FEATURE
ここでしか出来ない、アイドルの限界のその先に挑戦していきたいです。「iTRiPプレお披露目ライブ~trip with you~」レポート
「トラベル×アイドル」をコンセプトに誕生。9月3日(日)に、日比谷野外音楽堂でデビューライブを行うiTRiP。その日に先駆け8月21日(月)に、シアターマーキュリー新宿で「iTRiPプレお披露目ライブ~trip with you~」を開催。当日の模様を追いかけた。
会場に併設されたギャラリーでは、「iTRiP写真展~trip with you~」も開催。メンバーのパーソナルが見える写真をブロックごとに展示。訪れた人たちは、先に写真展に足を運び、額縁の中の彼女たちとデート気分を味わったうえで劇場に足を運んでいた。
席を埋めつくす人たちが詰めかけた場内。彼女たちに対する期待の高さが伝わってくる。先に、ここへ至るまでのメンバーらの練習風景などの映像が映し出される。続いて映し出されたメンバー紹介の写真。そして…。
さざ波の音と躍動的なダンスビートを背景に、メンバーたちが次々と舞台に姿を現した。ここから旅が始まる。そんな、嬉しい期待を覚えるSEだ。
ライブは、澄み渡る音の風を運ぶように流れだした『弱虫パレード』からスタート。この曲には、学校を舞台にした片思いの女の子の心模様を記している。「弱虫な僕のパレード」と歌うように、踏み出せないもどかしい恋心を歌にしているが、7人が愛らしい声で清々しく歌うことで、『弱虫パレード』を通して爽やかな青春の風を覚えていた。ここから素敵な旅を始められる、そんな風にも心を染めてくれたのが嬉しい。メンバーたちも元気に手を振り、軽やかにステップを踏みながら、一緒に素敵な景色を描こうと誘いかけていた。
MCでは、メンバーがお互いのパーソナルな魅力を紹介。要約して伝えると、菜乙は、大きな瞳と笑顔がチャームポイント。桜咲は、ショートカットが似合う子。新井乃愛は、年齢は下だけど、優しいお姉ちゃんでしっかりしている子。富田花怜も、中学生に見えないくらいしっかりしているグループ内のムードメイカー。清良は、一目惚れするほど美しい、多趣味で完璧な人。東雲郁は、おしとやかで静かなお嬢様。でもお菓子のことになると早口になるそう。石塚汐花は、圧倒的なかわいさを持つ、歌やダンスもうまいし、グループを引っ張ってくれる頼れるお姉さんと紹介していた。
メンバーんなで「T・O・K・I・M・E・K・I ト・キ・メ・キ Foo!」とコールをした声も印象的。7人のかわいい声を合図に歌がスタート。とってもわちゃわちゃとした曲調も印象的。『トゥモロー最強』は、「君と一緒なら平気な気がするんだ」や「明日の私 過去一で最強なんじゃない?」と歌う、輝きが待つ未来を7人と一緒に期待したくなる楽曲だ。共に手を振り上げ、飛び跳ねながら、一緒に沸いていける曲なのも嬉しい。この日は、椅子席かつ初見ということもあって、いきなりフロア中が沸くことはなかったが、みなさん、一緒に楽しむタイミングをしっかりつかんでいたようだ。メンバーたちはずっと眩しい笑顔ではしゃいでいた。「T・O・K・I・M・E・K・I ト・キ・メ・キ Foo!」の言葉は、曲中に2回出てくる。ここはぜひ、ライブで一緒に叫んで盛り上がりたい。フレッシュという言葉がトレードマークのような今の彼女たちに、キラキラなときめきを持った楽曲はとても似合う歌の制服だ。
「あぁ この思い届け」と声を響かせる歌始まりの『トライアングル』では、ミディアムメロウの楽曲に乗せ、三角関係とわかっていながらも恋にときめく乙女の秘めた胸の内を、大好きな人に心の中で語りかけるように歌っていた。彼女たちが胸の内に抱いた想いを優しい声で真っ直ぐに届ける姿に,ずーっと熱い視線を注いでいた。舞うように可憐に躍る姿は、まるで初恋のときめきに胸を焦がす天使たちのよう。清楚なその姿が、とてもかわいらしい。
ここで、メンバー一人一人が、今の気持ちを伝えてくれた。ここでは、要約した形で伝えたい。
「わたしはとにかくずっとアイドルになるのが夢だったので、ここで夢を叶えられて嬉しかったです。今は楽しくてしょうがないです。応援してくれる人たちに恩返しができるように精一杯頑張っていきます」(菜乙)
「初ライブで緊張していたけど、たくさんの人たちに見てもらえて楽しかったです」(桜咲)
「オーディションのときは、ぜんぜん客席を見れなかったけど。今日は、落ち着いてみんなの顔が見れました。この7人でデビュー出来て嬉しいてす」(清良)
「みなさんの顔を見てたら、「おおっ」となるくらい嬉しい気持ちです。これからみなさんと楽しく過ごしていきたいです」(富田花怜)
「わたし自身アイドルとしての歴史は10年あります。ずっとアイドルに全力で向き合ってきました。この7人に出会って、アイドルとしてまだまだやれることをたくさん感じました。今も、メンバーやファンの方から、人として大切なことを教えていただけています。これからも自分らしく、ここでしか出来ない、アイドルの限界のその先に挑戦していきたいです。これからもみんなと一緒に笑顔の想い出を増やしていきたいです」(石塚汐花)
「初ライブすごく緊張したのですが、みんなのおかげで楽しく歌い踊れました。この7人で、もっと上を目指せるように頑張ります」(新井乃愛)
「今までいろんなことがあって、歌もダンスもあまりやったことがなくて、初めてのことがいっぱいあってすごく緊張していたんですけど。みなさんが盛り上げてくださったので楽しくできました。ここがスタートライン、ここから頑張っていきます」(東雲郁)
「これからの私たちの未来に期待していてほしいなと思います」「みんなで楽しもうね」。石塚汐花の声を受け、最期に、ふたたび「弱虫パレード』を愛らしく歌唱。フロアからも温かい手拍子が飛び出す。7人は、舞台の上を左に右へと軽やかにステップを踏みながら、ここに、終わらない楽しいパレードの景色を描きだしていった。途中、フロアからクラップも登場。とても爽やかな歌声と楽曲に触れながら、これからiTRiPがどんな未来図を描いてゆくのか、胸がワクワクしてきた。無邪気で可憐な彼女たちが、これからいろんな旅を通してどんな色の輝きを手にしていくのか゛ほんと楽しみになってきた。
PHOTO:iTRiP運営
TEXT:長澤智典
セットリスト
『弱虫パレード』
『トゥモロー最強』
『トライアングル』
『弱虫パレード』
iTRiPデビューライブ
9/3(日)@日比谷野音!
アイドルカレッジ14th AnniversarLIVE
~あなたとみたいYOZORA~
※オープニングアクト
iTRiP出演16:45〜17:00
日時:2023/9/3(日)
会場:日比谷公園大音楽堂(東京都)
【ローチケ】 https://l-tike.com/idolcollege/
【TiGET】 https://tiget.net/events/239906
SNS
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