FEATURE

2024.01.24
太陽と踊れ月夜に唄え

いつもの太陽と踊れ/月夜に唄えというチーム分けではなく、2つのチームのメンバーが入り交じり、天使/悪魔2チームになって歌い踊る。その組合せに私たち自身新鮮さを覚えています。 太陽と踊れ月夜に唄え インタビュー(太陽と踊れ編)1

 1月31日(水)に1stシングル『オトワ』を発売する太陽と踊れ月夜に唄え。この楽曲は、TVアニメ「愚かな天使は悪魔と踊る」のオープニングテーマとして放送中。
 今回、1stシングル『オトワ』の魅力と、太陽と踊れ/月夜に唄え、それぞれに伺った。こちらでは、太陽と踊れのインタビューをお届けします。


今の活動を始める前までは、ただの学生でした。そんなわたしが、アイドルという経験を積み重ねていれることを本当に嬉しく思っています。


──太陽と踊れ月夜に唄えが誕生してから、約半年の月日が経過しました。月並みな言い方にはなりますが、ここまであっと言う間でした?

蒼生茉由  この約半年間は、本当にあっと言う間でした。太陽と踊れ月夜に唄えは、2023年7月28日にデビューライブを行いました。その日を皮切りに、毎週末イベントへ出演するなど、ずっとコンスタントに、数多くライブ活動を続けています。全部が初めての新鮮な経験ばかり。本当に目まぐるしい毎日を送り続けていたら、もうすぐ半年経つ今の時期まで進んでいました。

──この気持ちは、メンバーみんな一緒ですか?

凪楽ひより  わたしも、気づいたら半年経っていたという心境です。1ヶ月もですが、一週間が本当にあっと言う間。わたし自身、ライブやイベントに来てくださるファンのみなさんと会えることを毎回の楽しみにしています。とくに週末はその機会が多くなるので、いつも「週末が楽しみだなぁ」と思っているんです。週末がやってくると、いつも本当にあっと言う間に時間が過ぎてしまうんですね。なので、この半年弱の日々も一瞬でした。

──目まぐるしさを覚えるくらい、やるべきことも多い毎日だ。

凪楽ひより  毎月のように新曲を歌わせてもらっていて、最近では、新曲のたびにMVも公開しています。しかも、毎回異なるコンセプトを持った楽曲なので、私たちもそうだし、ファンのみなさんにも毎回楽しんでいただけているんじゃないかと思っています。

──葉月さんの、ここ半年間の気持ちも教えてください。

野々瀬葉月  最初の頃は初めての経験も多く、なかなか慣れることが出来なくて、緊張が9割みたいなことも多かったのですが、ファンの皆さんと会う機会がどんどん増えていく中、次第に心に余裕を持てるようになり、余裕を持てるようになるほど、その状況を楽しめるようになってゆく自分がいました。そうなることで、ファンのみなさんの顔もしっかり覚えていけるようになりました。今では、ライブイベントを通してファンの皆さんと会うことがとても楽しみになっています。ライブ自体も、経験をたくさん重ねてゆく中、どんどん「楽しいな」という気持ちの余裕を持てるようにもなってきました。

──和奏さんも、この半年間の気持ちの変化について教えてください。

羽澄和奏  わたし、1年前には今の環境をまったく想像していなかったので、まず、そこに不思議な感じもしています。太陽と踊れ月夜に唄えや、太陽と踊れとしての活動が始まってからは、本当に思い出がたくさんありすぎるくらい、あっと言う間にここまで来ました。本当に、とても濃い毎日を過ごすことが出来ています。
  わたし、半年前の自分と今を比べたらすごく変わりました。デビューに向けてレッスンをしているときや、デビューして間もない頃は、歌いながら踊ること自体がきつかったし、なかなか上手く出来なかったのですが、経験を数多く積み重ねてきたことで心に余裕が生まれれば、どんどん楽しむ気持ちを持てるようになったのも、大きな変化だと思っています。

──花桜さんも、この半年間の気持ちの変化を語っていただいても良いですか?

花咲花桜  わたしも、みんなと同じようにあっと言う間の日々を過ごしてきているなと感じています。太陽と踊れ月夜に唄えは今、「日進月歩」と題した定期公演を毎月、行っています。今のところ、開催毎に新曲や新衣装を披露していれば、新曲が生まれるたびにMVも撮らせてもらっています。今後も定期公演は続いていくので、これからも楽しいことが待っていそうと思えるくらい、本当に恵まれた環境で活動が出来ているなと実感しています。わたし、今の活動を始める前までは、ただの学生でした。そんなわたしが、アイドルという経験を積み重ねていることを本当に嬉しく思っています。

──「日進月歩」では、いつもどんなことをやっているのでしょうか?

花咲花桜  今のところは、毎回新曲を披露して、毎回いろんなゲストさんをお呼びしながら進めています。私たち自身も、毎回新鮮な気持ちで楽しめる場です。


太陽と踊れは、「女の子の心の中にある、ふわっとした気持ち」を、いろんな曲調に載せて歌うことが多いです。


──太陽と踊れ月夜に唄えは、太陽と踊れ/月夜に唄えの2グループに分かれての活動を主に行っています。みなさんの中でも、月夜に唄えの存在は良い刺激になっています?

花咲花桜  すごくなっています。太陽と踊れと月夜に唄えは、まったく異なるコンセプトを持ったグループです。だからこそ、より新鮮な刺激を受けることも多いです。しかも月夜に唄えのメンバーは、アーティスト感を魅力にもしているので、そこにも、私たちは刺激を受けています。

羽澄和奏  太陽と踊れと月夜に唄えって、曲調も、MVの内容も本当に異なる世界観を描いています。イベントでは、太陽と踊れ月夜に唄えとして出演することが多いので、リハーサルやライブを見ていても、「すごい!!」と思える部分が月夜に唄えにはたくさんあります。だからこそ、私たちも同じ仲間とはいえ、参考に出来るところはしっかり自分たちにも取り入れているし、お互い、いい関係を作れているなとも感じています。

──良ければ、今の太陽と踊れの魅力も教えてください。

野々瀬葉月  一番は、「かわいさ」や「ポップさ」を全面に出しているところです。それに、メンバーみんな「フレッシュ」です。そこも大きな魅力になっているなとわたしは感じています。

凪楽ひより  太陽と踊れと月夜に唄えを比べた場合、コンセプトも曲調もまったく違うのは、もちろんですが、太陽と踊れ月夜に唄えとして一緒にステージに上がっているときは、正直、月夜に唄えのメンバーの方がパフォーマンス面を引っ張ってゆくところも今は多いです。だからこそ、「太陽と踊れとしてアピール出来ることは何だろう?」と考える機会をたくさんいただいてきました。
その中で感じた思いになりますが、太陽と踊れは「かわいさ」や「明るさ」をアピールする機会が多いグループです。だから今は、そこの部分へどう磨きをかけてゆくかを、メンバーみんなで考えることが多いです。きっと、月夜に唄えのメンバーも同じだと思いますが、お互いのグループが対照的だからこそ、一緒に活動をすればするほど、お互いの魅力の違いがくっきりと見えだせば、その違いに磨きをかけてゆくことが、それぞれのグループの魅力と個性を際立たせてゆくんだと実感しています。

──太陽と踊れの魅力である、明るくてかわいい曲たち。でも、その中にもいろんなバリエーションがありますよね。

蒼生茉由  そうなんです。太陽と踊れにはアップテンポで明るい曲もあれば、バラード系の楽曲もあります。そこは、月夜に唄えも同じです。たとえば、月夜に唄えには「メッセージ性の強い」楽曲が多いけど、太陽と踊れは、「女の子の心の中にある、ふわっとした気持ち」を、いろんな曲調に載せて歌うことが多いです。しかも、そういう気持ちをいろんな楽曲の中へ、さまざまな場面を持って描いているので、そこに太陽と踊れの魅力をわたしは感じているし、そこが「すごくいいな」と思っています。

──活動半年弱にしては、太陽と踊れとしてのMVもけっこう制作していますよね。

蒼生茉由  昨年9月以降にリリースした楽曲は、どれもMVを作らせていただいています。現在、太陽と踊れとして4本MVを作りました。どれも、曲調も衣装も違いますし、撮影をしているシチュエーションも異なります。ダンスなどのパフォーマンスを中心にしたMVや、メンバーどうしがじゃれ合っている姿が多めのMVなど、4本のMVを通して見るだけでも、いろんなメンバーの姿や表情を楽しめます。


『オトワ』のMVと、アニメ「愚かな天使は悪魔と踊る」のオープニング映像がリンクしているのも嬉しいです。


──現在、太陽と踊れ月夜に唄えとしてアニメのテーマ曲を担当しています。

花咲花桜  太陽と踊れ月夜に唄えとして、TVアニメ「愚かな天使は悪魔と踊る」のオープニングテーマ『オトワ』を担当させていただいています。第一話の放送からリアルタイムで観ていますが、画面から自分たちの楽曲が流れるたびにすごく感動を覚えるし、テレビから私たちの曲が流れるという本当にすごい経験をさせてもらえているんだなと強く感じています。しかも、『オトワ』のMVとアニメのオープニング映像がリンクしているのもとても嬉しいです。

──それぞれ、『オトワ』の魅力を語っていただいても良いですか?花桜さん、改めて『オトワ』の魅力を教えてください。

花咲花桜 『オトワ』では、「愚かな天使は悪魔と踊る」というアニメのタイトル通り、今回、太陽と踊れ月夜に唄えのメンバーは、「天使チーム」と「悪魔チーム」に分かれて参加しています。いつもの太陽と踊れ/月夜に唄えというチーム分けではなく、2つのチームのメンバーが入り交じり、天使/悪魔2チームになって歌い踊る。その組みあわに私たち自身が新鮮さを覚えれば、観てくださる方々も、そこへ目新しさを覚えてもらえると思います。

──そうか、太陽と踊れの中でも、天使チームと悪魔チームと分かれているわけですね。

花咲花桜  そうです。天使チームが、羽澄和奏・野々瀬葉月の2人で、悪魔チームが、花咲花桜・凪楽ひより・蒼生茉由の3人になります。わたし、勝手に天使チームだと思っていたら、まさかの悪魔チーム(笑)。でも、意外としっくりきています。途中のダンスシーンでは、天使チームと悪魔チームがバトルをします。そこも、MVやライブでの見どころになっているので、ぜひ注目してください。

羽澄和奏  天使/悪魔と分けたコンセプトも魅力だけど、ダンスシーンにも注目してほしいですね。ダンスパフォーマンスの中、天使チームが、天使の羽根をぱたつかせる振りをすれば、悪魔チームが角を強調した振りを見せています。個人的には、落ちサビ前のダンスシーンがすごく好きなので、ぜひライブでその姿を見てほしいです。

──和奏さん、天使に選ばれた感想もお願いします。

羽澄和奏  スタッフさんに「どうやって天使/悪魔とメンバーを分けたんですか?」と聞いたら、「メンバーそれぞれの印象です」と答えてくれました。わたし、自分では悪魔側の印象だったので、その言葉を聞いたとき、「あっ、わたしは天使の印象なんだ」と思って嬉しかったけど、不思議な気持ちも覚えていました。

──『オトワ』の楽曲の魅力も、ぜひ語ってください。

羽澄和奏  『オトワ』の歌詞に、天使/悪魔のワードも出てくるように、アニメとリンクした内容の楽曲です。アニメで流れるオープニング映像と、『オトワ』のMVの映像を見比べると、「あっ、とても似ているなぁ」と思えるシーンもいろいろとあるので、「本当にアニメ作品のために作られた楽曲なんだな」とも実感しています。

──葉月さんの、『オトワ』についての印象を聞かせてください。

野々瀬葉月  2人も言っているように、『オトワ』はアニメのテーマ曲ということで、アニメに描かれている物語の世界観と楽曲がすごくリンクしています。『オトワ』は、これまで太陽と踊れ月夜に唄えとして9人で歌ってきた楽曲たちにはなかった、恋心を若干感じさせるかわいい歌詞が書いてあって、そこが新鮮でした。しかもこの曲には、かわいらしさだけではなく、大人っぽさや格好よさも詰め込まれているので、太陽と踊れ月夜に唄えとしての新しい一面を見れるのと同時に、太陽と踊れ/月夜に唄えそれぞれの魅力も感じられる楽曲になりました。

──葉月さんは、天使側ですよね。

野々瀬葉月  わたし、太陽と踊れの中でも天使キャラ的な立ち位置にいるので、「天使側かな?」と思っていたら、その通りになりました(笑)。「愚かな天使は悪魔と踊る」に登場する天使は、優しい中にも小悪魔的な要素を含んでいるので、MVを通して、小悪魔的な天使姿を見せられたのも楽しかったです。

──ひよりさん、悪魔側なんですね。なんか意外でした。

凪楽ひより  悪魔側でした(笑)。でも、悪魔側は格好いい振り付けもあれば、バキバキに踊るシーンも出てきます。わたし、そこが初挑戦だったので、悪魔側として楽しんで歌い踊っていました。個人的にも、格好いい表情を見せることへ憧れを持っていたので、それをMVで出せれば、ライブで『オトワ』を歌うときにもそこを出していくので、わたし自身が『オトワ』を通してパフォーマンスをしながら、格好いい表情や姿をどんどん見つけていきたいなと思っています。

──ひよりさん、『オトワ』の魅力についても教えてください。

凪楽ひより  「愚かな天使は悪魔と踊る」のタイアップが決まったとき、改めて原作の漫画も読みました。そのうえで感じたのが、「歌詞とアニメの原作がすごくリンクしているなぁ」ということでした。歌詞に書いてある「ライフ削られちゃってない?なにその表情」の一節は、原作漫画の表現ともリンクしています。他にもそういう表現がいろいろ出てくるので、漫画を読んでいる人や、これから原作も読もうとしている人たちには、どこの歌詞と作品がリンクしているのかを探る楽しみも出てくると思います。きっとアニメ作品も、ずーっと見ていく中、「あっ、ここが『オトワ』の歌詞とリンクしている」と感じられる部分も出てくるのかな?と想像していますし、そこをわたし自身楽しみにしています。アニメや漫画と見比べながら、『オトワ』の歌詞との共通項を探っていくのも、この曲の楽しみ方です。
 『オトワ』には、ヘドバンしたくなるような激しい表情も入っていますけど、そこから続く落ちサビを、わたしと月夜に唄えの(三葉)海緒ちゃんと2人で歌っています。激しさから急に静かになり、ちょっとエモさを感じてゆく、そこの雰囲気もぜひ体感してください。

──月夜に唄えのメンバーと入り交じりながら歌うのも、新鮮でした?

凪楽ひより  太陽と踊れ月夜に唄えとして歌う場合は、お互いのメンバーが入り交じって歌うことが多いので、そこは毎回新鮮です。じつは『スプらっしゃい!』でも、わたしと海緒ちゃんで落ちサビを歌っていました。その第二弾になるところも楽しんでください。

──最後は、茉由さんですね。

蒼生茉由  アニメ「愚かな天使は悪魔と踊る」のタイアップ曲というお話を伺ったうえで、完成した『オトワ』のデモ音源を聴いたときに感じたのが、「アニメの世界観にぴったりと合った曲」という印象でした。
  2グループ合同で歌う太陽と踊れ月夜に唄えの『オトワ』には、天使的なかわいさ、悪魔的な格好よさ、そのどちらの要素も入っています。そこに新鮮さを覚えれば、太陽と踊れ月夜に唄えとしても新しい一面を見せることの出来た楽曲になったとわたしは感じました。

──太陽と踊れ月夜に唄えナンバーもいくつかありますけど。そこでも、どんどん進化し続けているわけですね。

蒼生茉由  進化していると思います。とくに『オトワ』の中では、"格好いい/かわいい"だけではなく、いろんなジャンルの曲調や歌詞の表情を見せているので、そこも嬉しい魅力になっています。

──茉由さんは、悪魔側のメンバーですよね。

蒼生茉由  わたし自身、そんなにふわふわっとした天使のような性格ではないので、「悪魔側です」と言われたときは納得でした。でも、ふわふわしてないからクール…という性格でもないので(笑)、悪魔側を通してクールな姿を見せられたことにも満足しています。

──同じグループ内でも、天使側/悪魔側に分かれるのは、やはり新鮮でした?

蒼生茉由  新鮮でしたね。でも、もともとメンバー個々に異なるキャラクターの魅力を持っているので、今回、そこを2つの表情に分けて上手く見せられたのも良かったなと思っています。

(後編に続く)

TEXT:長澤智典 
 

<インフォメーション>


JKT

1stシンクル『オトワ』 
2024年1月31日(水)発売

https://taiyotsukiyo.com/discography/taiyotsukiyo/otowa/

TVアニメ『愚かな天使は悪魔と踊る』オープニングテーマ収録
太陽と踊れ月夜に唄え「オトワ」Music Video

https://www.youtube.com/watch?v=hwtPXwI3VS8

<初回限定盤特典>
・フルカラーブックレット(12P)
・特典Blu-ray Disc
「オトワ」「あっちむいてベイベー!」「幾望」「あした天気にならないで」
「リアルモンスター」「はなうらNIGHT!」「集団ヒステリック」ミュージックビデオ収録
<CD収録内容>
01.オトワ作詞・作曲:渡辺翔編曲:eba
02.だれかさんがころんだ作詞:菊池諒作曲編曲:yuigot
03.スプらっしゃい!作詞・作曲編曲:林直大 04.オトワ(Instrumental)
05.だれかさんがころんだ(Instrumental) 06.スプらっしゃい!(Instrumental)

 2024年1月8日(月)からテレビ東京・テレビ大阪 BSテレ東・AT-Xほかにて順次放送開始
https://kanaten-anime.com

"A&G ARTIST ZONE太陽と踊れ月夜に唄えのTHE CATCH"毎週木曜18:00~放送
https://www.joqr.co.jp/ag/article/110661


アー写
PROFILE
2023年7月ポニーキャニオンより2組同時デビュー。「太陽と踊れ」はPOPな楽曲で「遊び」をテーマに、「月夜に唄え」はEMOTIONな楽曲で「少女の日記」をテーマに活動していき、時には2ユニットが混ざつて楽曲を発表することも。時には仲間、時にはライバル。
相反ではなく切磋琢磨する関係で物語を作っていく。
https://taiyotsukiyo.com/profile/


PONY CANYON IDOL PROJECT『太陽と踊れ月夜に眼え』
音楽配信サービス:https://taiyotsukiyo.lnk.to/zenkyoku_matome
公式HP: https://taiyotsukiyo.com/
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