FEATURE

2022.07.25
フルーティー/Tokyo Story

あの当時は、もっともっと成長したいのに、どうしても成長の限界を覚えていたから、2人の中で「辞めようか」という選択肢も頭の中に入れてました。 フルーティー/Tokyo Storyインタビュー2

 「北海道から全国へ」を合い言葉に、北海道を拠点に活動中のプロダクション「ライブプロ」。同地虫に所属するフルーティー/HAPPY少女♪/G.E.E.K/Tokyo Story/One of one Loveの5グループが、1枚に集結。7月19日に5グループの音源を収録したオムニバス『LP-colorful-』を5-TYPE(フルーティー盤・HAPPY少女♪盤・Tokyo Story盤・G.E.E.K盤・One of one Love盤)発売した。
  今回、その中からフルーティー(横山葵・葉山結菜・新岡ゆう)とTokyo Story(もっち・星宮ありす・葉月アユカ・齋藤夏恋)のメンバーが集まり対談を実施。そのときの模様を2回に分け、お届けしたい。


(1回目は、こちらから)


フルーティーの歌う『必然Lily』と『君のため作った歌』の聞きどころは…。


――ここからは、5-TYPE発売するオムニバス『LP-colorful-』に収録した楽曲の魅力を教えてください。まずは、フルーティーさんからいきましょうか。全盤共通曲として収録している『必然Lily』からお願いします。

葉山結菜  『必然Lily』は"香り"をテーマにした曲で、女性目線のダンス、男性目線の歌詞として描いています。わたしとしては、香りをテーマにしたダンスに注目してほしいなと思います。楽曲も、初めて聴いたときから「好きだなー」と思えました。『必然Lily』は女性受けが良くて、よく女性ファンの方に「『必然Lily』めちゃめちゃ好きです」と言ってもらえることが多いです。

――次は、葵さんかな。

横山葵  初めて曲を聴いたときから、「ここを歌いたい」と思ったところの歌詞を歌えたので、歌うたびにめっちゃ気合が入ります。

――それは、どこの部分??

横山葵  二番終わりからの間奏が開けると同時に、わたしが歌いだすんですけど。そこの振り付けが、一度後ろを向いてニタッと笑い、パッと振り向いて歌います。そこの振りがめちゃめちゃ恰好いいんですよ。そこは、わたしの『必然Lily』の中での見せ所だから、ぜひ注目してください。お洒落な曲調なのも、好きなところです。

――最後は、おかゆさんですね。

新岡ゆう  『必然Lily』を初めて聴いたときから、イントロの綺麗な始まり方を聴いて「あっ、今までのフルーティーとは違う格好よさがある」とわたしは感じましたし、聴いた瞬間に鳥肌が立てば、「この曲を歌えるんだ」と思ってすごく興奮したのを覚えています。今でも『必然Lily』を歌うときは、自然と気持ちが高ぶりますし、この曲を通して新しいフルーティーの一面をどんどんアピールしていきたいなと思っています。

――フルーティー盤には、『君のため作った歌』を収録しています。今度は、おかゆさんから聞きどころを教えてもらえますか。

新岡ゆう 『君のため作った歌』は歌詞を読んでもらえたら伝わると思いますが、ファンの方に向けたメッセージがけっこう込められています。レコーディングをしたときにも、ファンの方々のことを思い浮かべながら歌っていたら気持ちが込み上げてきて泣きそうになりました。今でも音源を聞くたびに、ファンの人たちと作ってきたいろんな思い出が甦ってきて泣きそうになるし、ライブで歌うときも涙腺が緩んでヤバくなるくらいです。それくらい気持ちを揺さぶる曲を歌えるのっていいですよね。

――葵さんは、どんな思いを持っています??

横山葵  もともと『君のため作った歌』は、先輩たちが歌ってきた楽曲なんです。この曲は、ファンの人たちへ向けたメンバーからの感謝の気持ちを伝える歌。わたしもおかゆと一緒で、歌うたびにいろんな思いが込み上げてきて、涙がほろほろしちゃいます。以前のバージョンには以前のバージョンらしい良さがあれば、今のフルーティーが歌う『君のため作った歌』には、今のフルーティーだからこその良さを詰め込んでいます。こうやって、先輩方が歌い繋いできた大切な曲を私たちも受け継ぐことが出来れば、音源にして残せたことはとても嬉しいです。

もっち  最初に『君のため作った歌』を音源化したのが2017年のこと。まだ、わたしがいた頃に一度『君のため作った歌』を音源化しています。

――最後は、結菜さんですね。

葉山結菜  とにかく歌詞がすごくいいんですね。曲調やメロディーも素敵だから、曲が流れてきた瞬間に涙腺がヤラれてしまいます。

横山葵  なぜか、メンバーみんな涙腺ヤラれちゃうんだよね。

葉山結菜  そうなんです。すごく心に響く楽曲だから、歌うたびに涙腺崩壊しそうで、どう泣かずに思いを届けるように歌えるかが、私たちの中では勝負になっています。


Tokyo Storyが歌う『カラフルリレーション』と『RE START!』の聞きどころは…。


――続いては、Tokyo Storyさんお願いします。まずは、全盤共通曲として収録した『カラフルリレーション』からお願いします。

もっち 『カラフルリレーション』は、Tokyo Storyとして活動を始めた頃から、この3年半ズーッと歌い続けてきた楽曲。その曲を初のメジャーリリース盤に収録できたのが、まずは嬉しかったことでした。私たち、とくに初期メンバーはみんな、 上京したうえで勝負をし続けてきたけど、なかなか満足のいく結果を出せずにここまで来ています。だからこそ、今回メジャーリリース盤に参加できたこともそうだし、大切にしてきた『カラフルリレーション』を音源化できたのが本当に嬉しいことでした。
  『カラフルリレーション』は、楽曲だけを聴いたら可愛いアニソンのようであり、元気を与えてくれるTokyo Storyらしさを持った曲になっています。まさに、今の私たちを代表する曲が『カラフルリレーション』です。

横山葵  すっごいトーストさんっぽいなと、私たちも感じます。

もっち  いつも可愛くて元気いっぱいなTokyo Storyらしさを、『カラフルリレーション』から感じてください。 

――次は、夏恋さんお願いします。

齋藤夏恋  わたし、CD音源自体に自分の歌声が入るのが初めてになります。それが、すごく嬉しいのが一番の感想なんですけど(笑)。最初にメンバーみんなで「どういう曲を収録しようか」というお話をしていました。結果、聞くたびに元気をもらえる、Tokyo Storyらしい楽曲を収録できたことは、わたしもすごく嬉しかったです。『カラフルリレーション』も、もう1曲入れた『RE START!』もそうですけど。「頑張りたい」と思うときに元気をもらえる楽曲だから、めっちゃ好きです。

――次は、アユカさんかな。

葉月アユカ  わたしも、ちゃんとしたレコーディングは今回が初めてだったから、歌入れはすごく緊張しました。『カラフルリレーション』は、卒業したメンバーの方が付けてくださった振り付けだったりなど、これまてのTokyo Storyの歩みをいろいろ背負ってきた曲だから、そういう想いも背負いながら歌い継いでいけるのが、わたしは嬉しいことでした。ただ、『RE START!』もそうですけど、どう自分なりの色を持って『カラフルリレーション』を歌うかにはちょっと苦労しました。

――最後は、ありすさんですね。

星宮ありす  『カラフルリレーション』には、作詞・作曲・振り付け・衣装などなど、いつもTokyo Storyの楽曲でお世話になっている作家の南間優さんを筆頭に、Tokyo Storyを卒業したメンバーたちの手がけた成果や想いが詰め込まれています。みんなの想いを背負った楽曲を、今回メジャーリリースできることが本当に嬉しいんですね。ここへ至るまでにもいろんなつらいことは多かったけど、あきらめずにTokyo Storyを続けてきて本当に良かったなという形が、ここに生まれました。

――Tokyo Story盤には、『RE START!』を収録しています。今度は、ありすさんから、この曲の聞きどころを教えてください。

星宮ありす  5人編成で始まったTokyo Storyですが、一時期、そこから7人編成に進化しました。だけど、そこから約半年の間にメンバー5人が次々と卒業し、わたしともっちだけの2人体制になってしまいました。それが、ちょうどコロナ禍で大変だった時期なんですけど。2人体制で頑張っていく中、踏ん張って、踏ん張って活動を続けてきましたが…。

もっち  新メンバーを入れないと、Tokyo Storyは進化も成長もしていけないと思って…。

星宮ありす  そこから新メンバーを探し始め、4人編成になりました。そのときにいただいた楽曲が『RE START!』で、今は卒業した加入メンバーが、あのときのTokyo Storyの想いや決意として『RE START!』の歌詞を書いてくれました。
  『RE START!』には、ここから再出発だという想いが詰め込まれています。「何度だってここから始めよう」と歌うたびに、4人編成で再スタートしたときの気持ちに戻れれば、歌うたびに「ここから頑張ろう」というパワーが漲ります。この先、また心折れそうなことがあっても、私たちは『RE START!』を歌うことで元気になれる。何度挫けそうになっても、『RE START!』を歌うたびに何度だって立ち上がれちる。『RE START!』は、そういう曲です。

――アユカさんは、『RE START!』をどんな気持ちで受け止めています?

葉月アユカ  『RE START!』は、わたしが加入したときにいただいた初めてのオリジナル曲。それまでにTokyo Storyが歌ってきた楽曲はライブ映像があるから、それを見て歌やダンスを覚えていましたけど。『RE START!』は、自分たちがオリジナルになるから、どう自分の色に染めて歌うのか苦労したのを思い返しました(笑)。わたし、この曲を歌うたびに原点の気持ちを思い返せるから、大好きな歌です。

――次は夏恋さんですね。

齋藤夏恋  わたし、初めて『RE START!』に触れたのはまだ研修生の頃で、ライブを通してでした。あのときから、曲がすごくキャッチーだなと思えば、わたしも歌いたいとずーっと思っていました。わたし、『RE START!』の振り付けが好きなんです。この曲の振りには、以前に歌っていたオリジナル曲の振り付けもさりげなく取り入れているように、とてもエモいんですね。そこがすっごくお気に入りです。 

もっち  さっきも話に出ていた、2人編成で活動していた頃は、メンバー2人とも本当にしんどさを覚えていました。あの当時は、もっともっと成長したいのに、どうしても成長の限界を覚えていたから、2人の中で「辞めようか」という選択肢も頭の中に入れてました。それでも辞めなかったのは、どんな状況下でも、2人を本気で応援してくださるファンの方々がずっと後押ししてくださっていたからなんです。それで、新メンバーを募集することを決め、アユカちゃんと、今は卒業したもう一人のメンバーが入り、その後、研修生として夏恋ちゃんが加わりました。結果、今は夏恋ちゃんが昇格し、今の4人編成に落ち着きました。
  『RE START!』の歌詞を書いたのは、新メンバーとして加入しつつも、訳あって卒業をしたメンバーの子なんですけど。彼女も辞めたくて辞めたわけじゃないし、過去に卒業したメンバーたちも、いろんな理由があって卒業をしています。そういう歩みもわかったうえで、ここから始める想いを書いてくれたように、この歌詞は本当にわたしの胸に響きました。しかも曲調も好きだったことから、どうしても自分で振り付けをしたくて、『RE START!』の振り付けをわたしが担当しました。それくらい思い入れの強い楽曲だったからこそ、ミーティングのとき「『カラフルリレーション』ともう1曲入れたいんだけど、何にする?」と提案を受けたとき、わたしが真っ先に「『RE START!』でお願いします」と言って(笑)。結果、収録になった楽曲でした。


お互いの収録曲の印象は??

――お互いの収録曲の印象も聞かせてください。

横山葵  2曲とも好きですけど。フルーティーとして『RE START!』を歌ってみたいです!!

もっち  それ、嬉しいです。他の方にも、よく「『RE START!』を歌ってみたい」「『RE START!』の踊ってみたをやりたい」と言われるように、そういう言葉ってすごく嬉しいですよね。

横山葵  Tokyo Storyさんって、メンバーの仲の良さがライブにすごく出ているんですけど。収録した2曲からもそれを感じれば、聴いてて明るく元気な気持ちになれるところが大好きです。

もっち  わたし、初めて『必然Lily』を聴いたのが、ライブでのこと。びっくりするくらいにいい曲で、しかも、ダンスの見せ場も多ければ、そこへ込めた気持ちもめっちゃ伝わってきました。それくらい、たくさんの想いが『必然Lily』には詰め込まれているなぁと感じました。
  個人的には、『君のため作った歌』を歌ってくれたことに嬉しさを感じています。わたし自身、『君のため作った歌』が大好きだったから、ずーっと歌い継いでもらいたい気持ちがありました。でも、長く続けていけば新しい曲も増えるように、過去の曲がどうしても埋もれがちになるのは、フルーティーに限らず、どこのグループにもあることじゃないですか。だからこそ今回、今のメンバーで『君のため作った歌』を歌ってくれたことが本当に嬉しかったんです。これからも長く歌い継いでもらいたい、本当に名曲です。


おーっ!!


――最後に、互いにエールを送って対談をシメようか。

星宮ありす  フルーティーさんに負けないように頑張りたいけど、お互いに頑張りましょう!!

全員  オーッ!!

葉山結菜  いつも元気あふれるTokyo Storyさんのパワーを私たちも吸収しつつ、これからもお互いに高めあっていけるように頑張りましょう!!

全員  オーッ!!


TEXT:長澤智典


 

<インフォメーション>


『北海道から全国へ』を合言葉に、北海道を拠点に活動する、北海道No.1アイドル事務所『ライブプロ』
V.A.
(フルーティー/HAPPY少女♪/G.E.E.K/Tokyo Story/One of one Love)
『LP - colorful -』
2022.7.19 On Sale
<価格>各¥1,200(税込)
<品番> QARF-60117〜60121
販売元:コロムビア・マーケティング株式会社
発売元:株式会社ロックフィールド  


JKT
QARF-60117 フルーティー盤
【フルーティー盤】
必然Lily
HAPPYラビリンス
NEXT STAGE
First Love
カラフルリレーション
君のため作った歌


QARF-60120 G.E.E.K盤
【G.E.E.K盤】
必然Lily
HAPPYラビリンス
NEXT STAGE
First Love
カラフルリレーション
Destiny


QARF-60121 One of one Love盤
【One of one Love盤】
必然Lily
HAPPYラビリンス
NEXT STAGE
First Love
カラフルリレーション
I Love you,I need you


QARF-60118 HAPPY少女♪盤
【HAPPY少女♪盤】
必然Lily
HAPPYラビリンス
NEXT STAGE
First Love
カラフルリレーション
SA・KU・RA


JKT
QARF-60119 Tokyo Story盤
【Tokyo Story盤】
必然Lily
HAPPYラビリンス
NEXT STAGE
First Love
カラフルリレーション
RE START!


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