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アイドル新戦国時代”の新たな勢力図を描くべく、南西の地より全国へ世界へと大きく羽ばたく“九州女子翼”。
「今は曲数も増えてきてますし、だからこそ自分の表現の幅を広げたいと思って、今もがいてるところです」(詩絵里)
――で、ちょっと個人の事もお聞きしたんですが、では実玖さんから。昔からアイドルになりたかったと。
実玖:そうですね。幼い頃からアイドルになりたいと思ってました。歌って踊ることが大好きで…。高校1年生のときに今の社長にスカウトしていただいて今の事務所に入ってI’S9というグループに、後から新メンバーとして加入させていただいたです。
――“イントロダクションムービー”というのを拝見したんですが、そこで「ステージ上が一番幸せ」とおっしゃってましたよね?
実玖:そうなんですよ。
――どういうところがいいですか?
実玖:歌って踊ることがとにかく大好きなんです。しかも、ファンの皆さんと楽しい時間を過ごすのが何よりも好きなので、ステージ上で歌って踊ってるのが一番好きな時間ですね。ステージを一番大事にしたいなと思ってます。
――でもそこに至るまでに、レッスンとか難しい歌を覚えたりとか、苦しいこともあるんじゃないですか?
実玖:そうですね。前のグループ「I’S wing(旧I’S9)」の解散が決まった時、私はこの活動を辞めようと思ってたんですよ。でも、最後のCDのリリースイベントの時に、たく本当にさんの方が駆けつけてくれて、もうすごい、もう心の底からみなさんがコールしてくれたんです。その姿を見て、やっぱりステージ上で歌って踊って、みんなの笑顔を見たいな、と思って…。そこから社長に相談して、今こうやって女子翼として活動させてもらってます。
――なるほどね。あと、CMにもたくさん出演されてるんですよね?
実玖:はい。今、約10本のCMに出演させてもらっています。
――じゃあ、もう九州だと街を歩けないくらい?
実玖:いやいやいや、そんなことなくて(笑)。CMとかメディアに出ても家族でも気付かないぐらい違ってるんですよ。すごくメイクで変わっちゃうみたいで、全然気づかれないです。家族でさえ「あれ? 出てた?」みたいなのもありますし、社長にも「実玖ちゃんって分からんかった」って言われるぐらい(笑)。
――化けるわけですね?
実玖:そうみたいです。
――女優ですね。演じてるわけですね。
実玖:あ、ありがとうございます。はい。
――では、続いて香苗さん。ムービーを見ると結構田舎ですよね? あれは地元ですか?
香苗:結構近い感じですね。
――ああいう環境で育ったんですか?
香苗:あんな感じです。もう山と川と田んぼと畑に囲まれた場所で。メンバーの地元の中でも「一番暗い」って言われます(笑)。
愛理:灯りがないんだよね。
実玖:福岡って一番都会っぽいのに、香苗のところは…。
――あ、今も山口に住まれてるんですよね。今もああいう環境で…。
香苗:そうなんですよ。(笑)。
――電気は通ってますか????(笑)
香苗:通ってます(笑)。あ、でもあれですよ、井戸水です。
――えー!
香苗:水道じゃないんですよ。
――お腹壊さないですか?
香苗:ちゃんと浄水されてます! なので、東京遠征とかでホテルに泊まって、歯磨きとかするじゃないですか。もう水の味が違うので、すごい違和感があるんですよ。慣れなくて。
――あ~、やはり井戸水は美味しいんですか?
香苗:そうですね。
――なんかこういうポンプみたいなので、こう汲み上げたりして…。
香苗:いや、ちゃんと普通の水道栓があります(笑)。
――あの映像からそんな想像をしてしまったんですが(笑)。
愛理:やばいですね(笑)。
香苗:そうだと大変ですね。
――で、Revからいらしたんですよね。で、東京で活動しようと迷ったこともある、と。
香苗:そうなんですよね。以前所属していた事務所を辞めて、1年間東京の芸能スクールに通ってたんです。
――えー、そうなんですか?
香苗:週1で通ってました。その時に東京で活動するかすごい悩んだんですけど、やっぱり福岡が大好きだし、九州を拠点に活動したいなと思って。育った環境で活動していきたいな、と思って…。
――なるほど、都会には染まりたくないと。東京は怖いと。
愛理:人が多いね。
香苗:人が多くて…。
愛理:もう毎日がお祭り。
香苗:地元じゃ道を歩いても人とはすれ違わないぐらいです(笑)。
愛理:車走ってないもんね。
――イノシシとすれ違ったり(笑)。
香苗:お猿さんとかはよく(笑)。
――マジですか???
香苗:東京だとお猿さん出てくるとニュースになるじゃないですか。こっちじゃニュースにならないです。
――東京だと警察が出ますもんね。
香苗:すごいですよね。
――で、あのムービーを見ると、「パフォーマンス力の高いグループに入りたい」とか「大人な女性の魅力が最大限に生かされる」とか、しっかりしたことをおっしゃってますよね?さすが経験値が違いますね!
愛理:さすが?(笑)
香苗:何年間も稽古とか経験を積んでいるので、その分パフォーマンスに賭けていきたいなと思ってるんです。なので、女子翼のオーディションを見つけたときに、パフォーマンス力の高いグループということが書いてあって、しかも九州を拠点に地元を愛し、みたいなことが書いてあったので、地元で活動して行きたいっていう自分の気持ちとぴったり合ったんですよね。「もうこれしかない」と思ってオーディションを受けました。
――では次に行きますよ。山本愛理さん。なんかハロプロっぽい名前ですよね?
愛理:あ、鈴木愛理さん(笑)。芸名です芸名、本名は鈴木愛理です!
一同:(笑)。
愛理:ウソですよ。よく言われるんですよ。言われないですけど(笑)。
一同:(笑)。
――その喋りを活かした面白い答えを期待しつつ進めますが(笑)、AKBがお好きだったと?
愛理:AKBがホントに大好きで、大島優子さんに憧れてたんです。握手会にも行ったことがあります。
――九州でですか?
愛理:福岡で行われた握手会に。もう「愛理ちゃん」って呼んでもらえたんですよー。もう一生呼ばれないと思いますが。
――でも、いつか有名になって、大島さんと共演したりとか。
愛理:共演したいですね!
――楽屋挨拶とか行ったりすることがあるかもしれないですよね。
愛理:ワクワク、ワクワク。
――で、ムービーを拝見すると、神社に行かれてますよね?
愛理:はい、神社に。
――あれは地元の近くですか?
愛理:地元じゃないんですけど。神社で祈ってました。
――神道というか神様を信じてるんですか?
愛理:そうなんですよ、神様信じてます。神様がついてるから私は今生きてます。
――適当に言ってないですか?(笑)
愛理:ちょっと適当です(笑)。バチがあたりますね、もう。生きてられんです(笑)。
――で、愛理さんと実玖さんのお2人は元I’S wingですが、今のグループとだいぶ違いますよね?
愛理:よく言われるんですよ。なんか、I’S wingの頃は正統派アイドルだったんですけど、今はカッコイイ系というかそういう路線で攻めているので、なんか「愛理ちゃん大人っぽくなったね」とかよく言われるんですよー、ヘヘヘ(笑)。
――あと、舞台もたくさん出られてるんですね。
愛理:中学1年の頃に今の事務所に入って、最初は演劇ユニットに入ってたんですよ。I’S0っていうグループに入って、そこで舞台を結構やって…。そしたら同じ事務所のI’S9がすごい輝いてて、私もI’S9に「入りたい入りたい」って社長にアピールして、その結果やっと入れました!
――その喋りを活かして、社長を上手く丸め込んだんですね(笑)。
愛理:「I’S9っていいグループですよね」みたいなブログをたくさん更新してすごくアピールしてました(笑)。
――なんかいい“武器”を持ってますよね。
愛理:今もブログ更新してるんですよ。もう100日以上続けてやってます。
――毎日ですか?
愛理:はい。つまらんことを言ってますよ、すいません(笑)。ホントに。
――喋るだけじゃなくて、文字でも主張が激しいわけですね?
愛理:最近の若者言葉も使ったりもしてます。
――若者言葉って、自分が一番若いんじゃないですか(笑)。
愛理:そうなんです(笑)。若いんです。
――今度、若者言葉教えてください。では詩絵里さん。
詩絵里:はい。
――長崎出身だということで、今も長崎ですか?
詩絵里:今は福岡に住んでます。大学が福岡なので。
――あ、大学に行ってるんですね。
詩絵里:もともと進学して福岡に来てたんですよ。普通の大学生として生活を送ってたんですが、そこで九州女子翼のオーディションを見つけて、「あ、九州拠点だ」って思って、「これしかない」と思って受けました。
――その時は、自分はアイドルになろうと思ってました?
詩絵里:アイドルっていうか、もともと短大にも行くつもりはなくて、本当は音楽の学校に進もうと思ってたんですよ。それも諦めての短大で、ずっと音楽をしたいっていう気持ちで生活してたので…。もうオーディションを見つけたときは本当にこれしかないと思って、すぐ母に言って、はい、エントリーしました。
――というと、ご自身もキーボードを弾かれたりしていますが、アイドルになりたいというより音楽をやりたいという感じだったんですか?
詩絵里:はい。それで、最初オーディションの告知を見た時も「かっこいいグループなんだ」と思って、やっぱり「自分にも合うのかな?」と思って、はい、受けようと思いました、その時は。
――で、ムービーの中で「まだ自分が出しきれてない」っておっしゃってましたけど、もう出しきれてるでしょ?
詩絵里:今頑張ってます。
――まだ出しきってない感じですか?
香苗:でも、最初の頃に比べたら、すごい成長してるのが分かりますね。全然顔つきも変わってます。
詩絵里:いや、あんまり見ないで!
愛理:何目線、何目線?今何目線?
香苗:親目線。
愛理:親目線?(笑)
――芸能界の先輩ですから。
香苗:いやいや、そんな。
詩絵里:でも、YouTubeとかでお披露目の時のパフォーマンスの映像を見たら、いや、ひどいなと思って。でも、そうですね、表現を増やそうと思っています。今は曲数も増えてきてますし、だからこそ自分の表現の幅を広げたいと思って、今もがいてるところです。
――でも、音楽的な素養がおありのようなので、九州女子翼の音楽的主柱になっていただきたいですね。
詩絵里:はい。歌で。