Speak emo
「これが女子翼だ」って感じの一枚で、女子翼を知らない方に手に取ってもらっても女子翼がわかる作品になっています
表では「絶対私たちが行きます!」とか言っとうのに、裏では「絶対無理絶対無理、勝てるわけがない」とか…。「このうそつきが!」と思ってました(笑)(瑠菜)
――で、前回の取材以降いろいろありましたよね。まずはなんといってもTIFです。「TIF2018全国選抜ライブ九州・沖縄ブロック」を見事勝ち抜いて出場権を獲得しました。でも、もう半年前のことですし、その後もいろいろとあったので、その時のことは憶えてないでしょ???
愛理:めっちゃ憶えてます。
瑠菜:鮮明に憶えてます。
実玖:TIF予選出場の書類を書かせてもらった時に、手が震えすぎて“九州女子翼”さえ書けるか書けないかぐらいで…。
――えぇええ~!
実玖:実玖と愛理は以前I’S wingっていうグループで活動させてもらってて…
――はい、知っていますよ。
実玖:その時もTIFの決勝ライブに出させてもらったんです。エントリーの時はまだ解散が決まってなかったんですが、決勝ライブの前に解散が決まったので、無投票でライブだけやらせていただいたんですよ。その時は本当にファンの皆さんにも申し訳ないっていうか…。それまでたくさん応援してもらって、ライブもさせてもらえるのが決まったのに、無投票になって…。で、それにも拘わらず、たくさんの方が応援に来てくださって、申し訳ない気持ちしか残ってなくて…。で、女子翼はデビューしてそんな経ってなかったので、正直思ったんですよ、「まだ勝てない」って。前日のリハの時には不安で不安で苦しくて、リハで「無理だ」って泣いたんです、実玖は。実玖、泣き虫なんですよ…。
一同:アハハ。
実玖:その日にめっちゃ泣いて、でも、泣いたことによって「絶対勝てる」と思って…。なんでかわからないんですけど(笑)。でも、それがきっかけで予選ライブに向けてメンバー5人が団結したので、そういう意味でもいい経験になりました。しかもTIFにも出場させてもらって…。
――緊張を涙で洗い流せるんですね。
実玖:そうなんですかね…。なんか~、最近よく泣くんですけど。
香苗:ホントなんで泣きよるんか分からん時に泣き始めて、泣き止まない時があるんですよ。
実玖:アハハ
香苗:「子供か!」と思って!
実玖:一番泣くんですよ。ちょっとしたことですぐ泣いちゃって、みんなに「えっ?今?」みたいな感じで言われます(笑)。
詩絵里:そこ?ってところで。
――それはあれですよね?精神的に病んでるわけじゃなくて、うれしいことがいっぱいあったからですよね???
実玖:はい(笑)。
――他の方はいかがですか?
香苗:女子翼に入る前から「TIFに出てみたい」って想いはあったんです。で、まず社長から電話で「TIFの予選ライブ出ることが決まったよ」って言われた時に、それだけでめっちゃ喜んで…。SNSとかでは「勝ちます!優勝します!」って言ってて、ホントに出たいとは思ってたんですけど、心の中では「無理かな」みたいな気持ちがずっとあったんですよね。でもそれは、あんまり表に出したらホントに叶わなくなっちゃうと思って出さなかったんですけど、ホントにずっと不安でした。でも、決勝ライブで1位になれた時はもう信じられないぐらいうれしくて、いま動画を見返すとメンバーみんな手を繋いで…
愛理:そうそう(笑)。
瑠菜:懐かしい(笑)。
実玖:発表される前に不安すぎて、私たち5人だけごそごそっと固まって、みんなで手を繋いで発表を待って、1位って聞いてうれしすぎて…。あの時がたぶん一番ジャンプしたと思います。
香苗:実玖ちゃんあんまりジャンプしないんですよ。
実玖:ライブの時、実玖が一番ジャンプ力ないんですけど、その日は一番跳んだんですよ。それぐらいうれしかったです。
――僕も配信で見てましたよ。ハラハラしながら。
一同:あー、ありがとうございます!
――いや、ホント善戦するとは思ってたんですけど、勝てるかどうかっていうのは正直わからなかったですね…。もしかしたら、とも思っていましたが…。まあ、でも、前回言いましたが、僕が目をつけた人は…
愛理:見る目があります!
――(笑)売れる場合もあれば、売れない場合もあるんですけど…。
一同:アハハハ
愛理:売れます売れます。
――売れますよ!武道館どころじゃないですよ。
愛理:ドーム行きましょう。
――世界へ行きましょう! で、他にはないですか?
瑠菜:大したことじゃないかもしれないんですけど、決勝ライブの時、私まだ女子翼としてデビューして間もなくて。
愛理:3週間ぐらいだったよね?
瑠菜:はい。3週間ぐらいで。でも決勝ライブで、本当に右も左も、上も下も、何もわからない状態で出させてもらって、自分以外のメンバーはTIFに出るまでの経緯も知っていて、過去の経験もあるから、ホントに「不安で不安で」って言ってたんですよ。あの時はみんなが「不安」とか「無理かもしれん」とか言ってたんですけど、私一人で「大丈夫ですよ!行けますよ!」ってずっと言ってたんですよね。
詩絵里:逆にそれがすごい助けになりましたね。
瑠菜:だって「無理って言ったら無理になるやん!」と思って…。「なんでそんなこと言うんですか!」みたいな感じで、無責任に「絶対行けますよ!」って言ってたんですよね。わかんなかったからこそ、ああやって無責任にポンポン言えたんだなと。でもあの時「行ける行ける!」って言ってホントに行けたので良かったなって思います。
――予言者ですね。
瑠菜:でも、今はもう絶対言えないですね。
――今は言えないんですか?
瑠菜:絶対言えないです(笑)。あの時は何にもわかってなかったから…。
――でも、そういう存在がいるといいですよね。
詩絵里:正直、自分がマイナス思考で「なんか無理かも」って言ってて、でも、その中で(瑠菜は)ずっと「大丈夫ですよ、もう見えてますよ!」みたいなこと言ってて、そしたら「もう信じるしかない」って思って、自分の考え方もそっちの方向に変わっちゃって…。今思ったら(瑠菜は)すごいこと言ってたな、と思って…。
瑠菜:皆ツイッターとかブログとか、表では「絶対私たちが行きます!」とか言っとうのに、裏では「絶対無理絶対無理、勝てるわけがない」とか…。「このうそつきが!」と思ってました(笑)。なので「行けます行けます」ってずっと皆に言ってましたね。無責任に(笑)。
詩絵里:それがなかったらホントに潰れとったかも。
――瑠菜さんは前のインタビューで「こんなところでとどまってるグループじゃない」という風におっしゃってましたよね。
瑠菜:ホントにもう初めて見た時からそう思ったんですよ。九州女子翼を初めて見た時、鳥肌が立ったんですよ。「えっ?なんでこのグループ、こんなとこでとどまってるんだろう?」って思いました。
――そうらしいですよ、みなさん。
実玖:ホントに?
――最初にインタビューした時、言ってましたもんね。
瑠菜:「なんでこんな薄暗い会場で」って。「なんでこんなところでとどまってるの?」って。
――会場はたいてい薄暗いですよ(笑)。
香苗:(笑)。瑠菜ちゃんが観た時は、まだ結成3カ月とか4カ月ぐらいだったから。
瑠菜:アイドルさんとかいろいろ観るんですけど、こんなにぶわーって感じることってそうそうなかったんですよ。女子翼の時にはなんか感じるものがあったんです。ホントに。うわーって感じで鳥肌がぶわーって立って、「なにこのグループすごーい!」ってなったんです。それで「自分もこのグループとしてがんばっていこう」って決めることができたんですよね。本当になんか自分の直感が当たったのかなって今になって思います。
九州女子翼 商品情報
九州女子翼/TAKE WING
2018年10月2日発売
タイプA(CD Only)
¥2,000(税込)
タイプB(CD+DVD)
¥3,000(税込)
<CD収録曲>
1. fly high!
2. TAKE WING
3. 私だけのArmor
4. Maybe Darling
5. 絶対零度
6. fair wind
<DVD収録内容>
1、TAKE WING Music Video
2、絶対零度 Music Video
3、実玖Introduction Movie「セッカチ」
4、新谷香苗Introduction Movie「オレンジ」
5、山本愛理Introduction Movie「ポジティブシンキング」
6、詩絵里Introduction Movie「エビ」
7、鈴川瑠菜Introduction Movie「欲張り」
8、九州女子翼Introduction Movie「ロボドル」