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iSPY Zepp Shinjuku公演へ向けての思いを語る。iSPY インタビュー・2
2021年11月10日に渋谷duo MUSIC EXCHANGで行ったデビューワンマン公演をSold Outさせ、活動をスタート。2022年3月10日に開催になった「NEXT IDOL GRANDPRIX 2022」最終ステージにて、結成わずか4 ヶ月でグランプリ受賞の快挙を達成。全12都市を回ったツアーのファイナルとなった白金高輪SELENE b2公演のチケットも完売させるなど、破竹の勢いで駆け上がっているiSPY。彼女たちは結成2周年を記念し、11月13日(月)にZepp Shinjukuで「iSPY 2nd Anniversary LIVE〜君が見た泡沫〜」を開催する。メンバーたちが、どんな気持ちでZepp Shinjuku公演に向かっているのか、その気持ちをここにお届けしたい。
ファンの人たちには特定の推しはもちろん、グループ推しやメンバーみんなを推してくれる人たちが多いです。
――ここまでの2年間の活動を通して、iSPYはZepp Shinjukuの舞台に立てるだけの成果を形作ってきたわけですけど。メンバー自身、「iSPYの強みはこれ」というのをどう感じているのでしょうか。
萩田こころ やっぱり、「NEXT IDOL GRANDPRIX 2022」(以下、「NIG」)でグランプリを得た経験が大きかったのと、2回の台湾公演も含め、遠征を何度も繰り返すことで、各地にたくさんの応援してくださる仲間を増やせたこと。その経験を糧にしたライブを重ね続けていることも今のiSPYの強みだし、そこに引き寄せられている人たちが増えてきたのが、今に繋がってきたのかなとわたしは感じています。
――ファンの方々の結束したパワーは、ほんとすごいですよね。
萩田こころ ファンの方々の団結力は、本当にすごいです。「NIG」にチャレンジしているときもそうでしたし、遠征へ行くたびにもそれは感じます。とくにアウェイな環境のときほど、ファンの方々の結束力にわたしたちも支えられ続けています。
三葉みゆ ファンの人たちの団結力もそうだし、メンバーそれぞれに頑張っているところも、人を惹きつける魅力になっていると思います。自分たちで言うのもなんですが、メンバーみんなとにかくいい子たちだから、ファンの人たちも特定の推しはもちろんですけど。グループ推しの人たちが多いんですね。いつもはこの子を推してるけど、ひめかが舞台をやるとなったら、他のメンバー推しの人たちもひめかの応援のために舞台へ足を運んでくれるなど、iSPY自体を応援してくれる人たちが多いのも強みだなと感じています。
萩田こころ ファンの人たち同士も仲いいしね。メンバーの仲良さについても、そう。それぞれに向いている方向はいろいろでも、iSPYとして向きたい方向性はみんないつも一緒。その結束力も、いろんな人たちを惹きつける魅力になっているのかなと思います。
――メンバーみんなで話しあうことも多いのでしょうか?
三葉みゆ 積極的に話しあっているほうだと思います。スタッフさんを入れたミーティングではもちろん。スタッフさんを交えてご飯に行ったときも、みんなでiSPYについてのことをいろいろと話しますし、遠征先で宿泊したときも、メンバーだけで部屋に集まって話すことも多いです。みんな本気で活動に向き合っているからこそ、つねに「上へいくにはどうすれば良いのか」や、目の前の壁を乗り越えるためについての話しあいはよくしています。
――運営さん側も、メンバーの意見を尊重している環境だ。
三葉みゆ そこは大きいです。さっき(1回目を参照)、みずきが新メンバーの加入を頑なに拒否していたというお話がありましたけど。あのときは、みずきが泣き叫ぶくらい反対していて、ひめかも反対派でした。でも、「新メンバーを入れることが、今後のiSPYにとってどれほど重要なことなのか」としっかり説明をしたら2人とも納得してくれたから、2人(藍波ももか・辻江ゆうか)を新メンバーとして招き入れたわけですけど。
普通なら、メンバーの意志とは関係なしに、スタッフさんが独断で「新メンバーを加えるから」と入れてしまうことだってある話じゃないですか。だけどiSPYの場合、一つの提案をするにしても、まずはメンバーの中で決めれば、その意志を尊重したうえでスタッフさんたちが判断をしてくれます。メンバー全員が納得して動けば、スタッフさん側もメンバーの自主性を大切に行動してくれる。メンバーの自主性が伝わるところも、ファンの人たちを惹きつけてゆく魅力になっているのかも知れません。
今の自分たちとしても挑戦のしがいがあるぞと感じたことが大きな決め手になりました。
――iSPYがZepp Shinjuku公演を発表したのが…。
萩田こころ 2023年2月11日に、白金高輪 SELENE b2で行ったツアーのファイナル公演のステージ上で発表をしました。わたしとみゆは事前に知っていましたけど。他のメンバーはそのときに初めて知ったから、みんなビックリしていました。
――こころさんは、事前に知っていたとのことですけど。それでも、初めてZepp Shinjukuでワンマン公演を行うと聞いたとき、どんな気持ちでした?
萩田こころ 最初は、みゆがスタッフさんと話をしていたんだっけ?
三葉みゆ そう。スタッフさんに、「2周年公演をやろうと思ってるんだけど、会場はどこがいいと思う??」と聞かれたんですね。だからわたし、「Zeppがいいです」と答えました。それには理由があって…。
わたしとこころが以前所属していたグループの2周年公演の地であり、最後のライブになった場所が、KT Zepp Yokohamaでした。だから、わたしはもう一度、あの場所でワンマン公演をやりたかったんですね。確かに、無理を言えばKT Zepp Yokohamaでやれたかも知れません。でも、今の自分たちの器に合わない大きな場所で、しかも空席が目立つような形でライブをやるくらいならとも考えを巡らせました。その当時のわたしたちがちょっと背伸びもしながら挑戦していける場所であり、本番当日の自分たちに見合った理想的な会場をと考えを巡らせていたときに、当時まだ完成前だったZepp Shinjukuの収容人数を知り、ここなら、今の自分たちとしても挑戦のしがいがあるぞと感じたことが決め手になりました。それに、後々はZepp Tourもしたいですし、より規模の大きなZepp Hallへ進むためにも、まずはZepp Shinjuku公演を成功へと導き、しっかりと結果を出したうえで次へステップアップしていきたいと思い、「Zepp Shinjukuでやりたいです」と提案をしました。そのうえで、実際にZepp Shinjukuが2周年公演の場として決まりました。
萩田こころ みゆの思いは、わたしもわかります。しかもその当時はまだオープン前だったから、新しいZepp Hallでワンマン公演に挑戦できるんだというワクワクをわたしも感じていました。今の私たちの場合、埋めるために必死に頑張らなきゃいけない会場ですけど。目標は大きいほうが原動力にもなれば、気持ちを突き動かすパワーにもなりますからね。
三葉みゆ そう。発表した時点でも、Zepp Shinjuku公演の日まで半年以上の期間があったから、その期間を通して絶対に満員にしてやるぞという気持ちになっていました。それに、2周年という一つの区切りとなる日にしっかり結果を出せてこそ、3周年公演では、より大きな場所へ挑戦もしていける。むしろ、2周年公演で結果を出さないと、さらに大きなステップを踏み出すことが不鮮明になるからこそ、私たちは絶対に相応しい結果を出したい。だからこそ、当日を迎えるまで意欲的に挑み続けます。
まったく不安がないかと行ったら嘘にはなります。でも、目標に向かって頑張りたい気持ちのほうが勝っています。
――みなさん、Zepp Shinjukuで2周年公演を行うと聞いたとき、どんな気持ちでした?
宮田くるみ 「2周年公演をZepp Shinjukuで行います」と聞いたときは素直に嬉しかったんですけど。Zepp Shinjukuって、白金高輪 SELENE b2の会場の倍なんですよね。iSPYは白金高輪 SELENE b2公演をSold Outさせたとはいえ、みんなで本気で頑張ったうえでの成果だったから、それを知ったときは、正直「正気なの??」と思い、嬉しい気よりよりも次第に不安が勝ってきていました。もちろん、白金高輪 SELENE b2公演で結果を出せたことでの嬉しさと自信をつけられた面もありましたけど。今も、まったく不安がないかと言ったら嘘にはなります。でも、目標に向かって頑張りたい気持ちのほうが勝っています。
瀬乃かな わたしもその発表を聞いたときは嬉しくて、泣いてしまうくらい喜んでいました。今振り返っても、あのときは「このメンバーで、また新たな、大きなステージに立てるんだ」という嬉しい気持ちのほうが圧倒的に強かったんですけど。気持ちが落ち着いてから冷静に考えたら、その時点でのiSPYでは大きな挑戦になるなと感じて、わたしも不安になりました。でも「すべては、ここからの挑戦次第」という気持ちに切り換えてからは、しっかり結果を出したいと思っていますし、今はZepp Shinjukuの舞台に立つのを楽しみにもしています。
――さすが、気持ちが強いですよね。
瀬乃かな もちろん、不安がないと言ったら嘘になりますけど。不安な気持ちを抱えながらライブをやるよりも、「やってやるぞ!!」という気持ちでぶつかったほうが、実際に良い結果にも繋がるなと過去の経験を踏まえても感じているからこそ、当日までにZepp Shinjukuという場に相応しいパフォーマンス力を身につけたうえで、絶対にZepp Shinjuku公演を成功させようという気持ちでいます。
夏川みずき 白金高輪 SELENE b2公演のときって、みんなでチケットを手売りするなど、本当に頑張って頑張って導き出したSold Outだったんですね。だから、ステージに上がって満員の景色を見たときには、本当に頑張ってきて良かったなと思ったし、自信にも繋がりました。
そのうえで、「次はZepp Shinjuku公演です」と聞いたとき、わたしも「正気?!」と思いました。その理由も、当時のiSPYの力を出しきって手にしたSold Outだったからこそ、白金高輪 SELENE b2よりも倍の会場と聞いて、突然不安に陥ったわけですけど。でも、それ以降ずっと気持ちを引き締めてやってきているように、わたしも成功させる気持ちで向かっています。
藍波ももか わたし、最初に発表を聞いたときは、嬉しさと不安の両方の気持ちを持った涙が流れました。それまでZepp Hallに立ったことがなかったから、Zepp Shinjukuでワンマン公演を行うと聞いてすごく嬉しかったんですけど。わたしも、本当にZepp Shinjukuを埋められるのかという不安が生まれたのも正直な気持ちでした。白金高輪 SELENE b2のときだって、事前にSold Outと聞いていても、実際にお客さんを目の前にするまで不安を隠せずにいました。だから今回も、実際にZepp Shinjukuのステージに立って客席を見渡すまでは、不安を覚えながらも挑戦していくんだと思います。でも、たとえ「ちょっと興味があって」や「チケット料金が1000円で安かったからお試しで来てみた」でも、とにかく理由は何であれ、そこでiSPYのことを好きになってもらえればiSPYはより大きくなっていけるわけだから、そうなっていくためにもわたしも頑張ろうと思っています。
楠城ひめか わたし、性格が単純だからなのか、「次はZepp Shinjukuです」と聞いたときから今も、「iSPY、すごっ!!」としか思っていないです。Zepp Shinjuku公演が決まってからも、すぐに家族に「Zepp Shinjukuの舞台に単独で立つよー」と報告をすれば、友達にも報告の連絡を入れまくっていたし、学校の先生にも、「わたし、Zepp Shinjukuのステージに立つから来てください」と言ってたくらい、本当に嬉しさしかなかったです。もちろん、今も、「絶対に埋めてやる」って気持ちで日々活動を続けています。
わたし、Zepp Shinjukuのステージの上から、iSPYの曲をみんなに届けられることがすごく嬉しいんです。iSPYの楽曲の作詞は、すべてメンバーのみゆちゃんが書いているんですけど。どの歌詞も世界観やストーリーが素敵だし、メンバーみんなの思いも書いてくれているから、わたし大好きなんですね。その歌をたくさんの人たちに届けられると思えたら、すごく嬉しくなりました。
2年前には想像もしていなかった景色の場にiSPYは立とうとしています。
――現状語れる範囲で構いません、Zepp Shinjuku公演の見どころも教えてください。
楠城ひめか この日の会場に来ると、ファンの人たちは「オーッ!!」となることがたくさんあると思います。
萩田こころ 具体的なことは当日のお楽しみにはなるけど。この日は卒業をした辻江ゆうかが1日だけ復活し、8人のiSPYとしてのライブも見せます。卒業したあとも、こうやって戻ってきて一緒にステージに立てるところもiSPYの良さに繋がっているんでしょうね。もちろんこの日は2周年公演でもあるからこそ、2年間の集大成となる内容を詰め込んでいくつもりです。さらにこの日は、「通常」と「手売り」チケットは1000円。女性と学生は無料で見れるので、この機会に沢山の方にiSPYに触れてほしいなと思います。
――この日は、iSPYにとっても一つの大きな運命の日になりそうですからね。
萩田こころ Zepp Shinjukuは、iSPY史上最大規模のワンマン公演の場になります。しかも2周年公演ということで、私たちの2年間の活動で得たすべてを出しきれるライブにしていくからこそ、一人でも多くの人たちにその姿を見てもらいたいです。だからこそ私たちは今、「絶対にZepp ShinjukuをSold Outさせる!!」気持ちを持って頑張っています。最高の1日にするので、絶対に来てください。
三葉みゆ 本当にその気持ちのままです。2年前には想像もしていなかった景色の場にiSPYは立とうとしています。こころも言ってたように、この日は、iSPYとしての2年間の活動の集大成となる日。サブタイトルに「君が見た泡沫」と付けたように、儚くてすぐに消えてしまう泡のように、この日にしか見れない景色を作っていくからこそ、その日だけの景色をぜひみなさんと一緒に見たいなと思っています。
萩田こころ iSPYの2年間が詰め込まれた、今のiSPYのすべてが入ったライブになるからこそ、iSPYの全力の姿を目に焼き付けにZepp Shinjukuへ足を運んでください。お待ちしています。
TEXT:長澤智典
<インフォメーション>
「iSPY 2nd Anniversary LIVE〜君が見た泡沫〜」
日程: 2023年11月13日(月)
会場: Zepp Shinjuku(TOKYO)
OPEN:18:00
START:18:45
※チケットぴあ チケット情報
■S前方エリアチケット¥8,000(優先入場+Tシャツ、記念品付き)※ソールドアウト
■カメコ席チケット¥12,000(Tシャツ、記念品付き)※ソールドアウト
■通常チケット¥1,000
手売りチケット、無料チケットもiSPY物販にて受付中
■手売りチケット¥1,000
■女性・学生限定無料チケット¥0
【iSPYプロフィール】
iSPY(アイスパイ)は
萩田こころ、三葉みゆ、瀬乃かな、夏川みずき、宮田くるみ、楠城ひめか、藍波ももかの7人組アイドルグループ。
2021年11月10日に渋谷duo MUSIC EXCHANGEにて開催したデビューライブはチケットが完売。
2022年3月10日に開催された、「NEXT IDOL GRANDPRIX 2022」最終ステージにて、結成わずか4 ヶ月でグランプリ受賞の快挙を成し遂げた。
2022年7月6日に1st アルバム「あいすぱいのレシピ」をリリース。
それに伴い「iSPY 1st Anniversary Tour 2022-2023 あなたのハートはいただきます♡」を開催、全12都市を廻り、ツアーファイナルの東京公演では会場の白金高輪SELENE b2をチケットソールドアウトさせた。
2023年は初の台湾遠征も行い、結成2周年ライブを2023年11月13日(月)Zepp Shinjuku(TOKYO)にて行う。
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