FEATURE
これからBaby'z Breathに触れる人たちにも、今回のシングル盤が"Baby'z Breathの入門盤"になるなと思っています。 Baby'z Breath インタビュー

Timeless Innocenceなアイドルグループとして活動中のBaby'z Breath。彼女たちが、7月8日に新体制第一弾シングル『ガラスのダイス』発売する。「葛藤の狭間で揺れる心。誰にも言えない痛み、押し殺した衝動、届かない声。未来なんてわからなくて、迷いながらも、不器用な選択の連続。——あの頃のあなたに、いまのあなたに、届きますように。」をテーマに制作した本作について、グループを代表し、熊本美和・瀬戸山さくら。そして、新メンバーの蒼木柚・吉野瑞穂が答えてくれた。
初めてのアイドル活動をBaby'z Breathでスタートすることが出来て本当に良かったなと思っています。
──Baby'z Breathに、新メンバーとして蒼木柚さんと吉野瑞穂さんが加入しました。加入してから、もう…。
蒼木柚 加入を発表したのが1月で、初ライブが2月だったから、デビューから数えたら(取材時点では)3ヶ月半くらいは経ちました。
──柚さん、アイドル経験は?
蒼木柚 初めてです。歌やダンスも趣味や遊びとしてやったことはあっても、お仕事としてやるのは初めてですし、もちろんアイドル活動も初めてです。何が難しいって、歌とダンスを同時にやって表現をすること。身につくまで大変でしたけど、いつも先輩方が「ここは、こうしたほうがいいよ」と優しく教えてくださるから、初めてのアイドル活動をBaby'z Breathでスタートすることが出来て本当に良かったなと思っています。
吉野瑞穂 わたしもアイドル活動は初めてになりますが、じつはちょっとトリッキーなメンバーです。一緒にご飯に行くお友達もいたくらい、Baby'z Breathの半分以上のメンバーとは面識がありました。
──確か、瑞穂さんは…。
吉野瑞穂 声優としても活動をしています。わたし自身、以前から芸能活動をしていた経験もあって、レッスンの一環として歌やダンスも習えば、イベントなどの場を通してステージで歌い踊った経験はありました。ただ、本格的に歌やダンスをやるのは、わたしもBaby'z Breathのメンバーになってからが初めてになります。
わたしの場合、以前からグループやメンバーのことを知っていたし、わたしがBaby'z Breathのメンバーになったことをファンの方々も知っていたから、メンバー、ファンともに期待に応えたかったし、以前からの大事なお友達だからこそ、そのメンツを潰したくないという気持ちもあって、デビューライブのときは、正直プレッシャーもありました。
──2人とも、デビューライブでは堂々とした姿を見せていましたよね。
吉野瑞穂 デビューライブ自体は上手く対応できましたけど。わたしのファンの方々が来てくださっているのはわかっていながらも、あのときは緊張のあまり、ファンの人たちの顔を見る余裕がまったくありませんでした。あれから3ヶ月以上経った今は、だいぶ心にも余裕が生まれ、みなさんのお顔を見れるのもそうだし、歌い踊っているときにもニコッとした表情をすることが出来るようになりました。自分の気持ちに余裕が出来るたびに楽しさが増えていくことも、ここまでの日々の中で感じ続けてきたことです。
──Baby'z Breath自体の印象の変化はありました?
吉野瑞穂 メンバーみんな個性豊かな印象は変わってないし、全員が、ありのままのわたしを仲間として受け入れてくれたように、印象が変わったどころか、その魅力にますます惹かれました。 嬉しい発見が、柚ちゃんも言ってたように、メンバーのサポート能力の高さ。ダンス面でわからないことを教えてくれるだけでなく、細かい違った動きも、みんな親身になって「ここは、こういう風に」と細部までしっかり摺り合わせてくれます。しかも、新メンバーの2人が嫌な気持ちにならないようにと、ちゃんと言葉を選んで言ってくれるんですね。その気持ちがすごく嬉しくて。2人の加入が決まってからは、みんなも6人体制から8人体制のフォーメーションに変えなきゃいけないから、6人は6人でいろいろ覚えることも多かったと思うんですけど。それでも、私たちにずっと親身になって接してくれました。みんな、本当に気遣いが出来て優しいメンバー。だからこそ逆に、「その優しさに甘えないように頑張らなきゃ」という気持ちにもなっています。
蒼木柚 ほんと、そうなんだよね。
──2人が加わったことで、グループ内に変化が生まれました?
熊本美和 2人は、Baby'z Breathが初めて迎え入れた新メンバー。つまり、後輩メンバーになります。それまでの6人は、経験の差はあれ、最初から一緒に歩み続けてきた同期メンバー。わたしがこの中で一番経験があったから、リーダーのような役割も担っていましたけど。新メンバーが入ると決まったときから、6人とも「自分が先輩の立場になる」という責任感を持つようになってきたなと感じてきました。
──同期だけで活動をしているのとは、またちょっと違う感覚だ。
熊本美和 わたしも含めてですが、心許せる同期だからこそ、歌やダンスの面で「上手く出来ない」と弱音を吐くメンバーもいれば、それを仲間として励ますこともよくやっていました。でも、新メンバーが加わるということは、教える立場になれば、教える内容を出来て当たり前にもなるじゃないですか。それをみんなが感じたからこそ、一人一人の責任感が強くなれば、グループとしての団結力も一層増しました。そのうえで、2人を迎え入れました。そういう気持ちの変化を持って新メンバーを迎え入れたことで、より自信を持った姿を見せていけるようになったなとも感じています。それと、8人体制になったことで、フォーメーションも華やかになれば、2人の歌声が特徴的だからこそ、これまで以上に彩り豊かな歌を届けられているなとも実感しています。
最近のわたしは、「甘えない・毎日笑顔・日々努力」の人に成長できたから、2人には「入ってくれてありがとう」と言いたいです。
──柚さんと瑞穂さんも、Baby'z Breathのメンバーになったことで、取り巻く環境にもいろんな変化が出てきました?
吉野瑞穂 わたし、声優活動をやっていたから確かにライブ経験はありましたけど。それでも、作品絡みのイベントのときにステージに立つことが主だったから、ライブは年に数える程度の本数でした。今の時期はリリースイベントも加わってという理由もありますが、連日のようにライブを行う経験はBaby'z Breathに入ってからが初めて。1日に2回ライブを行うことだってBaby'z Breathに入ってから初めて体経験したから、最初はそのペースについていくのが大変でした。
蒼木柚 わたしも、そう。瑞穂ちゃんはプロとしての経験があったけど。いくら好きで歌ったり踊ってたといっても、わたしの場合は、友達と一緒に大好きなアイドルの踊りを真似てという程度だったから、プロとしてステージに立って表現することの大変さは、メンバーになってすごく実感しました。趣味でやっているときは、「自分が楽しい」で良かったけど。グループとして人前で見せる活動をしていく以上、「ここはみんなで振りを揃えたほうが格好いい」「ここの動きには高低差があるから、前にいるときとはしゃがみぎみでパフォーマンスをしていく」など、本当に1曲ごとに細かい動きまで気をつけながら表現をしています。その経験を重ねていく中で、「これがアイドルとして表現していくことなんだ」というのを、日に日に実感し続けてきました。
瀬戸山さくら 2人とも、本当に努力家なんですね。個人的なお話にはなりますが、わたし、瑞穂ちゃんの存在は知っていたけど、それまで面識はありませんでした。今でも覚えているのが、2人が、6人でレッスンしているスタジオへ初めて挨拶に来てくれた日のこと。わたし、人見知りという理由もあって。初めて会ったとき「この子たちと、これから一緒にやっていくんだ」と思い、2人の"人となり"を観察していたんですけど。その視線が、敵を見つめるような感じだったらしいんです(笑)。でも、一緒に過ごす時間が多くなるにつれてわたしも打ち解ければ、2人の魅力もいろいろと見えてきました。瑞穂ちゃんは、すごく面倒見がよくて頼れる存在です。すごい、お姉さんしているんですけど。守ってあげたくなるような面もあれば、「ここ、教えてあげたいな」など、つい面倒を見たくなる魅力も持っています。柚ちゃんは、自分で苦手と思うことでも、真摯に向き合う強い心の持ち主です。
──さくらさん自身も、新メンバーが入ったことで気持ちに変化は出てきました?
瀬戸山さくら わたし、出来ないことがあると、気持ちがシュンと落ち込むあまりにネガティブになってしまうことがあれば、それでメンバーに励まされることも多かったんですけど。その姿を新メンバーたちの前で見せたら、「Baby'z Breathってそういうグループなんだ」という印象を与えてしまうじゃないですか。そうはなりたくなかったし、後輩って先輩の背中を見て育つように、わたしも「こういう人になりたい」という姿を見せなきゃという気持ちを持つようになって、今まで以上に気持ちが強くなったし、2人の加入が、わたし自身も成長させてくれました。おかげで最近のわたしは、「甘えない・毎日笑顔・日々努力」の人に成長できたから、2人には「入ってくれてありがとう」とも言いたいです。
──8人体制になったことで、パフォーマンス面にも変化は出てきました?
瀬戸山さくら 変化は感じています。6人でパフォーマンスをしていく中、私たちは「安定した姿を作っている」意識でいましたけど。たまに客観的な意見として、「もう少し人数いたほうが映えるよね」と声をいただくこともありました。わたし自身は、結成のときからずっと長くやってきた仲間たちだからこそ、「そんな映えないなんて思わせないようにしなきゃ」と頑張ってきましたけど。実際に8人編成を体験したら、パフォーマンスの面でより華やかになれば、さらに存在が際立つようになった印象を感じています。嬉しいのが、2人とも「出来ない」じゃなく、「出来るようになる」という気持ちで毎回努力をしてくること。私たちもその姿に刺激を受ければ、それによって、8人の団結力がより一層深まったなとわたしは感じています。お互いのことを深く知るほどに、パフォーマンス面に深みや華やかさが出てきているのが嬉しいし、それをもっともっと華やかにしていきたいです。
とくに嬉しかったのが、「『ガラスのダイス』が、Baby'z Breathの中に新しい風を吹かせたね」の言葉でした。
──8人体制では初の新曲になる『ガラスのダイス』。Baby'z Breathの中へ新しい表情を描き加えた印象があります。
瀬戸山さくら なんか、アンニュイな感じがしますよね。
蒼木柚 自分の好みが、格好いい系の楽曲。だから、初めてこの曲を聴いたときは、心の中でガッツポーズをしていました。
熊本美和 これまでのBaby'z Breathって、みんなの夢を応援したり、背中を推してゆく、爽やかな曲調という印象を与えてきました。でも『ガラスのダイス』では、弱い自分を鼓舞したり、「淋しいや悲しい感情」を表現することが曲の中でも多いなという印象を覚えました。わたしがこれまでに経験してきたアイドル人生の中でも表現したことのないスタイルだったし、歌詞も、自分の中でどう解釈をし、どう受け止めようかといろいろ思いを巡らせていたから、逆に新鮮な経験ができたといいますか、新たな自分の発見に繋がるきっかけにもなりました。
──『ガラスのダイス』の歌詞は、どう解釈を深めれば良いのかいろいろ思いを巡らせてゆく内容だと、すごく感じました。
熊本美和 歌詞の解釈についてですが、みんなで歌入れをする前もそうだし、MVを撮影する前にも、メンバーみんなで「この歌詞にはどういう思いを込めてあるのか」を、それぞれに語り合えば、一緒に解釈を深めてゆく時間を取りました。そのときにみんなで語りあった中、とくに深く話しあったのが「この主人公は過去の自分なのか、今の自分なのか」「これは自分のことなのか、それとも他の誰かなのか」という解釈についてでした。みんなが様々な言葉を述べていく中、瑞穂ちゃんの言葉に何時しかみんなが耳を傾けだしました。
瀬戸山さくら 瑞穂ちゃんの熱弁に、みんな共感してたからね。
──瑞穂さん、どんなことを語ったのですか?
吉野瑞穂 わたし、声優のお仕事をしてきたから、台本をいただくたびに、めちゃめちゃ考察を深めることが多いんですね。それこそ、セリフ一つにしても、その発言と行動にはどんな思いが込められているのか。なぜその言葉が出たのかの経緯を探るなど、深く考えてゆくタイプ。その癖もあるからか、『ガラスのダイス』の歌詞をいただいたときもいろいろと考察をしていました。
これまでのBaby'z Breathと言えば、「夢を持って好きなことをやっていこうね」と背中を押してゆく内容が多かったなという印象がわたしの中にはあります。でも『ガラスのダイス』は、背中を押すというよりは、自分自身を奮い立てる内容だし、自分の心の中の葛藤も言葉にしてゆく、メッセージ性の強い歌詞という印象を受けました。そのうえでわたしは、「ガラスのダイスって、そもそもどういうもの??」「ガラスのダイスを振ることで、どういう選択肢が生まれるの??」など、そこを突き詰め始めました。アイドル活動もそうですが、芸能のお仕事って正味期限があるとわたしは思っています。たとえば話になりますけど、皺くちゃのおばあちゃんになってまでグラビアって出来ないじゃないですか。それと同じように、私たちの活動も自分で活動の選択肢を広げてかないといけないというか、同じことばかりをずっと続けていると選択の余地が次第にせばまってしまう。それこそ、1から6の選択肢さえ無くなっちゃうなとわたしは思いました。自分のやりたいこと、やるべきことを一生懸命に見つけていかないと、ガラスのダイスに記されたような透明な選択肢も、どんどん不鮮明になっていく。そういうことを語っていたら、みんなの発言が止まり、わたしの話をシーンとなって聞いていました。
瀬戸山さくら 「すごく納得、わかるーっ!!」ってみんながなっていたから、静かだったんです。
吉野瑞穂 いつ芽吹くかはわからないけど、今後に繋がる種を蒔くことが大切っていうか。何もしないと今後選択肢は絞られてきちゃうけど、今、自分を奮い立てて動くことが、未来に繋がっていくとわたしは解釈しました。実際に『ガラスのダイス』の歌やダンスは、これまでのBaby'z Breathとは違う表現を求められる内容だったからこそ、未来へ繋げるためにもと努力をした結果、以前よりも覚える速度が早くなったように、この曲に出会ったことが、結果的に自分を成長させてくれたなとも、わたしは感じています。
蒼木柚 瑞穂ちゃんの言葉を聞いて、それまでフワーッとしていたみんなの気持ちもシュッと一つにまとまったし、同じ目指す意識を持つことにも繋がりました。
瀬戸山さくら 『ガラスのダイス』はお客さんたちからの反応も良くって。楽曲もそうだし、MVの印象も含めて、「今までにないBaby'z Breathを見れて嬉しい」とか、「Baby'z Breathってこういう表現も出来るんだ」という声をいろいろといただいています。とくに嬉しかったのが、「『ガラスのダイス』が、Baby'z Breathの中に新しい風を吹かせたね」の言葉でした。
──さくらさん自身も、『ガラスのダイス』のMVでは、今までにはない表情や姿を見せていますよね。
瀬戸山さくら その言葉は嬉しいです。MVの撮影のとき、「ちょっと儚げな表情でお願いします」と言われました。わたし、いっつもニコニコしちゃうから、「儚げな表情??わーん、どーしよー!!」となったんですけど(笑)。表情筋をめちゃめちゃ使って頑張りました。おかげで翌日は、顔が痛かったです(笑)。嬉しかったのが、マネージャーさんに「アンニュイな表情が淋しがってる小犬ちゃんみたい」と言われたこと。ぜひ、そこにも注目してください。
蒼木柚 そこは、わたしも一緒。わたし、真顔が笑ってるように見えるみたいなんですね。だからMV撮影のときにも、「この曲は笑顔を出さないでパフォーマンスをしよう」と言われてたから、必死に自分の中で決め顔を作りながら撮影をしていました。
瀬戸山さくら その頑張りもあって、個人的にも、グループとしても、Baby'z Breathに新しい引き出しを増やせました。
蒼木柚 実際にBaby'z Breathのライブの中にも、『ガラスのダイス』を歌うことで新しい流れを作れたなと実感しています。瑞穂ちゃんもそうだと思うけど。わたしにとって『ガラスのダイス』は、Baby'z Breathの蒼木柚としてはもちろん、アイドル人生の始まりにもなった大切な楽曲です。さっき「新しい風を吹かせた」というお話がありましたけど。新メンバー2人がBaby'z Breathに新しい風を吹き込む存在になっていれば嬉しいし、『ガラスのダイス』もBaby'z Breathの中へ新しい風を吹かせたように、Baby'z Breathの新章を始めてゆくうえで、本当に良いタイミングで新しいことが始まったなともわたしは思えました。
今回のシングルは、「新体制になったBaby'z Breathがこれからまた1年間頑張るぞ!!」という、新たな節目のスタートにも相応しい作品です。
──今回は、Blu-ray付盤、A.B.C.D盤と、全部で5タイプリリースになります。中に収録したのが、『ガラスのダイス』を筆頭に『ナミダのスコール』『GIMME!! GIMME!!』『好きだよ Sunshine』『NOIR STEP』。そして、『未来のシンフォニー』になります。
熊本美和 そうですね。ただ、『GIMME!! GIMME!!』は一度だけ6人体制のときに披露し、2回目の披露からは8人体制に入っていたように、比較的最近の楽曲になります。『GIMME!! GIMME!!』の歌入れをする前に、「思いきりはっちゃけて歌って」 と言われ、気持ちを盛り上げるための魔法の呪文も授かりました(笑)。
吉野瑞穂 ライブ前にも、みんなで身体を動かしながらその呪文を唱えると気持ちが上がっていくから、よくやっています。ただ、それを対バンイベントのときに楽屋やステージ袖でやっていると、他のアイドルさんが「???」という視線で見てるけどね(笑)。
熊本美和 『好きだよ Sunshine』と『NOIR STEP』 は、歴代Stand Up! Records所属グループが歌ってきた曲のカバーになります。わたしは以前にも歌入れをした経験がありましたけど。改めてBaby'z Breathとして、しかも、8人体制になって歌割も変えてレコーディングできたことがすごく新鮮だっし、さらに思いを深く込めてこの2曲を歌えたなと実感しています。
──気になるのが、『未来のシンフォニー』です。
吉野瑞穂 これまでのBaby'z Breathの歩みを生かした、爽やかで清純派な曲調で、歌詞も応援ソングのよう??
蒼木柚 背中を押す系かなって思います。
瀬戸山さくら 今回の5-Typeを通して、8人体制になったBaby'z Breathのいろんな振り幅を見せることが出来ました。 収録した曲を全部聴くとお腹いっぱいになれちゃうくらい、満足度の高い作品になっています。
熊本美和 ほんと、そうだよね。メッセージの詰まった『ガラスのダイス』を通して、これまでのBaby'z Breathが見せてこなかった面を味わえれば、他の曲でも、いろんなBaby'z Breathの魅力を味わえるからね。
吉野瑞穂 今回の作品をすべて手にしたら、今のBaby'z Breathの8割はわかるんじゃないかなっていうくらい、アルバム級の内容を詰め込んだお得なシングルになりました。ぜひ、すり切れるほど聴いてください。
瀬戸山さくら テンションを上げたいときには、わちゃわちゃとしている『GIMME!! GIMME!!』がお勧めだし、自分が壁にぶち当たって、どうしようって心が迷ったときは『ナミダのスコール』を聴いてほしい。自分の気持ちと戦っているときは、『ガラスのダイス』がお似合いなど、このシングルに収録した曲たちは、人の持ついろんな感情に寄り添ってくれます。しかも、聴いてると「明日も頑張ろう」と思える作品です。Baby'z Breathは2周年を迎え、今、3年目に入りました。今回のシングルは、「新体制になったBaby'z Breathがこれからまた1年間頑張るぞ!!」という、新たな節目のスタートにも相応しい作品です。
蒼木柚 Baby'z Breathとしては節目になる作品ですけど。わたし自身は、アイドル活動も、レコーディングやライブ活動も、『ガラスのダイス』と一緒に始まったなと思っているから、自分にとっては「ここが原点」になる作品にもなりました。『ガラスのダイス』はすごく格好いい曲だし、『GIMME!! GIMME!!』は、わちゃわちゃかわいい歌。『ナミダのスコール』は、背中を押してゆく応援ソング。柚的に『好きだよ Sunshine』はすごくキラキラしている、「好きだよ」という気持ちの伝わる応援ソングという印象で受け止めています。『NOIR STEP』激しくて格好いいし、さらに『未来のシンフォニー』も収録と、わたし自身は、今回のシングルの収録曲を通して、一通りBaby'z Breathの持つ幅広さを体験できたなと感じました。新メンバーのわたしが収録した曲たちにそういう印象を覚えたくらいだから、これからBaby'z Breathに触れる人たちにも、今回のシングル盤が"Baby'z Breathの入門盤"になるなと思っています。どれか1曲でも好きな曲があると思うし、聴くたびに「もっとBaby'z Breathのことを知りたくなる」とわたし自身が思ったからこそ、今回のシングル盤が、Baby'z Breathを好きになるきっかけになったら嬉しいです。
──確かに、入門盤に相応しい作品だよね。
蒼木柚 わたし自身は、Baby'z Breathの入門盤であり、取り扱い説明書みたいな印象を持っています。
熊本美和 今回、「Blu-ray付盤」も出ます。その中には、2人がステージデビューしたときの公演「3rdワンマンライブ at SUPERNOVA KAWASAKI映像」も収録しています。この映像を通して、ぜひ2人の初々しいライブ姿も見てください。他にも、『ガラスのダイス』のMVや、メイキング映像も入っています。(取材時点では)私たちもまだメイキング映像は見ていませんが、クルーの方がズーッとカメラを回していたから、私たちも、どんなプライベートな姿が映し出されているのか楽しみです。
吉野瑞穂 デビューライブのことは緊張しすぎて覚えていなかったくらいだったから、きっと目線が泳いでそう。自分でもその自覚はある (笑)、そういうのも含めてライブ映像やメイキング映像を楽しんでください。
蒼木柚 わたしも、緊張のあまり同じこと繰り返して言ってないか、ちょっと不安です(笑)。
熊本美和 今後のBaby'z Breathですが、2ndシングル『ガラスのダイス』をきっかけに、2025年の夏を始めます。すでに、いろんなライブが決まっているから、ぜひ、いろんなイベントライブを通してBaby'z Breathを見つけてもらえる,、そんな夏にもしていけたらなと思っています。これからも、Baby'z Breathに注目してください。
TEXT:長澤智典
<インフォメーション>
▼「ガラスのダイス」MV
▼商品概要
2025年7月8日(火)発売予定
Baby’z Breath 2ndシングル「ガラスのダイス」
◆Blu-ray付盤 3,000円(税込)MFIV-0005
ジャケット:メンバー全員
1. ガラスのダイス
2. ナミダのスコール
3. GIMME!! GIMME!!
4. 未来のシンフォニー
5. ガラスのダイス(off vo)
6. ナミダのスコール(off vo)
Timeless Innocence なNEWアイドルグループ「Baby'z Breath」、
Pリーガー、バイリンガルなど多彩な魅力と個性を持つメンバー8名で構成される
DVD付盤
7. GIMME!! GIMME!! (off vo)
8. 未来のシンフォニー(off vo)
<Blu-ray>
・ガラスのダイス MusicClip
・MusicClipオフショット
・3rdワンマンライブ at SUPERNOVA KAWASAKI映像
◆A盤 1,200円(税込)MFIV-0006
ジャケット: 蒼木柚、吉野瑞穂
1. ガラスのダイス
2. ナミダのスコール
3. GIMME!! GIMME!!
4. 好きだよ Sunshine
◆B盤 1,200円(税込)MFIV-0007
ジャケット: 陽葵はるね、瀬戸山さくら
1. ガラスのダイス
2. ナミダのスコール
3. GIMME!! GIMME!!
4. 好きだよ Sunshine
◆C盤 1,200円(税込)MFIV-0008
ジャケット: 南いちご、天彩レイ
1. ガラスのダイス
2. 未来のシンフォニ
3. GIMME!! GIMME!!
4. NOIR STEP
◆D盤 1,200円(税込)MFIV-0009
ジャケット: 熊本美和、花宮まいか
1. ガラスのダイス
2. 未来のシンフォニー
3. GIMME!! GIMME!!
4. NOIR STEP
◆Baby’z Breath profile
Baby'z Breathは、「Timeless Innocence(永遠の無邪気さ)」をコンセプトに掲げ、成熟した社会にあっても純粋な心を持ち続け、夢や希望を大切にすることの意義を伝えることを目的としています。
メンバーたちは個性を活かしながら、永遠の無邪気さを忘れることなく、音楽やパフォーマンスで世界中の人々を魅了します。
このグループは多様な個性と才能を持つメンバーたちが集まり、互いに高め合いながら、時代を超えて愛される楽曲とパフォーマンスを創り出すことを目指しています。
また、彼女たちの物語を通じて、ファン1人ひとりが自分の夢や願いを実現する力を見つけられるよう、インスピレーションを与える存在であり続けることを願っています。
▼Baby’z Breath「どんな未来でも」MV
https://youtu.be/n53YLA_XkPk?si=en9Nyfk8oBWvge9P
▼公式SNS
https://twitter.com/Baby_z_Breath
【Stand-Up! Records 公式サイト】
http://stand-up-project.jp