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今年も、この日にみんなで作り出した最高の景色を胸に、信じた道を突き進もうか。「上月せれなNEW YEAR LIVE 2025」公演レポート!【後半】
毎年恒例。今年も1月1日=元旦に、せれちゅこと上月せれなが、4部構成に及ぶワンマン公演「上月せれなNEW YEAR LIVE 2025」を渋谷duo MUSIC EXCHANGEで行った。この日は、Brave Mental Orchestraも参加。つまり、せれちゅは5ブロックに出演。今年は、アニソンを中心にカバー曲も多く歌唱。ブロックの間に間を、DJ キムえもんがアニソンナンバーを次々と流しながら熱狂を繋いでいた。さっそく当日の模様を、ここにお伝えしよう。
「上月せれなNEW YEAR LIVE 2025」公演レポート!【前半】はこちら
第三部
第三部は、Brave Mental Orchestraの衣裳姿でのライブへ。最初に届けたのが、ほぼライブで披露したことのない超レア曲&ヘドバンナンバーの『Black Hair ヒトリ遊ビ』。豪快な音が響き渡る轟音ラウドロックナンバーの上で、せれちゅが挑発するように雄々しく歌いだす。「もう一回」「まだだよ」と観客たちと熱いやりとりも見せながら、ときに一緒に高く飛び跳ね、黒いハートをバーニングしながら彼女は逞しい姿を見せていた。
一転、せれちゅは愛らしい歌声で、甘えるように『最悪な日でもあなたが好き。』を歌いだした。先の曲との嬉しい落差もあるからこそ、余計に彼女の姿に愛らしさを覚える。せれちゅが「あなたが好き」と歌うたびに、フロア中から「俺もー」の声が飛び交うのもお馴染みの景色。むしろ、互いに「大好きなの」という気持ちを全力でぶつけあわないと気が済まない。だって、せれちゅへ全力で告白できる瞬間なんだもの。
ふたたび、激しく音とリズムの熱を上げながら、せれちゅは気持ちを前のめりに『エンドレス土日』を歌唱。この曲でも、せれちゅの歌に観客たちが熱い声を上げて掛け合う場面が登場。超アッパーに疾走する楽曲に乗せ、共に気持ちをガンガンに上げ続けていけ。何時の間にか、フロア中から野太い声と無数の拳がガンガンに突き上がる。ときに飛び跳ねながら、せれちゅと一緒に、みんな無邪気な少年少女に戻ってはしゃいでいた。
お馴染みTOKIOの『LOVE YOU ONLY』でも、熱い手拍子に乗せ、互いに「君がー」と歌声を重ねあえば、一緒に歌を掛け合い、お互いに「好き」の気持ちを交わしあっていた。すごく胸を熱くときめかせる歌だ。だから、彼女と一緒に「相手は僕しかいない」気持ちで、熱情した想いを歌声や熱狂に変え、一つに溶け合っていた。そう、僕らが恋をするなら、相手はせれちゅしかいないんだからさ!
次にせれちゅは、最強シリーズの中から『最強メロディー4』をプレゼント。彼女と一緒に大勢の人たちが「うりゃおい!!」と声を上げれば、躍動&疾走する楽曲へ一緒に飛び乗り、上月せれなが描く最強のその先の世界へ向かって共に気持ちを熱く奮わせ、熱狂していた。途中、WAVEが飛びだし、一緒に大きな波を作り上げたのも、胸を熱くした思い出だ。まさに、最強に熱情した景色がそこに広がっていた。
その上で、超アップテンポ&激熱ダンサブルにアレンジした『nerve』が飛び出すんだもの。せれちゅの動きに合わせ、観客たちが左へ右に走りだせば、舞台の前へ一気に押し寄せるのも当然だ。いつしか最前にはリフトする姿も生まれれば、お馴染みの手足を振り上げるダンスに興じる人たちが場内中に大勢発生していた。
後半は、リクエストを受けたアニソンカバーの『オリオンをなぞる』から。曲が始まったとたん、気持ちを前のめりに、熱を注ぎ込んだ凛々しい歌声をせれちゅは響かせていた。みずからが歌詞の世界へ飛び込み,感情を熱く高ぶらせて歌う。その姿に向け、場内中から熱狂のエールが飛び交うのも納得だ。歌系曲とはいえ、すごく胸をエモくするアッパーチューンだ。
ここからは、アニソンナンバーが続いてゆく。早口で次々と言葉を打ち放つ『回レ!雪月花』でせれちゅは、この場を華やかな宴の様に染めあげる。みずからくるくる回りながら「回レ回レ」と歌えば、フロアにも巨大なサークルが誕生し、大勢の人たちが回っていた。ときに「HA!HA!~」と高く手を上げて声を張り上げれば、「回レ回レ回レ回レ」の声に合わせ、大勢の人たちが両肩を組み、巨大なサークルを作って回り続ける。これ、本気で熱くなれる祭りナンバーだ。
ここからは、上月せれなとして歌ったアニソン曲を連打。せれちゅは『Higher and Higher』を爽やかな声で歌いながら、熱狂する観客たちを澄み渡る青い世界へ連れ出した。せれちゅについていけば、絶対に眩しい素敵な未来の景色を見れる。彼女に煽られるままにジャンプをしながらはしゃぐ様も最高だ。
せれちゅが「負けたくないよ」と歌う声を受け、フロア中の人たちが「Wow Oh Oh ~」と歌いだす。『NEVER END』も、胸を晴れ渡る色に染めあげ、一緒に心の翼をはためかせ、素敵な景色を描きだす楽曲だ。いや、この日は熱狂の翼を大きくはためかせ、熱情した夢世界へ向って突き進んでいたと言ったほうが正解か。とにかく、せれちゅと一緒にずっとシンガロングしていたかった。
そのうえで最後にせれちゅは、『夜明けBrand New Days』を届けてくれた。フロア中の人たちも太い声を張り上げ、彼女と一緒に、その先に広がる眩しい世界へ向け、熱狂という想いをエンジンに走り続けていた。青春だよ、せれちゅと一緒に終わらない物語を描きだせるんだもの。場内のあちこちでマサイをする人たちが誕生していたのも、当然だ。この熱い気持ち、燃え尽くさないと終われない!
第四部
ついに、最後のブロックへ。キラキラの10周年衣裳に着替えたせれちゅが、ステージへ。最初に、ファンたちの大好きな声を聴きたい想いから『ダイスキスイッチ』をセレクト。曲が始まったとたん、場内中の観客が「俺のせれちゅ」と野太い声を張り上げだす。せれちゅが何度も「大好き」と歌うたび、場内中から「俺もー」の声が飛び交う、大好きなスイッチをたくさんONにした観客たちが、せれちゅの「大好き」の声に、何度も何度「俺もー」と声を張り上げ、思いを投げ返していた。
そのうえで、せれちゅが歌ったのが『最強メロディー2』だもの、胸を熱くしながら祭り上がらないわけがない。フロアからは、変わらず熱情した野太い声が上がり続ける。せれちゅの歌へ熱い熱いエナジーを注ぎ込むように、フロア中から「Oi!Oi!」と声が張り上がる。「最強」「最強」のやりとりも胸アツだ。いつしか場内中の人たちが拳を振り上げ、最強の自分になって高く高く飛び跳ねていた。最後にみんなで大ジャンプした様も、胸に熱かった。
「飛ぶよ」の声を合図に飛びだした『GO!!!』でも、せれちゅと観客たちが高く飛び跳ねれば、熱いクラップをぶつけ、雄々しい声を張り上げていた。熱狂の戦いへ向かうせれちゅを先頭に、大勢の戦士たちが高く拳を突き上げ、一緒に声を張り上げる。ときにシンガロングしながら、気持ちを一つに、この場を熱情した様へ染めあげていった。とても気持ちの高ぶる歌声とやりとりだ。
止まることなく、エモーショナルでアッパーな『NEW WORLD』へ。腕を振り上げ、これまで以上に気持ちを熱く高ぶらせたせれちゅの歌に合わせ、フロア中の人たちも「Oi!Oi!」と声を張り上げ、拳を天高く突き上げて、共に熱狂のその先へ広がる眩しい景色に向って胸を熱くしながら突き進んでいた。そして‥。
今やロングステージではお馴染み??『家でYeah!ってアゲタイガー』の3連打へ。せれちゅの煽りに合わせ、観客たちが左へ右へと両手を上げて民族大移動を繰り返す。途中に飛び交う「イエッタイガー」の声やMIXの声が本当に胸アツだ。それを立て続けに3回リピート。回を重ねるごとに観客たちの壊れる様‥いや、熱情する姿が膨らんでいくのも最高だ!
後半は、アイドルを題材にしたアニメのメドレーから。最初に歌ったのが、『アイドル』。この曲では、シンガー上月せれなの実力を遺憾なく発揮。強気な表情から妖艶な歌声、凛々しさを持った様まで、1曲の中で絶妙に歌声の表情を変えて伝えていた。フロアにいた観客たちが声を張り上げて熱狂していたのは、言うまでもない。
「い・く・よ」の声を合図に、『細胞プロミネンス』でも場内中から熱いクラップと声が飛び交いだす。せれちゅは身体を前屈姿勢に、体内中の細胞を叩き起こして熱唱。彼女の歌声へ引っ張られるように誰もが心を熱くし、沸き立つ熱情を細胞の隅々にまで染み渡らせ、アガっていた。
『Giant Killing』を耳にすると、ライブも終盤のバトルへ突入したなと実感する。凛々しい声で、身体中から沸き上がる熱をさらに奮い立て、せれちゅは攻めるように歌っていた。せれちゅの高く突き上げた拳へ呼応するように、フロアからもたくさんの拳が突き上がる。せれちゅも観客たちも、真っ赤に燃えた思いを両手の中で握りしめ、熱情した思いを交わしあっていた。
「好きになって」と愛らしく歌うせれちゅに向け、場内中から「もっと」の声が上がる。まさかここで、胸をキュンとときめかす『ファンサ』が飛びだすとは。ステージの上を軽やかにスキップしながら「好きになって」と歌うせれちゅに向け、フロア中の人たちが「もっと」と少し甘えた声を上げていた。とびきりのL.O.V.Eを一緒に味わえた、本当に最キュンなひとときだ!
ふたたび凛々しい姿で、この場にいる人たちを自身の懐の中へグイッと引き寄せるように、せれちゅは『UNBREAKABLE』を歌っていた。力強く雄々しい歌声に触れていると、自然に気持ちが奮い立つ。その声が導く先に向って一緒に駆け上がりたくなる。
今の気分は??もちろん上々だ。せれちゅはここで、カバー曲の『気分上々↑↑』を届け、この場をファンキーでダンサブルなディスコ空間へ染めあげる。気分をガンガンにアゲてゆくアッパーなダンスビートへ一緒に飛び乗り、身体をシェイクしながら一つに溶け合おうか。みんなで、アゲな気分で踊り明かせば、あっと言う間に極楽気分になれる。そんな気持ちも感じながら、みんなではしゃいでいた。
飛びだしたのが、ポップでカラフルな『爆裂ハイジャンプ!』。この場にいる大切な仲間たちと一緒に大きくジャンプしながら、その先に待っている素敵な景色に向ってワープしちゃおうよ。そんな風に気持ちを染めてくれるのが嬉しい。フロアにはリフトする人たちも登場。せれちゅが「ハイジャンプ」と歌うたび、たくさんの人たちが大きく飛び跳ねていた。
続く『SPEED UP COASTER』でも、せれちゅと観客たちが腕を高く突き上げて飛び跳ねれば、右手を大きく左右に振りながら気持ちを一つにし、熱狂と楽しさだけが次々と押し寄せるジェットスコーターに乗ってはしゃぐ気分でいた。さぁ、何度も何度も高く跳ねながら、ドリーミーな世界へ向かって飛んでいこうか!!
このブロックの。そして、この日のライブの最後を飾ったのは、やはりこの曲だ。「ありきたりな明日と別れ 道なき道切り開くんだ その向こうに最高の景色を信じて先陣切るんだ」と歌う『VISION.』だ。せれちゅは、いや、せれちゅと仲間たちは、この歌を道なき道を切り開く道標やコンパスにして、こうやって独自の道を切り開き、突き進んできた。何時って先駆者は茨の道を斬り開く使命を持っている。その姿を支持する人たちと一緒に最高で最強の景色を作りながら、唯一無二の道を切り開き続けてゆく。もちろん今年も、この日にみんなで作り出した最高の景色を胸に、信じた道を突き進もうか。
PHOTO:花岡直行
ヘアメイク:大矢佑奈
TEXT:長澤智典
セットリスト
第一部
『君と僕を繋ぐ歌』
『天地無用!』
『ふわふわ時間』
『かまってだって!』
『Q&Aリサイタル!』
『Climax Jump』
『お願い!シンデレラ』
『回れ!激流洗濯機』
『Baby Sweet Berry Love』
『プッシュ?セレクト?コンティニュー』
『Snow halation』
DJ キムえもん
第二部
『ハイテンションガール』
『ワガママMIRROR HEART』
『一二三夜祭』
『Paradise Lost』
『ラストヒーロー』
『Anything Goes!』
『マイフレンド』
『ともだちだから』
『みんなといる世界』
『WINNING ROAD』
『BRAND NEW MOMENT』
『ナイトジャングルウォー』
『Rising Hope』
『ultra soul』
DJ キムえもん
Brave Mental Orchestra
『MEGA FLARE』
『BIG BANG』
『JUMP UP』
『FUTURE QUEST』
『マッサカサマ!』
第三部
『Black Hair ヒトリ遊ビ』
『最悪な日でもあなたが好き。』
『エンドレス土日』
『LOVE YOU ONLY』
『最強メロディー4』
『nerve』
『オリオンをなぞる』
『回レ!雪月花』
『Higher and Higher』
『NEVER END』
『夜明けBrand New Days』
DJ キムえもん
第四部
『ダイスキスイッチ』
『最強メロディー2』
『GO!!!』(FLOW)
『NEW WORLD』
『家でYeah!ってアゲタイガー』
『家でYeah!ってアゲタイガー 』
『家でYeah!ってアゲタイガー』
『アイドル』
『細胞プロミネンス』
『Giant Killing』
『ファンサ』
『UNBREAKABLE』
『気分上々↑↑』
『爆裂ハイジャンプ!』
『SPEED UP COASTER』
『VISION.』
上月せれな、2025年 春、TVアニメタイアップ決定!
4/26(土)開催!
上月せれなデビュー11周年記念公演「the END of the first DECADE」in 神田明神ホール