FEATURE
Finally インタビュー(前編) 今はまだメジャーという扉に手を駆け、ちょっとだけ開いては覗き見ている感覚です (笑)。

「ライブモンスター」の異名を誇るFinallyが、ついにメジャーに進出! 8月5日に、メジャー1st EP『door』をリリースする。作家陣に、タカ(ex:ミオヤマザキ)、横山直弘(ex:感覚ピエロ)、KEYTALKの小野武正らが参加。アイドルという枠を凌駕した、ロックなパフォーマンスユニットとして熱い注目を集めているFinally。その魅力を2回にわたって紐解いた。今回は、メジャーデビューという扉を開くまでの、6人の心境について話を聞いた。
毎日、本当にFinallyのことだけを考えていた生活でした。
──Finallyは、7月3日で結成から丸5周年を迎えました。いろんなことがありながらも、あっと言う間だったのかなと想像します。5年という歳月の中、挫けそうになったことは何度もありました?
Juri 挫けそうになったことというか、壁にぶち当たることはすごく多かったです。「辞めよう」と思ったことは一度もなかったけど、壁を目の前にするたびに悩むことはいっぱいありました。
──最初は自分たちで全てを担ってきたように、Finallyはセルフプロデュースで活動を始めていますよね。
Juri 約3年間、けっこう長く自分たちだけで活動をしてきました。あの頃は、すべての舵を自分たちで取らなきゃいけなかったから、打ち合わせもしょっちゅうやっていたし、今もそうですが、毎日、本当にFinallyのことだけを考えていた生活でした。
──あの当時は、壁に突き当たるたびに6人で相談をしながら乗り越えてきたわけだ。
Juri そうです。けっこうしんどい壁もありましたけど。そのたびに、みんなでメンバーの家に集まって話をすれば、気持ちをぶつけ合うために、あえて会議室を借りて集まり、ときには泣きながら話し合いをしたこともありました。
Haruna 今もそうだけど。あの時期はとくに、それぞれが思っていることを本気でぶつけあっていたし、そうしていかなきゃ乗り越えていけなかったんだと思う。今振り返っても、事あるごとに「もっとこうしていったらいいんじゃない?」という話し合いをしていたことを思い返します。
──どんな壁を前にしても、打開策を出しては乗り越えてきたわけですね。
Haruna 乗り越えてきました。そこは、変に不安視することはなかったというのかな。メンバーそれぞれが自分の信念を強く持っていたし、何年も一緒に活動をしていく中で、「今、きっとこういうことを思っているんだろうな」と、それぞれに考えを汲み取ることもできていました。そのうえで、リーダーのJuriちゃんと副リーダー的存在のMegが、その都度みんなの思いを上手くまとめ上げていました。
──Harunaさんも、一度も挫けることはなく?
Haruna 「うわー、どうしよう」となったときはありましたけど。その都度、「この6人ならやれる、乗り越えられる」という自信を持って、何事も進めてきました。
──副リーダー的存在のMegさんは、リーダーのJuriさんと一緒に、いろんな物事を進めてきたわけですよね。
Meg そうですね。セルフプロデュースで活動をしている時期のJuriちゃんは、演者以外にもやることがめちゃめちゃ多かったからそれをサポートしつつ、6人の意志が一番大事だからこそ、みんなの意見を一度出して、それを並べてはまとめあげることはよくやっていました。
メンバー6人だけの"チームFinally"に、いろんな方々が加わってくださるようになり、より大きな船となって進んできた。それが、今に繋がったなと確信しています。
──その後、今の事務所に所属したわけですが、環境を変えたことが、とても大きなステップを踏み出す力になりました。
Meg めちゃめちゃそうなりましたね。セルフで活動をしていた時期は、自分たちでやっているからこそ、グループ全体を客観視することがすごく難しかったのも事実でした。それでも、相応に形を成してきたわけですけど。ちょうど活動3年目の時期に、「ここからどういう動きを作っていけば、より環境活動の幅を広げていけるのか」。わかりやすくいうなら、「Finallyが売れるためには、どうすれば良いのか」。そのやり方がわからず、次のフェーズに上がっていくことで悩んでいました。その時期に、今の事務所の方々と出会い、お互いの気持ちが共鳴したことから、一緒に活動していくことを決めました。それまではメンバー6人だけの"チームFinally"に、いろんな方々が加わってくださるようになり、より大きな船となって進んできた。それが、今に繋がったなと確信しています。
──確かに、最高の"チームFinally"を作り、一緒に歩み続けてきたことが、今回のメジャーデビューの道にも繋がりましたからね。そのチーム力を作る原動力としてあったのが、セルフで活動してきた3年間の積み重ねの中で培った経験なのかなと想像します。
Meg セルフプロデュースで活動を続けてきた経験は、とても大きかったです。正直、いろんな失敗もあったけど。その都度乗り越えたことで得た経験の積み重ねがあったし、最初の3年間で強くなれた自分たちがいたからこそ、事務所に所属して以降も、たとえ壁にぶち当たっても乗り越えられてきました。これまでもそうだったし、メジャーへと進出するこれからも、何があっても乗り越えていける。その自信を付けられたのが、最初の3年間の経験の積み重ねなのは確かです。
──事務所に所属してからは、楽曲やライブの面でも、いろんな変化がありましたよね。
Rinka そうですね。事務所に入ってからここまでの2年間の中でも、楽曲の振り幅も、パフォーマンス面でも、目に見える形で成長してきたなと感じていますし、それは、ファンの方々も感じていることだと思います。
セルフで活動をしていた頃は、「歌とダンスで勝負したい」気持ちが大きかったから、歌いながらめちゃめちゃ踊っていたし、ダンス&ヴォーカル寄りの活動をしてきましたけど。事務所に入って以降、ファンの方のことを客観視できる環境が生まれたことで、自分たちでも、お客さんがFinallyに求めていることが何かを、より深く知ることができるようになりました。
──お客さんは、Finallyに何を求めていたのでしょうか?
Rinka Finallyのお客さんに多いのが、しっかりとしたパフォーマンスを味わいながらも、ライブで一緒になって楽しみたいという思いがあるんじゃないかなと感じてます。6人と一緒に楽しく遊びたい人たちが多いことを知ってからは、楽曲やパフォーマンス面で、お客さんたちと一緒になって楽しめるライブ作りを、より心がけるようになりました。強い意志を持った曲が増えてからはとくに、アイドルが好きなファン層はもちろん、バンド好きな人たちや、良質な楽曲が好きな音楽マニアの方々などへとファン層が一気に広がりましたし、自分たちでも、その幅広さがFinallyにはフィットしているなと感じながら、ここまで進んできています。
──主にロック系の方々ですが、いろんな作家さんとの出会いも、Finallyにその都度新しい刺激を与えてきましたよね。
Rinka そうなんです。Finallyの場合、楽曲を提供してくださる方々の多くが、今も現役でステージに立って活動をしているミュージシャンの方も多くいます。「Finallyのライブに、こういう曲があると、こういう盛り上がりを作れるよね」「今のFinallyに、こういう要素があるといいよね」というのをすごく理解したうえで曲を作ってくださる作家さんが多いのも、今の成長や躍進に繋がったなと思います。今回リリースするメジャー1st EPの『door』にも、そういう作家さん(タカ(ex:ミオヤマザキ)、横山直弘(ex:感覚ピエロ)、KEYTALKの小野武正)が多く携わってくださっているから、めっちゃ強い作品を作れたなと思っていますし、これまでの積み重ねが、今に繋がったんだなと感じています。
「Finallyって、ライブでスクワットをするグループだよね」とも言われるようになりました。
──楽曲は、ときに作家さんとディスカッションをしながら作ることも?
Tina あります。「こういう感じの曲にしたい」「こういう歌詞にしたい」と意見を投げることもあれば、提供してくださった曲を聴きながら、自分たちで「この作家さんは、何を言いたくて、どういう気持ちを込めてこの曲を作ったのか」の理解を深めたうえで歌うなど、そこはいろんなパターンでやっています。
Juri メジャー1st EPの『door』でいうなら、(小野)武正さんが作ってくださった『メタモルフォーゼ』は、事前にメンバーと武正さんとで顔を合わせ、いろんな思いや今の気持ちを、6人で武正さんに伝えたうえで作っていただいています。『CHIRIGIKU』はメンバーのMegとRinkaが作詞をしているから、2人の気持ちが反映した曲になっています。メンバーが作詞を手がけたり、みんなの意見を反映しての曲作りは、以前からやってきたことでしたし、これからもやっていきます。
Tina 自分たちのやりたいこともちゃんとやりながらパワーアップしてきたなって感覚がありますし、事務所に所属してからも、目に見える形でライブに来てくれるお客さんが増えてきたなと感じています。たぶん、一緒にライブをたくさん楽しもうね!っていう想いにみんなが共感してくれてたくさんライブに集まってくれてるんだろうなって嬉しい気持ちになります。
──そこ、気になります。
Tina 例えばなんですけど、最近「Finallyって、ライブでスクワットをするグループだよね」って言われるようになってて、なった、ノリのいいお客さんにステージへ上がっていただいて、みんなで一緒にスクワットをするパフォーマンスをやってます(笑)
同じ巻き込み型で言えば、他にも『夏の怪獣』という曲を発表した当時、この曲を歌う前にメンバーがフロアにおりて、目立つ黄色のタオルを直接お客さんに配っていたんですが、今では『夏の怪獣』を歌うと、みんながタオルを振り回してくれますし、あの時期にタオルを配ってきたから、「Finallyってタオルを自分たちで配って、タオルを振り回してもらう変わったアイドル」という印象を持たれている方も多いと思います(笑)
──ライブでの一体感が増すごとに、会場の規模も大きくなっていきました。昨年は、渋谷クラブクアトロ、恵比寿リキッドルームでのワンマン公演を成功すれば、7月29日には結成5周年とメジャーデビュー記念も兼ねて、Zepp Shinjukuでワンマン公演を行います。
Aoi それだけ、Finallyに期待してくれる人たちが増えてきているんだなって私たちも実感できててとても嬉しいです。
──結成から5周年を経て、次のステップに進むため、Finallyはメジャーへと進出します。以前から、メジャーは意識していたのでしょうか?
Aoi 正直、「メジャーデビューを目指します」と言った記憶もあんまりないですし、メジャーデビューを意識して活動してもいませんでした。でも、「音楽番組に出たい」とか、メジャーいったらできること増えるのかな、みたいな期待はなんとなくありました。それよりも、Finallyとしては「目指すは日本武道館」という意識のほうが大きいと思います。
──メジャーデビューという話を聞いたとき、どう思いました?
Aoi 「えっ、ほんとですか?私たちメジャーデビューできるんですか??」という気持ちでした。同時に、「メジャーデビューしたら何ができるんだろう?」と、いろんなわくわくや楽しみが生まれました。
Juri メジャーデビューが決まって、急激に何かが変わったわけではないですけど。ワンマン公演やリリースイベントのときがとくにそうですが、関わってくださる人数が明らかに増えたことで、何かが起こりそうな期待感は持ってます。同時に、それは逆に私たちに期待してくれてる人の数だとも思っているので、その期待に応えるため、私たちの力で何かをとんでもないことを起こしてやろうっていう想いも沸いてきてます。
Aoi そうだね。新しいアーティスト写真を撮るときも、関わってくださる人たちがすごく増えていてびっくりしたし、逆に緊張もしちゃいました(笑)
Tina そういう細かいところでも実感がすごくあるし、緊張したりもするけど、逆にそれが頑張ろうって気持ちにもさせてくれます。
「わたしの職業はアイドルなんだ」と胸を張って言える自分になれたし、ここからさらに、職業アイドルという姿を証明していこうと思っています。
──メジャーデビューが決まったことでの心境の変化も、いろいろと出てきました?
Rinka アイドルって、自分で「わたしはアイドルです」と言えばアイドルとして成り立つ職業でもあるじゃないですか。わたしはFinally以前の活動も含めると、10年以上の経験を重ねていますし、アイドルとしての自信やプライドを持って活動をしてきました。それでも、わたしのことをまったく知らない方に「普段は、何の仕事をしているの?」と聞かれるたび、「アイドルです」と自信を持って言っていいものなのか、葛藤をすることも正直ありました。でも、メジャーデビューが決まったことで、「わたしの職業はアイドルなんだ」と胸を張って言える自分になれたし、ここからさらに、職業アイドルという姿を証明していこうと思っています。
──Finallyって、確かにアイドルとして活動はしていますけど。みなさんには、「ロックアイドルと名乗るアーティストたち」という印象も強く持っています。
Rinka みんな、意識の上ではその通りです。私自身、学生時代からアーティスト志望で音楽活動を始めた頃から、根っこにその気持ちがありました。確かに、女性6人が集まって歌い踊る姿を見せることで、アイドルとして映ることもわかるし、自分たちでもアイドルと名乗り続けています。ただ、6人とも気持ちの中には、「アイドルだから、アーティストだから」というカテゴリーは一切なければ、そもそも、そういう垣根などは必要ないと思って活動をしています。受け止めてくださる方々も、そこは自由に判断してください。
──大きく言ってしまえば、みなさん「表現者」ですからね。
Meg その気持ちはめちゃめちゃあります。Finallyは、メンバーが作詞をすることもあれば、振り付けはほとんどメンバーで付けています。そういう面でもFinallyは、与えられたレールの上を走るスタイルではないと思っています。それこそセルフでやっていた頃から、自分たちの感情や思いを曲やパフォーマンスに投影してきたし、今も、そのスタイルでいます。そういった面では「表現者」だと思っていますけど。アイドルの良さって、応援してくれる人たちと一緒に"青春していける"ところだと私たちは思っています。そういう面では私たちもアイドルですし、でも、創作の面ではアーティストでもあるからこそ、いろんな面を見せていけるグループであり続けたいなと思っています。
──今のFinallyの強みって、何だと思います?
Meg これは、前からそうですが、ライブでの一体感というか、エネルギーだと思います。もちろん、楽曲の強さもありますけど。6人それぞれの持っている個性、歌やダンスの強み、お客さんと一緒になったときの熱量、自分たちの持つ人間味が一番出ているのが、ライブの場。それこそがFinallyの強みだと私たちは感じています。
──ライブでは、初めて見る方も含め、目の前にいる人たちをガンガン巻き込んでいきますもんね。
Haruna そうですね。とくにライブ中にスクワットをすると、Finallyを初めてみてくれたの方も急に興味を示してくれるし、私たちもしっかりと少しでももってくれた興味に応えようとして巻き込んでいこうとしてます。そのフロア全体を巻き込んでいく感覚はどんどん強くなっています。
──そうやっていろんな人たちを巻き込んだことが、メジャーデビューという大きな扉も開いたわけですからね。
Haruna そうだとしたら嬉しいです。今はまだメジャーという扉に手を駆け、ちょっとだけ開いて覗き見ている感覚ですけど(笑)。
──扉の先には、どんな景色が見えています?
Haruna 眩しすぎて、まだ何も見えていないです。それを、これから見にいこうと思っています。
Juri 今は、ようやくメジャーという世界の入り口に立てたなという気持ちです。これまでにもFinallyは、いろんな扉を開けてきましたけど。やはりメジャーデビューというのは、私たちにとっても大きな出来事の一つ。私たちが大きくなってきた証でもあります。そしてさらに、ここから大きくなっていくためにも、新たなステージへ踏み出すための扉の前に今立って、その扉を開けようとしているんだなというのが、今の自分たちの心境です。ここからFinallyは、また新しい世界へ一歩踏み出します。
(後編へ続く)
TEXT:長澤智典
<インフォメーション>

Finally
メジャー1st EP『door』
2026年8月5日(水)リリース
収録内容
わすれらんねぇよ
1か8か
キスして欲しい?
メタモルフォーゼ
CHIRIGIKU
詳細: https://www.teichiku.co.jp/artist/finally/

Finally 5th Anniversary & Major Debut One-Man Live『door』
日程|2026.07.29(水)
時間|OPEN 18:00 / START 19:00
場所|Zepp Shinjuku
◆チケット種別
① MegaVIPチケット 50,000円
(FC会員のみ購入可能、1人1枚まで)
② VIPチケット 30,000円(1人2枚まで)
③ 一般チケット 3,500円
④ 女性限定チケット 2,500円
⑤ 追加おすすめチケットセット(5枚)10,000円
(Mega VIPまたはVIPチケット購入者のみ購入可能)
※全券種、入場時ドリンク代(600円)別途
チケット販売
一般 ¥3,500
女性限定 ¥2,500
詳しくはこちら▼
https://x.gd/iIDxJ
チケット購入はこちら
■MEGAVIPチケット(FC限定)
入会して申し込む▼
https://fanicon.net/fancommunities/6768
■VIPチケット
https://forms.gle/tZCxQhZLf7S61VCM6
■一般 / 女性限定チケット
ぴあ
https://w.pia.jp/t/finally-door/
イープラス
https://eplus.jp/finally/
ローチケURL
https://l-tike.com/finally-0729/

SNS
https://www.teichiku.co.jp/artist/finally/
https://lit.link/finally


