Baby'z Breathが2025年最初の大きなアクションとして、1月に初の東名阪ワンマンツアーを行う。彼女たちは今、「Baby’z Breath 3rdワンマンライブ〜1000人規模への第三ステージ〜」と掲げた挑戦を行っている。1000人キャパのライブハウスでワンマン公演を行えるようになるためにも、今回も、しっかり結果を示そうという意気込みだ。
  今回のツアーの特徴が、東名阪とも1日2公演行うこと。大阪/名古屋公演では、昼公演をワンコイン(500円)で開催。少しでもリーズナブルな価格にし、Baby'z Breathに興味のある方へ気軽に触れてほしいとの思いから企画。ただし、500円は前売券の価格だから、気になった方は急いでチケットを手にしてもらいたい。東京の昼公演も、前売券1000円と足を運びやすい設定になっているので、こちらもぜひ利用してほしい。そのうえで、東名阪の各夜公演で、今のBaby'z Breathの魅力を存分に味わってほしい。今回、メンバーに東名阪ツアーへ向けたインタビューを行った。彼女たちの思いを、みなさんにお届けしたい。

「このメンバーでもっと大きな会場を詰め尽くす景色が見たい」と思えたし、そのときに初めて1000人規模へ挑戦という言葉の意味や挑戦する意欲を現実味を持って受け止めることができたなと、今、改めて感じます。

──まずは、Baby'z Breathの2024年の活動を振り返っての思いから聞かせてください。

花宮まいか  Baby'z Breathにとっての2024年は、初めてのミニアルバム『どんな未来でも』のリリースや、赤羽ReNY alphaと横浜みなとみらいブロンテでワンマン公演を行えた年になりました。しかも1stワンマン公演になった赤羽ReNY alphaは、Baby'z Breathの活動1周年公演も兼ねていました。他にも、いろんな夏フェスに出演するなど、本当にたくさんの経験が出来た年になったと思います。
 

 

熊本美和   プラスの面だけではなく、メンバーの人数変動などの壁にぶつかることもありました。そのたびにメンバーどうしで言葉を交わしては絆を深めてきたし、何があろうとけっして活動を止めることなく走り続けました。2024年はオリジナル曲もいろいろいただけたように、今年も継続して新曲を増やし続けたいなと思っています。しかも、叶えたい夢だった東名阪ツアーも1月に行うことができます。2024年は、タイアップ楽曲を歌いたい想いがありましたが、それは実現できませんでした。その目標は、引き続き今年も実現するために頑張りたいです。
 

 

──Baby'z Breathにとっての2024年は、試練と飛躍の両面をいろいろと味わい続けた年だ。

熊本美和   そうですね。でも、結果的には飛躍に繋がることが多かったなと思います。中でも、2回行ったワンマン公演には本当にたくさんの方々が足を運んでくださいました。今、Baby'z Breathが掲げている「ワンマンライブ〜1000人規模への挑戦」も、1stワンマン公演を行った赤羽ReNY alphaから始まったことでした。

──「ワンマンライブ〜1000人規模への挑戦」を掲げたとき、どんな気持ちでした?

南いちご  正直,、最初にその目標を聞いたときは想像がつきませんでしたし、決まった以上はがむしゃらに頑張っていこうという気持ちでした。だけど、2回のワンマン公演をやったことで、 その目標をだんだんリアルに感じ始めています。
 

 

──1stワンマン公演を赤羽ReNY alphaでやったのが、昨年4月のことでした。あのときの景色や手応えも覚えています?

南いちご  あのときは、メドレーコーナーを設けたり、カバー曲を歌うなど、初めての挑戦もいろいろありました。本番を迎えるまで、正直不安はありましたけど。やり終えたときに、「Baby'z Breathはいけるぞ」という自信に繋がったライブにもなりました。 

天彩レイ  1000人って言葉にもリアリティを感じられるようになったよね。最初に「ワンマンライブ〜1000人規模への挑戦」と聞いたときは、途方もない目標にしか思えませんでした。1000人規模と言えば、わたしたちが憧れているような方々がやっている箱。そういう会場で私たちがライブをしている姿が想像できなかったどころか、赤羽ReNY alpha公演を成功させられるのかさえも未知数だったから、その言葉自体に現実味を覚えることが出来ずにいました。
  でも、赤羽ReNY alphaでワンマン公演をやって、たくさんの人たちが集まった景色を見て、「この会場を、私たちだけで埋めることが出来たんだ」「こんな素敵な景色を、私たちは見せることが出来たんだ」という自信を得たことで、初めて、「このメンバーでもっと大きな会場を埋め尽くす景色が見たい」と思えたし、そのときに初めて1000人規模へ挑戦という言葉の意味や挑戦する意欲を、現実味を持って受け止めることができたなと思います。　
 

 

──2ndワンマン公演の場になった横浜みなとみらいブロンテでも、素敵な景色を描きましたよね。 

天彩レイ  そうなんです。横浜みなとみらいブロンテは、イベントで立つことの多い会場です。Baby'z Breathにとって馴染みの深い会場でワンマンライブを行えたのも嬉しかったですし、この会場を私たちのファンだけで埋め尽くせたときも、本当に嬉しかったし、未来へ進む自信にも繋がりました。

──それが、今回の東名阪を舞台にした、3rdワンマン公演へと繋がりました。 
　
瀬戸山さくら　定期的にワンマン公演を。しかも、少しずつ規模を大きくしながら行えるのはけっして当たり前じゃないからこそ、スタッフさんにも、応援してくださるファンの方々にも、私たちはすごく感謝しています。しかも、ワンマンライブを重ねるごとに、グループも、メンバー個々もレベルアップしてきました。それを認められたうえでの東名阪ツアーだとしたら、そんな嬉しいことはないです。個人的に東名阪ワンマンツアーのお話を聞いたときは、嬉しさと同時に、気が引き締まりました。同時に、「まだまだBaby'z Breathはいけるぞ」という気持ちにもなりました。
 

 

陽葵はるね  じつは今回のツアー、最初は2ndワンマン公演のときに、1月18日の東京公演のみを、当日のサプライズとして告げられました。あの頃は、より会場の規模が大きくなった東京公演へ向けて頑張るぞという気持ちでしたけど。10月の定期公演のときに、新たなサプライズで大阪と名古屋でのワンマン公演も発表になりました。それを聞いたときは、もちろん嬉しかったんですけど、正直、焦りの気持ちのほうがわたしは大きかったです。だけど、焦ったところで何かが変わるわけではないし、その発表を聞いてから本番の日まで3ヶ月くらいしかなかったから、すぐに気持ちを切り換え、いろんな地域の人たちにもっともっとBaby'z Breathに触れてほしい気持ちから、より配信やSNSを通して発信してゆく活動に力を入れ始めました。
 

 

──こういった活動をしていると、3ヶ月はあっと言う間ですよね。

陽葵はるね  あっと言う間です。2ndワンマン公演のときには東京公演のみの発表だったから、「まだ半年ある」という気持ちと「もう半年しかない」気持ちがせめぎあっていましたけど。10月になって、そこへ大阪と名古屋公演が加わりました。だから焦ったのもありますけど。焦りを覚える環境が生まれたことで、それまで以上に、メンバーどうしで「こういう風にしていきたいよね」と前向きな話を多くする機会が増えて、6人の意識をさらに高めたことにもなったから、わたしは強く焦りを覚えたことがプラスに繋がったなと受け止めています。 

花宮まいか  ほんと、そうなったよね。この発表を聞いた2ndワンマン公演は、新体制になったばかりのときでした。その状態で、「Baby'z Breath史上最大キャパでのワンマンへ挑戦。しかも、昼夜二公演」と言われたから、やらなきゃいけないことがいっぱいだと感じていました。それでも、どこか気持ちが定まりきれてない面もありました。そんな状態のときに、新たに名阪も加わると言われたわけですけど。そのときに、わたしの中で改めて強い自覚が生まれました。そう思えたのも、東名阪ワンマンツアーということで、より気が引き締まったし、意欲がより強くなったのも大きかったんだと思います。Baby'z Breathの場合、ハードルが高くなるほどみんな気が引き締まるからね。

熊本美和  確かにね。個人的には、以前のグループで活動しているときにファンになり、ずっと応援の声を届けてくださっている方々が名古屋と大阪にいるのをわかっていたからこそ、名阪にも行けるのはすごく嬉しかったですし、待っているファンの方々に早く会いたいです。もちろんわたしも、挑戦の規模が大きくなったことで、もっともっとBaby’z Breathの存在を大きくしたい気持ちが強くなりました。

大阪と名古屋で行うワンコイン公演は、「Baby'z Breathのお試し公演」的な感覚が強いのかなと思います。夜公演では、ワンマン公演ならではの演出もあるから、昼夜公演の違いも感じながら、今回のツアーを楽しんでもらえたら嬉しいです。

──今回の東名阪ツアーは、すべて昼夜二公演になります。しかも大阪と名古屋の昼は、ワンコイン(500円)公演になります。昼公演と夜公演の違いも気になります。

南いちご　夜公演に比べたら、昼公演の曲数は少ないですけど。それでも、Baby'z Breathの魅力が伝わる内容にしていますし、昼公演で初めてBaby'z Breathを観た人なら、きっと夜公演も観たくなります。価格がお手頃だからこそ、Baby'z Breathファンの方がお友達や家族を気軽に誘える公演だし、初めての方は、とても足を運びやすいと思います。

天彩レイ  大阪と名古屋で行うワンコイン公演は、「Baby'z Breathのお試し公演」的な感覚が強いのかなと思います。名古屋もそうですが、とくに大阪は、これまで触れ合う機会が少なかったからこそ、まずはお試し感覚で昼公演を観ていただくのも良いなと思います。ワンコインとは思えない充実した内容を私たちは用意していますから。東京公演も、昼公演は1000円とリーズナブルになっています。だから3公演とも、「Baby'z Breathに興味はあるけど、まだ夜公演に足を運ぶまでは」という方や、「音源は聞いたことあるけど、まだライブは観たことない」という方々に、「ちょっと覗いてみよう」という感覚で楽しんでいただきたいです。Baby'z Breathのファンの方がお友だちを誘いやすい価格というのも、魅力だと思います。

──夜公演は、どんな内容になるのか。そこも、気になります。

瀬戸山さくら  先にお伝えしておくと、夜公演では、Baby'z Breathが持っているオリジナル曲をすべて披露します。そのうえで、それぞれの土地や地名にちなんだ楽曲も歌います。選曲は、メンバーみんなで決めました。それを、昼夜どちらの公演で歌うのか…。気になる方は、両方観てください。昼公演を観てBaby'z Breathのことに興味を深めた方は、夜公演も観るとBaby'z Breathのオリジナル曲全部を一気に知れるから、続けて二公演とも見ることをお勧めしたいです。しかも夜公演では、ワンマン公演ならではの演出もあるから、昼夜公演の違いも感じながら、今回のツアーを楽しんでもらえたら嬉しいです。

陽葵はるね  以前のワンマン公演では、メドレーコーナーを作って、イベントライブとは異なる、ワンマン公演だからこその音源で魅せることもやってきました。今回も、それを行うのか…も楽しみにしていただきつつ。ワンマン公演だからこそ見れるいろんな演出があるからこそ、そこをとくに見てほしいなと思います。

花宮まいか  昼公演と夜公演では衣裳も違うからね。今回の夜公演は、今年のお正月にSNSで初公開となった新衣裳姿でライブを行います。まさに、一番新しい私たちの戦闘服姿でのライブになるからこそ、夜公演はとくに見てほしいんです。しかも今回の衣裳は、メンバーみんなでデザイン案を出しあって、みんなの意見をレイちゃんがデザイン化し、そこへいちごちゃんが色をつけ、それをデザイナーさんにお渡ししたうえで完成しています。初めて私たちが考えた衣裳だからこそ、思い入れもひとしおです。

──レイさんと、いちごさん、衣裳が完成するまでの過程についても教えてください。

天彩レイ  今回の衣裳は、みんなで作りあげるものにしたかったからこそ、みんなの出したアイデアを反映し、そのうえで自分のこだわりも加えて描きました。その絵をみんなに見せ、さらにみんなのアイデアを反映する形で修正をして仕上げています。わたし、衣裳のデザインは何時かやってみたかった夢の一つだったから、その夢を叶えられて嬉しかったです。

南いちご  そのデザイン画に、わたしが色付けをしました。ベースにしたのが、Baby'z Breathのイメージカラー。みんなの中から「グラデーションがいい」など、いろんなアイデアが出ていたから、3パターン色付けをした画を提出し、そのうえで選ばれた画をブラッシュアップしたように、本当にメンバーみんなが納得のいく衣裳を作れたから、早くみんなに直接お見せしたいです。

天彩レイ  うちのメンバーってクリエイティブな子が多いから、今後も、いろんな形でメンバーのアイデアを活動へ反映したいなとも思っています。

陽葵はるね  今回、衣裳は全員統一していますけど。変わりに、一人一人自分のお気に入りの髪飾りをオーダーして作っていただきました。人によってリボンの大きい子もいれば、リボンが小っちゃい子もいるし、カチューシャの子もいます。しかも髪飾りには、各自のメンバーカラーが入っているから、そこもポイントになっています。

ライブとは、毎回ファンの人たちと一緒に作っていく物語だと思うからこそ、「また続編を一緒に作りたい」と思えるライブを、すべての公演で見せたいです。

──最後に、一人一人目の前にせまった東名阪ツアーへ向けての思いを語っていただけますか。

花宮まいか 東名阪ツアーの見どころは、ずばり「新衣裳」です。わたし、衣裳にはこだわりが強く、衣裳ヲタクなんですけど。そんなわたしの意見も初めて取り入れてもらった衣裳だからこそ、しっかり目に焼き付けてほしいです。

熊本美和　今回の東名阪ツアーの全公演とも、誰が観ても「最高だった」と言ってもらえる内容にしていきます。そのうえで、今後に期待したくなる公演にもしていくつもりだし、Baby'z Breath自体止まることなく、もっともっと上へ進み続けます。とにかく、観てくださった方みんながワクワクするライブにしていきます。

南いちご　東名阪を舞台にした3rdワンマン公演は、1stワンマン公演や2ndワンマン公演とは異なる内容になると思います。普段ファンコミュニティSNSをやっているんですが、その中でファンの方々に向けて「ツアーをやりたい」とズーッと語っていました。その夢が叶ったツアーでもあるからこそ、「楽しみ」「夢が叶った」だけではなく、「叶えた夢を、次にどう繋げていくのか」まで考えて取り組みたいし、その先のBaby'z Breathが楽しみになるツアーにもしたいです。

天彩レイ  わたしの中で大事にしている気持ちが、「限界を突破すること」。東名阪ツアーに向けて身体作りも含め、自分なりに努力を重ねてきたからこそ、自分はもちろん、グループとしても、これまで以上の姿を…限界突破した姿を、東名阪ツアーを通して見せたいです。すっごい個人的なことですが、まだ内緒ですけど、東京のファイナル公演はぜひ見てほしいです。まだ、内緒ですけど(笑)

瀬戸山さくら  Baby'z Breath自体、まだまだ短い歴史ですけど。今回の東名阪ツアーは、ここへ至るまでの私たちの気持ちを全部ぎゅぎゅっと詰め込んだライブになるのは間違いないです。ここにいる6人とも個性的だし、同じような人が一人もいません。だからこそ、初めてBaby'z Breathに触れる人たちには「この子気になるな」というメンバーを見つけてほしいなと思います。いつも応援してくださっている方々にも、「推しの、ここがさらに好きになったよ」というパフォーマンスをみんなに見せる意気込みでいるから、楽しみにしていてください。

陽葵はるね  東名阪ツアーでは、私たちの成長過程を見てほしいなと思っています。もちろん私たちは、みなさんのことを楽しませる気持ちでいますけど。ライブとは、毎回ファンの人たちと一緒に作っていく物語だと思うからこそ、「また続編を一緒に作りたい」と思えるライブを、すべての公演で見せたいです。

──これだけ短期間で、しかも、立て続けにワンマン公演をやるとなれば、自分たちの成長にも繋がりますからね。

陽葵はるね  1本1本のワンマン公演を終えるたびにメンバーの絆が深まれば、「もっともっと大きなステージでワンマン公演をやりたい」気持ちも生まれ続けてきました。今回も、それをたくさん感じれる機会になれたらなと思っています。


──最後に、リーダーにシメてもらおうか。

熊本美和  2025年のBaby'z Breathは、まだ言えないことがたくさんあります。それくらい、この先に向けていろんなことがすでに決まってるということ。それを楽しみにしていてほしいんですけど、その前に東名阪で行う3rdワンマン公演でしっかりと結果を出さないと、その先の展開へ繋げていけないと思っています。だからこそ、今回の東名阪ワンマンツアーを成功させて、2025年最高のスタートを切りたいです。そのうえで、2025年はBaby'z Breathがもっともっと大きく飛躍していける1年間にしたいなと思っています。まずは、東名阪ワンマンツアーで、一緒に楽しい想い出を作りましょう!!!!!!

TEXT:長澤智典