Speak emo

2019.12.26
kolme

4枚の中でも最もポップでキャッチーな、そして一番明るいアルバムだなって思います

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メンバーが「結婚したい」と言ったら「どうぞ」って言います(RUUNA)

 

――「Get your control」ですが、詞はYoko Hijiさんという方と共作されています。

 

RUUNA:はい。今回初めて共作させていただいたんですが、曲のデモが仕上がった段階で「今回は初めての方に歌詞を書いてもらおう」と考えていました。女性を応援する曲にしたいと思ったんですが、私たちはずっとこの世界でしか生きてきてないので、女性の気持ちに寄り添うっていうのがどういうことなのか、ちょっと実感が沸かない部分もあって…。なんというか、私たちが働いている世界ってちょっと特殊じゃないですか。働いている女性のリアル感を出したいっていう気持ちがあったので、「とても素敵な歌詞を書く方」ってスタッフさんから教えていただいたYoko Hijiiさんにお願いしました。海外に住まれていて、英語の入れ方もすごく素敵なんですよ。作詞家として活動されながら、本業のお仕事も持っている方なので、“働く”というご自身の実体験をぜひ歌詞に落としこんでいただきたいなと思いました。で、結構細かくオーダーさせていただいて、それを直接Hijiiさんにお送りして、歌詞のやりとりをして、何パターンも出してくださって…。言い回しとか、私たちの要望も聞いて変えていただいたりして。

 

――生々しすぎたとか?(笑)

 

KOUMI:(笑)。本当に細かいところです。「将来」「生涯」のどっちか?みたいな。

 

RUUNA:「生涯」は私たちなら使わないな、とか。ちょっとした言い回しで世界観が全く違ってくるので。それを何度も変えていただいて、一番いい形でできたのが今の歌詞ですね。

 

――なるほど。「生涯」「将来」でだいぶニュアンスが違いますよね。「生涯」っていうと、ちょっと年代進んだ人が、もしかしたら終わりとかも若干見据えながら言う、って感じがしますよね。対して、「将来」はもっと若い方が未來を見据えながら言う、というか…。

 

RUUNA:はい。この曲では、そういった作業をしながら、一緒に作っていけたって感がありましたね。

 

――「働く女性を応援する」とおっしゃいましたが、もう少し突き詰めれば、「仕事と恋愛どちらを選択するのか」あるいは「仕事と結婚どちらを選択するのか」といったところまで歌詞では言っています。やはりHijiiさんとコラボレートしなければ「結婚」みたいなワードは出てこなかったでしょうか?

 

MIMORI:私たちの中からは「結婚」は出てこなかったと思います。

 

RUUNA:たぶん歌詞にはしないですね。でも、それをさり気なくオシャレに歌詞に入れていただいたのがすごく素敵で。そこにHijiiさんの女性観を感じたんですよね。この歌詞を見た時に「Wedding Bellだって!」みたいな驚きがありました。

 

KOUMI:うわあ、って(笑)。

 

MIMORI:高まっちゃって(笑)。

 

RUUNA:私たちがオーダーした時は「結婚」というワードは入れてなかったんですよ。あくまで「恋愛」と「仕事」だったんですが、それをHijiiさんなりに膨らませていただいて…。私たちはまだ実感したことないんですが、やはり「結婚」って女性にはとても大きな事で、結婚すると働き方が変わってくることもあるじゃないですか。この詞をいただいて「そういうのがあるんだ」って思って、すごく新鮮だったので、「ハイ採用します!」みたいな(笑)。

 

MIMORI:ハマリましたね。

 

RUUNA:私たちとしては「イェーイ!歌いたい!」みたいな感じになっちゃって(笑)。

 

MIMORI:しかも、敢えて「結婚」っていうワードではなくて「Wedding Bell」なところがいいなあ、と。

 

――「Bride-to-be」とか「Settle down」というのも。

 

RUUNA:すごく素敵なセンスだなと思いました。

 

――でも、3年以上前に初めて取材をさせていただいた時には、そんなワードが出てくるなんて夢にも思わなかったです(笑)。

 

MIMORI:確かにそうですよね(笑)。

 

――でも、もう”結婚を考えない歳”でもないじゃないですか。

 

RUUNA:同級生が結婚をし始めているんですよね。地元では。

 

MIMORI:結構多いですね。

 

――この業界って結構遅いですけど、地元だったらもう結婚されている同世代も多いでしょうね。

 

RUUNA:はい。子供がいる子もいますし。東京にいるとあまり感じないんですけど、地元に帰ると「あ、そういう年代でもあるんだな」って改めて感じますね。

 

――どうですか? ファンの皆さんが聞きたいのかどうかはわからないですし、もしかしたらここを掘り下げるとお叱りを受けるかもしれないですが…。結婚観みたいなものって出てきましたか?

 

MIMORI:あぁ、でも結婚したいとは思いますね、ハイ(笑)。

 

――えぇ!? あぁ、でもそれは「今」ってことではなく、いつか?

 

MIMORI:いや、できることなら、今すぐにでも。

 

――マシですか!??? それ衝撃発言じゃないですか!(笑)

 

MIMORI:私は結婚には程遠いのかも知れないですけど、できるなら今でも全然構いません。特に何も変わらないのであれば。

 

KOUMI:(笑)

 

――軽い衝撃です(笑)。へえー。

 

MIMORI:やはり23歳ってこともあって、最近結構「結婚願望とかありますか?」って聞かれたりするんですが、私は「今すぐにでもしたいです」って言ってます。

 

RUUNA:まずは恋愛をするところから始めていただきたい。

 

MIMORI:そうまず恋愛。ちゃんとしたのがいいですね。

 

――だって、ちょっと前まで「Hello No Buddy」とか言ってたじゃないですか(笑)。

 

RUUNA:いや、今も「Hello No Buddy」です(笑)。

 

MIMORI:今も「Hello No Buddy」ですけど、でも「結婚いいな」って思います。友だちが結婚生活を送っているのをインスタグラムで見て「わあ、いいな」って。私もいつかできたらいいな、って考えるようになりました、フフ(笑)。

 

――まあでも、NegiccoのNao☆さんも結婚されましたし、全然アリですよね。

 

MIMORI:あと、でんぱ組.Incの古川未鈴さん。皆さんドンドン結婚していって「ああ素敵だなあ」という風に感じてます。

 

――じゃあ、あり得るわけですね。

 

MIMORI:あり得ちゃいます(笑)。

 

――KOUMIさんなんていかがですか? どうおっしゃるか、すごい興味深いんですけど…。

 

KOUMI:みりんちゃんだったり、NegiccoのNao☆さんだったり、私たちの以前のグループ時代にいろんな場面でご一緒した方々がそういう幸せな現在を作っていってるのは、「あぁ、嬉しいな」と思いますね。なんだろう…そうしたことに対する価値観も変わってきましたよね。「アイドルだけど一人の女性」っていうのを尊重する時代になってきているのはすごく嬉しいことだと思います。

 

――結婚しても活動を続けられる雰囲気になってきましたもんね。

 

KOUMI:それが嬉しいです。この前「いい夫婦の日」で結婚ラッシュだったじゃないですか、芸能界も。なので、ちょっと、まぁほんのちょっとなんですけど、身近に感じました(笑)。だから「結婚いいな」って思い始めたんです。

 

――じゃあ、KOUMIさんもあり得る、と。

 

KOUMI:あり得りますね(笑)。いつかは(笑)。ちょっとわからないですけど…。

 

RUUNA:いつになるか。いつになることか(笑)。

 

――そういうRUUNAさんはいかがですか?

 

RUUNA:そうですね。母が22歳で私のことを産んでるんですよ。既にその年齢を追い越しちゃってるんですよね。なんか不思議だなと思いますが、「一人の女性として幸せになりたい」って思うことはすごく良いことですよね。メンバーが「結婚したい」と言ったら「どうぞ」って言います。もう11年ぐらいずっと一緒にいて、ずっと苦楽を共にしてきて…。みんなには、何というかもう「幸せになって欲しい」みたいな気持ちしかないです、本当に(笑)。

 

――おぉ。

 

RUUNA:もちろんkolmeとしてみんなで幸せになりたいというのはあります。沢山の人に聴いてもらえるようになって、自分たちの夢が沢山叶って…。でも、そのために自分を犠牲にしなくていいんじゃないかな、っていう感覚はありますね。自分たちで作るようになって、自分たちが満たされてないと皆さんを幸せにできないと思うようになって。特にここ1~2年は。なので、何かこう自分が満たされて、自分が幸せになって作品を作り出す。そして、それを皆さんに共有していただく。そういう気持ちが強くなりましたね。

 

――結婚をした3人で作る曲ってのはまた違うんでしょうね。

 

KOUMI:違うんでしょうね。

 

MIMORI:どうする? KOUMIからすごいラブラブなラップが出てきたら(笑)。

 

一同:アハハ(笑)

 

MIMORI:「今いいカンジだな~」って(笑)。

 

RUUNA:でも逆に何かちょっとナイーブなの出てきて、「触れないほうがいいかな」みたいな感じになったり(笑)。

 

KOUMI:アハハ。でも、今回のアルバムもある意味そうですね。メンバーが書いた詞も最終的に出てきた時に初めて見たんですが、「今こういうふうに思っているんだ」っていうのが歌詞でわかりました。

 

――なるほど。詞の中で、ご自身のことが普遍化されたり比喩表現されることで、他の人にも当てはまるようにはなっていますが、やはりご自身のことを描かれているものが多いですよね。

 

RUUNA:そうですね。今回は歌詞がノンフィクションなので。そういう意味でも、今までの作品よりも私たち一人一人が出ている感じがします。歌詞にするのはちょっと恥ずかしい部分もありますが、「こういうことが起きてこういう気持ちになった」ということを伝えることによって、皆さんに寄り添えたらいいなって思います。今回は歌詞はすごくこだわりましたね。

 

 

取材・文
石川真男

kolme 商品情報

4th Album

『Do you know kolme? 』

【Type-A 2CD+DVD】

kolme

AVCD-96365〜6/B ¥6,300 (税込)

[CD①]
01. Intro 02. Gotta look 03. Get your control 04. Remind me... 05. Interlude 1 06 Repeat 07. I live in hope 08. Brand new days 09. Wonderland 10. Why, Mr.? 11. Deep breath 12. Same mistake 13. Up all night 14. Interlude 2 15. Wherever I go

[DVD]
01. Remind me... -Music Video- 02. kolme Live Museum 2019 ~Hello kolme~ in SHIBUYA WWW X [CD②] MIMORI SE Collection 01. Ultra kolme Merry X'mas 2018 02. kolme Happy New Year Live 2019 03. kolme Live Museum 2019 ~Hello kolme~ 04. REIWA 2019 05. Super Ultra kolme tour 2019

 

【Type-B CD+Blu-ray】

kolme

AVCD-96367/B ¥6,800 (税込)

[CD]
01. Intro 02. Gotta look 03. Get your control 04. Remind me... 05. Interlude 1 06 Repeat 07. I live in hope 08. Brand new days 09. Wonderland 10. Why, Mr.? 11. Deep breath12. Same mistake 13. Up all night 14. Interlude 2 15. Wherever I go

[Blu-ray]
01. Remind me... -Music Video- 02. kolme Live Museum 2019 ~Hello kolme~ in SHIBUYA WWW X

 

【Type-C CD】

kolme

AVCD-96368 ¥3,000 (税込)

[CD]
01. Intro 02. Gotta look 03. Get your control 04. Remind me... 05. Interlude1 06 Repeat 07. I live in hope 08. Brand new days 09. Wonderland 10. Why, Mr.? 11. Deep breath 12. Same mistake 13. Up all night 14. Interlude2 15. Wherever I go

 

 

kolme ライブ情報

5周年ツアー「kolme Live Museum - Do you know kolme? -」

2019年
12⽉30⽇(⽉) 神奈川CLUB CITTAʼ
2020年
1⽉18⽇(⼟) 埼⽟⻄川⼝Live House Hearts
2⽉2⽇(⽇) 宮城SENDAI MA.CA.NA
2⽉8⽇(⼟) 神奈川横浜Baysis
2⽉23⽇(⽇) ⼤阪OSAKA MUSE
2⽉24⽇(⽉/祝) 名古屋ell.FITS ALL

〈開場/開演時間〉
12月30日 CLUB CITTA’公演 16:00/17:00
上記公演以外 1部13:00/13:30  2部17:00/17:30

 

 

PROFILE

PROFILE
kolme
kolme

(左から) RUUNA(秋元瑠海) 1996年9⽉9⽇O 型(リーダー)
MIMORI (富永美杜) 1996年6⽉14⽇O 型
KOUMI(早坂⾹美) 1996年5⽉31⽇O 型

KOUMI、RUUNA、MIMORIの3⼈組ガールズ・ユニット。作詞作曲、ダンス振付、英語など、それぞれの得意分野を活かし楽曲やパフォーマンスをセルフ・プロデュースするクリエイティヴ・ユニットとして活躍。リーダーのRUUNA、ダンスを得意とするKOUMI、作曲を得意とするMIMORIの3⼈が⼀体となったクオリティーの⾼いダンスと、⻤才トラックメーカーRumb(残響レコードからアルバムをリリース)とコラボレーションする楽曲の創造性溢れるパフォーマンスが魅⼒。海外からの注⽬も⾼く、2018年7⽉にはフランスで⾏われた『Japan Expo』に出演を果たした。

- 2015年-
3⽉シングル「To shine」でメジャー・デビュー、オリコン初登場10位。
7⽉配信限定「callme -EP Vol.1」iTunesディリートップ10⼊り、OTOTOYディリーチャート1位を 記録。⾳霊、サマソニ、a-nationと数々のフェスに出演。
10⽉には1stフルアルバム『Who is callme?(全16曲収録)』をリリース、 CDショップ⼤賞にもノミネートされた。

- 2016年-
4⽉2ndシングル『Can not change nothing』は初のドラマエンディングに起⽤。
6⽉3rdシングル『Confession』はピアノを主体としたダンスナンバーが話題に。
9⽉には2ndフルアルバム『This is callme(全16曲収録)』をリリース。

- 2017年-
3⽉4thシングル『Bring you happiness』は物流業界初の応援ソングとして制作。
8⽉5thシングル『One time』リリース。ジャズフェスやナイトクラブに出演。

- 2018年-
3⽉6thシングル『Hello No Buddy』Spotifyプレイリスト⼊りやJ-WAVEでのO.A、⾳楽好きな著名⼈からの発信で注⽬ を集めている。
7⽉プレイリストアルバム「Please callme! -20152018-」リリース

- 2019年-
1⽉3rd Album『Hello kolme』リリース
3⽉全国ツアー「kolme Live Tour 2019」決定(東京、⼤阪、名古屋、仙台、岡⼭・福岡)
4⽉〜11⽉毎⽉新曲配信リリース
11⽉4th アルバムリリース
12⽉〜全国5都市6公演ライブツアー開催決定

公式サイト: https://avex.jp/kolme/