会話を切って進めていくんですけど。本当は…。

髙木ゆりあ  すごい甘えたがり屋さんなんですよね。

土光瑠璃子  甘えたい。楽屋では、みんなに甘えてるけど。ステージ上では、わたしまで甘えてしまうと本当に収拾がつかなくなるから…。

髙木ゆりあ  だって、つねに誰かしらボケてるもんね。

土光瑠璃子  ホント、そう。ただし、みんなボケてる意識がないんですよ。ボケてる自覚なくみんなボケてるから…。

髙木ゆりあ  つい、突っ込んでしまう(笑)。

土光瑠璃子  あまりにもボケた会話が多すぎて、何からどういう風に突っ込んでいいのか戸惑うこともあるくらいだからね。

髙木ゆりあ  わたし、瑠璃ちゃんのキレのある突っ込みがめちゃめちゃ好きなんです。あのワードチョイスが、すごくいいよね。

土光瑠璃子  らしいです(笑)。

わたし、「七転八倒」と伝えたら、それが「転んでも立ち上がるのみ」という歌詞になっていました。

――「新・奇天烈物語」、歌詞も曲調も本当にはちゃめちゃで奇天烈ですよね。

髙木ゆりあ  あの転調の多さが、ヤバいくらいの聴きどころだと思います。これまでも玉屋2060%さんの楽曲は歌ってきましたけど、今回はラップから盆踊りまでいろんな要素が詰め込まれてるから、本当にヤバいです。

土光瑠璃子  お祭り要素が満載だよね。今回、玉屋2060%さんに「一人一人、歌詞に入れたい言葉を考えてほしい」と言われ、それぞれ出したんですね。わたし「七転八倒」と伝えたら、それが「転んでも立ち上がるのみ」という歌詞になっていました。

髙木ゆりあ すごく格好いい!!、わたし「FES☆TIVEのメンバーになれて、みんな出会えたことが嬉しい」と伝えたら、「past future 交差した今」と、すごく格好いい言葉になってました。

土光瑠璃子  そういう風に、私たちの気持ちを歌詞にしてもらえたのも嬉しかったです。
 

――「新・奇天烈物語」の歌詞、読み込むと「なるほどー」となりますけど。たぶん、1回読んだだけで理解するのは難しいですよね。

髙木ゆりあ  だって、「兆京垓」とか「土天海」など普段は使うことのない言葉もいろいろ入ってるから、最初は何のこと??と思ってた。

土光瑠璃子  私たちも歌詞の意味を理解するまで何回も聴いて、歌詞を何度も読み込んだように、みんなにもそうやって聴いてほしいなと思います。

髙木ゆりあ  わたし、今までのことや、これからのFES☆TIVEのことを歌っている1番のBメロ部分の「生まれた場所も 歩んだ道も 信念も 違うのにさ～」の件の歌詞が大好きなんです。

土光瑠璃子  そこを歌っているのが、わたしと青葉ひなりなんですけと。わたしとひなりは血の繋がった関係（従兄弟）だから、「生まれた場所は割と一緒だなぁ。歩んできた道も割と一緒だなぁ。その2人がここ歌っていいの?」と思いながらも歌ってました(笑)。
 

――言われたように、この歌詞は本当に深いですよね。

土光瑠璃子  最初に、「(F) BOYS & GIRLS BE AMBITIOUS」と歌いだすんですけど。みんなで叫んでいる言葉の歌詞を縦読みするとFES☆TIVEになるんです。そこ、歌詞をわかったうえで聴くと、めちゃめちゃ意味深く感じると思います。

髙木ゆりあ  最後も「WE ARE FES☆TIVE! GO!」で終わってるしね。

土光瑠璃子  FES☆TIVEって言葉が歌詞に入るのって、いいですよね。

髙木ゆりあ  だって、私たちにしか歌えない楽曲だから。

土光瑠璃子  確かにね。「新・奇天烈物語」の最初の「(F) BOYS & GIRLS BE AMBITIOUS」、わたしが歌いだしなんですけど、出だしからめちゃめちゃテンションをアゲてかないといけないし、リズムとズレちゃうと格好悪いから、じつは、歌うときにめちゃめちゃ緊張しています。

そこを叫ぶときに、「競馬新聞を片手に、競馬のレースを見ているおじさんになり、いつの間にか手にした新聞を投げ捨て、「いけー!!」と叫んでる気持ちで」って言われました。

――「新・奇天烈物語」、ライブでも強烈な武器になっていますよね。

髙木ゆりあ  みんなで振り真似しながら盛り上がってます。

土光瑠璃子  サビはすごく振りコピしやすいし、FES☆TIVEのライブ的にもすごく刺さるなと思います。

髙木ゆりあ  落ちサビ前に幻想的になるように、わちゃわちゃした表情の中から一瞬しおらしいFES☆TIVEが見えてくる展開も、ちょっとした見どころです。
 

――メンバーの中にしおらしい人は??

2人  いない!!

土光瑠璃子  誰もいないです(笑)。 

髙木ゆりあ  みんな、黙っていればセーフなんですけど…。

土光瑠璃子  ひと言でもしゃべっちゃうと、もうね…。

髙木ゆりあ  わたし、「新・奇天烈物語」の中で「いけー」と叫んでるんですけど。そこの叫びを録るときに玉屋2060%さんに言われた言葉が印象的で…。
 

――何を言われたんですか?

髙木ゆりあ  そこを叫ぶときに、「競馬新聞を片手に、競馬のレースを見ているおじさんになり、いつの間にか手にした新聞を投げ捨て、「いけー!!」と叫んでる気持ちで」って言われました。わたし、競馬をやるどころか、見たこともないから、そこは「こんな感じかなぁ」とおじさんになった気持ちで叫びました。

土光瑠璃子  玉屋2060%さんって、そういうディレクションをすることもときどきあるからね。でも、その思いに頑張って応えるとしっかり褒めてくれるんです。それも嬉しいし、そういう歌入れも本当に楽しいです。
 

(2回目へ続く)

TEXT:長澤智典