ONEPIXCEL｜私たちが大切にしてるのは「今」を見せるということなので

「歌ってるけど遊んでる」みたいな自由な感じで歌いました（田辺）

 

 

――新曲を中心にお訊きします。まずは「DO IT, DO IT」。

 

傳：「DO IT, DO IT」は"2020年のONEPIXCEL"って感じの曲です。まさに"私たち"を表現してくれている曲で、ONEPIXCELそのものっていう感じですね。歌詞も曲調も、曲中に入れてるアドリブとかもそうですし。私アドリブ結構入れてて。「Yeah」とか「Aha」とか。

 

――はい、確かに入ってますね。

 

傳：そういった部分がすごく自由な感じがして。レコーディング中も自由にアドリブを入れてすごく楽しかったです。

 

――そういう意味でも、まさに『LIBRE』というコンセプトを体現する曲ですね。特にヘッドホンで聴いてると感じたんですが、声がいろんな形で入ってますよね。

 

田辺：そうです。

 

傳：ウィスパーを入れたりとか。

 

田辺：たくさん取ったよね？

 

傳：取った。

 

――あれってアドリブなんですか？

 

傳：曲を作ってる時に「こういう言い方してみたらどう？」とか「声張ってみる？」といったことを話し合いながらやりました。

 

田辺：「ここに入れてみよう」とか「仮歌にはない部分を入れてみよう」とかもありましたね。

 

――洋楽っぽいですよね。

 

傳：ですよね。

 

――「Oh」とか「Hey」とか。

 

傳：「Say what?!」とか。

 

――アドリブを入れる時は、何か参考にしたりイメージしたりしましたか？

 

傳：参考はないかなぁ。イメージは……ONEPIXCELの普段のテンションで、気を張らず、頑張りすぎず、等身大のままでって感じでやりました。

 

――気合入れてガツーンというより、まさに“Free ＆ Easy”にやったって感じですね？

 

傳：はい。リラックスしてやりました。

 

――まさにそれは先日のワンマンでも感じたんですが、ある意味、この曲ではそんな感じで普段どおりの自分たちが出せた、ということですか？

 

傳：この曲はまさにそうですね。

 

田辺：私もこの曲を歌ってる時に変な緊張感とかはなかったです。いつもはレコーディングする前ちょっと緊張するんですけど、この曲ではそんなに緊張しなかったし、レコーディングしてて楽しかったです。遊べるっていうか…。

 

傳：「遊んでた感じ」すごいするかも。

 

田辺：「歌ってるけど遊んでる」みたいな自由な感じで歌いました。もうまさに『LIBRE』です。

 

――なるほど。それにしても、これ、すごい曲が来ましたよね？ いい曲来ましたよね？

 

田辺：本当にいい曲なんです。好き。

 

――これからのONEPIXCELにとって、とても重要な曲になる気がするんですが、いかがですか？

 

田辺：なったらいいなって思います。この最初の入り方がいいんですよね。イントロがなくて、「Shake it up!」って入るから。

 

傳：そこが好きなんです。気合入ります。

 

田辺：次のライブでどう生かそうかってちょっと考えてます。

 

傳：私もしたいことあるんだよね。

 

田辺：ホントに？　私もなんとなくある。

 

傳：あとで話そう。

 

田辺：話そう。そういう感じでこれから重要な曲になるな、って思ってます。

 

――サビから始まって、そこのコードもだんだん上昇していくような感じになっていて、まさに“登場曲”って感じじゃないですか。まあ、敢えて登場に持って来ないという手もあると思いますが…。曲調とかスタイルは違いますけど、ちょっとビヨンセの「Crazy In Love」みたいな雰囲気があります。

 

傳：先日のワンマンライブではまさにビヨンセでした！ 照明さんと話してて「ビヨンセをイメージしました」って言ってましたよ。ミラーボールを使ったり、赤を使ったりとかして…。伝わってたね。照明さんが聞いたら絶対喜ぶ。

 

――まさにほんとにそんな感じがして。でも、ホント強い曲ですよね。

 

傳：“圧倒的ONEPIXCEL”だよね。

 

田辺：うん。

 

――この曲は先日のワンマンで初めて披露されたわけですが、お客さんの反応とかありましたか？

 

田辺：「DO IT, DO IT」本当に好き！って言ってくれる方、多いです。でもまだ一度しか皆さんの前で披露してないので、これからもっとリリースイベントで披露していって、たくさん聴いていただいて、“ONEPIXCELの曲”になればいいなって思います。というか「ONEPIXCELといったらこれだよね」ってなれば…。

 

――これまでのONEPIXCELにはないタイプの曲だと思いますが、それが自分たちの一つの“色”になれば、という感じですか？

 

田辺：そうですね。