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ONEPIXCEL|私たちが大切にしてるのは「今」を見せるということなので
自分たちが自由であるためのルールがあって、その中での自由、っていう意味があるんです(田辺)
――では、アルバムの話に入ります。『LIBRE』というタイトルがつきました。これにはどういう意味が?
田辺:スペイン語で「自由」って意味なんですけど、ハチャメチャとか自分勝手みたいな自由じゃなくて、自分たちが自由であるためのルールがあって、その中での自由、っていう意味があるんです。そのタイトルを聞いた時、ONEPIXCELにピッタリだって思いました。
傳:「まさに私たち」って思ったよね。
――すごいですね。なんだか政治学のような社会学のような…。自由ではありながらも、それは決められたルールの中での自由だ、と。
田辺:そうです。
傳:深い。
――どういうルールがあるんですか?
傳:例えば「仲間を大切に思う」とか「熱い情熱」とか「正しいものを正しいって言う」とか…。「自分たちが曲げたくない、曲げないもの」ですかね。
田辺:それをつらぬく、と。
――それぞれの人がそういうものを持っている、と。
傳:それはルールだし自由でもある。
――なかなか哲学的な感じで難しいですね。
田辺:難しいですよね。
――でも今の時代、「自由」って難しいですよね? それこそSNS上なんて何でも自由に発言できますが、でもなんとなく「こう言ったら叩かれる」みたいなのがあって、なんとなく決まりがある、みたいなところもあると思うんですが…。SNSって大変ですか?
傳:大変です。SNS本当に大変。
――なんか酷い目にあったことあるんですか???
傳:いや、それはないですけど、SNSはちょっと苦手分野で…。でも、今はSNSでそれこそ海外の方と繋がることもできますし、普段近くにいられない人ともコミュニケーションが取れるし、みんなの意見を直接感じられるからすごい便利なツールではあるんですけど…。でも、お互い機械じゃないから…。
田辺:人間だもん。
傳:直接会ったら言えないようなこともSNSだとポンってワンクリックで言えちゃうじゃないですか。でも、私も人間だし、あなたも人間だよね、っていうのがあって、ちょっと難しいなって思ってます。
――でも、そこにも先ほどおっしゃったような「ONEPIXCELなりの自由」っていう概念がありそうですよね。ネット上では世界中の誰とでも自由に交流できますが、そこにはやはり「人を傷つけない」とか「ちゃんと面と向かって言えることを言おう」といった不文律のようなものがあると思います。「ルールの中の自由」ってそういったことなんですかね?
傳:それももちろんありますね。やはり対人間っていうのを意識してます。
――「対人間を意識する」っていうのはもちろんSNSでもそうですし、いろんなところで……例えばライブでお客さんに歌いかける時もやはりそういう意識があるわけですか?
田辺:観てくださってる方も人間なので、言葉とか気持ちとか表情とかで共感することができるじゃないですか。ライブだと同じ空間にいて同じ曲を聴いてるので、気持ちが通じ合えたらいいなって思いながらやってます。通じてる時はすごい自分もやってて気持ちいいし、そういう時はライブしててすごく楽しいです。
――それもやはり、機械ではなくて人間っていうことを最大限に尊重するからこそ通じ合えるのかもしれないですよね。とにかくみんなを沸かせて、とにかく盛り上げてだけじゃなくて、静かにその気持ちを伝えたい時はそうなるような工夫をされてる、っておっしゃいましたが、それも「対人間」という意識に通じるものがありますよね。
田辺:そうですね。
――で、いただいた資料の中に、皆さんがアルバム『LIBRE』に関して書かれたコメントが記載されていました。田辺さんは「メジャーデビューしてから約2年間の集大成のアルバムです」と。先日のワンマンでは「始まりの曲」と紹介されたメジャーデビュー曲「LAGRIMA」も収録されています。先ほど「“今”を見せるのと大事にしている」とおっしゃっていましたが…。
田辺:2年間の集大成なんですけど、この1枚でONEPIXCELの成長を見ることができるので、「これを含めての今なんだよ」っていう気持ちで「集大成」って言いました。
――なるほど。
田辺:これを経て今のONEPIXCELがある、って。
――それらが積み重なって今があるわけですから。「集大成」ってそういうことですよね?
田辺:はい。
――2年前の曲が入っているわけですが、例えばそれはどこか直したりしてるんですか?
田辺:直したりはしてないです。アルバムに入って改めて今の新しい曲と一緒に聴くことで違う曲に聴こえるっていうか、新しい捉え方ができると思って…。
――おぉ、なるほど。
田辺:曲順とかもちゃんと意味が込められているので、昔の曲だけど今の聴き方ができるって私は思ってます。
――2年前の曲ですがその部分も積み重なって今の自分たちがある。また、その過去の部分も改めてこのアルバムに置けばまた違った見え方・輝き方をする、みたいな感じですか?
田辺:そうです。そう思ってます。
――確かにそうですよね。過去のものを今に出すことっていうことにも意味があるんでしょうね。曲順に意味があるっておっしゃいましたけどどんな?
田辺:例えば最後の2曲「Take Off」「We Go Now」の歌詞は空に関するものなんです。私もあとから気づいたんですけど、空に関連してて「これからだよ」っていう意味が込められてるんだろうなって…。
傳:未来へ繋がって、ね。
田辺:そう。「ここからがスタート」っていう意味が込められてます。
――先日のワンマンでは「Take Off」をラストにもってきました。まさに飛び立っていく感じで、曲調的にもラストに相応しいですが、アルバムではその後に「We Go Now」が入ってます。これはどういう意味ですか? それがしっくりきますか?
田辺:はい。「これからみんなで飛び立とう」って意味なのかな、って自分なりに解釈してます。「これから始まるよ」って。
ONEPIXCEL ライブ情報
ONEPIXCEL Live Tour 2020 ”LIBRE”
2020/06/20(土)
会場:INSA福岡
時間:開場16:30 開演17:00
2020/06/27(土)
会場:ell.FITS(愛知)
時間:開場 16:30 / 開演 17:00
2020/06/28(日)
会場:阿倍野ROCKTOWN(大阪)
時間:開場 16:30 / 開演 17:00
2020/07/05(日)
会場:恵比寿LIQUIDROOM(東京)
時間:開場 17:00 / 開演 17:45
【チケット】(各会場共通)
前売り¥4,500 (税込、ドリンク代別)
U-18¥2,500 (税込、ドリンク代別)
<U–18チケット>
※小学生以上高校生以下対象。中学生以上は入場時に学生証または身分証の提示必須。
※写真付き身分証の場合1点。ない場合は2点ご提示ください。
※公演日当日、身分証をお忘れの場合は2,000円お支払いいただきます。
最新のチケット情報は↓
https://www.onepixcel.jp/
ONEPIXCEL 商品情報
2020/02/26発売
メジャー1stアルバム
「LIBRE」
【初回盤】
COCP-41066
¥3,636+税
★コネクティングカード封入
【通常盤】
COCP-41067
¥2,727+税
収録内容
【CD】(初回盤、通常盤、共通)
1.DO IT, DO IT
2.Girls Don't Cry
3.Final Call
4.Go My Way
5.Slow Motion
6.Sparkle
7.Summer Genic
8.Tell us!!
9.Howling
10.LAGRIMA
11.TURN ME ON
12.Take Off
13.We Go Now
【初回盤のみ封入 Music Card】
1.ONEPIXCEL 3rd Anniversary Live 2018@WWW X
・LAGRIMA
・Blue Ocean
・Sparkle
・Girls Don't Cry
・TURN ME ON
2.ONEPIXCEL So So So Hot!!! Tour 2019@duo MUSIC EXCHANGE
・Final Call
・Howling
・Summer Genic
・Tell us!!
・Take off