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Task have Fun全国ツアー2019〜Anytime Tasks〜in 中野サンプラザホール ライブレポート!
人生の課題(Task)を楽しみながらクリアしていこう!のコンセプトを掲げる3人組アイドル・Task have Funの全国ツアー〜Anytime Tasks〜ファイナル公演が東京・中野サンプラザホールで開催された。
アイドルの聖地・中野サンプラザホールでの初公演にタスクファンが大集結!
8月末の柏PALOOZAを皮切りに始まったTask have Fun全国ツアー2019〜Anytime Tasks〜が、この11/23(土)にファイナルを迎えた。しかも用意された舞台は中野サンプラザホール。アイドルの聖地として名高く、ここでライブを行うことはアイドルとしての大きなステータスでもある。タスクの偉業を見届けようと、全国各地から、あまたのファンがここ中野の地に駆け付けた。
ouver tureの『Begin the Task』が流れるとファンは「こっちの準備はできてるぞ!」と言わんばかりにリズムに合わせて手を叩く。舞台セットに備えられた3つの「白」「熊」「里」と書かれた扉から、白岡今日花、熊澤風花、里仲菜月が順番に登場し、デビュー曲『TASK』でライブはスタートした。この日を楽しみにしていたファンが歓声を上げ、それに応えるようにタスク の3人も声を上げ、足も上げてファンを盛り上げる。『ラブグリッター』『部屋の中の天使』『インダ ビュリフォデイ』とアップチューンが続き、冒頭からスモークに花火などド派手な演出もあり、ファイナルを飾るに相応しいスタートだった。
最初のMCは白岡、熊澤、里仲の順に挨拶。中野サンプラザの広さに感動しながらも2階席に「ちゃんと見えてるよー」と気遣いも忘れない。
次のブロックは『幻想セレナーデ』から。アジアンテイストで、最初の元気系ブロックとは3人の表情もガラリと変わる。『D-A-S-H!! ~イケナイコトカシラ?』『全開! Teenage Riot!!』『「キメ」はRock You!』と、「これが等身大の私」と思わせる飾らない表情もあり、挑発的な曲が続いた。実際、彼女たちはとても華奢で可愛らしく、写真で見るとおめかししたドール的なイメージを持ってしまいがちだが、その歌や表情にはアツい想いが込められていて、このギャップに萌えてしまうファンは多いのではないだろうか。
次のMCでは、「一人だけソロ曲が歌える。誰が歌う?」という、サバイバル企画。大声祭りで見かけるdb(デシベル)の測定器とスタンドマイクがステージに運び込まれ、ファンが叫ぶメンバーの名前のdbの大きさで勝負することになった。結果、白岡(101.2)、熊澤(103.4)、里仲(105.6)となり、ソロ歌唱を獲得したのは里仲。『僕はマグネット』が披露された。ファルセットが心地いい里仲の歌声が堪能できる楽曲で、メンバーカラーの緑のペンライトに囲まれて「ソロコンみたいだった」と喜ぶ里仲がとても可愛らしかった。
そしていよいよ以前から公約されていた「新衣裳」のお披露目。一旦メンバーがステージからいなくなるのかと思いきや、後方セットの扉の中で、ステージ上で早着替えすることに!!
新衣裳は真っ白なツーピース。3人それぞれデザインが違うが胸元のリボンが「少女性」を表しているように思えた。ターンしたときのシルエットがキレイに見えるようにセパレートされているデザインにこだわりを感じた。
新衣裳で最初に歌われたのは『新曲(タイトル未定)』。恋する女の子の気持ちが弾けるPOPチューンだ。曲タイトルは、メンバー3人と社長が考えた①星フルWISH②ハートなビートで③Xデービート④うぃLOVEゆぅの4案。座席番号の半券で選ばれたファンが決めることに。選ばれたのは熊澤の考えた①「星フルWISH」に決定した。
さて、次はメロウなミディアム曲のブロックへ。『彗星のステージ』『逆光』『マーブル色の気持ち』と、切ないイメージの曲が続く。里仲の安定感、熊澤の甘めな音色、白岡の人に訴える想いの強さという、タスクの「歌」がしっかり楽しめるナンバーだ。こんなに「聴かせる曲」を持ってるタスクのクオリティの高さがひと際目立つパートと言っていいだろう。
そしてライブは終盤へ。盛り上がり必須の『けどハニカミ』の合間にVTR出演の社長からのムチャ振り「テーブルクロス引き」も里仲が成功して、そのテンションのままラストスパートへ!『ギュッと、チュッと』『キミなんだから』で会場が一体となったところへ『3WD』の「wooo……、Task行くぜ!」の声にファンは拳を上げずにはいられない。しかも中野サンプラザ特別バージョンで、キッズ~大人までのダンサーがステージを埋め尽くす「78WD Ver.」は、「来て良かった!」という満足感を高めてくれた。
メンバー全員が思っていた「この3人で良かった」と。
アンコールでは12/1(日)のFC始動と、春のツアースケジュールが発表された。2020年3月末にスタートするツアーのファイナルは5/10(日)TSUTAYA O-WESTで生バンド演奏が予定されている(公式Twitterに掲載)。
アンコールは『いつだって君のそばで』とファンへの感謝がたくさん詰まった『キミなんだから』を歌い、それぞれの挨拶があった。
里仲は、ツアー中に体調を崩してライブを欠席したことが本当に悔しかったと涙したが、メンバーとファンの大切さを再認識した。これからまたどんどん強くなっていくだろう。
熊澤は、「後ろから前の人までいっぱいの人を幸せにするって目標でやってきた」「今後タスクがどうなりたいか何度も3人で話し合った」と、力強いコメントがとても頼もしく感じられた。
「中野サンプラザがどれほどすごいのかも分かってなかった」という白岡。メンバーのコトが大好きで「本当に尊敬してる」と言えるのは、3人がいい関係を築いているからこそだろう。
ファイナルライブのラスト曲は、初心に帰って『TASK』。そして定番の「Wooo、タスク、本当に帰ります!」宣言がされ、止まない拍手の中でライブは終了した。
結成3年を超えたタスクだが、まだ新たな可能性が詰まっていることを感じたられた公演だった。
【セットリスト】
1. Begin tha Task(ouver ture)
2.TASK
3.ラブグリッター
4.部屋の中の天使
5.インダ ビュリフォデイ
~MC~(ご挨拶)
6.幻想セレナーデ
7.D-A-S-H!! ~イケナイコトカシラ?
8.全開! Teenage Riot!!
9.「キメ」はRock You!
~MC~(ソロ曲決め)
10.僕はマグネット~里仲菜月ソロ~
~MC~(ステージ早着替え)
11.星フルWISH
~MC~(新曲タイトル決め)
12.彗星のステージ
13.逆光
14.マーブル色の気持ち
~社長からのムチャ振りTask~
15.けどハニカミ
16.ギュッと、チュッと
17.キミなんだから
18.3WD(78WD Ver.)
~アンコール~(写真撮影&ご挨拶)
19.いつだって君のそばで
20.キミなんだから
21.TASK
取材協力◎株式会社センターグローブ