Speak emo
成し遂げた人が歌う応援ソングじゃなくて、まだまだ掴みたいものがたくさんある私たちが、一緒に走りたいという気持ちを込めて歌っているんです
技術的なことではなくて、「パフォーマンスをしている私たち自身が楽しむのが一番だ」ということだったんです(ami)
――ところで、ニューヨークに修行に行かれましたよね。
一同:はい。
――どれくらいの期間行かれたんですか?
ami:2泊5日です。
Nono:なので、ニューヨークにいたのは2日間。
ami:正確には、1日目着いたのが夜6時か7時ぐらいだっけ? その日は看板づくりで終わり。2日目、3日目がライブで、ずっと路上ライブやってたという感じで、最後の日、路上ライブ2日目が終わった早朝3時にホテルを出たので、滞在時間としては丸2日くらいですね。
――まさに“弾丸修行”ですね。
MOMOKA:武者修行なので(笑)。
――路上でパフォーマンスされたんですね。
ami:そうです。「Answer」という曲を朝から夜までずっとやり続けて。いろんな場所を自分たちで探して、「ここなら人が集まるんじゃないか」という場所で、スピーカーと自分たちの身体だけで…。
Nono:あと看板と。
ami:そう。着いた日の夜に頑張って作った看板! J☆Dee’Zという名前とかSNSとかが載っているような手づくり看板を立てかけて、ずっとライブしていました。
MOMOKA:段ボール買って、グリッターペンみたいなのも買って、ハサミとか持って、ホテルのロビーで作ってました。
――大人が舞台をしつらえて、「はいここでやってください」という感じではなく。
Nono:全然違います!
MOMOKA:現地のことをよく知っている方もいたので、「文房具屋さんあるから、まず文房具屋さんに行こうか」という感じで。私たちも「じゃあ行くぞ!」って。
Nono:自分たちで「どれが一番見やすい色か」とか考えて、ね。
MOMOKA:サイズとか。
Nono:看板を作ること自体、最初はそこまで予定していなかったんですけど、「やっぱり必要だな」ってなって…。
MOMOKA:移動の飛行機の中で、「これも必要だね」とか。
――ニューヨークはマンハッタンですか。
MOMOKA:マンハッタンです。ブルックリンブリッジとか。ブルックリンブリッジの真ん中の“自由の女神”側のところでやってたりとか、あと、地下鉄の中でもやりましたし、駅でもやりましたし、タイムズスクエアとか。あとは、何だっけ? 公園とかでもやりましたね。
Nono:あと、地下鉄の地上に出てくる出口の辺りの路上。
MOMOKA:改札の隣とかでも。
ami:いろんな所に行ってやって、人が集まらないと思ったらすぐ場所を変えての繰り返しでしたね。でないと2日間しかないから、その2日の間に何かを掴んで持って帰らないと、と思って…。何も成し遂げられずに2日間ただただ路上ライブをしていただけだったら、そんなの意味がない、とみんな思っていたので…。この2日の間に、それはパフォーマンス面なのか心境面なのかわからないですが、何か気付けることがあるんじゃないかと。そもそも路上ライブをしようと思ったのが、まず私たちを全く知らなくて、言葉も通じなくて、しかも、ダンスやパフォーマンスの本場であるニューヨークでどれだけ通用するのか、というのを知りたくてやったものなので…。
――え? それは自発的なものだったんですか。
MOMOKA:そうですね。クリスマスの時期にレコーディングしていて、ちょっと空き時間があったので、みんなでご飯食べながら話をしていて、そういうアイディアが出てきて…。スタッフさんも一緒にいたんですけど、その中で決まったんです。
ami:なので、「試したい」と思ってニューヨークに行ったら、もう全然“透明人間”かのようにガン無視されて、立ち止まってもくれないし、大声を出しても止まらないという状況だったので、焦りもありつつ、「みんなでどうやったら集まるんだ?」というのをずっと話し合いながら場所を探して、踊って歌って、また話し合って、場所探して、というのをやってました。
MOMOKA:でもそれは、ただ単に思いつきじゃなくて、結成してから随分経っていましたし、3人になって結構不安だったというのもあったので、「じゃあ、それ試してみようか!」ってことになり…。「大変なことだけど、それやるしかないね!」となりました。
――すごいですね。“大人”の方々もよく許してくれましたね。
ami:アハハハ
MOMOKA:そうですよね。
Nono:ホントありがたいです。
――てっきり、大人から「行ってこい」って指令が出たのかなと思ったら、自発的なものだった、と。で、結局人はたくさん集まったんですか。
MOMOKA:最初は、今さっきamiが言ってたみたいに、完全無視という感じだったんですけど、ライブを重ねていくごとに自分たちにも発見があって、「どうやったら立ち止まってもらえるのか」というのをいろいろ試したりしていくうちに、「これなら人も立ち止まる」というのが分かってきたんです。最後の最後にタイムズスクエアでやった時には私たちを囲むように人が集まってくれたんですよ。
ami:その気付いたことがすごく単純なことで…。歌のレベルを上げればいいとか、声を大きくすればいいとか、そんな技術的なことではなくて、「パフォーマンスをしている私たち自身が楽しむのが一番だ」ということだったんです。1日目はなんか本当に人が集まらなくて、その日の夜のホテルでみんなで「残り1日しかないよ、どうする?」という話をしていた時に、「もういい、もう楽しんじゃおうよ」ってなって、そんな気持ちで次の日挑んだんです。みんな振付けとか特にしなくて、「イェーイ」という感じでハイタッチしたり、ずっと楽しみながらパフォーマンスしていたら、だんだん人が見に来てくださって…。
――「自分が楽しまないと人を楽しませることはできない」みたいなことをパフォーマーがよく言うじゃないですか。でも、そうやって経験された皆さんが言うと重みが違いますね。
ami:ホントですか!? 私たちも最初はそうは思わなかったんですよね。「これ絶対改善策にはならないけど、いいよ、とりあえずやってみよう」って感じでした。
MOMOKA:ネタが尽きていた、って言ったらなんですけど、1日目いろいろ試してみて、振りも変えたし、やり方もいろいろ変えたりしたし、「回数やればいいのかな?」とか言って、同じ場所で2、3回やってみるとか、してみたんですけど…。ちょっとお客さんの方に“攻めて”みるとかもやってみたんですが、全然駄目だったから、「1回初心に戻らない?」「1回楽しむことをやってみようよ」ってやったら、「いけるかも」ってなって…。他の場所でもやってみたら、それが自分たちの感覚的にも良かったし、お客さんの感触も良かったので、「あ、これなのかな?」って思いましたね。
――タイムズスクエアで何人ぐらい集まったんですか? 通りがかりの人とかもいると思いますが。
ami:何人ぐらいだろう?
MOMOKA:何人くらいいたんだろうね? ファンの方が写真をTwitterに載せてくださっていたのかな、それを見たら、結構いたなと思いました。何人かは分からないんですけど…。
――人だかりができていたということですね。
MOMOKA:うれしかったです。
――もう怖いものなしですね!
一同:そんなことないですよ!(笑)
――でも、海外での経験もたくさんありますよね? パリや米国のサンノゼ、今年の6月にはドイツのポツダムでもライブをやられています。もう海外でのお客さんの乗せ方みたいなのはお手のものじゃないですか?
MOMOKA:いやぁ~。
ami:そんなことないですよ(笑)。
Nono:海外に行くとなると、毎回その国の言葉をめちゃめちゃ調べて、「盛り上がりましょう」とか、そういうちょっとした言葉を手の甲に書いて、現地の日本語が分かるスタッフさんに「この発音は合っていますか?」って聞いたりします。「その言い方よりもこっちの方がみんな沸くよ」とか教えてもらったりして…。
――じゃあ、ドイツ語はばっちり。
Nono:全然! 手の甲に書いていないと(笑)。
MOMOKA:やっぱり国によっても反応が全然違いますね。デビュー前に行ったパリなどはまだ何もわからないままでパフォーマンスしていましたが、今回行ったポツダムでは、「言葉を覚える」というのももちろんですし、「この国だったらどの曲がいいかな?」とか、1日目やってみて「この曲がいいな」と思ったものをもう1回やってみるとか、逆に「あまり反応よくなかったな」という曲を違うものに変えたりとか、そういうところまで自分たちで話し合ってやってますね。
――でも、すごい反響があったと資料に書いていましたけど、通じるわけですよね。音楽は。
MOMOKA:はい! 音楽ってすごいですよね!
J☆Dee’Z 商品情報
8thシングル『未来⾶⾏/流星のパノラマ』
2018.7.25 release!!
■通常盤(CD)SRCL-9851
1,200円(税込)
<CD収録内容>※初回通常共通
M1.未来⾶⾏
M2.流星のパノラマ
M3.swing swing swing
M4.代わりにこの唄を
■初回⽣産限定盤(CD+DVD)SRCL-9849〜50
2,000円(税込)
<DVD収録内容>※初回⽣産限定盤のみ収録
J☆DeeʼZ LIVE 2018 –Feeeeel!!!-@渋⾕WWW X
01.Melody
02.Crazy For You
03.三⽉
04.全部好き。
05.カラフルジャンプ
06.あと⼀歩
J☆Dee’Z ツアー情報
約3年ぶりの東名阪ライブツアー開催決定!!
J☆Dee’Z
SUMMER LIVE TOUR 2018
~未来飛行~
■8/19(日) 16:30/17:00
名古屋RAD HALL
■8/26(日) 16:30/17:00
OSAKA MUSE
■8/29(水) 18:00/19:00
SHIBUYA CLUB QUATTRO