Speak emo
佐藤乃々子(RYUTist)|私も誰かを守りたいと思って
永遠に迷ってるかもしれないです(笑)
ーーでは、今までリリースした4枚のアルバムを乃々子さんの個人的な観点で捉えていただいて、どんな作品かを簡単におっしゃっていただきたいのですが。まずは『RYUTist HOME LIVE』。
佐藤:『RYUTist HOME LIVE』は、初めてのアルバムが出せるっていううれしさと、初めてのアルバムだから絶対いいもの作りたいっていう想いがあって、レコーディングもすごく気合が入ってましたし、出来上がりを聴いた時に号泣したのを憶えています。みんな泣いてたかな。「こんないいアルバムになったんだ」っていうことに。レコーディングのこととか、それまでの活動のことを思い出して泣きましたね。
ーーいろいろ苦労もあって、それを乗り越えて出来上がったアルバムだということですね。『日本海夕日ライン』はいかがですか?
佐藤:『日本海夕日ライン』。爽やかですよね。このアルバムからみくちゃんが入って…。
ーー僕もこのアルバムでRYUTistに出会いました。
佐藤:ありがとうございます。ジャケットもすごくいいですし、RYUTistが新しくなったのがここからって感じがしますよね。みくちゃんが入ったのももちろんですけど、グループ全体の見た目も変わったと思います。あと、コーラスもここからすごく気合が入るようになりましたね。
ーー以前にも申し上げましたが、僕は最初、みなさんは“コーラスグループ”なんだと思ってましたから。なので、コーラスのイメージは最初からあるんですが…。
佐藤:ハモリが多くなったのはここからだと思います。
ーー『柳都芸妓』はいかがですか?
佐藤:『柳都芸妓』はコンセプトがすごい感じ。「柳都芸妓」っていう古町の芸妓さんがテーマになってます。ジャケットに古地図が入ってたり、曲中にも古町や新潟を感じさせるものが沢山盛り込まれてたり。あと、このアルバムは曲の中で“遊んでる”感じがしますね。面白いアルバムになったなって思います。
ーーなるほど。で、『ファルセット』ですよ。これはグループでたっぷりお話を伺っていますので、個人的な思い入れをお聞かせください。
佐藤:今までの3枚は“コンセプトアルバム”って言っていいものだと思います。1枚目は私たちの定期公演「HOME LIVE」をパッケージにしたもので、2枚目の『日本海夕日ライン』は新潟の日本海を一日を通して描くというコンセプトがちゃんとあって。『柳都芸妓』も古町の芸妓さんをコンセプトにしたんですが、今回は自分たち自身がテーマになっているので、また今までのアルバムとは全然違うものになったというか…。ついに自分たちがコンセプトになったっていうか…。スタッフさんも「今までは新潟を意識してたけど、RYUTist=新潟っていうことでもいいんじゃないか」っていうようなことをフワッとおっしゃってて。
ーーおっしゃってましたね。
佐藤:ついに私たち自身がテーマになってもいい時が来た、というか。自分たち自身をテーマにしてアルバムができるんだ、っていうのがすごいくうれしかったです。
ーーでは、『ファルセット』の中で一番お好きな曲はなんですか?
佐藤:出ましたね! 一番好きな曲。いや~迷う~。えー、どうしようかな。すごい迷いますね。ちょっと迷う。どっちかな。
ーー2つ候補があるわけですね。
佐藤:全曲で迷ってるんですけど、今は2つまで絞っていて、そのどっちかで迷ってます。
ーーその辺は適当にパパッと答えればいいと思うんですが…。真面目ですね(笑)。
佐藤:アハハ(笑)。本当に決められない。どうしよう。
ーー今、何か紙をご覧になりましたが、それは今日の取材に関するメモですか?
佐藤:そうです。レコーディングの時にメモしていて、それを1曲ずつまとめて書いてるんですよね。
ーー真面目ですね(笑)。
佐藤:(笑)。はい、決まりました! 「ナイスポーズ」かな。
ーー「ナイスポーズ」ですか。「ナイスポーズ」で本当にいいですか???
佐藤:でもなんかメンバーと被りそうな気もする(笑)。でもやっぱり「ナイスポーズ」かな。「春にゆびきり」もいいな…。
ーーその2つで迷われてるんですね。
佐藤:すごい迷います。でも「ナイスポーズ」にします!
ーー「ナイスポーズ」ですね。わかりました。はい。
佐藤:まだ迷ってるっていう(笑)。
ーー変えますか(笑)?
佐藤:大丈夫です。「春にゆびきり」、どうしよう。このメロディーもすごい好きなんですよね。永遠に迷ってるかもしれないです(笑)。全曲いいんですけどね。
ーー最後までご自分の気持ちを正確に伝えようとされていますね。真面目です(笑)。
佐藤:そうですね。真面目が出ちゃいましたね。ここでまた(笑)。
ーーでは最後に。10年後どうしてますかみたいなことをよくお訊きするんですが、乃々子さんはそんな先のことは考えてないとのことなので、では、明日は何をしますか?
佐藤:(笑)。明日はレッスンと取材ですね。
ーー真面目が活動や生活にどう作用してるのかはよくわかりましたし、お父様の影響で「誰かのためになりたい」といった正義感のようなものが芽生え、その後の生き方にも影響していることはわかりましたが、あとは、何でそんなに面白いのかがまだ掴めないです。
佐藤:アハハ(笑)。面白くないですよ(笑)。
ーー面白いこと言ってる自覚はないんですよね?
佐藤:全然ないです。
ーー4人全員とビデオ通話などで取材させていただくと、発言が拾い切れていないことかあったりするんですが、後から聞き返すと割とボソッと面白いことを言ってます(笑)。
佐藤:(笑)。そうなんですね。全然言ってるつもりはないんですけどね(笑)。でもよかったです。そう言ってもらえて(笑)。
ーー自分の思うことをただ真面目に表現したら結果面白い、っていうことは本質的に面白いんですよ。
佐藤:えぇええ!(笑) でも、なんかうれしいですね。本質的に(笑)。うれしい。
RYUTist ライブ情報
『柳♡箱リモート2マンLIVE~ごきげんよう!ありがとね。~』
■配信日時
8月2日(日)
OPEN/12:50
START/13:00
■出演
ハコイリ♡ムスメ
RYUTist
■ライヴ配信視聴チケット
3,100円(税込)
ZAIKOにて7/14(火)20:00発売開始
↓詳細はイベントページをご覧ください
https://ryutist.zaiko.io/e/yanagibako
電子チケットは8月5日(水)13:00までご購入頂けます。
配信終了後、チケット購入者は8月5日(水)15:30までアーカイヴでご覧いただけます。
RYUTist 商品情報
■RYUTist 4th Full Album『ファルセット』
発売日:2020 年 7 月 14 日(火)
品番:PGDC-0012
価格:¥3,000(税抜価格) +税
《収録内容》
01. GIRLS(作編曲:蓮沼執太)
02. ALIVE(作詞:蓮沼執太/作編曲:蓮沼執太)
03. きっと、はじまりの季節 (作詞・作曲:弓木英梨乃/編曲:sugarbeans )
04. ナイスポーズ (作詞:柴田聡子/作編曲:柴田聡子)
05. 好きだよ・・・ (作詞:NOBE/作編曲:KOJI oba)
06. センシティブサイン (作詞:シンリズム/作編曲:シンリズム )
07. 絶対に絶対に絶対に GO! (作詞:藤村鼓乃美 ・ 北川勝利/作編曲:北川勝利)
08. 青空シグナル (作詞:清浦夏実/作編曲:沖井礼二 )
09. 時間だよ (作詞:Kan Sano/作編曲:Kan Sano)
10. 無重力ファンタジア (作詞:清浦夏実/作編曲:ikkubaru)
11. 春にゆびきり (作詞:パソコン音楽クラブ/作編曲:パソコン音楽クラブ)
12. 黄昏のダイアリー (作詞:清浦夏実/作編曲:北川勝利・沖井礼二 )
佐藤 乃々子(さとう ののこ)
誕生日:11月24日
イメージカラー:イエロー
新潟の好きなところ:食べ物がすごく美味しいところ
新潟の好きな食べ物:のっぺ