Speak emo

2020.09.28
RYUTist

宇野友恵(RYUTist)|「もっとああしたいこうしたい」っていう欲が今もうバーッて出てきています

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レコーディングの時が一番の活躍どころです

 

 

ーーどうですか? ご自分の歌に自信がありますか? 

 

宇野:ないです。

 

ーーないですか。

 

宇野:全然ないです。

 

ーー全然ないですか。独自の発声練習法を作って、非常に満足のいくレコーディングもできたというのに、自信がないですか…。

 

宇野:全然です。さっきも言ったんですけど、まだスタートラインに立ったぐらいなので、「もっとああしたいこうしたい」っていう欲が今もうバーッて出てきています。今までで一番出てる気がします。

 

ーー一皆さんは“アイドル”の中でも最も歌が上手くて美しいコーラスを聴かせるグループの一つじゃないですか。その中でヴォーカルリーダーをやってる友さんが「自信ない」と。 

 

宇野:自分にはあまり自信が持てないです。もちろんライブに出る時は自信を持てるように準備や練習をしっかりやりますが…。自信が持てないのが私の悪いところなんですよ。それで土岐麻子さんの『愛のでたらめ』っていう本を読んで、すごい心に残った言葉があったんです。「自信を持たないことは自分の損しか生まない。だから自信を持てるように頑張るのだ」っていう言葉です。他人と比べるんじゃなくて、自分が今その目的に向かってしっかりできているか、ちゃんと取り組めているか、っていうのが自信に繋がると。だから人と比べない、っていうような言葉がそこに書いてあって…。その言葉を読んでから、「自分の悪いところはそれだ」って気付いて、そこからは準備をしっかりやってから自信を持ってライブに出ようと思ってやってます。出る時は自信を持つようにしてるんですが、ライブが終わってから振り返ると「駄目だな」とか、自主練をしてる時も「私だけ声が馴染めてないな」とかよくあって…。

 

ーーそれに繋がるかもしれませんが、先ほどおっしゃった「まだスタートラインに立ったばかり」で「ああしたいこうしたい」っていうのは、具体的にはどんなことなんですか? 

 

宇野:具体的には…。本当に細かいですよ。

 

ーーいいですよ。そういうことがお聞きしたいんです。

 

宇野:水分をしっかり摂るとか。あと、さっきも言ったようにユニゾンでしっかり馴染めるような歌声を出せるようにするとか。曲によって声色を変えるようにしてるんですが、ライブの流れだと上手く切り替えられてないことがあって、それをガシッといけるようにしたいとか。あと、ピッチをぶれないようにするとか。

 

ーー本当に細かい技術的なことですね。特に「声色を変える」っていう意味ではアルバム『ファルセット』なんて、本当にすごい振り幅がありますもんね。

 

宇野:そうですね。

 

ーーところで、友さんはヴォーカルリーダーですよね? 

 

宇野:はい、一応。

 

ーーヴォーカルリーダーって具体的に何をするんですか? 

 

宇野:最近はみんなで意見を出すようになったんですけど…。まずは「今日の自主練はこの曲のここをやる」っていうのを最終的に決めるのが私の役割です。あと、みんなが歌ってるのを録音する係とか…。自主練では、録音してみんなで聴いて、直すところを相談して、また録音しながら歌って、っていうのをずっと繰り返してるんですが、その録音するのが私です。

 

ーーみんなで意見を出し合った上で、ある種の責任者として「次はどこを練習しよう」っていうのを纏めるって感じですか? 

 

宇野:そうですね。あと、レコーディングの時が一番の活躍どころです。歌割りをどうしようかとか、メンバーのキーでこの曲の歌メロが出せるかとか、そういうのを代表で確認したり…。あとコーラスとかハモりとかで「ここ音が難しそう」っていうところがあったら、自分がピアノを弾いてみんなに送ったりとかしています。

 

ーー例えばハーモニーを考えてつけたりとかもするんですか? 

 

宇野:コーラスとかハモりを考えるのはやったことないですけど…。

 

ーーそれはやはり作曲家の方がやられているわけですね。

 

宇野:はい。だいたいRYUTistのコーラスってパートが決まっていて、上の方は「ともむう(宇野友恵と五十嵐夢羽)」、下の方がのんの(佐藤乃々子)と私。私は一応どこでもいけるように練習してるんですが、下がだいたいのんので、上がむうたん(五十嵐夢羽)、真ん中あたりがみくちゃん(横山実郁)って決まってます。

 

ーー例えば、歌割りやハモりパートの割り振りを決めるのも友さんですか? 

 

宇野:ハモりパートはだいたい私に任せていただいてます。ライブの時にハモりを実際に歌う時とかは割り振りを考えますが、それ以外はだいたい「私がやります」って。私、ハモりが大好きなのでやらせてもらってます。

 

ーーそこまでやる“アイドル”もなかなかいないですよね。

 

宇野:そうですか? いなくないですか? でも、楽しいです。そういう時ぐらいしか私、活躍できない…。

 

ーーたしかインスタライブでおっしゃってたと思うんですが、『ファルセット』の時はヴォーカル録りの時、最初に歌うことが多かったとのことで…。

 

宇野:はい。

 

ーーいつもはそうじゃなかったんですか? 

 

宇野:だいたい「ともむう」から始まります。作家さんに「誰からがいいですか?」ってまず聞いて、指定があればその子から行くんですが、「誰でもいいですよ」っていうことが多くて、そういうときは「ともむう」のどちらかからやります。

 

ーーで、友さんは2番目、4番目が苦手なんですよね?

 

宇野:はい、苦手です。1か3がいいです。

 

ーーなんででしたっけ…? 

 

宇野:他人に影響されちゃうからです。一応全員のレコーディングを聴くようにしていて、最初から最後まで聴いてると「この子のいいな」って思っちゃうんです。みんな思うんですけど。で、私が2番目の時って大抵むうたんが最初にやるんですけど、むうたんの歌を聴くと完璧じゃないですか。ライブでもそうなんですけど。

 

ーーとても綺麗ですよね。

 

宇野:だから、ちょっと構えちゃうんですよね。緊張しちゃうから2番目が苦手です。

 

ーー苦しいことは最初に終えちゃったほうがいい、みたいな。 

 

宇野:そうです。

 

ーーで、最初に終えても、最後までヴォーカルリーダーとして聴くようにしていると。

 

宇野:はい。一応そうしてます。

 

ーーそれは聴くだけですか? 「ちょっと、みくちゃん、もっと声出さないと!」みたいな“ダメ出し”とかもするんですか?

 

宇野:全然そんなこと言わないです。「ここの音程間違ってる」とかですね。あと、伸ばしの長さとかはレコーディングで整えることが多いんですが、その長さがちょっと違うなって思ったら、そこを直してもらうように言ったりとか。そのぐらいです。聴いてて何か言うことなんてほとんどないです。

 

ーー例えばそういったことって、作家さんやプロデューサーさんと議論を交わしたりするんですか? 「ここはちょっとこうした方がいいんじゃないですか?」みたいな。

 

宇野:表情とかですか? 

 

ーーそうですね。先ほど言われたように、どれだけ音を伸ばすかとか。例えばそれって自分たちで決めちゃうわけですか? 

 

宇野:相談します。「今のここの伸ばし、さっき歌ってた子よりも短かったんですけど大丈夫ですかね?」みたいに。

 

ーー揃えるためにそういうことをおっしゃる、と。

 

宇野:一応レコーディング前にメンバーで「ここの伸ばしは七つ」とか決めておくんですけど、違ってくることがたまにあるので、そこを私が相談しにいくぐらいです。

 

ーーそういう時って作家さんがその場にいらっしゃることが多いですよね? 

 

宇野:はい。

 

ーーそんなことを言うと、作家さんは驚かれるんじゃないですか? 

 

宇野:全然驚かないです。

 

ーー「細かいところ気付いてるね」みたいな。そんなことはないですか? 

 

宇野:そんなことはないです。

 

 

取材・文
石川真男

RYUTist ライブ情報

Negicco主催「NEGi FES 2020 ONLINE」

■日時
2020年10月3日(土)
14:00スタート(17:00頃終了予定)

■出演
Negicco、RYUTist、RINGOMUSUME

■視聴チケット料金
¥500(税込)
https://l-tike.com/negifes2020/
 
※アーカイブ視聴可 2020年10月3日(土)公演終了、約1時間後~2020年10月6日(火)23:59
※公演終了、約1時間後にアーカイブが生成されますので、表示を確認次第、アーカイブ視聴をお楽しみください。
※本公演はローチケ LIVE STREMINGのサービスを使っての配信となります。
※チケットの購入・動画の視聴には電子チケット販売プラットフォームZAIKOへの登録が必要となります。
※チケットのご購入前に、記載の注意事項をよくお読みいただき、配信ライブ視聴に適したインターネット環境・推奨環境をお持ちかどうか必ずご確認ください。
※視聴チケット購入時、販売ページの注意事項を確認の上、ご購入ください。
※他注意事項は購入ページにてご確認ください。

 

DISCOTHEQUE -Streaming-

■出演者:RINGOMUSUME / RYUTist

■配信日:2020年11月1日 (日) 17:00~
※アーカイブ配信:公演終了2時間後~2020年11月8日 (日) 23:59まで

■配信チケット2300円
※販売期間:2020年9月25日 (金) 12:00~ 2020年11月8日(日) 20:00まで
※チケット購入サイト:eプラス https://eplus.jp/sf/detail/3321780001-P0030001

■本公演はチャットを設けますので、是非ライブストリーミングにご参加頂き、一緒にライブ配信を楽しみましょう!ハッシュタグは、#disco_rr


■公演に関するお問い合わせ
TAPES PRODUCTION:info@tapes-prod.com

 

RYUTist 商品情報

■RYUTist 4th Full Album『ファルセット』

ジャケット

 
発売日:2020 年 7 月 14 日(火) 
品番:PGDC-0012 
価格:¥3,000(税抜価格) +税 

《収録内容》 
01. GIRLS(作編曲:蓮沼執太)
02. ALIVE(作詞:蓮沼執太/作編曲:蓮沼執太)
03. きっと、はじまりの季節 (作詞・作曲:弓木英梨乃/編曲:sugarbeans )
04. ナイスポーズ (作詞:柴田聡子/作編曲:柴田聡子)
05. 好きだよ・・・ (作詞:NOBE/作編曲:KOJI oba)
06. センシティブサイン (作詞:シンリズム/作編曲:シンリズム )
07. 絶対に絶対に絶対に GO! (作詞:藤村鼓乃美 ・ 北川勝利/作編曲:北川勝利)
08. 青空シグナル (作詞:清浦夏実/作編曲:沖井礼二 )
09. 時間だよ (作詞:Kan Sano/作編曲:Kan Sano)
10. 無重力ファンタジア (作詞:清浦夏実/作編曲:ikkubaru)
11. 春にゆびきり (作詞:パソコン音楽クラブ/作編曲:パソコン音楽クラブ)
12. 黄昏のダイアリー  (作詞:清浦夏実/作編曲:北川勝利・沖井礼二 )

 

 

 

宇野 友恵(うの ともえ)

うのともえ

誕生日:4月1日
イメージカラー:ピンク
新潟の好きなところ:山、海、川があって、四季がはっきりしてるところ!
新潟の好きな食べ物:新潟タレカツ丼

PROFILE

PROFILE
RYUTist

2011 年 5 月に行った「アイドルユニットオーディション」で選ばれたメンバーによって結成。

2016 年 4 月 24 日に横山実郁を加えて再始動。新潟市を表す「柳都( りゅうと)」という言葉に、「アーティスト」 を加え、「新潟のアーティスト」という意味を込めて「RYUTist」と名付けました。 メンバーはリーダーの佐藤乃々子、宇野友恵、五十嵐夢羽、横山実郁の 4 人組で、全員が新潟生まれ新潟育ち です。

新潟市古町7番町「LIVEHOUSE 新潟SHOW!CASE!!」を中心にライブ活動を行い、その他全国各地の各種 イベントにも出演しています。

2018 年には新宿 ReNY、2019 年には渋谷クラブクアトロにて自己最大規模のワンマンライブを成功。 幅広い世代のミュージシャンから提供を受ける楽曲の質の高さはアイドルファンのみならずかつての渋谷系、 ギターポップの系譜を好む音楽好きにも支持され、Spotify 公式プレイリスト「Best of 2018 Women’s Voice」 に「無重力ファンタジア」が選ばれるなど着実にその知名度を上げています。

佐藤 乃々子(さとう ののこ)

誕生日:11月24日
イメージカラー:イエロー
新潟の好きなところ:食べ物がすごく美味しいところ
新潟の好きな食べ物:のっぺ

宇野 友恵(うの ともえ)

誕生日:4月1日
イメージカラー:ピンク
新潟の好きなところ:山、海、川があって、四季がはっきりしてるところ!
新潟の好きな食べ物:新潟タレカツ丼

五十嵐 夢羽(いからし むう)

誕生日:1月5日
イメージカラー:グリーン
新潟の好きなところ:かわいいゆるキャラさんがたくさんいるところ
新潟の好きな食べ物:佐渡天然ブリカツ丼、新潟タレカツ丼、鯛茶漬け

横山 実郁(よこやま みく)

誕生日:11月24日
イメージカラー:ブルー
新潟の好きなところ:景色がきれい!、おいしいものがたくさん、長岡花火
新潟の好きな食べ物:お魚、お米、ラーメン、イタリアン、ぽっぽ焼き

公式サイト: https://ryutist.jp/