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iPopfes 10Thanniversary LIVE Vol.1 伝統あるアイドルイベント10周年の始まりは、この先の未来を支える舞台の幕開けだった。
アイドルファンなら誰でも知っているイベント「iPopfes」が、2021年に10周年を迎える。その記念イヤーの幕開けとなる「iPopfes 10Thanniversary LIVE Vol.1」第2部をレポートする!!
まずは「戦乱のEmpress」からライブがスタート。やや緊張の面持ちで登場した彼女たちは、曲が始まると一変する、「彼女達を女帝にする為の進化系育成RPGアイドルユニット」をコンセプトに活動する、峯本しほ、栗山さとみ、香坂星奈、桜坂ふうりの4人は、黒を基調しシルエットを強調するようにメンバーカラーがアクセントに入る。膝丈で後ろ下がりのデザインのスカートは彼女たちの強さをキュートさを表すように翻る。強いリズムを刻むロックテイストのサウンドに、大きく大胆に体をダイナミックな動きがステージに映える。2月28日にデビューしたばかりと、まだまだ荒削りなところも見られるが、可能性を感る部分が多く、いきなり伝統あるiPopfesに出演しているのも納得できる。
続くは、「レイドロイド」。2月4日より現体制になったばかり、どんなライブをするのか楽しみのステージだったが、新メンバーのテクテ・K・クロナは、すでに馴染んでいるから驚きだ。もうチームとして機能しており、加入1ヶ月あまりでもう新メンバーと言えないくらいに溶け込んでいる。Kawaii Future Popをコンセプトとしている彼女たちは、ポップな楽曲にキュートを織り交ぜ、ステージの端から端まで余すことなく動き周りながら客席をくまなく見渡す。その姿は、この1年間の間にたくさんのステージに立ち続けたことを物語る。新体制になってからのレイドロイドを見ていない人は、ぜひこの進化をその目で感じて欲しいと思えるステージだった。
3組目は、こちらも今年に入り新体制をスタートさせた「キミノマワリ。」6人中4人が新メンバーで、衣装も新たに印象が大きく変わったが、パフォーマンスの根幹は変わらない。ビジュアルの雰囲気がよりキュートさが強調され、エモい楽曲と変わらぬ熱いライブパフォーマンスで、そのギャップがより彼女たちの魅力を強調する。ひと目見ると、白く見える衣装は、よく見ると薄いブルーと白で構成されている清楚さを感じる衣装に、ひらりとひるがえるスカートが見ていて気持ちいい。誰が引っ張るでもなく6人がひとつになっているグループ感が、今の「キミノマワリ。」らしさだろう。
この日のトリは、「開歌-かいか-」だ。メンバー全員が高校生以下と、あどけなさの残る初々しい5人だ。黒を基調とし、花模様が入る衣装は、模様部分が蓄光になっておりライブが進んでいくと彼女たちの存在を際立たせるように薄く光る。ボーカルグループと名乗る彼女たちは、アイドルの枠にとらわれない実力で、この日も、歌声を重ねて、時にはハーモニーを奏で、瞬時に開歌色に染め上げる。圧倒的な実力を前に、そこにいた全員が引き込まれる。そしてこの日は、普段は定期公演で披露しているカバー曲の中から、いきものがかりの「じょいふる」をカバー、ボイスパーカッションも織り交ぜ、アカペラを披露。
iPopfes10周年のスタートを切るに相応しく、心地よい余韻を残しこの日のライブは締めくくられた。
普段、なかなかこのラインナップで見ることができない対バンライブ。こういうどこにもない組み合わせが観れるのもiPopfesの魅力の一つだろう。
記念イヤーとして、まだまだライブを企画中とのこと、2021年のiPopfesは、目が離せない!!
写真:Tam
取材・文:もりたはぢめ
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戦乱のEmpress
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キミノマワリ。
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開歌-かいか-
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