Speak emo
ONEPIXCEL|私たちが大切にしてるのは「今」を見せるということなので
自分の経験してきたものによって聴き方というか、捉え方が変わってくる。だから音楽はいいんですよね(傳)
――「Go My Way」も新曲です。これはバラードですね。
傳:はい。ミディアムバラードです。
――いわゆるバラードは今までなかったですか?
傳:初めてです。
田辺:ないです。はい。
――ですよね。バラードは歌いやすいですか? 歌いにくいですか?
傳:「バラードっぽいのが欲しい」ってずっと言ってたんですよ。なので、この曲をいただいて率直に嬉しかったですね。で、この曲にはユニゾンが一切ないんですよね。
田辺:ソロで繋げてます。1人ずつ気持ちを繋いでいってます。
傳:全部ソロなので、歌いやすいか歌いづらいかはわからないですけど、新鮮な気持ちで歌えます。
――この曲って、まあ言えば“別れの歌”ですよね。別々の道を行くって感じでしょうか。
田辺:そうです。
傳:前向きではあるけど、恋愛で言ったら“別れ”になると思います。
田辺:別れのあとの話ですよね。
――どうですか? 歌詞には共感できますか?
傳:共感できます。
田辺:想像しやすい歌詞ですね。歌っててすごく気持ちいいです。レコーディングしてる時も自分の中で物語を作って歌ってました。自分なりの。
――何があったのかはわからないですが、別々の道を行くわけじゃないですか。でも、この歌詞の“語り手”にはまだまだ未練があるように思います。歌詞にあるように「どんな時も味方でいるよ」って必ずしも思えないんじゃないですか?
田辺:う~ん…。
傳:私は思えます。多分一回好きになったら別れても嫌いになることはないと思うし…。
――そうですか。喧嘩別れしても、ですか?
傳:喧嘩別れしても、その時は嫌いでも、自分の中で好きだった時期はあるわけですし、だからその人自体を否定することは多分ないと思います…。
――おぉ。
田辺:自分の中に何かしらの形で残ってるよね。
傳:自分の経験として今後もずっとありますよね。
――よく「女性は上書きする」って言われるじゃないですか。
田辺:それこないだも誰か言ってた。
傳:言ってたねぇ。「女性は上書き保存」ね。
田辺:上書きする人も多分いるとは思うんですが、上書きしててもどこかには残ってると思います。私は、全て上書きしてしまうことはできないと思います。わかんないですけど…。
傳:私、上書き保存についてはよくわからないですけど…。英語の授業で習ったんですけど、完了形。例えば「ハワイに行ったことがあります、でも今は日本にいます」という場合、「ハワイに行った」っていう経験は今も自分の中にあるわけじゃないですか。
――あぁ、はい。
傳:っていうのを習って…。だから、恋愛に関しても、「付き合ってました、別れました、今は他の人がいます」だとしても。経験というものはずっと永遠についてくるわけじゃないですか、どこに行っても。なので、自分の経験として蓄積されてくというか…。
――先ほどの「アルバムは2年前の曲も含めての集大成」にも通じるような考え方ですね。
傳:あぁ、なるほど。
――なので、2年前に歌った「LAGRIMA」もここに入れれば、また少し“意味合い”とか“色合い”とかが変わってくるというか…。
傳:そうですね。
――そういう意味でも、過去の経験っていうものも今に何らかの形で生きてくる。自分を形作ってるとも言えますし、自分の中でまた何か違う意味を帯びてくるかもしれないですし。
傳:音楽ってその力があります。
――あぁ、まさに。
傳:その時にはこういう気持ちで聴いてたなっていうものでも、今聴いたら昔から今になるまでの自分が生きてきた経験でいろんな感情やいろんな背景がついてきて、今見る景色がその時とは違うものになったりすると思うから…。
田辺:うんうん。
傳:もはや“昔の曲”じゃないです。
田辺:今の曲。
――そうですよね。半世紀前に作られたビートルズの曲が今の自分の中で生き生きとした意味を持って響くってことがありますもんね。皆さんの曲だってそうなるでしょうから。そういう意味では、いただいたアルバム資料で傳さんもおっしゃってましたよね。「私たちの大切な曲たちがみんなの日常になったらいいな」って。それって例えば、今年の夏にそれを聴いてたっていう人が何年か後に聴いたら、その時の“日常”が蘇る、ということでもあると思うんですが、でもそれって、そのまま蘇るんじゃなくて、その間に経験したことが積み重なって、また違った意味を持って蘇ってくると思うんですよね。
傳:自分の経験してきたものによって聴き方というか、捉え方が変わってくる。だから音楽はいいんですよね。
――それが音楽の力というか魅力というか不思議なところでもありますよね。
ONEPIXCEL ライブ情報
ONEPIXCEL Live Tour 2020 ”LIBRE”
2020/06/20(土)
会場:INSA福岡
時間:開場16:30 開演17:00
2020/06/27(土)
会場:ell.FITS(愛知)
時間:開場 16:30 / 開演 17:00
2020/06/28(日)
会場:阿倍野ROCKTOWN(大阪)
時間:開場 16:30 / 開演 17:00
2020/07/05(日)
会場:恵比寿LIQUIDROOM(東京)
時間:開場 17:00 / 開演 17:45
【チケット】(各会場共通)
前売り¥4,500 (税込、ドリンク代別)
U-18¥2,500 (税込、ドリンク代別)
<U–18チケット>
※小学生以上高校生以下対象。中学生以上は入場時に学生証または身分証の提示必須。
※写真付き身分証の場合1点。ない場合は2点ご提示ください。
※公演日当日、身分証をお忘れの場合は2,000円お支払いいただきます。
最新のチケット情報は↓
https://www.onepixcel.jp/
ONEPIXCEL 商品情報
2020/02/26発売
メジャー1stアルバム
「LIBRE」
【初回盤】
COCP-41066
¥3,636+税
★コネクティングカード封入
【通常盤】
COCP-41067
¥2,727+税
収録内容
【CD】(初回盤、通常盤、共通)
1.DO IT, DO IT
2.Girls Don't Cry
3.Final Call
4.Go My Way
5.Slow Motion
6.Sparkle
7.Summer Genic
8.Tell us!!
9.Howling
10.LAGRIMA
11.TURN ME ON
12.Take Off
13.We Go Now
【初回盤のみ封入 Music Card】
1.ONEPIXCEL 3rd Anniversary Live 2018@WWW X
・LAGRIMA
・Blue Ocean
・Sparkle
・Girls Don't Cry
・TURN ME ON
2.ONEPIXCEL So So So Hot!!! Tour 2019@duo MUSIC EXCHANGE
・Final Call
・Howling
・Summer Genic
・Tell us!!
・Take off