FEATURE

2023.10.24
iSPY(アイスパイ)

iSPY Zepp Shinjuku公演へ向けての思いを語る。インタビュー・1

 2021年11月10日に渋谷duo MUSIC EXCHANGで行ったデビューワンマン公演をSold Outさせ、活動をスタート。2022年3月10日に開催になった「NEXT IDOL GRANDPRIX 2022」最終ステージにて、結成わずか4 ヶ月でグランプリ受賞の快挙を達成。全12都市を回ったツアーのファイナルとなった白金高輪SELENE b2公演のチケットも完売させるなど、破竹の勢いで駆け上がっているiSPY。彼女たちは結成2周年を記念し、11月13日(月)にZepp Shinjukuで「iSPY 2nd Anniversary LIVE〜君が見た泡沫〜」を開催する。メンバーたちが、どんな気持ちでZepp Shinjuku公演に向かっているのか、その気持ちをここにお届けしたい。


これまでの人生の中で一番濃い日々を過ごしてきたなと感じています。


――iSPYは、まもなく結成2周年を迎えます。iSPYは、みゆさんとこころさんの2人が中心となり誕生しています。ここまで、あっと言う間の日々でした?

萩田こころ  2年間は本当にあっと言う間でした。同時に、とても濃すぎる2年間でもありました。個人的には、これまでの人生の中で一番濃い日々を過ごしてきたなと感じています。

アー写▲萩田こころ

――デビューワンマン公演をSold Outする形でスタート。2年後にはZepp Shinjukuでワンマン公演という流れを見てもわかるように、最初から良いスタートを切りながら、ここまで躍進してきましたよね。

萩田こころ  iSPYは、わたしとみゆと2人で立ち上げたグループ。新しいグループをゼロから立ち上げる経験が初めてだったから、最初は不安を抱えていましたし、2年前には、今の位置にいることさえ想像できませんでした。だからこそ、2周年公演をZepp Shinjukuで行えることが素直に嬉しいんです。

――メンバー募集も、お二人が始めたことでしたよね。

萩田こころ  みゆとわたしの名前を全面に押し出して新グループを立ち上げようと、ミクチャさんを通してオーディションを行いました。今のメンバーも、ミクチャで配信している姿を見続けたうえで選んでいます。

三葉みゆ  オーディションという形で、しかも自分たちでメンバーを選ぶ経験も初めてだったし、ここ(ろ)も言ってたけど、自分たらの手でゼロか立ち上げるのも初めてだったから、わたしも不安はありました。でも、本当にいいメンバーが集まってくれました。メンバー4人中、3人がアイドル未経験の子。きつい練習などについてこれるのか不安もありましたけど、みんな本当に一生懸命で、私たちが求める以上に練習を頑張ってくれたし、2人の動きへ必死についてきてくれたからこそ、ここに到るまでにもいろいろと結果を残せてこれたなと感じています。

アー写▲三葉みゆ


瀬乃かなの感じてきた、2年間。

アー写▲瀬乃かな

――先に、結成メンバーとして加入した4人(瀬乃かな・宮田くるみ・夏川みずき・楠城ひめか)に話を伺いたいです。かなさんは、iSPYが初めてのアイドル活動ですよね。

瀬乃かな  そうです。もともとアイドルが好きだったし、いろんなアイドルさんのライブを観てはいましたけど。自分がアイドルという立場になったのは、今回が初めてでした。わたしの場合、何もわからないからこそ、先頭に立ってグループを引っ張ってゆくみゆちゃんここちゃんの背中を必死に追いかけながらここまで走ってきました。同時に、一緒に入った3人がいたから、ともに支えあいながら頑張ってこれたなとも思っています。しかも、途中から新メンバー(藍波ももか・卒業をした辻ゆうか)が加わったことで、今のiSPYが出来上がったなとも実感してきました。ほんと、iSPYの活動を通していろんなことを学び、経験を重ねてきたことで、わたしもここまで成長できたなと感じています。

――かなさんの場合はiSPYが初めてのアイドル活動だから、他と比べる基準がないわけですけど。それが良かったのでしょうか?

瀬乃かな  すべてが初めての経験だから、全部が真っ白な状態で始められたのは良かったなと思っています。もちろん、外からファンとして見ていた中で感じることとの比較は出来るから、すごいことが出来ているなと感じることもありましたけど。経験がないからこそ、何事にも必死に向き合ってきました。まだ2年間と短い期間ですが、アイドル活動を通して、いろんなことを経験できているのは、素直にすごいことだなとも実感しています。 

――これを乗り越えたから成長できたなどの経験も、いろいろとありました?

瀬乃かな  活動1年目から、iSPYはいろんなイベントやフェスに呼んでいただく機会が多くありました。だからこそ悔しかったのが、1年目に出演できた夏の大きなフェスに、2年目には声をかけていただけなかったこと。ちょうどZepp Shinjuku公演へ向けての時期でもありましたし、あのときの悔しさがグループもそうだし、自分自身の気持ちをさらに強く掻き立てた経験にも繋がりました。あの壁にぶち当たったからこそいろいろと気づけることも多かったから、その悔しさも、結果的にはプラスに変えていけたなとわたしは感じています。


宮田くるみの感じてきた、2年間。

アー写▲宮田くるみ

――次は、くるみさんお願いします。

宮田くるみ  わたしは、立ち上げ加入メンバー4人の中、唯一アイドル経験がありました。と言っても,前のグループで活動を始めたのがコロナ禍時期で、わたし自身、実質5か月程度しか活動が出来なかったから、本格的なアイドル活動という面では、わたしもiSPYがほぼ初めてになります。
  それでも加入したばかりの頃は、選ばれたメンバーの中、わたしが唯一のアイドル経験者だったから、4人の中、わたしが率先して示していかなきゃという気持ちを持って活動をしていました。声出しライブは、iSPYになってから初めて経験をしました。

――ここへ到るまでの経験の中、とくに印象深い出来事があれば教えてください。

宮田くるみ  iSPYは、デビューから4か月後に「NEXT IDOL GRANDPRIX 2022」(以下、「NIG」)へ挑戦しました。今振り返ると、最初に乗り越えた壁が、あのときの経験だったなと思い返します。
  あの当時は、メンバーみんなで毎日ミクチャさんの配信を通して頑張り続けました。そこで勝ち上がり舞浜アンフィシアターで行われた決勝戦へと進出すればし、グランプリを手にするたこともできました。あの時期は、決勝へ進むために一丸となり、決勝大会への進出が決まったときにも、みんなでより一層パフォーマンス力を高めるための努力を重ねるなど、あのときの経験を通してさらにグループ内の団結を深められたことも、グランプリという結果に繋がった要因だったのかも知れないですし、そこでの経験が成長への糧にもなりました。そのうえで、デビューから半年後に行った「デビュー半年記念ライブ」で即戦力となる新メンバー2人を迎え、さらにパワーアップ出来たのも、今に繋がる成果だったなと感じています。

――結成から半年後に新メンバーを迎えたことについて、当時は、どんな思いでした?

宮田くるみ  「NIG」を通してグランプリをいただけたことは嬉しかったし、その大会を通してiSPYを見つけてくださった方々も多かったから、それは嬉しい成果でしたけど。ただ、当時の私たちがグランプリの結果に相応しい実力を持っていたかといえば、まだまだ欠けている部分がありました。そこで、即勢力となる2人のメンバーが加わったことで今に繋がっているから、結果的に良かったなと思っています。
  もちろん、加入するときに不安はありました。でも、2人ともすぐにメンバーみんなと馴染んでくれたように、すぐに8人のiSPYとしての結束力が生まれたから、そこは良かったなと思っています。

――iSPYは、ワンマン公演でのSold Outもそうですが、挑戦するたびにしっかり結果も残しながらステップアップしてきました。くるみさん自身、結果を出し続けることへのプレッシャーを感じることもありました?

宮田くるみ  ありました。それこそ「NIG」でグランプリを取ったとき以降は、つねに「その姿に相応しいパフォーマンスをしていかなきゃ」という気持ちを持って毎回のライブに向かっていましたし、今も、その気持ちを持っています。


夏川みずきの感じてきた、2年間。

アー写▲夏川みずき

――続いては、みずきさんにいきましょうか。

夏川みずき  わたしも、iSPYが初めてのアイドル活動になりました。だからこそ、それまでの人生の中でしたことのなかった経験も、この2年間を通してたくさんさせていただけたなと感じています。 
  わたし、ダンスの経験はあったんですけど。歌うことは、iSPYを通してが初めての経験でした。最初の頃は、歌い方もわからなければ、マイクの持ち方から学ぶなど、本当に初歩的なことからみゆさんここさんの2人から学ばせていたき、そのおかげでここまで成長できた2年間だったなと感じています。

――iSPYは、デビュー公演からワンマンという形でスタートをしていますよね。

夏川みずき  わたし、それまでアイドルヲタクだったから、デビュー公演からワンマンでスタートを切るのはもちろん。その会場が渋谷duo MUSIC EXCHANGEだったから本当にすごいことだと感じていたし、ワクワクもしていました。

――ここへ到るまでにも、いろんな一喜一憂する思いを重ねながら進んできたのでしょうか。

夏川みずき  いろいろとありました。今でこそ、その選択は大正解だったと理解も納得もしていますけど。実はわたし、「新メンバーを2人入れるから」と言われたとき、大反対していました。その理由は、せっかく「NIG」でグランプリを手にし、より一層団結力が生まれ、ここから6人でさらに頑張っていく気持ちでいたからでした。あの当時はiSPYは6人という気持ちが強すぎて、「今のままのiSPYで勝負していくのは難しい。さらにグループを強化するためにも経験者を入れる」と2人(三葉みゆ・萩田こころ)に説明されてもなかなか納得できず、何回も説明を聞いたうえでわたしもようやく受け入れましたけど…。今思うと、自分、本当に子供だったなと思います(笑)。実際にiSPYが大きく躍進してゆく上でも2人の加入は大きかったから、今では、あの選択をしたのは大正解だったと実感しています。

――みずきさん、外から見たアイドルと実際に自分がアイドルになっての違い、いろいろ感じることもありました?

夏川みずき  外から見ていたときは、ただただキラキラしている部分だけを見ていましたけど。その輝きを作るためにいっぱい練習を重ねるなど、自分磨きの大切さを強く感じました。わたし自身、以前からメンタルは強いほうでしたけど。アイドル活動を通して、自分の気持ちと戦い、乗り越えることも多く重ねてきたことで、より心が強くなったなと実感しています。


楠城ひめかの感じてきた、2年間。

アー写▲楠城ひめか

――続いては、ひめかさんですね。

楠城ひめか  わたしも、アイドル活動はiSPYが初めてになります。わたしは、本当は女優を目指していました。でも、一つの経験としてアイドルへ挑戦しました。結果、わたしもいろんな初めての経験を重ねていく中で、アイドルって素晴らしい職業だなと強く実感するようになりました。そう思えたのも、このメンバーと出会えたこともそうだし、すごく温かいファンの方々に支えられていることも、そう。今でも、どんどん「最高」を更新し続けていれてるなと感じています。
  わたしは、加入が決まって大阪から上京してきました。正直、活動1年目のときは、不安なこともたくさんあって、お仕事を終えて家へ帰るたびに泣いていた日々もありましたけど。メンバーやスタッフさん、家族の支え。活動を始めてからはファンのみんなの声もあって、今は楽しく活動ができています。

――グループも、いい感じでステップアップしていますからね。

楠城ひめか  1年目は、わたし自身も、グループ自体も初めての経験をいろいろと重ねてきましたけど。その経験があるからこそ、2年目は挑戦の日々だとも思って活動をしてきました。確かに、思ったように上手くいかないこともありましたけど。今年に入って今の事務所へ籍を置いてからは、今まで以上に出来ることも増えてきたし、メンバーそれぞれのやりたい思いも形にできる環境を手にすることが出来ました。
  わたしで言うなら、やりたかった女優のお仕事として舞台の経験もさせていただいています。確かに、理想と現実との差を感じることもありますけど。それでもステージに立つたびに、「やっぱし、この世界はいいな」とわたしは感じています。

――ひめかさん、アイドル活動を始めて…。

楠城ひめか  本当に良かったなと思っています。なんかこのメンバー「ワンピース」の一味みたいで、いつもワクワクしています。


藍波ももかの感じてきた、1年半。

アー写▲藍波ももか

――ももかさんは、途中加入のメンバーになります。

藍波ももか  みんなとは、半年遅れでiSPYのメンバーになりました。わたしは、以前に4年間、別のアイドルグループでの活動経験がありました。あのときの4年間と、今の1年半の活動内容を比べたら、今の1年半の活動のほうが中身は本当に濃いなと感じています。
  以前のグループのときは、一度も遠征経験がありませんでしたけど。今は、いろんな地域へライブで足を運べるだけではなく、台湾にも2度ライブのために遠征もしています。しかも、活動2周年でZepp Shinjukuでワンマン公演。本当に急激なスピードで進む中、わたしもいろんな経験をさせてもらえているなと実感しています。

――以前と比較できるからこそ、今の活動のすごさを感じることも多いわけだ。

藍波ももか  それもありますけど。とにかく、日々が目まぐるしくって、本当に1年半しか経ってないの?と思うくらい、この期間の中でもいろんなことを経験してきました。 一つ一つの挑戦についても、目の前のことへ必死に向き合っていたら、いつの間にか通り過ぎ、気づいたらまた別の挑戦をしてという、本当に充実した日々を繰り返しながら今に至っています。


(2回目に続く)


TEXT:長澤智典

 

<インフォメーション>


アー写

「iSPY 2nd Anniversary LIVE〜君が見た泡沫〜」
日程: 2023年11月13日(月)
会場: Zepp Shinjuku(TOKYO)
OPEN:18:00 
START:18:45

※チケットぴあ チケット情報
■S前方エリアチケット¥8,000(優先入場+Tシャツ、記念品付き)※ソールドアウト
■カメコ席チケット¥12,000(Tシャツ、記念品付き)※ソールドアウト
■通常チケット¥1,000

手売りチケット、無料チケットもiSPY物販にて受付中
■手売りチケット¥1,000
■女性・学生限定無料チケット¥0


【iSPYプロフィール】

 iSPY(アイスパイ)は
萩田こころ、三葉みゆ、瀬乃かな、夏川みずき、宮田くるみ、楠城ひめか、藍波ももかの7人組アイドルグループ。
2021年11月10日に渋谷duo MUSIC EXCHANGEにて開催したデビューライブはチケットが完売。
2022年3月10日に開催された、「NEXT IDOL GRANDPRIX 2022」最終ステージにて、結成わずか4 ヶ月でグランプリ受賞の快挙を成し遂げた。
2022年7月6日に1st アルバム「あいすぱいのレシピ」をリリース。
それに伴い「iSPY 1st Anniversary Tour 2022-2023 あなたのハートはいただきます♡」を開催、全12都市を廻り、ツアーファイナルの東京公演では会場の白金高輪SELENE b2をチケットソールドアウトさせた。
2023年は初の台湾遠征も行い、結成2周年ライブを2023年11月13日(月)Zepp Shinjuku(TOKYO)にて行う。

【iSPY各種リンク】

X(旧Twitter)
https://twitter.com/ispy_official

YouTube
https://www.youtube.com/channel/UC92_NzTCvxeF1Z3TGYRkz_A

Official HP
https://www.ispy.jp/
 

アー写▲萩田こころ
アー写▲三葉みゆ
アー写▲瀬乃かな
アー写▲夏川みずき
アー写▲宮田くるみ
アー写▲楠城ひめか
アー写▲藍波ももか

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