FEATURE
宮城県を征服したら、次は世界を征服しに行きます。 凛々しくも臨界に咲くアルテリア インタビュー
「カオス×ロック」をテーマに,2023年10月6日より正式始動。宮城県は仙台市をベースに活動中の凛々しくも臨界に咲くアルテリア。彼女たちは、デビューから1年後となる10月6日に、デビューライブと同じ場所の長町リプルでワンマン公演を行うことを発表した。この日の目標動員数が250名。もし達成できなかったら、とんでもない苦行??が待っている。
この日は、メンバーの中から、黒鳶あずさ・眠麗うみがインタビューに参加。凛々しくも臨界に咲くアルテリアの魅力を、ここにお伝えしたい。
ここへ至るまではめちゃめちゃ早かったです。
──凛々しくも臨界に咲くアルテリアを結成してから‥。
黒鳶あずさ 昨年10月に活動をスタートしたので、まだ半年くらいですけど。ここへ至るまではめちゃめちゃ早かったです。
──確か、みなさん研究生から始まっていませんでした?
黒鳶あずさ アイドル研究生から活動を始めての、今ですね。
──研究生時代も長かった?
黒鳶あずさ 割と長かったですね。
眠麗うみ 1年くらい、アイドル研究生としての活動をやっていました。
黒鳶あずさ 今、振り返ると早く感じるけど。あの当時は、めちゃめちゃ長く感じていました。その期間もいろいろと活動はしていましたけど。何してたっけ?
眠麗うみ TicTokで配信をして、「今からここに来て」と言ったら何人来るかということをやっていたり。あと、YouTubeの撮影をしていました。
──いろんなチャレンジを?
黒鳶あずさ ずっとチャレンジ系が多いかも知れないです。めっちゃめちゃ覚えているのが、デビューが決まるまでのときにやった「歌唱力テスト」。自分めちゃめちゃ歌が苦手なんで、そのときに練習をめっちゃしたんですけど。結果、いい方向へ行かずというときに、メンバーみんなとボイトレの先生みんなで、最後すごい号泣したのをめちゃめちゃ覚えています。
眠麗うみ 毎日のようにメンバーとカラオケに行って、歌の練習をしていたんですけど。それ、けっこう記憶に残ってて。6時間くらい、ひたすら毎日歌いまくってという練習をしていました。
──1年間いろんな経験を積んだ上での、正式デビューだったわけだ。
2人 はい!!
性格も見た目も好きなものも3人ともぜんぜん違うんですけど、考えていることは同じです。
──正式に動きだそうとなったのは、いつ頃なの?
黒鳶あずさ 正式に動きだそうと決まったのが、昨年の6月。そのときに「デビュー日はこの時期に」と決まって、10月6日にデビューをしました。
──デビューが決まったことで、意識面にも変化は出てきました?
眠麗うみ 変わりました。明確な目標があると、より頑張れますね。
黒鳶あずさ あの頃は「とうとうデビューしちゃうの?」みたいな感じで、ドキドキやワクワクのほうが不安よりも強かったです。
──そこから、オリジナル曲の準備も始めた形?
黒鳶あずさ オリジナル曲は、研究生時代からずっとありました。私たち、最初からデビューを前提に結成したんですけど、まだ3人の実力が‥グループとしての完成度が追いつかないから「デビューは先伸ばし」ということで、それで1年間研究生としての活動をしていました。
──心の中では「いつ、デビューなの??」という思いも??
黒鳶あずさ めちゃめちゃありました。だから、「辞めたい」とは一切ならなかったですね。
──3人の絆も深いし。
黒鳶あずさ めちゃめちゃ固いです。
眠麗うみ 研究生時代、ずっと3人で頑張ってきたので、絆は固いです。いろんな経験をするたびにね。
黒鳶あずさ 関係は、めちゃめちゃ深まっていったからね。
──あずささんから見た、うみさんはどんな人?
黒鳶あずさ すごい年下感の強い、ザ・妹という人なんですけど。たまに鋭い突っ込みのくる石巻の子だなって感じです。
──うみさんから見た、あずささんは?
眠麗うみ 人見知りをしないすごいん元気な子で、なんか子供みたいな無邪気さがある。
──凛瞳れむさんはどんな人?
黒鳶あずさ れむ姉は、その名の通り頼りがいのあるリーダーなんですけど。知れば知るほど、本当にポンコツだなと思って。でも、それすらもかわいいなという感じです。
──3人のバランスは‥。
黒鳶あずさ めっちゃめちゃいい感じだと‥信じてます(笑)。みんな気持ちは一緒だしね。
眠麗うみ そう。性格も見た目も好きなものも3人ともぜんぜん違うんですけど、考えてることは同じです。
デビューライブの前日から緊張しすぎて、夜眠れなかった。
──凛々しくも臨界に咲くアルテリアというグループ名を聞いたとき、どう思った?
黒鳶あずさ 「長っ!!」と思った(笑)。
眠麗うみ いろいろと言葉の意味を調べました。
黒鳶あずさ 今では、めちゃめちゃ気に入ってます。漢字も書けるようになったので。
──確か、デビューライブの模様を‥。
眠麗うみ その日、1日を追いかける形でYouTubeにアップしています。
──デビュー日が決まったときの心境も教えてください。
黒鳶あずさ デビュー日が決まったときは嬉しい気持ちしかなかったんですけど。デビューライブの前日から緊張しすぎて、夜眠れなかったりとか、「自分の歌うパートは何処だっけ?」とわかんなくなったりもしていました。それくらい、めっちゃ緊張していました。
眠麗うみ それまでもずっと突っ走ってきたので、わたしの場合、気づいたらもうデビューライブのステージに立っていた感じでしたね。だから、眠れないこともなかったです。とにかく、ステージに立つことだけをずっと考え続けていたので。
──正式始動したことで、ひと安心の気持ちもありました?
2人 ありました。
巻き込んでますね。グチャグチャです。
──デビュー日から、まだ半年程度しか経っていませんけど。この半年間もかなり濃い日々?
黒鳶あずさ めちゃめちゃ濃かったですね。濃すぎて、「一番思い出に残っているのは?」と聞かれても、「なんだろう??」とすごく悩むくらい、全部の活動が濃かったです。
──活動は、仙台を中心にしながら?
黒鳶あずさ 宮城県を征服したら、次は世界を征服しに行きます。最近では、東京でライブをする機会が増えてきて。今では、仙台の次に多いのが東京でのライブになってきています。
眠麗うみ 仙台にもアイドルさんが増えているから、それも刺激になっています。フリフリ系のかわいい子たちもいれば、また違ったタイプの子たちもと、いろんなグループが活動をしているから、刺激は多いです。
──凛々しくも臨界に咲くアルテリアは、激しめのスタイルですよね。
攻めてます。
黒鳶あずさ 3人の性格が音に出ています。凛々しくも臨界に咲くアルテリアの楽曲って、ライブ回数を重ねるにつれて、ファンの人たちが曲の中へ筋トレ系の動きを組み入れたり、ライブ中にスクワットをしたり、みんなでフロア中を駆け回ったりもしているから、今のスタイルで良かったなとめちゃめちゃ思います。
──フロア中の人たちも巻き込んで?
黒鳶あずさ 巻き込んでますね。グチャグチャです。『明日へ』という楽曲では、自分がステージから飛び下りて、見ている人たちみんなとフロアを走り回ってサークルを作ってるんですよ。初めて見る人でも、みんな一緒に楽しめるのがめちゃめちゃいいなと思います。すっごい巻き込み型です。
眠麗うみ けっこうゴリゴリなロック曲もありますし、ポップなかわいい曲もあるんですよ。そこの温度差の激しさも、凛々しくも臨界に咲くアルテリアの魅力だと思っています。配信している曲『ARTERIA 』は、ゴリゴリ系です。1曲の中で次々転調していく曲は多いです。
──「凛々しくも臨界に咲くアルテリアらしさは何?」と聞かれたら、どう答えます?
黒鳶あずさ ほんと、みんな一緒にというところです。凛々しくも臨界に咲くアルテリアは「カオスティックなアイドル」と名乗っているから、みんなで楽しく躍っていたら、急にスクワットをしたり、全員で走り出したりとめちゃめちゃいい感じだし、そこが"らしい"と思っています。凛々しくも臨界に咲くアルテリアのライブは運動量が多いから、「ジム」とも言われています。
眠麗うみ 凛々しくも臨界に咲くアルテリアの曲は格好よさもあり、かわいさもあり、歌の中にセリフが混じっている曲もあって。その辺にもカオスティックさを出せているのかなと思いますね。カオスティックさは、これからも魅力にしていきたいです。
黒鳶あずさ いろんなベクトルにカオスさが出ています。
「動員を達成出来なかったら、郡山の定期公演へ行く予算が出ないから行き帰りは歩き移動でね」というミッションも出されました。
──確か、10月のワンマン公演に、250名動員を掲げているんですよね。
黒鳶あずさ そうなんです。しかも、ワンマンライブの動員が250人いかなったら、郡山で毎月やらせていただいているライブ会場まで、行き帰りは全部歩き移動になります。
デビューしてちょうど1年目が今年の10月6日になるんですけど。その日にワンマンライブをやることが決まったのは嬉しかったんですけど。「動員目標は250人。活動から1年後だし、ワンマンだし、いけるでしょ」と社長が言ってきて、そのうえで、「動員を達成出来なかったら、郡山の定期公演へ行く予算が出ないから行き帰りは歩き移動でね」というミッションも出されました。
眠麗うみ デビューライブと同じ場所の長町リプルさんにワンマンで戻って来れるのは嬉しかったんですけど、動員250人が‥。
黒鳶あずさ その数字、めちゃめちゃ頑張らないとなかなか難しいです。だから、最初に「動員250人」と言われたときは、「えっ、この人何言ってんの??」と思いました。
眠麗うみ わたし、最初は「100人」と言われるかなと思ったし、その数字なら頑張れるかもという気持ちでいたんですけど、「250人」と言われてびっくりしました。でも、今も動員するために頑張っています。それに、目標が明確にあったほうがいいよね。
黒鳶あずさ やる気が出るからね。目に見える目標があるからこそ、そこに向けて頑張れる気持ちはあります。でも、プレッシャーもあります。
──10月6日まで、まだ時間はありますしね。
黒鳶あずさ いえ、あっと言う間です。ここまでもあっと言う間だったので‥。
──ワンマンをやるということは、これから新曲も増えていくわけだ。
黒鳶あずさ 4月現在で持ち歌は5曲ですけど、その頃までにはもっと増えていくと思います。
2周年ワンマン公演では、動員500人を目標に頑張るぞという気持ちです。
──凛々しくも臨界に咲くアルテリアとしての、今後へ向けたビジョンも聞かせてください。
黒鳶あずさ 自分はTIFのメインステージに立ちたい目標をずっと持っています。TIFへの出演はめちゃめちゃ目標です。
眠麗うみ まずはワンマンライブを成功させたいです。そしたら自信もつくと思いますし、達成したら、また違う目標が見えてくるのかなと思っていて。なので、今はワンマン公演へ向けて頑張っています。
──うみさん、釣り上げるのは得意ですよね。
眠麗うみ はい、漁師の娘なので(笑)。お客さんも、たまに釣りあげます(笑)。
──達成できなかったら郡山まで歩きと言ってましたけど。郡山でも定期的に公演をやっているということ?
眠麗うみ そうです。毎月1回のペースで行ってます。基本は仙台をベースにしていますけど。他に宮城県内のいろんなところでライブを行えば、この間も岩手県や秋田県でもライブをやってきました。基本は東北でライブをやりつつ、最近は東京でのライブも増やしています。
──東京のライブはどう??
眠麗うみ 地域によっての色も出れば、どこの県でも優しい人がいっぱいいるなぁと感じていますけど。東京はとくにアイドルさんが多い場なので、すごく刺激は多いです。東京のアイドルさんは、すごくキラキラして見えます。
──改めて、ひと言ずつメッセージをお願いしても良いですか?
黒鳶あずさ 凛々しくも臨界に咲くアルテリアとしての今の目標は、デビュー1周年ワンマンライブで動員250人を達成すること。それを達成した後に、そこで止まらず、2周年ワンマン公演では、動員500人を目標に頑張るぞという気持ちです。
眠麗うみ ワンマンライブに向けて走っていきたいなと思っています。あとは、今から出逢う新しいファンの方たちを、凛々しくも臨界に咲くアルテリアの力でカオスティックに巻き込んで、その人たちの生活や人生が豊かになったらいいなと思います。ファンのみなさん、いつも楽しそうに会いに来てくれているので嬉しいです。
黒鳶あずさ ライブではかならず一緒に走っているので、絶対参加でお願いします。
──これからは、さらに東北を盛り上げていく活動もしていくわけですよね。
黒鳶あずさ 東北のアイドルシーンは盛り上げていきたいですね。自分、もともと青森育ちだから、いつか青森でもライブをして、青森の人たちにも知ってもらおうという気持ちでいます。
眠麗うみ わたしも、地元の石巻でライブをやりたいし、それが夢にもなっています。地元が好きだからあまり地元から出たいなと思わないので、地元に何らかの形で貢献していきたいなとも思っています。
黒鳶あずさ 東北から…仙台から、もっと発信していけるように頑張ります。うちの事務所が、アサヒ飲料さんともお仕事をしているんですけど。おかげで、凛々しくも臨界に咲くアルテリアの写真が出ている自販機も宮城県内にはあります。その前を通るときは,すごい堂々とドヤ顔しながら「これ、わたしだからね」みたいな感じでいつも歩いてます (笑)、見かけたら、写真を撮ってSNSにアップしてください(笑)。
TEXT:長澤智典
インフォメーション
凛々しくも臨界に咲くARTERIA FIRST ONE MAN LIVE「革命」
■日程
2024年10月6日(日)
■会場
live studio ripple
■時間
OPEN16:00 ・START17:00
■料金
2,500円(当日券3,000円)
(入場時1ドリンク代別途必須)
https://tiget.net/events/311628
SNS
https://twitter.com/idol_lilia
https://lit.link/ARTERIA
黒鳶あずさ
https://twitter.com/lilia_azusa
凛瞳れむ
https://twitter.com/Osashimi_wasabi
眠麗うみ
https://twitter.com/lilia_nemuriumi