音楽事務所サンクレイド アイドル部へ所属するグループたちが集まり、毎月1回行っている無料公演。1月27日(木)に目黒鹿鳴館で行われたのが、新たにグループへ加わっためるみるくのお披露目ライブ。SK Covers・mememolic sympathy・芯辣melt・MiiS・2o Love to Sweet Bullet・君に恋をした。・めるみるくが出演したイベントライブの中から、ここでは2o Love to Sweet Bulletのライブの模様をお伝えしたい。

2o Love to Sweet Bullet

　冒頭から強烈なダンスビートが炸裂。2o Love to Sweet Bulletはスペイシーでハイブリッドなエレクトロナンバー「Véga」を武器に、この空間を銀河に生まれたディスコワールドへ瞬時に塗り上げた。身体を直撃する重低音の効いたハイスヒードかつダンサブルでエレクトリックな楽曲が生み出す刺激の上で、4人は、この空間を彩る華やかでチャーミングなディスコクイーンと化し、見ている人たちを愛らしく挑発。4人に激しく心と身体を揺さぶられた観客たちの意識は、「Véga」が生み出したグルーヴの渦へ心地好く巻き込まれてゆく。
  
 「Véga」を通し、艶めいた女性らしい姿で妖しい挑発を受けたと思ったら、続く「日比谷線ダイアリー」では、思いきりアイドル然とした愛らしい乙女な姿で、4人はチャーミングにせまりだす。1曲毎に塗り変わる世界観に合わせ、4人はそれぞれの物語に似合うヒロインとなって素敵な夢を与えてゆく。4人のビジュアル姿は、まるで人形たちのよう。それぞれの愛らしい仕種を見逃すまいと、視線は必死に４人を追いかけていた。

　曲を重ねるごと、2o Love to Sweet Bulletのライブも華やかさをアップデートしてゆく。続く「アップデート」で2o Love to Sweet Bulletは、愛らしい歌声を激しくブーストしたラウドでエレクトロな楽曲の上に這わせてゆく。可愛らしい表情ながらしっかり挑発してゆく様も、流石だ。楽曲に刺激を受けながらも、彼女たちの歌声や姿に心は惹かれていた。

 超ハイパーなトランスビートが炸裂。2o Love to Sweet Bulletは「Noah」を通し、ふたたびこの空間を、熱狂渦まくダンサブルなディスコ空間へ塗りかえていった。挑発する激しいダンスビートの上で、4人は甘く、チャーミングに誘いかける。その甘い誘惑に心がとろけそう。身体を揺さぶる激しいダンスミュージックに熱い刺激を受けながらも、4人の愛らしさに心は溺れてゆく。

  勢いをさちに加速させるように、2o Love to Sweet Bulletは激エモでスピーディーなエレクトロナンバー「Gravity」を歌いながら、見ている人たちの感情を恍惚の世界へトリップさせた。アイドルと思って甘く見ていたら、ハイブリッドなEDM STYELの衝撃に感情がヤラれしまうのも納得だ。そんなトリップワールドの最高の案内人が2o Love to Sweet Bulletだ。
  
  最後に2o Love to Sweet Bulletは、甘く愛らしい歌の衝撃を胸へ注ぐように「ひとりじめしたい」を歌っていた。この曲に触れるたびに、胸がキュンキュン騒ぎだす。4人のチャーミングな誘いに心惹かれながらも、スピーディーで刺激的なエレクトロな音に身体が騒ぎ続ける。甘くてエモいこの刺激こそ、2o Love to Sweet Bulletらしさだ。

TEXT:長澤智典

セットリスト
「Véga」
「日比谷線ダイアリー」
「アップデート」
「Noah」
「Gravity」
「ひとりじめしたい」

2o Love to Sweet Bullet 
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サンクレイド アイドル
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