「小川麻琴とへなぎのIDOBATA RADIO!!」9月27日放送回

へなぎと小川麻琴の想いが炸裂?!元ヲタクと元アイドルだからこそ熱くバトれる”ヲタクの性”について。

元モーニング娘。小川麻琴と元プロヲタクの敏腕Pへなぎによる、他では聞けないIDOBATA会議！エンタメトークやアイドルの裏話、コンサルティング業やセカンドキャリアについても語る濃厚30分！」をキャッチフレーズに、毎週月曜日の23時30分からInterFMにて放送中の「小川麻琴とへなぎのIDOBATA RADIO!!」。

　小川麻琴さんとへなぎさんが司会進行を、アシスタントをパイナップリン斎藤さんが担当。9月27日(月)放送回のオープニングコーナーでは、久しぶりにメンバー3人が揃ったことから、小川麻琴さんが大はしゃぎ。休んでいる間に、男性2人は共に5kg痩せてスリムに…。2人とも「今、身体がジャンクなものを欲している」と語っていた。そこから出た話題が、「ラーメン」。男性陣はラーメン好きだが、小川麻琴さんはパスタ派で、ラーメンはほとんど食べない。へなぎさんとパイナップリン斎藤さん、小川麻琴さんを蚊帳の外へ置きながら熱いラーメン談義へ…。
　へなぎさんから飛びだしたのが、「深夜営業しかやっていない、北海道にある6席だけの小さなラーメン店」の話。お店の情報やラーメンの味が気になった方は、番組で確認してください。
　小川麻琴さん、ラーメンは詳しくないと言いつつ、2人の盛り盛りのラーメン話へしっかり食らいつきながら、いい感じで盛り上がっていました。

  番組の1曲目を飾ったモーニング娘。の「Moonlight night ~月夜の晩だよ~」の流れから、「秋といえば」の話に。へなぎさんは「月見バーガー」の話題を小川麻琴さんへ振りだした。秋=月見バーガーという話題へ走るところが、セレブとは無縁?な庶民派番組らしさ。

　今回は、「ヲタクのお悩み相談室」へ寄せられたメールを題材に3人が語りだす。最初に届いた「アイドル好きを彼女に内緒しています。このまま隠し通すべきか、言うべきか」の相談についてへなぎさん、「ヲタクは気持ち悪い」といきなり一刀両断。その言葉を聞き、すかさず小川麻琴さんが「ヲタクであることも含め、彼女と一緒に楽しんでほしい」とフォローし始めた。そこからへなぎさんが、ヲタクの中におけるカースト制度のような捉え方について熱く語りだす。同じヲタクでも、「有名アイドルを推しているのか、何十人しかファンのいない地下アイドルを推しているのか」「3万人のフォロワーと数百人のフォロワーしかいないアイドルを応援しているヲタクでは、同じヲタクでも見え方の違いとして…」など、ヲタクでありながらプロデューサーでもあるへなぎさんは、ヲタクの視点と、女性側の受けとめ方の両面から分析。
  小川麻琴さんは、それらをひっくるめ、「彼女と一緒に同じ趣味を楽しんでほしい」と伝えるが、へなぎさんは「めっちゃ有名なアイドルなら彼女も巻き込めるけど、地下アイドルには知名度にもよる」など、ヲタクだからこその愛があるゆえの自虐的な視点で語っていた。ここで語られる「ヲタク故の性」と、 元アイドルだからこそ思いたい「意識の垣根を作らずに、好きな人と応援してほしい気持ち」のやりとりは、ヲタク度が強い人ほど耳にしていただきたい。

  パイナップリン斎藤さんが、大推薦。Symdolickの「キボウノヒカリ」を流したあと、ふたたび「ヲタクのお悩み相談室」の後半へ。

　「推しのアイドルが卒業。喪失感を埋めてくれるアイドルを紹介してほしい」の悩みについて、ここでもへなぎさんが「空白は埋まらない」とばっさり一刀両断。そのうえで「運命の出逢いはある」「新たに好きになれるアイドルとの出会いはこう」という理由を、みずからの経験談?も重ねたうえで冷静に語っていた。理論的に語るへなぎさんと、感情論の強くなる小川麻琴さん。へなぎさんの説に同調するパイナップリン斎藤さんの会話は、なかなか興味深い。
  いろんなアイドルを見てきたからこそのヲタク視点で分析するへなぎさんと、元アイドルだからこその思いで語る小川麻琴さんとのやりとり。そこから導き出した一つの答え。まとめあげるように語った小川麻琴さんの言葉に向け、へなぎさんが最後にきついひとことを発していたところも聞きどころだ。

   「応援しているアイドルがややメジャーなグループなので、レキュレーション（値段）が高い。その理由が知りたい」の質問について、プロデューサーへなぎさんが、その言葉を初めて聞いた小川麻琴さんへ向け、「レギュレーションとは何か」について説明。そのうえで、「チェキ2000円は高い。でもそこにも理由があって…」と、経営者としての視点で理由を分析。へなぎさんの語りを通し運営側の思惑もいろいろ知れるように、ここの話はとても興味深い。
　小川麻琴さんは、当時は貴重だったファンたちとの握手会についての想い出を、スタッフ側の視点も含めて語っていた。モーニング娘。として活動していた時代は、ハワイへのFC旅行などの機会がないと、ファンたちと一緒に2ショット写真を取ることはなかったそう。それもあっての参加人数の多さから、一人2分弱の時間でさえ2ショット撮影が終わるまで半日(多分数時間)はかかっていたと語っていた。それを聞いてへなぎさんから出た「史上最高のレギュレーション」の言葉。ここでも、特典会のいろんな裏事情を、当時のエピソードも聞きながら楽しんでいただきたい。

  「アイドルがオンライン特典会で言われてうれしいことは?」の質問に向けて出た小川麻琴さんとへなぎさんの前向きな言葉も、ぜひ参考に。えっ、何と答えたのか?それは番組を聞いて確かめてください。

エンディングでは、小川麻琴さんが10月21日～25日に新国立劇場中劇場で行なう舞台『春風外伝2021』について告知。次の放送は、10月4日(月)。次回もお楽しみに…。

TEXT:長澤智典