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「この二人の女の子はこんな浮気男の何処がいいんでょしょうか」「世の中にはもっといい男はいっぱいいるのに」など、そんなことをMVの撮影中ずっと言ってました。buGG インタビュー1
最新シングル『恋のデッドヒート』を発売して間もないbuGG。9月28日には新宿BLAZEを舞台に、「ONE MAN LIVE 「UCHRONIA」」を行う。今回、清水凜が舞台出演のため、取材は6人で行った。彼女たちが、最新シングルに込めた思いを、しっかり受け止めてもらいたい。
ライブでも、メンバーが3人対4人に分かれバトルし合います。
――物語仕立てになっている『恋のデッドヒート』のMVが、完成。中でメンバーたちは、一人の男を取り合って二人の女性がボクシングでバトルをする様を実況中継する役柄として出演しています(https://www.youtube.com/watch?v=irTKBdcpCa4)。さすがに、打ち合い側で出演はしなかったんですね。
青木あかね 私たちは、戦う側ではない形でしたね。
鈴木媛子 その理由も、今までのbuGGのMVにはない新しい影像を作りたい思いがあったからのようです。
――メンバーの中で、打ち合いしたかったという方はいました?
鈴木媛子 わたし、ガチで空手をやっていたから、バトルしたかったです。
――それ、対応する相手側がめちゃ大変になりますよね。
早見玲花 もし、メンバーが媛子の相手をすることになったら、みんなすぐに倒されてます(笑)。
――『恋のデッドヒート』のMVのリアクションは、どんな感じですか??
青木あかね 初めてのドラマ仕立てのMVということから、みなさん新鮮に受け止めてくれました。
早見玲花 テンポ良い曲調だし、歌詞もキャッチーでストレートのように、楽曲自体もみなさん新鮮に受け止めてくれていますね。ライブでも、メンバーが3人対4人に分かれバトルし合うような振り付けが出てきます。そのパフォーマンス姿も今までのbuGGにはなかったから、私たちも新鮮です。
――パフォーマンス中、メンバーどうしでバトルしてゆくんですね。
早見玲花 お互いに睨み合ったり。でも、最後はMVと同じように、互いに手を取り合って仲良くなる。そのストーリー性も、ライブを通して楽しんでください。
『恋のデッドヒート』の最後のサビの部分は、メンバー全員で圧を出しながらお客さんに向かって歌っています。
――それぞれ、『恋のデッドヒート』の魅力を語っていただいても良いですか。まずは、めいさんからいきましょうか。
神崎めい ここまでははっきりと気持ちを伝えるラブソングが今までのbuGGにはなかったから、そこが新鮮でもあり可愛いんだけど。歌っていて、ちょっと恥ずかしくもなります。「やっぱ地球で一番届けたいんだ」とか、思いきり直球な表現が多いから、歌いながら恥ずかしさを覚えてしまうんですけど。でも、ここまでしっかり思いを伝えようとしている女の子の気持ちには惹かれますし、歌いながら女の子の気持ちがわたしの中にも入ってきてました。
――続いては、媛子さんの感想を聞かせてください。
鈴木媛子 これまでもbuGGの中に恋愛ソングはけっこうありましたけど。大体がエモい曲調やバラード系の楽曲を通した恋愛ソングでした。今回の『恋のデッドヒート』のような明るい曲調で恋愛ソングを歌うことはあまりなかったから、そこが新鮮でしたね。だからbuGGにとっても新鮮というか、新しくもあり、珍しい曲調での恋愛ソングだと思っています。自分的には、buGGの中へいい風を新たに吹かせてくれた楽曲になったという印象です。
――歌詞の印象についても、聞かせてください。
鈴木媛子 MVにも映していましたけど。やっぱり、浮気は良くないですよね。どんなシチュエーションだろうと、浮気は駄目だと思いますし、DD派な人も駄目だと思います。
――活動している中、DDな方に会うこともありますよね。
鈴木媛子 います。特典会で「大好き、ずっと一緒にいようね」と言ってたのに、次の日からまったく来なくなるとかあります。そういのがあるとね…。ぜひ『恋のデッドヒート』の歌詞を読んで、女の子はいつだってこういう気持ちだから、裏切られるとこんな風に傷つくんだよというのを知ってほしいです。
――玲花さんは、『恋のデッドヒート』にどんな感想を持っています?
早見玲花 『恋のデッドヒート』には本当にストレートな歌詞がいっぱい書いてあります。しかも、歌詞の一節一節に可愛い言葉が書かれているんですね。わたし、格好いい系の曲が好きだから、最初に『恋のデッドヒート』を聴いたとき「めちゃめちゃ可愛い曲がきたー」と思いました。最初、「どう歌おうか」と迷ったんですけど。歌詞を読み進めたら、後半へ行くにしたがって「独り占めさせて」や「愛が爆走中」など、気持ちが膨らみすぎて止まらない様が書いてあったから、「それを伝えるように歌おう」と思いました。でも、改めて歌詞を読み返すと、女の子のめっちゃLOVEな気持ちが出ていれば、相手に対する圧もすごいなって感じました。
――ただ、その圧が、相手の男性にはどこまで伝わっているのか…。
早見玲花 そうなんですよね。だからこの曲を歌うときは、圧をかけて伝えることを心がけています。
――実際に歌を聴いていても、後半へ向かうにつれ感情がエモくなっていきますよね。
早見玲花 歌詞にもある通り、感情のアクセルをぐっと踏み込んでしまい、止まらなくなるような…。歌いながら、気持ちがずっと加速していく感覚が実際にありますからね。とくに最後のサビの部分は、メンバー全員で圧を出しながらお客さんへガッと向き合うように歌っています。
いつも遠回しに思いを伝えているから、ここまで思いをストレートに伝える恋愛曲はなかなかないなと思いました。
――あおいさんの、『恋のデッドヒート』に対する思いを聞かせてください。
池田あおい 改めて文字だけを追いかけると、可愛いなぁと思える歌詞がいっぱい書いてありますよね。しかも、振り付けも可愛いから、buGGの曲の中でも一番じゃないかと思えるくらいに可愛い楽曲になりました。普段のbuGGは、格好いい系やエモい楽曲が多いから、この曲をライブで歌うことで、普段の姿とのギャップも見せていきたいですね。普段の格好いい系の曲を通した盛り上がりとは異なる盛り上がりを、こういう可愛い曲でもしっかり見せたいし、そこを心がけてライブでは歌っています。
――可愛い曲だけど、しっかりエモさも出ていますよね。
池田あおい 後半に行くにつれ、音もワントーン上がれば、ズーッとアガっていく感が曲の中にも出ているから、歌っているメンバーの感情もアガり続けています。そこが、お客さんにも伝わっていたらいいなぁと思いながら、わたしは『恋のデッドヒート』を歌っています。
――歌詞についての感想も聞かせてください。
池田あおい buGGは、恋愛曲が多いほうだと思うんですけど。いつも遠回しに思いを伝えているから、ここまで思いをストレートに伝える恋愛曲はなかなかないなと思いました。しかも、ここまでドストレートに「好き」を歌える楽曲がbuGGにはなかなか無いから、歌っている立場として、ちょっと恥ずかしさを覚えるときもあります。しかも、ライブ中の振り付けでも、手でハートを作ったり、お客さんを指差しながら恋する思いを歌うから、歌いながら恥ずかしくなってしまうときもありますね。
――でも、メンバーに指を指されたお客さんは嬉しいだろうなぁ。
池田あおい わたしも逆の立場だったら嬉しいから、きっと喜んでくださっていると思います。なので、これからもいろんな人たちのハートを指で撃っていきます!!
――あかねさんの気持ちも聞かせてください。
青木あかね 個人的に好きな歌詞が、「ねえねえ調子はどうだい」からのブロック。そこへ至るまで可愛い曲調だったのが、そこから急にイカつくなるんですね。しかもライブでは、ここからメンバーどうしが3人対4人になってバトルしあいます。わたし、それまで可愛い仕種を見せていたのに、ここから急に相手と戦うように気持ちを切り換えてゆくところがすごく好きなんです。わたし、ここのブロックを歌うたびに「よしっ」と気合が入っていくから、ここが一番好きなところです。これは、MVの裏話になりますけど、いいですか??
――どうぞ、どうぞ。
青木あかね わたし、MVには戦う様をレポートする実況役で登場します。女性二人が彼氏を奪い合うためリングで戦うとき、わたしがそばでレポートするんですけど。監督さんには「完成した影像では音声は使わないけど、リアリティが出るように、撮影をしているときは実際にレポートをしてもらえませんか?」と言われました。だからわたし、二人が奪い取ろうとしている浮気男へ向けて、めちゃめちゃディスった言葉を言ってました。わたしがそこで何とディスっていたのを想像しながら、その場面を見てもらえたらなと思います。
――少しで良いので、何とディスっていたのか教えてください。
青木あかね 「この二人の女の子は、こんな浮気男の何処がいいんでょしょうか」「世の中にはもっといい男はいっぱいいるのに」など、そんなことをずっと言ってました。
池田あおい しかも、その三人を目の前にしてね。
青木あかね わたしの声、きっと三人にも聴こえてたと思います(笑)。
――でも、言われたのは、全女性の思いを代弁した言葉そのものですよね。
青木あかね ほんと、そうだと思います。わたしが、女性たちの気持ちを代弁して言ってました。でも、MVで音声は流れていませんけど(笑)。
――最後は、つむぎさんですね。
町田つむぎ 『恋のデッドヒート』の歌詞は、もちろん。MVに出てくる女性たちも、うちとは性格が真逆すぎる女の子たちばかりです。自分が彼氏を奪い合う立場だとしたら、わたしは相手に譲っちゃうと思う。なんなら、手伝うよ、応援するよとなっちゃう。根がそういう性格だから、「譲らない」「私だけのもの」みたいな女の子たちの気持ちが、正直理解できないです。わたしにとって、『恋のデッドヒート』に出てくる子たちは、学生時代で例えるなら、バスケ部やダンス部のトップに立っているような女の子たち。だからわたし、「強い女の子たちだなぁ」という、自分とは真逆の存在を見てゆく感じで受け止めていました。
――つむぎさんは、恋愛に限らず、自分から奪おうとしていく性格では…。
町田つむぎ 何事に対しても、「わたしが、わたしが」という性格ではないですね。むしろ、「どうぞ どうぞ」となっちゃう(笑)。一見、強い女の子に見られがちだけど、ぜんぜん強い女の子じゃないです。だからMV撮影のときにも、奪い合う女性を演じていた二人の女優さんのことを「強そう」という視線で見ていました(笑)。
――じゃあ、歌詞に記された思いも、ぜんぜん自分とは違っている姿だ。
町田つむぎ わたし、自分から「好き」とか絶対に言えないです。だから、歌詞に出てくる女の子たちは「すごいなぁ」って視線で見ていますし。こんなにも真っ直ぐな気持ちをぶつける女の子がいるのに、平気で目移りしてしまう男性が、ホントどうしようもないなぁと受け止めています。
(2回目へ続く)
TEXT:長澤智典
<インフォメーション>
buGG 『恋のデッドヒート』【MV】
https://www.youtube.com/watch?v=irTKBdcpCa4
Newシングルリリース!!
『恋のデッドヒート』
<価格>¥1,200-(税込)
<品番> QARF-60144
<発売元> 株式会社ロックフィールド
<販売元>コロムビア・マーケティング株式会社
収録曲
『恋のデッドヒート』
『S→L』
『Bring it on』
9/28(水) ONE MAN LIVE 「UCHRONIA」
■ 会場 新宿BLAZE
■ 時間 OPEN 18:15 / START 19:00
■ 料金 ※各+1D
・先行Sチケット ¥10,000
特典:優先入場+ポストカード全員サイン+スマホリング
・撮影エリアチケット ¥7,000
特典:撮影エリア入場
■ 出演 buGG
http://ticketvillage.jp/events/11719
SNS
https://bugg-idol.com/
https://twitter.com/buGG_idol
https://lit.link/buGGidol
https://www.youtube.com/channel/UC5AgIHvEvv5SrawtB8zG-iw